Archive for the ‘H’ Category

HALFORD / Resurrection

HALFORD / Resurrection
Release : 2000
Label : Victor

HALFORD の 1st アルバム。Rob Halford の Metal 復帰作。


#1、Metal God が新たに掲示する Metal Anthem 。イントロのスクリームですでに骨抜きですな。 #2、モロ”HELLOWEEN / I Want Out” なギターがアレだが、所謂典型的 JUDAS PRIEST の2曲目って感じでいいね。 #3、モダンさを強調したであろう曲。少々平坦ではあるものの、なかなか楽しめる。 #4、キャッチーなギターメロが素晴らしい佳曲。 #5、前半静かに後半は激しく、という IRON MAIDEN 風の展開を見せる曲。 #6、いかにも Roy Z なリフが美味しい。 #7、昨今のメロディック・メタルのような印象を受ける。新旧METALの融合って感じだね。 #8、哀愁漂うサビメロがいいねぇ。 #9、怪しメロのギターがいい。唄メロは微妙かな。 #10、短いが聴きやすいサビメロがなかなか。 #11、アメリカン・メタルのような乾いた音質が印象的な曲。敷居を広げていくのはいいことだね。 #12JUDAS PRIEST ばりのツインリード・ソロが素晴らしいね。( 流石に本家以上とは言えないけど・・・。 ) #13、曲名からすでに 2nd を彷彿させる。#1、2 に次ぐキラーチューン。 #14、#6 に酷似したリフがアレだな。#6 よりもこっちのがいいかも。


Rob Halford の復活の手助けをした Roy Z に感謝の意を伝えなければならないな。最高の復活ソロ・アルバムだ。

評価:88

HALFORD / Live Insurrection

HALFORD / Live Insurrection
Release : 2001
Label : Victor

METAL GOD” 復活作 “Resurrection” を引っさげてのヨーロッパ公演を収録した究極のライブ・アルバム。


めんどくさい曲の感想なんて抜きにして、”最高のライブ・アルバム” である。オーディエンスの歓声も余すところ無く録音されているので、まるでその場にいるかのような臨場感が味わえる。まさに神。神の名に相応しい。

評価:100

HALFORD / Crucible

HALFORD / Crucible
Release : 2002
Label : Metal Is

HALFORD の 2nd アルバム。


#1、インスト。 #2、イントロのベースは良かったがそれ以降がどうも煮え切らない。 #3、典型的 JUDAS PRIEST の3曲目って感じ。唄メロが POP 過ぎやしないか ? #4、前作の “Resurrection” クラスの名曲。アグレッシヴな Rob の歌唱が堪りません。メロディアスなソロもいいねぇ。 #5、北欧デス・メタルやスラッシュ・メタルのような音質が興味深いね。 #6、モダン、というか何というか・・・。 #7、妖艶なメロディが印象的だが、なんとも言えない煮え切らなさが残るなぁ。 #8、単調。流石にこれはやばくないか ? #9、速くなる後半がいいね。前半はちょい厳しいけど。・・・Rob のデスヴォイス、結構サマになってるね。 #10、一瞬、CHILDREN OF BODOM かと思ったよ (笑) 。 #11、つ・つまらない。 #12、これまた北欧チックな曲だ事。 #13、退屈。 #14、退屈。 #15、#11 に同じ。


ブックレット ( 歌詞カード ) の “神たる者の威厳” が曲に現れていない。#4 と #9 がなかったら “JUDAS PRIEST / Demolition” の二の舞になっていたかもしれない。持ってるのは輸入盤なんだけど、日本盤のボートラはどうなんだろうね、Betrayal 以上の曲はなさそうだけど・・・。

評価:25

HALFORD / Winter Songs

HALFORD / Halford III : Winter Songs
Release : 2009
Label : Metal God Entertainment

Rob Halford のソロ・アルバム第3弾にしてクリスマス・ソングのカバー集。


唯一の新曲 #1. Get Into the Spirit は Rob の十八番であるスクリームが聴け、ギターソロ前のピアノ・バッキングなど、アレンジに秀でた佳曲。#1 以外で Metalic なのは #2. We Three Kings くらい。#3~10 はロック調にアレンジされた冬モノ・ソング。

正直、クリスマスにコレを聴こうとは思えないし、イヴのデート用 BGM にコレを用意するなんてのは勿論あり得ない。「クリスマス・ソングも Metal じゃなきゃイヤだ!」という人がいるかどうかは判らないけど、そういう人には向いてるんじゃないかな。まぁ “メタル・ゴッドの気まぐれ” だと思えばね。

ただ、次作は真っ当な Metal Album を期待したいね。

評価:40

HALFORD / Made of Metal

HALFORD / Made of Metal
Release : 2010
Label : Metal God Records

HALFORD の 4th アルバム。


ギャロップ・ビートが微笑ましい #1. Undisputed,様式美パワー・メタルな #2. Fire and Ice,そして、METAL-GOD スクリームが堪能できる #14. The Mower の3色の曲を軸に初期~中期 JUDAS PRIEST を彷彿させる曲が散りばめられた、という印象。

目新しい事はないし、もはや全盛期のような声は出るはずもないが、こうして新しいメタル・アルバムを聴かせてくれるんだから個人的にはそれだけで十分だね。

評価:69

HAMMERFALL / No Sacrifice, No Victory

HAMMERFALL / No Sacrifice, No Victory
Release : 2009
Label : Nuclear Blast

北欧最大の ‘金太郎飴’ バンド、HAMMERFALL の 7th アルバム。Gt に Pontus Norgren (ex-THE POODLES) が加入。


#1:シンガロングが楽しそうな曲。 #2:劣化した IRON MAIDEN としか言いようがないな。 #3:いかにも、なリフはいいが、唄メロがつまらん。 #4:疾走曲。速いだけで面白みがない。 #5:イントロの大仰なオルガンのみが最高。 #6:なんて曲名だ…。 #7:インスト。鬼才 Jens Johannsson がゲスト参加。他の曲でもこのくらいダサーいメロディを使わんとな…。しかし、Jens は流石。 #8:移民の歌…。 #9:退屈。 #10:Andi 期 HELLOWEEN みたいな曲。こういう曲だと Vo の線の細さがよけいに致命的に聞こえるな。 #11:リフが面白い。


Gt が変わっても従来の ‘金太郎飴’ 具合は相変わらず。インストの #7 みたいな曲を唄有りで作れれば何も言うことはないんだが、このバンドの歴史を考えると、奇跡でも起こらない限り無理そうだってのが残念でならない。

評価:31

HARDLINE / Leaving the End Open

HARDLINE / Leaving the End Open
Release : 2009
Label : Frontiers

Johnny Gioeli (Vo) 率いる メロディアス・ロック・バンド、HARDLINE の7年ぶりの 3rd アルバム。


親しみやすい哀愁メロディが軽快なリズム (このハイハットのパターンはかなり気に入った。) に乗る佳曲 #2. Falling Free,Josh Ramos (Gt) の素晴らしいソロがフューチャーされた #3. Start Again,美しすぎるメロディを持つ感動的なバラード #7. In This Moment、などの強力な曲が絶妙なバランスでアルバムに統一感を与え、引き締めている。AOR 的なハード過ぎない曲調も心地いい。
しかしアレだ。RAMOS-HUGO といいコレといい、Josh Ramos 、ホントいいメロディを弾くなぁ。

評価:67

HAREM SCAREM / Hope

HAREM SCAREM / Hope
Release : 2008
Label : Frontiers

HAREM SCAREM の 11th アルバムにしてラスト・アルバム。


#1-5,7,8:聴き易いメロディアス・ハードロック。流石だ。#6:リズミアルなリフがいいね。#9:飛翔感のあるサビメロが美味しい。#10:HAREM SCAREM 最後の曲。美しいバラードだ。#11:ボートラ。


全曲それなりにいい曲でいいアルバムだと思う。全ての曲が同じような曲調で一撃必殺クラスの名曲がないのが残念だが、ラスト・アルバムとしては優秀の美を飾れたのではないだろうか。

評価:67

HARMONY / Chapter II:Aftermath

HARMONY / Chapter II:Aftermath
Release : 2008
Label : Ulterium

スウェーデン産メタル・バンド HARMONY の 2nd アルバム。Daniel Heiman (ex-LOST HORIZON) がゲスト参加。


#1-6:退屈。#7:キラキラ疾走曲。Daniel Heiman が Vo 。疾走曲だってのもあるが、彼が歌うだけでここまで曲の出来が変わるとは・・・。Daniel Magic だとしか言いようがない。#8-11:退屈。


Daniel Heiman の為に2500円だせってのはアレだが個人的にはその価値はあるかと。他の曲は全て “退屈” と一蹴したが、決して聴けないものではない。( Daniel の唄った曲だけが異様な魔法にかかっていて他の曲の魅力を完璧に消し去っているのは事実だけど・・・。 )

評価:31

HARTMANN / 3

HARTMANN / 3
Release : 2009
Label : Sonic11

Oliver Hartmann (Vo,Gt/ex-AT VANCE) 率いる HARTMANN の 3rd アルバム。


#1. I Won’t Get Fooled Again こそキャッチーでメロハーな曲だが、それ以降は退屈なハードポップ風の曲が続く。AVANTASIA の活動で盟友となった? Tobias Sammet (Vo/EDGUY, AVANTASIA) がゲスト参加した #10. Brothers も “Tobias と唄う曲なのにこの程度でいいのか?” と思わせられてしまう。自分の名前を冠したバンドだし、好きなようにやればいいと思うけど、これじゃ Oliver Hartmann 自身の飼い殺しだとしか思えない。

