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ADAGIO / Archangels in Black

ADAGIO / Archangels in Black
Release : 2009
Label : Listenable

Stephan Forte 率いる ADAGIO の 4th アルバム。Vo が Gus Monsanto から Christian Palin にチェンジ。


#1:ダークでアグレッシヴな曲。早弾きぜずにメロディアスなソロを決める Stephan は流石。 #2:要所で顔を出すピアノが絶品。テクニカルでプログレッシヴなソロも素晴らしいね。 #3:コンパクトな中に封じ込められた難解さが美味しい。 #4:極めてダークな曲調が堪らんね。それでいて超キャッチーに攻めてくるソロが最高。 #5:オーケストレーションとバンドサウンドが完璧に近い同調率なのが素晴らしい。 #6:ピアノ・ブレイクが素晴らしすぎる。唄メロは弱いのが残念だ。 #7:9分の大曲。やり過ぎ感抜群のキーボード・ソロがいいね。 #8:完全にデス・メタルだな (笑) Stephan、でしゃばり過ぎだろ。壮大なオーケストレーションがいいね。 #9:月戦士? 表打ちなのが惜しい。しかし何故フランス人は日本語を使いたがるのか? 月光仮面にでも影響されたのか?


ダークで装飾過多な SYMPHONY X というのが相応しい。あまりに共通点が多いしね。しかし化けたな。3rd パワーメタル路線と 2nd の過度なオケアレンジ路線が見事に調和してる。Stephan のデス声も曲に合ってるし、これからが非常に楽しみだ。まぁ何より前作と比べて音質が見違えるほど良くなったのが嬉しいね。

評価:79

AVENGED SEVENFOLD / City of Evil

AVENGED SEVENFOLD / City of Evil
Release : 2005
Label : Warner

メロディック・メタル不毛の地アメリカより現れたメロディック・メタル・パンク・メロコア・ロックバンド AVENGED SEVENFOLD の 3rd アルバム。


#1、マイナーキーのイントロがなかなか好印象。ヴァースからブリッジにかけては GUNS N’ ROSES の影響が伺える。ギターソロも HELLOWEEN !? なツインリード。最後の転調も美味しい。 #2、メロコア要素が強い曲だが、若干 METALLICA 風のアプローチも見られる。 #3、微妙にパンクっぽくもあって、展開も複雑で聴きごたえがあっていいね。 #4、ありゃ、これはまた GUNS N’ ROSES 的な。いろんな音楽性のごちゃまぜだけど、面白いわ。 #5IRON MAIDEN というよりはメロスピ? んー違うな。ごちゃまぜ過ぎてジャンルが特定できないな (笑) #6GUNS N’ ROSES を彷彿とさせるバラード。湿った感じが好印象。 #7、隠し味風に入ってるピアノがいいね。アメリカ産とは思えない程カッコいいリフも Good! 後半アコースティックになるのもいいね。でもまぁ、器用だねこいつら・・・。 #8、後半何故かシンフォニック・ロックになるんですが・・・。ほんとに、楽しませてくれるなぁ。 #9、なんですか、このプログレッシヴな展開は。でもやっぱ最後のシンフォパートがいいねぇ。 #10、瞬間的に QUEEN を感じるな。唄メロがちょい弱いか。 #11、哀愁を振りまくイントロから一気に IRON MAIDEN 型のリフがきた時は不覚にも手と頭が反応しちまった。シンガロンングを誘うキャッチーな唄メロが堪んねぇー。ヲーヲーコーラスもいいね。


各界の大物の影響をとにかく受けました、みたいな音楽性。一言で表現するのは難しい。IRON MAIDEN を下地において、パンク、メロコア風味を付け加えていったと言うのが合うだろうか。メタル独特の重みは感じられないが、メタルも聴くけど疾走パンクも好きなんですって人にはいいかも。ただ、HR/HM を幅広く聴いてないと微妙かもな。あぁ・・・これならアメリカで売れるのも納得できるわ。

