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ANDRE MATOS / The Turn of the Lights

ANDRE MATOS / The Turn of the Lights
Release : 2012
Label : Marquee/Avalon

Andre Matos の 3rd アルバム。通常盤を購入し、ボートラは itunes で入手。


SYNFONIA でシンプルなメロディック・パワー・メタルをやった反動か、パワー・メタルではあるがどこか落ち着いた雰囲気のある作風となっている。勿論どの曲も優れたメロディだと思うし、プログレッシヴ寄りの展開が多いのも悪くはない。シンフォニックで静と動の展開美が秀逸な #2. Course of Life,1st に収録されても違和感のなさそうな彼らしい #3. The Turn of the Lights,7色の展開を聴かせる #10. Light-Years,ピアノとオーケストレーションでシンプルに歌われる #4. Gaza#11. Sometimes などはアルバムのハイライトとして申し分ない。

ただ、残念ながらどの曲も決め手に欠け、メロディック・パワー・メタルの醍醐味が感じられるのはボーナストラックの #12. Wings of Reality (ANGRA Cover) だけ。この手のジャンルのお約束的なキメをあえて外してるんじゃないかと思えるほど。まぁ、それを分かっての Wings of RealityAt Least a Chance なのかもしれないけど…。

ちなみに、Spacial Edition のボートラ4曲はハードコアなマトス・ファン以外にはアルバムの煮え切らなさを加速させるだけなような気がする。まぁ、もし来日するようなことがあれば「氷雨」は1コーラスくらい聴きいてみたい(笑)

評価:68

AUDIOVISION / Focus

AUDIOVISION / Focus
Release : 2010
Label : Liljegren Records

Christian Liljegren (Vo/ex-DIVINEFIRE, NARNIA ) 率いる AUDIOVISION の 2nd アルバム。


シンガロングを誘うサビメロが優秀な #1. Invitation#2. Keep the Fire Burning,疾走感を前面に押し出した #3. We Are Not Alone の頭3曲が強力で、その後は RAINBOWBLACK SABBATH ( どちらも DIO 期 ) を彷彿させる曲が多く、Christian Liljegren の歌唱もどことなく Ronnie に似てる(似せてる?)。

DIO のアルバムを Christian Liljegren が作ったらこうなりましたってのが一番判り易いかな。

評価:68

AVANTASIA / The Metal Opera Part 1

AVANTASIA / The Metal Opera Part 1
Release : 2001
Label : Victor

EDGUYTobias Sammet の打ち出した2枚に渡る壮大コンセプトアルバム、AVANTASIA の 1st 。ゲスト陣が層々たるメンバーで Andre Matos ( SHAMAN ) Rob Rock ( ex- IMPELLITTERI ) Timo Tolkki ( STRATOVARIUS ) Kai Hansen,Henjo Richter ( GAMMARAY ) Markus Grosskopt ( HELLOWEEN ) Ernie ( Michael Kiske ) など、オールスターの様な顔ぶれ。


#1、インスト。 #2、Tobias と Ernie ( 以下 Kiske ) の似通った声が印象に残る。やっぱ Kiske は巧いね。 #3、この曲は EDGUY っぽいな。 #4、教会メロのインスト。 #5STRATOVARIUS 的なキーボードの使い方がちょっとね・・・。 #6、東洋的な、沖縄民謡みたいなメロディがどこか懐かしさを与えてくれるね。 #7RAINBOW っぽい疾走曲。 #8、インスト。 #9、Kiske の声を奥底から探す為にある曲・・・ってのは嘘だが、それをついついしてしまう。 #10、マーチ調のインスト。 #11、Andre Matos と Kai Hansen がデュエットする超名曲。 #12、Rob Rock いいね。Andre Matos いいね。Kai Hansen のパートになったらガッツポーズ必須。 #13、大曲。Timo Tollki が唄う ( てか話す? ) キャッチーなギターソロが素晴らしく、展開美に優れた曲だね。 #14、#9 のエディットバージョン。イントロが短い。 #15、本来2枚目 ( Pt.II ) の曲なのでそっちに。


これだけ豪勢なゲストが参加した事、特に Kiske が参加した事は最高の評価に値するね。ただ、こういった形でなくとも EDGUY で出来る曲ばかりだし、その辺がなんとも…。