評価:15

HAWAIIAN6 / Beginnings

HAWAIIAN6 / Beginnings
Release : 2005
Label : Pizza of Death

国産パンクバンド。その中でも特に HR/HM に通じるものがある “らしい” HAWAIIAN6 の 2nd アルバム。


#1、疾走感を予感させるイントロから見事なスネア裏打ち疾走。メロディは聴き易くて良い。 #2、これはメタルですよね。確かにメタルというには軽いのだが、疾走しすぎじゃないのか。 #3、疾走感もさることながら唄メロが非常にいい。サビメロを期待通りにテンポダウンさせるのが○。 #4、パンク/メロコアっぽいメロディ。メタル臭はあんましない。 #5、サビ直前のシャウトがいいね。これも他の曲より軽い感じ。 #6、疾走しすぎ(笑) サビがちょっと速すぎるかも。DRAGONFORCE 級のテンポだよ・・・・・・。 #7、表打ちが心地よい曲だね。メロディもいいし、これベストチューンかも。 #8、あら。よくあるパンクになった。GREENDAY とか OFFSPRING みたいって言えばあってるかな? #9、遅めに始まるけど結局疾走するのか。 #10、メロディがちょっと弱いかな。ここまで聴き通してくるとマンネリ感が見えてくる。 #11、流石に最後は疾走させなかったか。これもよくあるパンクっぽい。


HR/HM 視点から見ても悪くない。けど、一番長い曲で 3:15 しかない。パンクがそういう方向性を持っているのかどうかは良く知らないのでなんとも言えないが、一曲くらい5分くらいの曲が欲しいところ。11曲で計31分っていうのも不満が残る。後はまぁ、バラード一曲入れるとかね。

評価:31

HEADHUNTER / Parasite of Society

HEADHUNTER / Parasite of Society
Release : 2008
Label : AFM

DESTRUCTIONSchmier 率いる HEADHUNTER の 4th アルバム。


#1:インスト。 #2:これぞジャーマン・スラッシュと言わんばかりのアグレシヴなリフがいいね。 #3:パワーメタルかと思うほどにメロディアスな展開に痺れるね。間違いなくアルバムのリーダー・トラックだね。 #4:ダークな前半から超キャッチーな後半になだれ込む様は悶絶必死。 #5:ギターソロのカッコよさは異常。 #6:アコギの美しい調べと哀愁あるメロディが印象的な佳曲。 #7:攻撃的な中に見え隠れするキャッチーなメロディが美味しすぎる。 #8:退屈。リフは面白いんだけどね。 #9:曲はいいが、唄メロが煮え切らない。もう少しキャッチーに出来ればね・・・。 #10:退屈。 #11:退屈。リフは凄くいいんだけどね。 #12JUDAS PRIEST のカバー。


後半ダレるな。前半はそれなりにキャッチーでスムーズに聴けるんだけどね。まぁ #3 が凄くいい曲だから個人的は満足かな・・・。

評価:51

HEARSE / In These Veins

HEARSE / In These Veins
Release : 2006
Label : Soundholic

Johan Liiva ( ex-ARCH ENEMY ) 率いるデス・メタル・バンド HEARSE の 4th アルバム。


#1、いいねぇ、この必死な Vo 。キャッチーなサビは好きかも。 #2、印象的なリフと変なエフェクトをかけた Vo が面白いよ。最後のタム回しとギターの絡みもなかなか。 #3Dave Mustaine みたいな Vo も Johan ? #4ARCH ENEMY っぽいリフだね。うーん、もう少し捻りが欲しいところ。 #5、エモーショナルなギターソロは美味しいけど、短くないデスカ? #6、ギターソロ直前の 「カモーン」がカッコ良すぎてもう・・・。この一瞬だけで十分満足。 #7、メロスピ並にキャッチーなリフが効果絶大。トレモノリフに合わせたブラストビートも堪らなく素晴らしい。 #8、インスト。”JUDAS PRIEST / The Sentinel” っぽいね。 #9、キャッチーなギターに先導されるサビが素晴らしいね。 #10、ボートラ。キャッチー。


多少なりキャッチーなパートもあるが、基本的にはオーソドックスなデスメタルだ。余りにシンプルな展開に多少飽きてしまう事もあるが、上手くまとまっているので気負いすることなくサラッと聴き流せる。
結論 = #6 の 「カモーン」 が最高。

評価:59

HEARTLYNE / No Retreat No Surrender

HEARTLYNE / No Retreat No Surrender
Release : 2009 (1986)
Label : King

Tommy Heart (Vo/FAIR WARNING, SOUL DOCTOR)FAIR WARNING 加入前に Chris Lyne (Gt/SOUL DOCTOR) と共に結成したハードロック・バンド HEARTLYNE の幻のデビュー・アルバム。初 CD 化。


現在の SOUL DOCTOR と同様に ( 初期の ) FAIR WARNING ほど魅力のある曲はないが ( ドイツ産 VAN HALEN って感じ ) 、Tommy の若い頃の唄声が聴けるのは嬉しい。そういう意味では価値のあるアルバムなんじゃないかと。

評価:28

H.E.A.T / Freedom Rock

H.E.A.T / Freedom Rock
Release : 2010
Label : Marquee

スウェーデン産メロディック・ロック・バンド H.E.A.T の 2nd アルバム。


純粋な Rock ‘n’ Roll の #1. Beg Beg Beg,透明感のある #3. Danger Road,ポップな唄メロが大衆受けしそうな #5. We’re Gonna Make It to the End,EUROPE が能天気になったような曲の #12. I Can’t Look the Other Way など前作よりも耳に残る曲が多いのは嬉しいね。

ただ、個人的に求めていたのとは若干違う方向性に行ってしまった…。(まぁ、これはこれで悪くないけどね。)Tobias Sammet がゲストで唄う #2. Black Night はあまりその恩恵を受けてないような。

評価:47

H.E.A.T / Address the Nation

H.E.A.T / Address the Nation
Release : 2012
Label : Earmusic

シンガーに Swedish Idol 2009 優勝の Erik Grönwall を迎えた、メロディック・ロック・バンド H.E.A.T の 3rd アルバム。


前作は北欧バンドっぽくないアメリカンな印象があったが、今回は完璧に北欧ハードポップに仕上げてきたようで何より。

全曲素晴らしいクオリティな中、80’s 風のシンセ・サウンドが全快のキラー・チューン #2. Living on the Run,超 BON JOVI 風ハードロック #8. Heartbreaker なんかはリーダー・トラックとして十分以上の出来なんだけど、そんな中でサクソフォンが大活躍し、ひと際異彩を放つ #6. In And Out of Trouble が素晴らしい。

前作までは “何かが足りない” 感じがあったけど、雲が晴れたかのようにその感じがなくなったね。

評価:88

HEAVEN & HELL / The Devil You Know

HEAVEN & HELL / The Devil You Know
Release : 2009
Label : Rhino

Dio 期 BLACK SABBATH のメンバーでツアー限定の再結成をし、大成功。その勢いに乗って作った HEAVEN & HELL の 1st アルバム。


#1:後期 Dio SABBATH そのもの。 #2:#1 とどう違うのか? #3:Iomi 特有のドゥーミーなリフが程よい様式 ( 名曲 Heaven & Hell を彷彿させる ) と共に迫ってくる曲。 #4:おどおどしいリフに絡みつくような唄メロが美味しい曲。 #5:展開が他の曲と一緒・・・。 #6:テンポがもっと速ければこの最高のリフが映えたのにな・・・。 #7:アルバムのリーダートラック。アルバム “Heaven & Hell” 路線好きにはこの曲。 #8:#1 に同じ。 #9:せっかくのアップテンポなのに唄メロで損してる感が否めない。 #10:ドゥームさはアルバム中最高。唄メロがしんどい・・・。


HEAVEN & HELL という名義なだけに、名盤 Heaven & Hell 路線を期待してしまうが、出来上がってきたものを聴けば事前の予想 ( The Dio Years 収録の新曲 ) どおり “Dehumanizer” の方向性。もはや第2の Die Young を作ってくれとは言えないし、進化し続ける事を願うのも酷だ。まぁ、アルバムがリリースされただけでも奇跡だということで。

評価:50

HEAVENLY / Sign of the Winner

HEAVENLY / Sign of the Winner
Release : 2001
Label : Victor

仏産メロディック・メタルバンド HEAVENLY の 2nd アルバム。


#1、クラシカルなインスト。 #2、宇宙人と友達になる Xametalic な佳曲。 #3、クサみの強くなった HELLOWEEN タイプ。 #4、Xametaler’s Anthem 。世界はもっと良くなるさ。 #5、HEAVENLY 版 March of Time 。 #6、ヨジエンジェル。GAMMA RAY 。 #7、ANGRA 風の 速くてクサい曲。 #8、QUEEN + How Many Tears 。 #9、I’m Alive 。 #10、・・・これも何の曲かわからないが、引用メロが・・・。 #11、インスト。


名盤・・・なんだけど、「あれ、ここのパートってあのバンドのあの曲じゃない?」という、所謂パクリッシュなパートが多すぎる。色々なバンド達が生み出した名フレーズをパッチワークのようにしてつぎはぎにした、と言うのが正しいか・・・。そーゆーのが受け入れられるならめろすぱーさんは気に入るんじゃないかな。むしろ、ウォーリーを探せをやってる気分でパクリッシュ・フレーズを探して楽しめるくらいじゃないとね (笑)