評価:79

BABYMETAL / Babymetal

BABYMETAL / Babymetal
Release : 2014
Label : Toy’s Factory

アイドルとメタルの融合をテーマに結成されたユニット、BABYMETAL の 1st アルバム。


DIMMU BORGIR 風の前半にデスメタル風リフでメンバー紹介する中盤、MEGADETH 風の疾走ギターソロが登場する #1. BABYMETAL DEATHAMARANTHE をさらにジャパメタ・チックにしたような #2. メギツネ,「ずっきゅん」だの「どっきゅん」だののヴァースと普通のアイドル曲みたいなサビの #3. ギミチョコ!!,不思議ワールドな曲の中間に突如としてアンセミックなギターソロが導入される #4. いいね!X JAPAN を完全模倣したアレンジが秀逸な #5. 紅月 -アカツキ-,セサミストリート・メタル #8. 4の歌,ゴシック・メタル調の #11. 悪夢の輪舞曲,キメッキメな激クサメロディを典型的メロスピな曲に乗せ、これでもかと劇的な展開を詰め込んだ #13. イジメ、ダメ、ゼッタイ

アイドルという前提条件のお陰か、ありえないくらいポップでキャッチーなメロディが多いため、メロスピ系の #2, 5, 13 などは一度聴けばメロディが頭に残ってしまうし、何度も聴けば頭から離れない…。特に #13 は歌っているのが彼女らでなく、まともなメタルバンドだったなら年間ベストチューンに選ぶであろう名曲。それ以外の曲はキラー・チューンとは言えないが、メタルのサブジャンルを網羅するかのようにアレンジも多彩で、アイドルのノリにさえ順応できれば楽しめるのは間違いない。さらに、特筆すべきは音がいいことだ。”メタル風にしてみました” ではない、ちゃんと Heavy Metal の音なのは素晴らしい。

しかし、自分のサイトでこのCDのレビューを書くとは思ってなかった。まさかここまで名前が大きくなるとは。…もし彼女らのライブに行くなら、自分の中にあるメタルの先入観を全部ぶっ壊して、ハッピーな気分で楽しめることが最低条件だろう。そういう意味で、海外の生粋のメタル野郎たちが日本のアイドルという先入観なしに楽しめるってのは理解できるし、少し羨ましくもある。

評価:52

DREAMTIDE / Dreams For The Daring

DREAMTIDE / Dreams For The Daring
Release : Marquee
Label : 2003

ドイツ、メロハーの立役者にして Uli Jon Roth の愛弟子、Helge Engelke 率いる DREAMTIDE の 2nd アルバム。


#1、面白い音使いなイントロ、でメロディは Helge 節。ただちょっと前作よりもキャッチーさが減衰してるかな・・・。音もMETALでヘヴィでソリッド感が強い。 #2、前作と比べて、Voの高音がしっかりしてきてる。音はやっぱり硬いな。メロディは期待通りでいい。 #3、アプローチは今までの曲と同じなものの音は確実にメタルに近づいてきている。 #4、アコースティックなミディアムテンポの佳曲。唄メロは演歌を彷彿させるなど、日本人の琴線に触れる。 #5、リフはセルフカバー的な臭いがしないでもないが、気にならないので許容範囲。 #6、古典的なリフが好印象。唄メロの使いまわしが目立つがいい曲なんで良し。 #7、いつものクワイアと、ストリングスソロが相まって曲全体の民族調を引き立てている。 #8、東洋メロディ。キーボードアレンジが上手いなぁ。異様に動き回る Ole Hempelmann(B) もいい仕事してる。 #9、メロディは弱いものの、なかなか聴き応えのある曲。左右に振られるVoと中心で何気なく泣きメロを披露するのがオシャレ。 #10、正統派メタル的な曲だな。なかなか面白い曲を作ってくるな。1回目のソロなんか凄く古典的でいいよ。 #11、Bonus Track. 駆け上がるストリングスが綺麗。 #12、このままトランスのリズムが始まるのかと誤解してしまいそうなイントロ。 #13、ブレイク裏でのギターがステキ過ぎ。


全体的に泣きのギターを押さえている。その効果は絶大で、得意の泣きパートが来た瞬間の高揚感といったら・・・。そしてなんといっても Vo の進化だろう。前作では高音部に若干の不満が残ってしまうという結果だったが、それを完璧に改善。高音の通りが良くなって魅力のある中音域が引き立つ結果となっている。