評価:68

CARAVAN / In the Land of Grey and Pink

CARAVAN / In the Land of Grey and Pink
Release : 1971 (2005)
Label : Universal

英国産のプログレッシヴ・カンタベリー・ロックバンド、CARAVAN の 3rd アルバム。


#1、面白いピコピコ効果音とパーカションが楽しい佳曲。メロトロンも凄くいいね。 #2、アップテンポな曲。フルートのアレンジがいいね。哀愁のギターソロもいいね。 #3、ポップな曲。楽しく呑めそうないい曲だ。相変わらずフルートがいい感じ。 #4、哀愁の唄メロが堪らん。Vo の低音が超魅力的なサビが凄くいいね。 #5、22分超えの甘美な組曲。オルガンが最高。複雑な変拍子も絶妙だ。後半のブルージーなリフも素晴らしい。 #6、サックスのソロの後の最高のタイミングでのテンポチェンジがいい。 #7、終始裏声で唄う Vo が面白い。 #8、#2 の Demo Version 。 #9、#1 の First Version 。 #10、#5 の組曲最後の曲。Remix Version 。


(ボートラを抜いて) 全曲素晴らしいが、特に #5 の組曲の出来には感服。それと、全編に渡って聴ける Dave Sinclair のオルガンが素晴らしいのなんのって。哀愁と渋みを合わせ持った Vo, Pye Hastings もいい。
* #5 までが LP に収録された曲でそれ以降の5曲は CD 盤のボートラ。

評価:68

DIO / Dream Evil

DIO / Dream Evil
Release : 1987
Label : Universal

HR/HM 界のサブちゃんこと鉄人 DIO 様の 4th アルバム。


#1、疾走!・・・ってほどでもないか。サビの溜めが絶妙な佳曲です。 #2、モロ RAINBOW or DEEP PURPLE サビはシンガロング必須ですな。まさにこれこそ待ち焦がれた音楽性。Craig GoldyRitchie Blackmore 万歳! なギタープレイも堪んないッス、はい。 #3、個人的に好きなコード進行。あぁ、カッコ良すぎ。 We Will Rock You 的なドラムはアレだけどな。 #4、キーボードソロが美味しい。2nd の Egypt に近い感じだね。 #5、あら、ダレてきたか。唄メロが中途半端にキャッチーなのが原因か・・・。 #6、またか。モロ RAINBOW or DEEP PURPLE なリフだねぇ。まぁ、これ系は好きだからいいけど。 #7、メロディに高揚感がほしいかな・・・と思ったらサビ裏のキーボードが素晴らしいね。 #8、サビがみんな同じじゃねーか。タイトル連呼型も連発しすぎると辛いな。だからこそこういった展開なんだろうけどな。 #9、イントロ SE が気持ち悪い。キーボードの活躍は認めるが、毎回の如く最後のツメが甘いな。


Craig Goldy のおかげですごーく RAINBOW っぽいね。

評価:68

FERGIE FREDERIKSEN / Happiness is the Road

FERGIE FREDERIKSEN / Happiness is the Road
Release : 2011
Label : Frontiers

Fergie Frederiksen (Vo/ex-TOTO) の 2nd ソロ・アルバム。


他の Frontiers Records のシンガー・プロジェクトと同様、お抱えソングライター達の曲を唄わせるという方式。もはやこれ系プロジェクトの安定感は誰もが知っているだろうが、このアルバムも良曲揃いの素晴らしいアルバムだ。

還暦 & 病み上がりにも関わらず、全盛期並みの素晴らしい歌唱を聴かせてくれる Fergie には感銘を受けるし、豪華ソングライター陣も素晴らしい仕事をしている。願わくば次のアルバムも期待したいところだが…。

そういや、Dennis Ward が「人間味が感じられない」と言っていたプロジェクトってコレの事か?

評価:68

GUNS N’ ROSES / Use Your Illusion II

GUNS N' ROSES / Use Your Illusion II
Release : 1991
Label : Geffen

1st アルバム、Appetite For Destruction において、アメリカの HR 市場 (HR シーンも) を揺るがせた GUNS N’ ROSES の 2nd と同時リリースされた 3rd アルバム。