評価:72

HEAVENLY / Dust to Dust

HEAVENLY / Dust to Dust
Release : 2004
Label : King

仏産パッチワーク・メタルバンド HEAVENLY の 3rd アルバム。


#1、インスト。 #2、疾走する前半とミッドテンポの中・後半に分かれた曲。 #3EDGUY っぽいコーラスが印象的。 #4、前作の The Angel 風の曲。 #5、ドラマーの人はバスドラを連打する以外のアイディアを出さないのか? #6、個々のパートはそれなりにいいんだけど、切り貼り感がありすぎ。 #7、インスト。 #8、Egale Fly Free 。コンセプト性の薄い直球なメタル。シンプルでいい。 #9、いつの曲だかしらないけど 2003 Version 。X Japan っぽいとこがあるね。 #10、イントロのドラムは GAMMA RAY へのオマージュ?てか曲自体がそうか。 #11、コージードラムがいいインスト。ギターは GAMMA RAY / Henjo へのオマージュ? #12、長いって。 #13、感動的なバラード。 #14、この曲のせいで #13 の印象が・・・。


相変わらずのパッチワークさは健在。そこに冗長さを加速させるコンセプトが相まって長い長い。トータル 75 分ってのはちょっとやりすぎ。気に入る人も、勿論いるだろうけど、個人的には長すぎてコンセプトを楽しむ気になれない。#8 , 13 をたまーに再生するくらい。次回作はもっとシンプルなのをお願いしたいね。

評価:66

HEAVENLY / Virus

HEAVENLY / Virus
Release : 2006
Label : Marquee

一時期の ANGRA のように空中分解しかけたが、見事に復活を遂げたオマージュマスター HEAVENLY の 4th アルバム。


#1、唄メロがモロ GAMMA RAY 。流石だ (笑) #2、#11 の日本語版のせいでどうも印象がアレ。サビの爆発音とか、カッコイイんだけどね。 #3、JUDAS PRIEST というよりも JUDAS をオマージュした GAMMA RAY っぽい。Ben SottoKai Hansen 歌唱は面白いね。 #4、めろすぴへっどばんかーの人のための疾走曲。キャッチーな唄メロがいいね。 #5Tony Kakko (SONATA ARCTICA) がゲスト。 #6、新メンバーの Olivier、起承転結のあるいいソロ弾くなぁ・・・。 #7、彼ららしいコード進行がいいね。Bメロからサビへの繋げ方が最高。こりゃ The World Will be Better 級だわ。モロ GAMMA RAY だけど。 #8、カバーらしい。ユーロビートメタル。Tanja ( LULLACRY ) がゲスト参加。・・・LULLACRY、チェックせんといかんな (笑) #9、キャッチーで明るい疾走曲。これを本編最後にもってきたのは正解かもね。 #10、この曲の Vo って Ben? まぁ、普遍的なメロディック・メタルだね。 #11、聞き取り不可。最悪さーそーっけのー。そして学校の石にキュウリを吸う、で酢飯を・・・。


前作のような冗長さを懸念したであろうシンプルな作りは個人的に嬉しい。新 Gt の Oliver は Kiko Loureiro を彷彿させるテクニカルなソロを弾くし Ben の GAMMA RAY メロ & 歌唱も好印象。是非 GAMMA RAY と一緒に来日して欲しいね。

評価:82

HEAVENLY / Carpe Diem

HEAVENLY / Carpe Diem
Release : 2009
Label : Marquee

フランス産パッチワーク・メタルバンド HEAVENLY の 5th アルバム。


モダンなリフで幕を開けるも EDGUY 風のミドルチューンを展開する #1. Carpe Diem,終始キャッチーなメロディで耳を引く #2. Lost in Your Eyes,QUEEN へのオマージュ全開のバラード #3. Farewell,彼ららしい劇的な展開を演出する #5. A Better Me,2nd に収録されてても違和感のない劇メロを持つ #6. Ashen Paradise,そして、Beethoven の Symphony No.9 のメロディを引用したメロディック・スピードメタルの王道 #8. Ode to JoyOliver Hartmann (Vo/HARTMANN, ex-AT VANCE) がゲストで唄う #9. Save Our Soul 。と、今作も前作に引き続き捨て曲が見当たらない素晴らしい出来だ。いやぁ、ここまで強力なアルバムだとは思ってなかったよ。

日本盤ボーナストラックは Kiko Loureiro っぽいテクニカルなギタープレイが大活躍するインスト。

評価:89

HEED / The Call

HEED / The Call
Release : 2005
Label : Marquee

Daniel Heiman (ex-LOST HORIZON) 率いる HEED の 1st アルバム。


#1:インストSE。 #2:ダークでスローな正統派 Metal 。 #3:キャッチーなサビメロが印象深い曲。サビ以外の唄メロが弱いのが惜しい。 #4:キラーチューン。一切隙がない。素晴らしい超音波ハイトーンも聴ける。Fredrik Olsson のコンパクトながら起承転結の効いたソロもいいね。 #5:唄メロが惜しい。 #6:#5 bに同じ。 #7:煮え切らない。ギターソロは結構いいんだけどね。 #8:#3 と同じくサビメロは文句なしにいいんだけど・・・。 #9:全体的に掛かってるエフェクトで損してるもったいない曲。アルバム1カッコイイリフもこれじゃぁね。 #10:退屈。 #11:Daniel の甘い中音域の歌声が聴ける。 #12:HR/HM の数あるバラードの中でもトップクラスに位置するであろう素晴らしい曲。 #13:シークレットトラックで入ってるデス・メタルみたいな曲が気になる・・・。


09年現在、活動停止してしまったのが残念でならない。#4 みたいな曲を量産してくれること願ってたし、2nd の曲になるはずだった Demo の出来も非常に良かったんだけどね。Daniel は Tim ‘Ripper’ Owens と並んぶ新世紀最高クラスの Metal Singer だけにどんな形であれ頑張って欲しいね。

評価:51

HELL / Human Remains

HELL / Human Remains
Release : 2011
Label : Nuclear Blast

奇跡の再結成・復活を果たした HELL の 1st アルバム。


当時をリアルタイムで知るわけではないので、彼らがどんな歴史を辿ってきたかとか言うよりも全くの新人として聴いているわけだが、正直このレベルのバンドが当時消えてしまっていたなんて本当に勿体ない。しかし、そんなバンドが今になって復活するのだから、何かが一巡したという事なのか…。

復活劇の原動力でもあった Andy Sneap(G) の貢献は勿論のこと、最大の功績は David Bower (Vo) の最高に胡散臭くオカルト・テイストな歌唱だろう。言うなれば、より正統派メタルに特化した King Diamond か…。しかしそこまで人を選ぶ声ではなく、妙な聴きやすさもあわせもっている。この2つの要素がこのアルバムを名盤へと押し上げている要因であるのは間違いないだろう。捨て曲らしい曲も全く見つからないしね。

より NWOBHM で聴きやすく、オカルト風味が強い KING DIAMOND が正解か…。ともかく、これをリアルテイムで聴けてうれしいよ。単独はまだキツそうだから LOUDPARK 辺りで来日はいかがでしょう?

#2. On Earth as It is in Hell (PV)

評価:90

HELL / Curse & Chapter

HELL / Curse & Chapter
Release : 2013
Label : Nuclear Blast

奇跡の復活を遂げた HELL の 2nd アルバム。


JUDAS PRIEST 風の王道メタルに乗るヒステリックな Vo がカタルシスを届ける #2. The Age of Nefarious,絶妙なオドロオドロしさがある3連の #3. The Disposer SupremeQUEENSRYCHE 風のコーラスが印象的な #4. Darkhangel,リフで押す正統派 NWOBHM ながら、要所要所でとてつもないクサさを発する #8. Something Wicked This Way Comes,カラフルな展開美を持ち、ソロで IRON MAIDEN が顔を覗かせる名曲、 #10. Land of the Living Dead,キャッチーなバッキングやオカルチックな展開が素晴らしい #12. A Vespertine Legacy

前作もかなり良かったが、それを凌ぐ素晴らしい出来。NWOBHM だが、古さを全く感じさせないアレンジ力も流石。見た目も曲も最高にマッチしている、いかにもフェス向きなバンドなので、是非とも LoudPark 等で来日して欲しいね。

評価:92

HELLOWEEN / Walls of Jericho – Judas – Helloween

HELLOWEEN / Walls of Jericho - Judas - Helloween
Release : 1986
Label : Victor

バンド初期の EP とその後のフルレンスアルバムをくっ付けた、記念すべき HELLOWEEN の 1st アルバム。


#1、「 Happy Happy Halloween・・・ 」、そして Kai の咆哮が。メロディを唄うのが精一杯な風邪っぴきの鼻声が失笑を誘うけど、名曲なのは確実。 #2、実は鼻声がいい感じな名曲。 #3、面白いリフが楽しい。これは流石に Vo が酷いな。展開がいいだけに口惜しや。 #4、音程が合ってない? いい曲なんだけどね。笑うしかないな。こりゃ。 #5、バラードだと思ったらいきなり疾走し始める。Vo が酷い。許容範囲を超えている(汗) #6、#1のメロディを管楽器で表現しました、なインスト。 #7、メロディック・メタルはここから始まった!? 風邪が治ってもまだ厳しい Kai Hansen の歌唱。 #8、Weikath の、まだまだ発展途上を感じさせる曲。 #9、#7と同様に童謡みたいなサビメロがステキ。(ギャグじゃないデスよ) #10、何とも言えない連呼系のサビが虚しい・・・。 #11、メタル・インヴェイダーが襲ってくるなんてアイディアが既にオシャレ過ぎ(笑) #12、やっぱこれもサビメロがいい。ギターソロの一部に Grieg の曲からのパートがある。 #13、ヘヴィ・メタルの演奏の仕方について歌った曲。サビメロとギターソロがステキです。 #14、Weikath 初期の名曲。ギターソロで終わったの?と思わせて、その後強烈な疾走を見せるのが素晴らしい。 #15、初期の名曲の1つ。 I Want Out 形式はここから来たと言ってもいいと思う。 #16、これは Michael Kiske が加入してからの曲。で、そのKiskeのペンによるもの。 Kai のVoの後だとなんか安心するね~。


Vo はアレだけど、名曲がたくさんつまってるんで。

評価:85

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 1

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 1
Release : 1987
Label : Victor

HELLOWEEN 黄金期、そう呼ばれるようになったのはこのアルバムをリリースした頃から。Michael Kiske を向かえ、キャッチーで判りやすいメロを網羅した当作品は後にキーパーメタルと言われる。


#1、何かを予感させるような印象を与えてくれるインスト。 #2、生の力が十二分に発揮されたスピードナンバー。コーラスが幼い感じがするのは、彼らの若さゆえのもの。時代を感じる。キャッチーなギターソロ、勿論唄メロを取って見ても、一般受けする素晴らしい佳曲だといえる。 #3、Kiske のペンによる曲。元は彼自身のバンドの曲だったが、アレンジを施し現在のものに至る。掴みやすいメロディが特徴的。こちらも一般受けしそうだ。 #4、聴いていると笑顔が溢れてきそうなイントロが強力。各所で凄まじい低音が聴けるが、これもKiskeの実力だろう。 #5、作曲者の Michael Weikath が彼女に振られ、その恨みと怨念を込めまくった曲。皮肉めいた歌詞は置いておいても、なかなかの佳曲である。 #6、#2と同じ方向性にある曲。それはイントロだけをとっても感じられる。当時、溢れんばかりの若さをもっていた彼ららしい曲だといえる。 #7、13分の大曲。コレだけの曲が作れる Kai Hansen には賞賛の意を示さざるを得ない。 #8、次のアルバム、Pt2へと繋げる為の曲。個人的にはどの辺が繋がっているのか判らない。


Michael Kiske の多大な功績がこのアルバムを寄り高みに導いているのは確実。#2 – #7 まで捨て曲らしい捨て曲は一切ないが、いかんせん37分というのは短すぎる。佳曲が多い中残念だがもう2曲くらいあれば、もっと高得点を付けたかもしれない。

評価:79

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 2

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 2
Release : 1988
Label : Victor

なぜキーパーメタルと言われ、奉られるのか?このアルバムにはその由縁がびっしりと詰まっている。HELLOWEEN 黄金期を飾る最高峰のアルバム。


#1、前作の Initiation よりも期待感が踊らされる素晴らしいインスト。 #2、アルプス一万弱。 #3、他の名曲に隠れてしまっているが、十分佳曲となりうる。 #4、パンクに近い。とはいっても彼ららしいお遊び心に溢れた名曲。馬鹿っぽい。こういう曲が作れるのも彼らの強みだろう。 #5、#4同様遊び心が感じられる。 #6、Kiske のペンによる曲だが、凄く演歌っぽい。特に間奏において顕著だ。 #7、Kaiによる珠玉の名疾走曲。プログレッシヴな展開しかり、アレンジにおいて最高級の力を発揮した名曲だといえよう。 #8、パーティーチューン。ウィー。 #9、私をHR/HMの世界に引きずり込んだ曲。メタルとは思えないほど全編キャッチーなメロ、パーティ性のあるサビ、その全てに心を奪われた。Kiske の超ロングビヴラートハイトーンは必須。後に Halford にギターソロをパクられるという名誉な事も(笑) #10、本作において、最も秀でているといっても過言ではない。Weikath の最高傑作だと私は思う。彼は今後、これ以上の曲を書いていないと思っている。全てのパートに及ぶドラマチックな展開は無理やりさを感じさせないし、まさに完璧な出来だといえる。サビ裏のコーラスが一段も二段も曲を引き立てている。


前作から何が繋がっているのか?そんな疑問は隅っこに置いておくとして、全ての曲で別な方向性であるという点。これは最も評価すべきである。ちなみに、右のセットリストは完全版のものになっています。購入を考える人は、Pt1と2が同梱されている完全版か再発リマスタ版を購入しましょう。

評価:87

HELLOWEEN / Pink Bubbles Go Ape

HELLOWEEN / Pink Bubbles Go Ape
Release : 1992
Label : Victor

前作 Keeper Of The Seven Keys のプレッシャーに耐えながらも作られた 4th アルバム。脱退した Kai Hansen の後釜に元 RAMPAGERoland Grapow が加入。


#1、アコギを奏でながら Kiske が歌うちょっとしたイントロみたいなもの。 #2、キャッチーなメロディが素晴らしいKiskeの名曲。透明感のある音作りが良い方向に効果を発揮している。 #3、いかにもKiskeらしいポップセンスのある曲。Bメロの裏でピロピロ引きまくるギターが素晴らしいね。 #4、Weikathのペンによるミディアムテンポの佳曲。最後の左のKiskeが良い。このアイディアは素晴らしいね。 #5、シンプルな構成。歌詞もなかなか楽しめる。 #6、これまたポップセンスの光る名曲。Kiskeも良い曲が書けるようになってきたね。 #7、Grapow センスお披露目の疾走曲。いやぁ、これなら十分にKaiの後を任せられるな。 #8、GrapowとKiskeによる合作。これは確実にアルバム中屈指のキラーチューンだ。Kiskeのハイトーンも冴えまくってる。 #9、Markus の曲。当然と言わんばかりにベースが良い。Markusもいい曲書けるじゃないの。 #10、#2と双璧を成す名曲。とにかくメロディが素晴らしい。 #11、感動的なサビメロが心を打つ、今ではメロディアス・ハードに位置される方向性の曲。 #12、キャッチーなハードロックというのが一番当てはまるか。Markus、彼がここまで作曲能力があるとは思っていなかった。


1曲も捨て曲がありません。前作、前々作にも全く引けを取らない素晴らしいアルバムです。いや、むしろ曲数の少ないPart.1よりもこちらの方がいいかもしれません。当アルバムは問題作と言われがちですが、全くそんな事はありません。下手に後期の作品に手を出す前にこの名盤を聴いてみるのはいかがでしょうか?

評価:85

HELLOWEEN / Chameleon

HELLOWEEN / Chameleon
Release : 1993
Label : Victor

前作 Pink Bubbles Go Ape にて開花した Michael Kiske の作曲能力が際立つ意欲作。5th アルバム。


#1、メロディアスな唄メロが光る名曲。Keeper1,2に隠れがちだが、十分Keeper以上。 #2、サビメロの浮遊感が良い!これぞ HELLOWEEN って感じ。ちょっと長いのが厳しいか・・・。 #3、つまんない。サビでのテンポチェンジとか、無駄に複雑にしてる気がする。 #4、ふざけた感じがドイツ人らしくていい。管楽器のアレンジがパーティー的で凄く気に入った。 #5、もう少し簡単なメロディを使えばよかったのかもしれない。メロディを引きずっている感じがする。 #6、Weikath 渾身のバラード。彼はこの先これ以上のバラードは書いていないと思う。 #7、オールドスクール的な、篭った感じのVoが蛇足。 #8、要所に散りばめられた変な効果音が面白い。 #9、無駄に長く、つまらない。同じ手法を何度も使うのもX。 #10、明るいパーティーメタルチューン。サビのタイトルコールを少し溜めるとこが好き。 #11、大曲。早送り必須? #12、Keeper Of The Seven Keys を思わせるアコギが印象的。てか、モロ演歌。これは演歌でしょ。


全体的なプロダクションとして、音が軽い。しかしそれは全作から少々の実権を握った Michael Kiske の陰謀だろう。曲も Rock 路線や Pops 路線が感じられる。バンドとしての統制も取れておらず、全員が個々に作曲した曲を録音しただけだというアルバムでもあるが、それが良かったのか、なかなか良い感じに仕上がっている。

評価:81

HELLOWEEN / Master of the Rings

HELLOWEEN / Master of the Rings
Release : 1994
Label : Victor

Michael KiskeIngo Schwichtenberg の解雇に伴い、元 PINK CREAM69Andi Deris、元 GAMMARAYUli Kusch を迎えて制作された 6th アルバム。


#1、曲名が、 Keeper Of The Seven Keys を彷彿とさせる。 #2、地を這うハイエナのような Andi Deris の声質に笑える。これが新しい HELLOWEEN なんだね。 #3、サビのアレンジが面白い佳曲。ギターソロの切り込み方もいいね。 Uli のドラムが涎垂れ流しクラスで素晴らしいんですけど、この良さ判る人いるかなぁ・・・。 #4、PINK CREAM69 のデモを正式録音した曲。てか、そーゆーのはシングルのB面とかでやろうよ、ねぇ。 #5、Roland Grapow が Michael Kiske の事を書いた曲。らしい。まぁ、そんな裏話はいいとして、結構いい曲だよ。 #6、#4と同じ経緯で録られた曲。確かにこれは PC69 っぽくないね。#4 とは違ってアルバム溶け込んでるね。 #7、メインメロにテトリスの曲を使っているという面白いアイディアの曲。 #8、エロティックな歌詞とキャッチーなメロディが楽しい佳曲。少々古典的なイメージもある曲だね。 #9、ノリノリなリズムが面白い。ライブ向けの曲だね。ただ、飽きっぽい俺は1回聴けばもういいかも。 #10、唄メロはなかなか。こういうバラードこそ、クリーンな声で唄って欲しいんだけど、無理なお願いかな。 #11、サビメロが連呼系なだけに、他が魅力的であって欲しいところだが、そう上手くいかないのね。 #12、ボートラなのに結構いい曲。 #13、Roland Grapow の自慰曲。おまえは Yngwie J. Malmsteen になりたいのか? それともギターヒーローになりたいのか?