#1、台詞パートの裏の口笛が “荒野のガンマン” を思わせる (笑) 縦ノリ気味の ROCK だが、所々に Jazz っぽい雰囲気もあって良い。 #2、#1 と同様に、ピアノが Jazz 風。これがまたいい感じなんだけど、2曲連続コレだとちょっとな。 #3W. Axl Rose の十八番。七色の声質を生かしたバラード。ただ、メロディに使い回し感があるなぁ。 #4BOB DYLAN のカバーだが、原曲を超える素晴らしいアレンジだ。数あるこの曲のカバーの中でも頭一つ抜きん出たアレンジだと言える。 #5、悪くない R&R だが、いまいち魅力を感じない。 #6、縦ノリパンクのような心地よいスピードの曲。夜のドライブにいいかもね。 #7、また出たな十八番のピアノ曲。緩急を上手く使い分けるギターソロが好き。 #8、インドカレー味のイントロが美味し過ぎ。左の Jazz ピアノが “またー?” って感じだな。 #9、何とも言えない。泣きのギターとピアノが綺麗な間奏部は嫌いじゃない。 #10、お得意のバラード。左のピアノはどうにかなりませんかねぇ・・・。 #11、9分超えのバラード。序盤の感情出しまくりなギターが素晴らしい。唄メロは他の焼き直しに聴こえなくもないな。 #12、イントロのコーラスがかかったギターが 「ポワーン」とした時点でノックアウトされました。GUNS N’ ROSES の曲の中でも TOP5 に入る名曲。 #13W. Axl Rose が自分の彼女に捧げた (らしい) 哀愁を散布するバラード。November Rain と対をなす素晴らしすぎるバラードだ。 #14、HR/HM サイドの人間からすると、最悪なトラックなわけだが・・・。


2nd 同様、出来た曲をただ詰め込んだだけのアルバム。だが、名カバーの #4、劇的なバラードの #11,13、そして、GUNS N’ ROSES 史上 TOP5 に入るカッコ良さを誇る #12 と、いい曲はそれなりに入っている。でもやっぱ曲数多すぎだよな・・・。

評価:68

HELLOWEEN / Better Than Raw

HELLOWEEN / Better Than Raw
Release : 1998
Label : Victor

メロディック・パワー・デス?・メタルバンド、 HELLOWEEN の 8th アルバム。


#1、Uli 作曲の素晴らしいインスト。もう、凄すぎて、汁が垂れてきそうだ (汁) 緊張感のあるイントロ。それを増幅させるが如くに切り込んでくるギター。そして大悶絶必死の超級ウルトラ飛翔メロ。この曲だけで3度の飯は食える。 #2、そして雪崩れ込むは新しい HELLOWEEN のアンセム(笑) Uli の作曲センスには恐れ入る。ここまで Andi の声質に合ったメロデスチューンが書けるとは・・・。 #3、キャッチーなイントロが良い Weikath 作の佳曲。#2の後だからか、凄くそれらしく聴こえる。 #4、Andi のPC69譲りのハードロック。ライブ向けの合唱チューンだね。 #5、これまで影を潜めてきた Markus のペンによる曲。ベースが大活躍してるのはいいが、いかんせんメロディが面白くない。 #6、Uli 凄いな。タイトでテクニカルなドラミングは勿論だが、ここまで優れた楽曲が書けることは勝算に値するね。 #7、アルバムの中だるみを誘う。変な声なのに、さらに変なエフェクトかけちゃって・・・。どうしたもんかね。 #8Future World と同じようなノリの曲 #9、Uli ほんっといい曲書くなぁ。他のメンバーの曲とは明らかに格が違う。 #10、稚拙なメロディがキッズの心をくすぐるんじゃないか、と思われる曲。 Weikath ってたま~にこういう子供っぽい曲を書くんだよな。 #11、Uli Kusch 大活躍。手数が多くて、尚且つタイト。Voがアレだからドラムばかりに耳がいっちゃうわ。 #12、どこかで聴いた事のあるようなリフが展開される Weikath 渾身の1曲。メロディアスな唄メロが素晴らしい。


Uli の作曲能力が Weikath を超えた。てか、 Uli のおかげだ。こんなにいいアルバムになったのは。 Grapow の曲がないのはちょっと残念だが、それ以上に Uli が頑張ってくれた。