Keeper Of The Seven Keys の続編らしいが、どこが続編なのか?もともとキーパーのコンセプト性なんてあってない様なものだし、どうでもいいんだけどね。そんなコンセプトを提示してPC69のデモ曲を使ったり、と意味の判らない選曲がある種の混乱を招く。まぁいいんだけど。方向性をMETALに戻したはいいが、 Kiske の解雇は痛かったな。

評価:62

HELLOWEEN / The Time of the Oath

HELLOWEEN / The Time of the Oath
Release : 1996
Label : Victor

前作にて新しい HELLOWEEN スタイルを確立した。そしてこれは、ノストラダムスの大予言をコンセプトに作られた 7th アルバム。


#1、変な口笛のお遊び的なイントロが印象的なこの曲は純粋なセックスをテーマにした曲。 #2、JUDAS PRIEST 風の馬鹿っぽい歌詞が楽しい。唄メロが面白くないけど、これが限界なのかな。 #3、ある意味コンセプト通りの曲。Bメロで裏メロベースが強調されるのは好きだが、これもサビメロが煮え切らない。 #4、典型的HELLOWEENな方向性のメロディアスな曲。 #5、Andi渾身のバラード。恐らく#3と共にアルバムの中核を支えると思われる曲。 #6、少々デス声風味のAndiが聴けるAメロがいい感じ。大人しくなるBメロも展開的に面白い。 #7、Uli 作曲のメロディアスなミディアムチューン。こういう曲が書けるならどうしても GAMMARAY に残って欲しかった、と思ってしまう。 #8、歌詞が面白いAndiの曲。Andiらしさが伝わってくるね。まぁ、それだけでしかないんだが。 #9、唄メロがつまらない。最後らへんのドラムはタイトでかっこいいね。 #10、長い割りに早送りポイントが多すぎる。生ぬるいサビメロもWeikathとは思えない。さらに、ふざけてるかのようなギターソロも厳しい。 #11、Weikathはどうしちまったんだ!と思わざるを得ない。 #12、Grapow 入魂のタイトルチューン。ダークな雰囲気を出す、いかにもノストラダムスな曲。 #13、Bonus Trackだが、Weikathの駄曲よりは全然いい仕上がりだ。 #14、Bonus Track。印象的なドラムソロから始まるメタルというよりハードロックした曲。


本来 Weikath が書くべきメロディアスな疾走曲をAndiが書き、Grapow、Uli の両者も素晴らしい作曲能力を見せてくれている。問題は Weikath。Power 以外の曲が全くと言っていいほどに魅力を感じない。他人の首を切っといて自分はこれじゃぁね。まぁ、全体的なバランスは取れてるし悪いアルバムだとは思わないけど、何かふに落ちない点が沢山あるアルバムでもあるね。

評価:67

HELLOWEEN / Better Than Raw

HELLOWEEN / Better Than Raw
Release : 1998
Label : Victor

メロディック・パワー・デス?・メタルバンド、 HELLOWEEN の 8th アルバム。


#1、Uli 作曲の素晴らしいインスト。もう、凄すぎて、汁が垂れてきそうだ (汁) 緊張感のあるイントロ。それを増幅させるが如くに切り込んでくるギター。そして大悶絶必死の超級ウルトラ飛翔メロ。この曲だけで3度の飯は食える。 #2、そして雪崩れ込むは新しい HELLOWEEN のアンセム(笑) Uli の作曲センスには恐れ入る。ここまで Andi の声質に合ったメロデスチューンが書けるとは・・・。 #3、キャッチーなイントロが良い Weikath 作の佳曲。#2の後だからか、凄くそれらしく聴こえる。 #4、Andi のPC69譲りのハードロック。ライブ向けの合唱チューンだね。 #5、これまで影を潜めてきた Markus のペンによる曲。ベースが大活躍してるのはいいが、いかんせんメロディが面白くない。 #6、Uli 凄いな。タイトでテクニカルなドラミングは勿論だが、ここまで優れた楽曲が書けることは勝算に値するね。 #7、アルバムの中だるみを誘う。変な声なのに、さらに変なエフェクトかけちゃって・・・。どうしたもんかね。 #8Future World と同じようなノリの曲 #9、Uli ほんっといい曲書くなぁ。他のメンバーの曲とは明らかに格が違う。 #10、稚拙なメロディがキッズの心をくすぐるんじゃないか、と思われる曲。 Weikath ってたま~にこういう子供っぽい曲を書くんだよな。 #11、Uli Kusch 大活躍。手数が多くて、尚且つタイト。Voがアレだからドラムばかりに耳がいっちゃうわ。 #12、どこかで聴いた事のあるようなリフが展開される Weikath 渾身の1曲。メロディアスな唄メロが素晴らしい。


Uli の作曲能力が Weikath を超えた。てか、 Uli のおかげだ。こんなにいいアルバムになったのは。 Grapow の曲がないのはちょっと残念だが、それ以上に Uli が頑張ってくれた。

評価:68

HELLOWEEN / The Dark Ride

HELLOWEEN / The Dark Ride
Release : 2000
Label : Victor

メロデス風メロディック・メタルの祖 (笑)、 HELLOWEEN がメタル復活屋 Roy Z をプロデューサーに向かえて制作した 9th アルバム。


#1、ダークな雰囲気を醸し出すインスト。 #2、HELLOWEEN らしいキャッチーなメロディを持つ佳曲。だが、サビメロが GAMMARAY / The Guardians of Mankind である事は否定できない。 #3、Uli 作曲の曲。Aメロ~サビという簡単な展開だが、判り易さという点では悪くないと思う。 #4、メロディが煮え切らないというが正直な感想。Andi Deris のAメロの歌唱が、半ばデスヴォイスなのは笑ってしまう。 #5、怪しメロがいい感じの曲。やはり Andi はデスヴォイス風が似合ってるな。 #6、イントロのピアノはもう少し凝ったメロディに出来なかったのか?とひたすら疑問。 #7、単調な唄メロを使った実に HELLOWEEN らしい曲。ただ、サビは何故そんなに弱々しいのか。 #8、Uli 作曲の、#3を遅くした感じの曲。ストリングスの使い方が上手いね。 #9、アレンジが稚拙。ボートラレベル。 Uli のドラムは相変わらず上手いんだけど、それ以外聴き所が見出せない。 #10、Andi の作曲センスをちょっとばかり疑う結果になってしまった。アレンジ不足なのは勿論だが、展開に一貫性がなく全くまとまりを感じない。 #11、なんて言っていいのか迷うけど、こんなんでいいのか、と。 #12、Roland Drapow の作曲能力が一挙に開花。もしくは The Chance 以来の名曲。アルバム中、この曲が最も HELLOWEEN らしく、アルバムのコンセプトに沿っている。アレンジも完成された感がある。 #13、キーボードの使い方が面白いが、あくまでボートラ。なくてもよかったんじゃない。


いかにも 「ダークな感じを出しました」 って感じのアルバム。いろいろな場所で言われている事だが、メンバーの仲間割れを放置した結果として、アレンジの稚拙さが明るみに出てしまった感がある。個々に曲を持ち寄って、吟味もせずに録音したって感じ。いいアルバムだとは思うけど、バンドのケミストリーってモノを一切感じない。ある意味 Chameleon みたいなアルバムだね。

評価:65

HELLOWEEN / Rabbit Don’t Come Easy

HELLOWEEN / Rabbit Don't Come Easy
Release : 2003
Label : Victor

メロディック・パワー・デスメタル?バンドの記念すべきかどうか判らない10thアルバム。Guitarが Sascha Gerstner (ex- FREEDOM CALL ) に変わり、Drumerはヘルプで MOTORHEADMikkey Dee が叩いている。


#1、強烈かつタイトな Mikkey Dee のドラミングが凄い。前任の Uli Kusch を凌ぐかもしれない程。曲は、典型的 HELLOWEEN な感じの明るい曲。つか、曲なんかよりもドラムの音圧が最高。 #2、新ギタリスト、Sascha 作曲。凄くいいってわけでもないけど、悪くない出来。 #3、Weikath よ、こんなのでいいのか・・・。緊張感が皆無、サビメロは聴けるレベルだが、つまらな過ぎる。 #4、Andi の歌唱も、衰えてきましたね。同時に作曲能力も? Mikkey Dee の超絶なドラミングがなければ駄曲になっていただろうな。 #5、久々にバンドのケミストリーってヤツを感じられる曲。 #6、アラビアンなイントロが魅力的な Sascha の曲。 #7、前作に続き、またもや中だるみを作ってしまっている。てか、個人的に Andi のミドルの曲はほとんど退屈。 #8、これまた Mikkey Dee のパワフルなドラミングに助けられている。 #9、前作辺りから急に頭角を現し始めた Markus の作った疾走曲。#1 からの退屈さを一気に吹き飛ばす威力を持った素晴らしい曲だ。 #10、Weikath よ、こんなのでいいのか・・・。 #11、Sascha はなかなかいい働きしてるね。 Roland Grapow,Uli Kusch の穴を埋めているとは到底思えないけど。 #12、Weikath よ、こんなのでいいのか・・・。The Dark Ride で使って貰えなかったのには、それなりの理由があるだろうに。 #13、スケジュールが合わせられなくなった Mikkey Dee 師匠の変わりに元 ACCEPTStefan Schwalzmann を加入させた。その社交辞令に録音したボートラ。


なんとも平凡で面白みのないアルバムになってしまった。・・・タイトルの意味とか説明してもいいが、多分他にあると思うんで割愛。はっきり言って、スーパーの閉店間近安売りセールレベルな内容だけど、Uli Kusch を超える Mikkey Dee のタイトなドラミングが底上げしてくれているので、際どいけど聴けるレベルにはあるんじゃないかと。

評価:67

HELLOWEEN / Mrs.God [Single]

HELLOWEEN / Mrs.God
Release : 2005
Label : Victor

ドイツが、HELLOWEEN の 11th アルバム “Keeper Of The Seven Keys – The Legacy -” からの先行 MCD。


#1、まず、やる気のない気の抜けたリフ、やりきれないA、Bメロがどうにもこうにも悪い意味で印象に残っちゃって。サビメロは I Want Out などを彷彿とさせるタイトル連呼型メロディだが、3分ないってふざけてませんか?新しいドラマーはUli Kuschの猿真似をするかのようにピンポイントでライドを使いますが、成りきれてないな。 #2、煮え切らないさ爆発のイントロがね。ついでに Kai “アーラィ” Hansen の猿真似をする Andi Deris が悲しい。結局 Markus もネタ切れなんでしょうか、メロディに新鮮味がなく面白くない。しかもタイトル連呼しすぎでしつこい感じがする。 #3FREEDOM CALL で Sascha が感じてた事を唄ったのかな?所詮B面。悪いけど、これが本編に入らなくてヨカッタ。


新譜がどうなっているのか判らないが、是非、前キーパー2作のように長く聴けて尚且つ飽きる事ない名曲がたくさん入ったアルバムを作ってくれる事を心から願っているよ。そんで、HELLOWEENを崇拝するバンド達への新たな “Keeper Of The Seven Keysの壁” を作って貰いたいものだ。評価は、妥当な線。歌詞の印刷にミスがあるのもマイナス。よってコレはファンの為のコレクターズアイテム。

評価:0

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys -The Legacy-

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys -The Legacy-
Release : 2005
Label : Victor

真の起死回生をはかるドイツの大御所 HELLOWEEN の11thアルバムにして、過去の傑作 Keeper of the Seven Keys の名を冠した作品。


[ DISC 1 ]
#1、1曲目にして13分の大曲。キャッチーなサビメロは悪くないものの “煮詰まりかけのおでん” のような印象。 アイディアのツギハギにしか聴こえないのが残念だ。 #2、聴き易い曲だが、1回聴けばいい感じ。曲としては前作のそれを遥かに上回っているのだが、この程度かという印象。 #3、いかにも Weikath が書きそうな曲。いかにも HELLOWEEN という感じ。Eagle Fly Free の手法を取りましたってのがみえみえなのはね。 #4Dr. Stein を匂わせるイントロに失笑。これなら Mrs.God / Run のが”まだ”よかった。 #5、気の抜けたリフがいろいろな意味で好印象? 通して聴くと、この曲の位置合いが明確に理解できる。 #6、モロに Eagle Fly Free を意識した曲、これまた狙いすぎ。

[ DISC 2 ]
#1、11分超えの大曲。冒頭の Michael Kiske の歌唱が聴ける演出に悶絶 (笑) #2、Candice Night をフューチャーしたバラード。宝の持ち腐れとは正にこのこと。 #3、古典的なアプローチを見せる曲。今までの HELLOWEEN にはない斬新な感じでいいじゃない。 #4、遊び心満載のリフがいい感じ。けど、いいのはリフだけ。 #5、淡々と面白みのないメロディが繰り返される。駆け下がるギターフィルだけが取り柄か。 #6、サビメロは聴き易いキャッチーなメロ。 #7、EP、Mrs. God にも収録された曲。所詮はこの程度か。てか、本編のシメがこれかよ。 #8、Bonus Track 。


DISC1 はいい意味でのパワーメタル。DISC2 はメロディック・ハードロック。典型的なめろすぴキッズはDISC1で、俺みたいに王道めろすぴに飽き飽きしてる人にはDISC2だね。曲についてもちょい触れておくと、第一にキラーチューンがない。第二にドラムが単調で面白くない。(タイトではあるけど、もうちょっと凝ってもいいと思った。) 面白い演出はあったものの、あまり装飾がみられず、曲に差別感がない。耳休めになるような綺麗なバラードがない。1曲くらいすぐに覚えてしまいそうなメロディを持った曲が欲しかった。( I Want Out ,Power みたいな。)

評価:54

HELLOWEEN / Light the Universe [Single]

HELLOWEEN / Light the Universe
Release : 2006
Label : Victor

HELLOWEEN の 11th アルバム。Keeper of the Seven Keys – The Legacy からのシングルカット。


#1、折角の Candice Night の歌声が・・・な曲。サビが Andi の 1st ソロアルバムの Good-Bye Jenny と全く一緒。 #2、Live from Sao Paulo 。どのくらい修正してるんだろうね (笑) #3、同曲の Andi Deris Version 。Andi が全部唄ってるってだけ。


Light the Universe なら Good-Bye Jenny の方が 100万倍いい点について・・・。恐らくライブ DVD のリリースに先がけてのプロモーション的意味合い (を含めて) で出されたんだろうけど、それほど効果があるとは思えないし。熱狂的な Andi ファン専用ってことで。

評価:27

HELLOWEEN / The Legacy World Tour

HELLOWEEN / The Legacy World Tour
Release : 2007
Label : Victor

過去の遺産にすがる事でしか存在出来ない・・・・・・のかどうかは知りませんが、そんな HELLOWEEN の Keeper of the Seven Keys – The Legacy を引っさげた World Tour のライブ音源集。


– DISC 1 –
#3:安定した Sascha に対して Weikath ときたら・・・。 #4:選曲はいい。 #7:高音パートを早口で誤魔化す Andi が虚しい。

– DISC 2 –
#1:裏声が悲しい、というか必死すぎて笑える。 #4:Andi のヘタレ具合が凄まじい。最後のハイトーンにはもはや失笑。 #6:この曲だけ日本公演の音源らしいです。 #7:頑張れ Andi ・・・。


確かに Michael Kiske 時代の曲には名曲が多いし、それがこのバンドの強みの一つでもあるんだろうけど、もう Kiske 時代の曲はやらない方がいいんじゃないでしょうか? 演奏はいいとしても Vo の人が唄えてません。まぁ今更この人にスタジオ並の歌唱は求めてませんけどね。音は結構分離してて High Live とかより全然聴きやすいけど、”2-#7 Halloween” だけはちょっとベースが目立ちすぎてドラムが聴こえづらいかな。The Legacy が好きな人とこのバンドの大曲が大好きな人は気に入るかもね。( あと、Andi のヘタレ歌唱に耐えられる人ね。 )

評価:30

HELLOWEEN / As Long As I Fall [Single]

HELLOWEEN / As Long As I Fall
Release : 2007
Label : Victor

ついこの前まで遺産にしがみついていた HELLOWEEN の 12th アルバムからの先行シングル。


#1If Could Fly 風のキャッチーな曲。ポップで Andi らしい唄メロ。 #2、#1 の別バージョン。ギターソロが追加されてます。 #3、Markus 作曲の “Hell was Made in Heaven” に匹敵するであろう名曲。なぜこんないい曲がアルバムに収録されないのか不思議で仕方ない。


Markus Grosskopf の時代が来たか? #3 の路線ならアルバムも大いに期待できるな。別に “Keeper of the Seven Keys” に頼らなくてもいい曲作れるじゃないか。と、言うことで「アルバムだけ買えばいいや」なんて考えずにシングルも買いましょう。

評価:67

HELLOWEEN / Gambling with the Devil

HELLOWEEN / Gambling with the Devil
Release : 2007
Label : Victor

HELLOWEEN の 12th アルバム。


#1Biff Byford (Vo/SAXON) がナレーションを務めるインスト。 #2、”Push” を彷彿させるアグレッシヴな曲。 #3、Weikath 節炸裂のキーパーソング。Sascha との実力の差は歴然だけど、久々にソロを頑張ってるね。 #4、”If Could Fly” 風のキャッチーな曲。ポップで Andi らしい。 #5、ダウンチューニングのおかげか、リフのザクザク感が堪らんね。 #6、Markus の信じられないほどキャッチーな唄メロが印象的な佳曲。 #7、キメのメロディが見事に決まらない Andi の曲。 #8、Vai 風のソロ1と突然めろすぴチックに疾走するソロ2が素敵。 #9、文字入力補助ソフトではありません。 #10、ここまでの緊張感を一気に失わせてくれるはっちゃけ曲。こういう馬鹿っぽいのは好き。Weikath 流石だ。 #11、Sascha の超テクニカルな ( Weikath の出る幕なし ) ギタープレイが最高。Classical なソロも美味し過ぎる。 #12、Markus の信じられないほどキャッチーな唄メロが・・・。その2。 #13、Markus の信じられないほどキャッチーな・・・。その3。


“Keeper” の名を冠した前作よりも “Keeper” っぽい。Andi 期 HELLOWEEN の最高傑作と言ってもいいほどだ。ただ、一撃殺傷力のあるキラーチューンがない。シングルの “Find My Freedom” が収録されてたら少しは違ったかもしれないな。