評価:68

IN FLAMES / Colony

IN FLAMES / Colony
Release : 1999
Label : Toy’s Factory

メロディアス・デスメタルの創設者 IN FLAMES の 4th アルバム。


#1、恐ろしいまでの叙情メロ。やはり彼らの溢れんばかりの哀愁は素晴らしいね。 #2、アコースティックにノーマルトーンで聴かせるAメロがにくいね~(笑) #3、相変わらずなキャッチーなイントロが○。 #4、少しモダンな感じがあるね。Aメロの押さえ気味が特にそう感じさせる。 #5、裏のキーボードメロにメロメロ。メロウなギターソロも聴き所だ。 #6、アコギとストリングス主体のインスト。 #7、ここからは後半だぜ!と言わんばかりの名リフ。冒頭のブレイク箇所なんかライブで綺麗に決まればカッコイイね。 #8、確かに素晴らしい叙情メロだが、少し曇りが見え始めたか、ちょい煮え切らない感じがしてきた。 #9、記念すべき 1st アルバムの 1曲目。その録り直し。ちょっと音が良くなってる。 #10、ちょっと彼ららしさを感じられないかも。他の曲に比べて攻撃的ではあるんだけど・・・。 #11、#10 に同じ。叙情的ではあるけど、いまいちフックに欠ける。 #12、#9 と同様 1st の録り直し。ボートラ。 #13、ボートラ。叙情メロとアコギが絡み合うインスト。


いつも通りの叙情的なメロディは健在。過去作品が好きな人は難なく聴けるし買いだと思う。ただ、1stの録り直しを入れてみたりするのはどうかと・・・。また、そろそろ音楽性に多少の変化が出てきてもいいんじゃないかな?

評価:68

JAMES LABRIE / Impermanent Resonance

JAMES LABRIE / Impermanent Resonance
Release : 2013
Label : Inside Out Music

James LaBrie (Vo/DREAM THEATER) の 3rd ソロ・アルバム。


前作同様、Peter Wildoer (Ds/DARKANE) のグロウルから幕を開ける SOILWORK みたいな #1. Agony,キャッチーな唄メロに程よくグロウルを絡ませた #2. Undertow,ポップでメロハーちっくな #4. Back on the Ground,北欧メタルみたいな透明感のある #7. Lost in the Fire,哀愁の唄メロが美味のパワー・バラード #13. Unraveling,#1 と同様 SOILWORK 風の #13. Why

前作を踏襲したメロデス風の曲・アレンジなのは変わらず。これといったキラー・チューンはないものの、捨て曲らしい曲もなくクオリティも申し分ない。ただ、気になるのは Vo を重ねすぎている事。シンガーのソロ・アルバムだし、ヴォーカル・オリエンテッドな作品なのは当然と言えば当然なのだが、もっとシンプルに LaBrie の歌声を聴いたいと思うこともしばしば…。

評価:68

LAST AUTUMN’S DREAM / Dreamcatcher

LAST AUTUMN'S DREAM / Dreamcatcher
Release : 2009
Label : Escape Music

毎年恒例 (日本盤は 08 年リリース) LAST AUTUMN’S DREAM の 6th アルバム。


#1:一昔前の SF 映画風なインスト。 #2:哀愁の唄メロが素晴らしい佳曲。 #3:これまた哀愁のメロディが堪らない曲。 #4:後ろのアルペジオをなぞる様な唄メロがいいね。 #5:ヴァース、ブリッジと、溜めに溜めた後のとんでもない哀愁サビメロに昇天。素晴らしい。名曲だ。しかもエンディング・ソロがまた・・・堪らんわコレ。 #6:Burning Heart に通じるリフのメロディが秀才。 #7:韓国ドラマにでも使われそうなくらいの哀愁。まじかよ。 #8:明るいアップテンポの曲。 #9:古臭いシンセ・アレンジがいいね。 #10:これまた Burning Heart っぽいメロディが・・・。ネタ切れか? #11:地味。 #12:地味。 #13:リズミカルな曲。 #14:素晴らしいギターソロが聴けるバラード。ただ、弾いてるのは Andy じゃない・・・。


その生産性からか、同じような曲が詰まったアルバムをリリースしてきた彼らだが、やっと一歩踏み出た感じがする。予定調和とは言え、いいメロディーが多いのは強みだからね。ところで、もう元 Fair Warning の彼はスペシャル・ゲストとかでいいんじゃない?

評価:68

MANOWAR / Sign of the Hammer

MANOWAR / Sign of the Hammer
Release : 1984
Label : Vigin Record

( ジャケが筋肉モノじゃない・・・ ) 筋肉 HEAVY METALER、 MANOWAR の 4th アルバム。


#1、いい意味でメロディアスなアメリカン・ロックな曲。これは、絶大な歌唱力を持つ Eric Adams 様がいるから出来る芸当であろう。 #2、イントロの切り込み方が素晴らしいね (笑) キャッチーなメロディとギターみたいな音のベースが美味しいね。 #3、これまたイントロが上質だわ。要所で入るクワイアも素晴らしい。終わり方も凄く良いね。 #4Joey DeMaio 閣下の哀愁ベース・アルペジオが涙を誘う。 #5、キャッチーな唄メロが素晴らしい佳曲。全体のリズムをタイトに飾っているドラムもいいね。 #6、ベースでカッティングのリフを聴くのは初めてだな (笑) #7Joey DeMaio 閣下のベース・ソロ曲。もはや定番。まぁ、ね。よくやるなぁと感心させられるよ。 #8、#7 を引き継ぐような形で入る曲。ドラマチックな展開は流石としかいいようがないな。