評価:83

HELLOWEEN / Unarmed: Best of 25th Anniversary

HELLOWEEN / Unarmed: Best of 25th Anniversary
Release : 2009
Label : Steamhammer

メロディック・パワーメタルの権化 HELLOWEEN の25周年記念アコースティック・ベストアルバム。


いきなりホーンセクションで驚かせてくれる #1. Dr.Stein から始まり、シンプルなアレンジの #2. Future World,あのイントロのピアノメロすら排除した #3. If I Could Fly,唄メロのアレンジが大人過ぎな #4. Where the Rain Grows,そして何故か疾走するドラムの上に (ティンパニにすれば良かったのに…) 重厚なオーケストラアレンジがのる #5. The Keeper’s Trilogy ( Halloween~The Keeper of the Seven Keys~The King for a 1000 Years ),遊び心が出過ぎちゃった感の強い “永遠の名曲/アルプス一万弱” #6. Eagle Fly Free,原曲のイメージをあまり変えずに “コレは成功かな” と思える #7. Perfect Gentleman,シンプルなピアノの伴奏のみにする事で曲の魅力を最高に引き出せたであろう #8. Forever and One,アコースティックと言うよりハードポップ・アレンジされ ( Michael Shenker へのオマージュ・ソロも残った ) #9. I Want Out,唯一最新作からの選曲となった #10. Fallen to Piaces,そして最後は Waikath が元恋人への恨み節を見事に表現した曲だってのに、素晴らしく壮大なオーケストラ・アレンジで感動的にすら聴こえるバンド史上最高のバラード #11. A Tale That Wasn’t Right。と、想像してた以上になかなか楽しめる。

Michael KiskePast in Different Ways で表現した生真面目なアレンジとは違ってドイツ人らしい非常に遊び心に溢れた内容になっている。ある意味で迷作と言われた(個人的には好きだけど)アルバム、Chameleon にも近い雰囲気があると思う。

唯一の誤算は Keeper 時代の名曲を、アレンジしたとはいえ唄いこなせていない Andi Deris がアレ。特に A Tale That Wasn’t Right なんて Kiske が唄ってたら、それはそれは悶絶どころじゃ済まない素晴らしい名曲に生まれ変わっていただろう。まぁ、Andi も良くやったと思うけどね。

評価:65

HELLOWEEN / 7 Sinners

HELLOWEEN / 7 Sinners
Release : 2010
Label : Victor

HELLOWEEN のバンド史上最もファストでヘヴィな 13th アルバム。


笛ソロのインパクトが絶大な #4. Raise the Noise,もはやバンド1のコンポーザーになってしまった Markus 作曲の #5. World of Fantasy,アルバム中最も HELLOWEEN らしい #10. The Sage, The Fool, The Sinner,…通して聴いてもこの3曲以外は殆ど耳に残らないな。

確かに速くてヘヴィだ。それなりに唄メロもキャッチーだけど、これじゃ流石に HELLOWEEN らしさが薄すぎやしないか? アコースティック・アルバムの反動だってのは判らなくもないけど、1つに固執し過ぎるのもね。前作が良かっただけに非常に残念だ。

そんな事より、Andi はライブで Are You Metal? 唄えんのかな? あぁ、肝心なところはオーディエンスにマイク向けるんだな(笑)The Sage, The Fool, The Sinner はライブ受け良さそうだね。

評価:37

HELLOWEEN / Straight Out of Hell

HELLOWEEN / Straight Out Of Hell
Release : 2013
Label : The End

初期の曲を演奏する必要性に疑問が生じ始めてきた HELLOWEEN の 14th アルバム。


緊張感のあるリフと Andi の特徴的なスクリームが印象的な #1. Nabataea,クサクサなイントロとモダンなヴァース、魔女の宅急便 (疾走.ver) なサビメロが見事に融合した #2. World of War,どこかで聞いたことあるようなリフとシンプルイズベスト?なサビを持つ #3. Live Now!,どことなく初期の彼らを彷彿させ、サビのキメが Keeper of the Seven Keys – The Legacy / Silent Rain と一緒な #4. Far From the StarsRob Halford を思わせる Andi の歌唱と、いかにも Weikath らしいメロディックなサビが堪らない #5. Burning SunIf I Could Fly タイプの #6. Waiting for the Thunder,能天気なサビメロがいかにも、な #9. Straight Out Of Hell,センセーショナルなタイトルの、ライブ受けしそうな #10. Asshole,キャッチーなメロディの階段を駆け上がっていくかのような展開が素晴らしい (最後に大サビに行かずに終わるのも見事) #11. Years,サビが STRATOVARIUS / Black Diamond にしか聞こえない #12. Make Fire Catch the Fly,多彩な展開のドラマチックな #13. Church Breaks Down

海外盤のボートラ Another Shot Of Life はミッドテンポで “いかにもヨーロピアンが好みそう” な曲。日本盤ボートラ No Eternity は明るくてキャッチーなメロディが爽快にドライブする “いかにも日本人が好きそうな” パワメタ。Burning Sun [Hammond Version] は後ろで気持ちハモンドが聴こえるな~って程度。

前作が張り切り過ぎて空回りしてた感の強いアルバムだったのに対し、自分たちらしさを素直に表現した HELLOWEEN らしいアルバムに。作曲面でも個性がはっきり分かれてきた印象で、それぞれが足りないところを補っていように感じられた。らしさをヘヴィさを調合した Andi、キャッチー + モダンの Sascha、高度な(無意識?)パクリッシュと焼き直し専門の Markus、そして、一切ブレない安定感の王道パワメタ・ライター Weikath 。本人たちが今が最高のラインナップと言うのも頷ける。

初期 Andi 期っぽいとか何とか言われてるけど、Gambling with the Devil の次のアルバムだと仮定すると順当な気がする。
ちなみに、輸入盤はブックレットの印刷ミスが酷過ぎる。

評価:86

HELP! FOR JAPAN / Help!

HELP! FOR JAPAN
Release : 2012
Label : Avenue Of Allies

ドイツ人最高のナイス・ガイである Tommy Heart 主導の東日本大震災チャリティ・プロジェクト。


曲は BEATLES / Help! で参加ミュージシャンは以下の通り

Vocal:
・Andi Deris (Helloween)
・Bernhard Weiss (Axxis)
・Bob Catley (Magnum)
・Carsten Lizard Schulz (Evidence One)
・Claus Lessmann (Bonfire)
・David Readman (Pink Cream 69)  
・Marc Storace (Krokus)
・Michael Kiske (Unisonic)
・Oliver Hartmann (Hartmann)
・Ralf Scheepers (Primal Fear)
・Tobias Sammet (Edguy, Avantasia)
・Tommy Heart (Soul Doctor, Fair Warning)
・Tony Mills (TNT)
・Torstein Flakne (Stage Dolls)

Guitar:
・Leo Leoni (Guitar, Gotthard)

Guitar Solo:
・Cede Dupont (Downspirit)
・Helge Engelke (Fair Warning)
・Henny Wolter (Nitrogods)
・Kyoji Yamamoto (BowWow)
・Robert R. Rodrigo (Airless)
・Roland Grapow (Masterplan)

Bass:
・Neil Murray (ex-Whitesnake)

Keyboards & Piano:
・Don Airey (Deep Purple)

Drums:
・Hena Habegger (Gotthard)

素晴らしい曲なのは言うまでもないが、こんな形で Andi DerisMichael Kiske の共演が(笑)そして、#3. Help! – Guitar Version の Helge の天空フレーズは納得の素晴らしさ。しかし、ここまで大胆過ぎるアレンジだと、同じ曲だとは思えないって…。

最後に、このチャリティに参加してくれたミュージシャン、エンジニアやアートワークの担当者、その他関係者全てに感謝したい。本当にありがとう。

評価: (100)

HESS (Harry Hess) / Living in Yesterday

HESS / Living in Yesterday
Release : 2012
Label : Frontiers

Harry Hess (Vo/HAREM SCAREM) の 2nd ソロ・アルバム。


甘美なメロディが心地よい極上のメロディアス・ハード #1. Living in Yesterday,哀愁メロが印象的な #2. Reach for YouDEF LEPPARD 風のバラード #3. It’s Over,爽快にドライヴする #6. Nothing Lasts Forever,リズミカルな3連の #9. I Don’t Wanna Want You

FIRST SIGNAL が Harry Hess にソレっぽい曲を歌わせるプロジェクトであったのに対し、こちらはカナリ HAREM SCAREM 寄り。捨て曲らしい曲もなく、理想的なメロハー / AOR アルバムとなっている。

評価:87

HIBRIA / The Skull Collectors

HIBRIA / The Skull Collectors
Release : 2008
Label : Spiritual Beast

ブラジル産 Pure Metal Band HIBRIA の4年ぶりとなる 2nd アルバム。


#1:タイガーパンチ (笑) パワーメタルのお手本のような曲だな。PRIMAL FEAR 化が著しいな・・。 #2:良く練りこまれたいい曲だね。 #3:爆発的なアグレッションと秀才なメロディが融合した良曲。 #4:一昔前のジャパ・メタのような感触。 #5:唄メロにもうひとパンチ欲しい気がするが、ギターが良い仕事してるからいいか。 #6:#3 に同じく、いい曲だ。 #7:#4 に同じ。練りこみすぎか・・・。まぁ、十分いい曲なんだが。 #8:#7 に同じ。 #9:長さを感じさせないいい曲だね。 #10:#3 のデモ・バージョン。サビメロが違うのでよくあるボートラよりはお徳感があるね。


(アートワークを含めて / 笑) 前作ほどのインパクトはないが、十分いいアルバムなのでこのまま突き進んで欲しいね。願わくば来日公演を!!