前作よりも格段に音質が向上しているのは嬉しい限り。アルバム全体のまとまりも、勿論曲も言うことなし。ただ、後期 MANOWAR に耳が慣れてる人は厳しいかもしれない。

評価:68

MANOWAR / Fighting the World

MANOWAR / Fighting the World
Release : 1987
Label : Atco

黒き風、炎と鋼鉄から生まれた筋肉 Metal 集団 MANOWAR の 5th アルバム。


#1、ライヴ受けの良さそうなアリーナ・ロック。初期の MANOWAR は豪華絢爛さが薄いがこういう曲があるから好きだ。 #2、古典的 Rock ‘n’ Roll。 #3、ライヴではお馴染みの名曲。こういうポップな曲でも演奏は Metalic なのがいいね。 #4、サイレンやらパトカーやらのイントロ SE がアレ。リフがカッコ良過ぎ。 #5、70% ナレーションの曲。 #6、次の曲に繋げるインスト。 #7、別に大した装飾もされていないにも関わらず凄く大仰な印象を受ける曲。 #8、#7 がいきなり終ってこの曲に…。名曲 #9 に繋がる。 #9、「黒い風、炎と鋼鉄から生まれた」と連呼する名曲。これまたライヴでは定番。スクリームになる中盤から後が素晴らしい。終わらせ方が異常にしつこいのも最高だとしか言いようがない。


名盤2枚に挟まれ、( アートワークを含めて ) 地味な印象があるが、ヴァラエティに富んだいいアルバムだ。

評価:68

MANOWAR / Battle Hymns MMXI

MANOWAR / Battle Hymns MMXI
Release : 2010
Label : Magic Circle Music

MANOWAR の 1st アルバム、Battle Hymns のリ・レコーディング・アルバム。Scott Columbus (Ds) が脱退し、後任にはオリジナル・メンバーでもある Donnie Hamzik (Ds) がサポートとして参加。


チープな音質と Eric Adams のパワー不足なヴォーカルがアレだったオリジナル盤とは比べ物にならないくらいいいサウンドだ。オリジナルの音に近付けられているのも好感が持てる。

曲のキーが1音下がってるのは少々気になるものの、ライヴでは100%演奏する #5. Manowar#8. Battle Hymn のスタジオ版をいい音で聴けるってだけで満足だね。…しかし、何で今 1st の再録なのかと思ったけど、理由は KISS / 地獄列伝 と一緒かな?

評価:68

MEGADETH / Cryptic Writings

MEGADETH / Cryptic Writings
Release : 1997
Label : EMI

MEGADETH の 7th アルバム。


#1、このドラム、どこかで聴いたと思ったら WIGWAM がパクったのか・・・。 #2、流石リフマスター。しかし退屈だ。 #3、初のアコースティックなバラードかと期待したんだけどな (笑) #4、流石のリフマスターもネタが尽きてきたか? #5、久しぶりの疾走曲!カッコイイ!これだよこれ!これを待ってた!短いのが非常に悔やまれる。 #6、#5 の勢いが相殺された・・・。ただのキャッチーな HR じゃないか。 #7、退屈だ。 #8、リフは相変わらずいい。リフだけは・・・。 #9、何故だ。 #10、なんだこのメロディアスなメタルは・・・。これが MEGADETH かよ。まさかここまで予想外のところを突いてくるとは・・・。しかもその出来が名曲レベルなのがニクイ。ツインリードのソロなんて今までの MEGADETH じゃ考えられない程。 #11、またもや、”リフだけはいいよねー” 状態。ソロがあと一歩って感じなんだよな。 #12、何故に速い曲は短いのか。


She-Wolf での、意表を突いたメロディアスさに昇天。Mustain 歌えてるじゃーん。とついつい Marty 風の日本語になってしまいますよ。

評価:68

PATHOSRAY / Sunless Skies

PATHOSRAY / Sunless Skies
Release : 2009
Label : Frontiers

イタリア産プログレッシヴ・メタルバンド PATHOSRAY の 2nd アルバム。


#1:曲名通りのダークさが美味しい。何気にキャッチーな唄メロもいいね。初期 DREAM THEATER の雰囲気がある。 #2:哀愁の唄メロが素晴らしい佳曲。 #3:静と動のコントラストが美しい曲。 #4ANGRA を彷彿させる Jazz 風味のアコ・インストからハモンド・オルガンまで…。多彩だな。 #5:プログレッシヴ・パワーバラード。 #6:全然先が読めない展開に、アコースティックなソロ、そして哀愁のギターソロ。堪らんね。 #7:ブリッジの女性 Vo がいいアクセントになってるね。 #8:#9 へのイントロ。 #9DREAM THEATER / Metropolis Pt.2 を1つの曲にまとめたかのような曲。PINK FLOYD / Dark Side of the Moon を躊躇するアウトロが秀逸。 #10:アコースティック・バラード。


2人のシンガー ( Bass の人もリード・パートを唄ってる ) がいることで曲に良いアクセントが作れてるのがいいね。それこそが他のプログレ・ハードと呼ばれる CIRCUS MAXIMUSSEVENTH WONDER との差別化につながるわけだしね。てか、最近こういうバンド増えたよね ( 特にイタリア産のが ) 。

評価:68

PRETTY MAIDS / Jump the Gun

PRETTY MAIDS / Jump the Gun
Release : 1990
Label : Sony

PRETTY MAIDS の 3rd アルバム。アメリカ盤のタイトルは Lethal Heroes


煌びやかなイントロが素晴らしいハード・ロック #1. Lethal Heroes,バンド初期を代表する名バラード #4. Savage Heart,効果的に使われたキーボードが素晴らしい疾走曲 #9. Attention という強力無比なキラー・チューンはあるが、それ以外の曲がアレ。

アルバム全体でなら前作、曲だけならこのアルバム。

評価:68

SUNSTORM / Sunstorm

SUNSTORM / Sunstorm
Release : 2006
Label : King

Mr. 哀愁 Vo Joe Lynn TurnerDennis WardPLACE VENDOME の面々と共に作り上げたプロジェクト。1st アルバム。


#1、キャッチーで哀愁のあるメロディが美味しい曲。滑り出し良好。 #2、POP な頃の RAINBOW を彷彿させる佳曲。 #3、前2曲と比べるとあまり印象に残らないか・・・。 #4、古き良き Rock 。Joe だからこそ出来る曲だな。 #5、爽やかなメロディとまるで青春ドラマの挿入歌のごとくの絶妙なタイミングで迫るサビメロが素晴らしい。 #6、POP で聴きやすいが、全体的に唄メロが弱いな。 #7、ハードポップ調の Burn もしくは DIORAINBOW か・・・。 #8、イントロは面白い。 #9、これまた聴きやすいが、唄メロが微妙。 #10、・・・これはちょっとつまらないかも。ギターソロはいいんだけどね。 #11、煮え切らない唄メロが辛い。 #12、綺麗なメロディのバラード。ギターじゃなくてストリングスを中心にしたアレンジなら良かったかも。 #13、アコースティック・ギター Version かな。


最近の Joe のソロアルバムと比べると、見事にリスナーのニーズにあった曲を演ってくれているとは思うけど、頭5曲から後の曲がキツくなってくるかな。いいアルバムである事は確かなんだけどね。全体的にもう少し取っ付き易いメロディでも良かったんじゃないかと思う。

評価:68

SYMPHONY X / The Odyssey

SYMPHONY X / The Odyssey
Release : 2002
Label : Inside Out

SYMPHONY X の 6th アルバム。


#1、ギターの軽さが気になる。 #2、ちょっと退屈。 #3、唄メロはいいんだけど、どこか煮え切らない。 #4、過去の曲の続編らしい。キーボードソロがいいね。 #5、疾走こそしてるんだけど、コード進行捻り過ぎじゃない? #6、サビメロは過去最高クラスの出来。なんだけど、それ以外が微妙・・・。 #7、ピアノが素敵過ぎ。 #8、7つのパートに分かれた、壮大過ぎて悶絶どころじゃすまない大曲にして名曲。一つの映画を観ている様な気さえしてくる。いままで多くの大曲を聴いてきたが、ここまで完成されているのは久しぶりだ。


他の曲がどうでも良くなるくらい #8. The Odyssey が素晴らしい。この組曲の Part1. Odysseus’ Theme / Overture だけでも価格以上の価値があるね。

評価:68


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