評価:80

HIBRIA / Blind Ride

HIBRIA / Blind Ride
Release : 2011
Label : King

ブラジル産パワー・メタル・バンド、HIBRIA の 3rd アルバム。


ダウン・チューニングを採用し、前作で好評だった (?) バンドのグルーヴ感を重視したらしいが、その影響なのか唄メロのキャッチーさ加減が一挙にレベルダウン。まぁ、1st の頃から殺傷力がある曲はアルバムに 1,2 曲だけだったが…。

楽器隊のサウンドや技巧的な問題は皆無で、それどころか特に左右のギター・パートは ( 前作と比べて ) 信じられないほどソリッド感が増して突き抜けてくる。サウンド的にはかなりレベルアップしてるのになぁ…。

「初めて Defying the Rules (曲) を聴いた時の衝撃をもう一度」なんて言わないし、このアルバムを聴いた後だから大して期待もしてないけど、これ以上の劣化はつらいなぁ。

評価:42

HIBRIA / Silent Revenge

HIBRIA / Silent Revenge
Release : 2013
Label : Afm

ブラジル産パワー・メタラー HIBRIA の 4th アルバム。


スラッシュ・メタルの影響が強く、妙にモダンなサウンドが気になる…。前作の「グルーヴ重視?」な方向性から変わったのは嬉しいが、日本の多くのファンが願うサウンドからは斜め方向に行ってしまった感があるような。#7. The Place That You Belong#8. The Scream of an Angel が今までの正統派寄りなのが救いだけど、これらの曲が良いかと言われると…。

良いバンドだけに「初期だけだった」なんてことにならなきゃいいけど。

評価:46

H.I.M. / Dark Light

H.I.M. / Dark Light
Release : 2005
Label : Warner

フィンランドの中堅メタルバンド HIM の 5th アルバムにして日本デビュー盤。


#1、ピコピコシンセが妙に印象に残ってしまいそうな、ハードポップチューン。 #2、Aメロのキーボードアレンジが素晴らしく、さらにサビメロ~リフの流れも絶妙。 #3、日本人受けしそうな唄メロとリフが素晴らしい。思わず顔がにやけるわ、これ。 #4、Aメロのピアノを引きずってるよな・・・と思ったけど、そのアレンジが曲に最高にマッチする。 #5、暗闇の内から湧き出てくる優しさがそのまま表現されたかのよう。まさに Dark Light 。素晴らしい。最高。 #6、サビメロがカッコイイ。これでギターが単調すぎな点を除けば #3 に匹敵する曲になったと思うよ。 #7、感情を込めまくりなVoがいいねぇ。ただ、他の曲と比べるとちょっと見劣りするなぁ。 #8、#7に同じ。コード進行は凄くいいと思うけど、唄メロが少々弱いかな。 #9、#1同様に素晴らしい低音Voを披露する Ville Valo がいいね。サビで優しく唄うところも凄くいいよ。 #10、寂しさを感じるイントロのピアノが強力。Mige Amour (Ba) もいい仕事してるなぁ。 #11、典型的なハードロックナンバー。こういうのも出来るんだね。


同じ北欧で同じ音楽性にあると思われるのが THE RASMUS なわけだが、2005年のコレ系メタルを代表する素晴らしいアルバムだと思う。曲単位では圧倒的に THE RASMUS だけど、総合的には100%こっち。

評価:79

H.I.M. / Screamworks: Love in Theory and Practice

H.I.M. / Screamworks: Love in Theory and Practice
Release : 2010
Label : Warner

フィンランドのラヴメタル・バンド H.I.M. の 7th アルバム。


前作のダークな曲調からは想像できない超メロディアスで哀愁の散りばめられたハードロック・アルバムだ。全曲キャッチーで多彩なためか聴いていて飽きがこないのは素晴らしいの一言だね。特に序盤の曲はどれもキラーチューンだと言える。要所で北欧バンドらしい透明感のある音色を選ぶセンスも見事。

前作がアレだったのでどうなるかと思ったが、ここまでいいアルバムとはね。

評価:74

H.I.M. / Tears on Tape

H.I.M. / Tears on Tape
Release : 2013
Label : Universal

フィンランド産ラヴメタル・バンド H.I.M. の 8th アルバム。


哀愁漂う唄メロとヘヴィなリフが交差する彼ららしい #2. All Lips Go Blue,エモーショナルな Vo が素敵な #3. Love Without Tears,憂いのあるメロディのバラード #5. Tears on Tape,シンプルなリフとカラフルなアレンジ、色気のある低音 Vo が美味しい #6. Into the Night,ドゥーミーなリフと低音過ぎる Vo が印象的(というか衝撃的)な #12. W.L.S.T.D

前作の哀愁キャッチー路線から一変、バンドのダークな部分を強調したかのようなアルバムに。PV になった #6. Into the Night がリーダー・トラックになるんだろうけど、それでも唄メロが弱い、というより、いったい何があったのかってくらいに暗い。Ville Valo (Vo) の声量が弱いのも気になるところ。

評価:47

HONEYMOON SUITE / Clifton Hill

HONEYMOON SUITE / Clifton Hill
Release : 2008
Label : Frontiers

カナダ産 Melodious Hard Rock の雄、HONEYMOON SUITE の 7th アルバム。


#1:強烈な爽やかさを演出するリフが素敵だ。1曲目として申し分ない良い曲だ。 #2:可もなく不可もなく・・・。無難・・・。 #3:80’s の雰囲気を感じさせるリフがなかなか。 #4:優しさと郷愁を感じさせる素晴らしいバラード。夕暮れ時のドライブにでもどうぞ。 #5:カナダの風 (なんだそりゃ) を感じるアッポテンポな曲。 #6:透明感のあるサウンドが印象的。 #7:程よいドライヴ感が爽快な曲。 #8:ドラマのエンディングにも合いそうな爽やかさとエピックさを持つサビが美味しい。 #9:流れるようなギターソロがいいね。 #10:ラジオ・ヒットも狙えるであろうバラード。綺麗なメロディだな・・・。 #11:地味。#10 で終われば気持ちよく終われたのに。


全体的なサウンドの良さに爽やかで透明感のあるメロディが素晴らしい。HR/HM ファンでなくともお勧めできるいいアルバムだ。

評価:67

HOUSE OF LORDS / Cartesian Dreams

HOUSE OF LORDS / Cartesian Dreams
Release : 2009
Label : Frontiers

アメリカ産メロハー・バンド HOUSE OF LORDS の 7th アルバム。


前作同様に高品質なメロディック・ロック。安心して聴けるレベルなアルバムであることは間違いないのだが、これといって光る曲がないのが残念。イントロの強力なギターメロとギャロップ・ビートが印象的な #8.The Bigger They Come はなかなか良い出来だとは思うんだけどね。

評価:58

HUMAN TEMPLE / Halfway to Heartache

HUMAN TEMPLE / Halfway to Heartache
Release : 2012
Label : Escape

フィンランド産メロディック・メタル・バンド HUMAN TEMPLE の 3rd アルバム。


北欧らしいシンセ・ソロとキャッチーな唄メロが心地よい #1. I Will Follow,いかにも北米出身のバンドが書きそうな “爽やかな風が吹き抜けてく系” ロック・ナンバー #4. Raita 04,抒情メロとキャッチーなギターソロが素敵な #5. Almost There,超 Frontiers タイプの極上メロハー #6. Run AwayFLEEWOOD MAC のカバー #7. Little Lies,どこか BON JOVI / Always を彷彿させるバラード #11. She Talks to Angels

ウェットなメロディと薄めの北欧臭を漂わせた、今まであまりいなかったタイプでなかなかいい、のは間違いないんだが、惜しいのが Vo 。Timo Kotipelto (Vo/STRATOVARIUS)D.C. Cooper (Vo/ROYAL HUNT) を足して2で割ったような声で (たまに Jorn Lande 風にもなるが)、多少の煮え切らなさを感じさせる原因になっている気がする。

評価:56

HYDE / Faith

HYDE / Faith
Release : 2006
Label : KRE

L’Arc~en~Ciel の Vo、Hyde の ソロ 3rd アルバム。


#1、米インダストリアル的な曲。独特の怪しさを持つサビメロと転調直前のピアノメロがいいね。 #2、アメリカン・ヘヴィ・ロックな音に、いかにも L’Arc~en~Ciel でキャッチーなメロディを付けた曲。 #3、全体的に唄メロが面白くない。ノイズ臭の強いギターもちょっとな。 #4、音作りは面白いんだけど、やっぱりメロディがつまらん。 #5、いかにも L’Arc~en~Ciel 其の弐。ポップ。 #6、ドラムの怠慢さが腹立たしいな。曲そのものも面白くない。 #7、メロディアスなベース “だけ” がいいね。 #8、彼の歌唱を生かし鬱バラード。ハイハットが最悪。 #9、流行モノっぽいロック。つまらん。 #10AVENGED SEVENFOLD (A7X) からモロに影響を受けてます。って感じの曲。メロディアスなサビメロと、その裏のギターが余計に A7X を思わせる。HR/HM 的にもこれが当アルバムのベストチューンでしょーな。


ニュー・メタル風の音作り ( SlipKnoT 風 ) で L’Arc~en~Ciel やってみました、みたいな感じ。妙に音が分散してるのが気になるケド。ま、宗教観全快の内容はともかく、こういった HR/HM なアルバムをやってくれるってのが好感持てるよ。

評価:47


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