評価:79

ECLIPSE / Bleed & Scream

ECLIPSE / Bleed & Scream
Release : 2012
Label : Frontiers

Erik Martensson 率いる ECLIPSE の 4th アルバム。


バンド・リーダーである Erik Martensson が Frontiers Records の幾つかのプロジェクトでメイン・ソングライターとして良曲を量産していて、その課外活動でアイディアを出し尽していないかと危惧していたが、そんな心配は必要なかった模様。

キャッチーでオープニングに相応しい #1. Wake Me Up,哀愁の民謡調メロディで攻める #4. Battlegrounds,Yngwie へのオマージュも聴ける疾走曲 #8. Take Back The Fear,FAIR WARNING を彷彿させるバラード #10. About To Break などの佳曲を筆頭に他の曲も水準以上を維持している。ただ、これといったキラー・チューンがないので、少し地味な印象になってしまうのが残念なところだ。

評価:79

FIREWIND / Days of Defiance

FIREWIND / Days of Defiance
Release : 2010
Label : Century Media

OZZY OSBOURNE バンドの一員になった Gus G 率いる FIREWIND の 6th アルバム。


PVも作られたアルバムのリーダートラック #2. World on Fire,シンセ・リフと “オペラ座の怪人・リフ” が印象深い #4. Embrace the Sun,メロディック・スピード・メタル・ファンであれば誰もが必ず「何故この曲を頭に持ってこなかったんだ!」と思うであろう #5. The Departure ~ #6. Heading for The Dawn,アコ・パートと重くハネるリフとの対比が面白いパワー・バラード #7. BrokenGus G 曰く「STRATOVARIUS 風で好きじゃないけどいい曲」な #11. Losting Faith,表打ちながら疾走感のある #13. When All is Said and Done

アルバム毎に感じていた唄メロの弱さが改善された。これくらい耳に残るメロディなら言うことなし。文句なしの最高傑作だね。生々しい音質も素晴らしいね。

評価:79

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 1

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 1
Release : 1987
Label : Victor

HELLOWEEN 黄金期、そう呼ばれるようになったのはこのアルバムをリリースした頃から。Michael Kiske を向かえ、キャッチーで判りやすいメロを網羅した当作品は後にキーパーメタルと言われる。


#1、何かを予感させるような印象を与えてくれるインスト。 #2、生の力が十二分に発揮されたスピードナンバー。コーラスが幼い感じがするのは、彼らの若さゆえのもの。時代を感じる。キャッチーなギターソロ、勿論唄メロを取って見ても、一般受けする素晴らしい佳曲だといえる。 #3、Kiske のペンによる曲。元は彼自身のバンドの曲だったが、アレンジを施し現在のものに至る。掴みやすいメロディが特徴的。こちらも一般受けしそうだ。 #4、聴いていると笑顔が溢れてきそうなイントロが強力。各所で凄まじい低音が聴けるが、これもKiskeの実力だろう。 #5、作曲者の Michael Weikath が彼女に振られ、その恨みと怨念を込めまくった曲。皮肉めいた歌詞は置いておいても、なかなかの佳曲である。 #6、#2と同じ方向性にある曲。それはイントロだけをとっても感じられる。当時、溢れんばかりの若さをもっていた彼ららしい曲だといえる。 #7、13分の大曲。コレだけの曲が作れる Kai Hansen には賞賛の意を示さざるを得ない。 #8、次のアルバム、Pt2へと繋げる為の曲。個人的にはどの辺が繋がっているのか判らない。


Michael Kiske の多大な功績がこのアルバムを寄り高みに導いているのは確実。#2 – #7 まで捨て曲らしい捨て曲は一切ないが、いかんせん37分というのは短すぎる。佳曲が多い中残念だがもう2曲くらいあれば、もっと高得点を付けたかもしれない。

評価:79

H.I.M. / Dark Light

H.I.M. / Dark Light
Release : 2005
Label : Warner

フィンランドの中堅メタルバンド HIM の 5th アルバムにして日本デビュー盤。


#1、ピコピコシンセが妙に印象に残ってしまいそうな、ハードポップチューン。 #2、Aメロのキーボードアレンジが素晴らしく、さらにサビメロ~リフの流れも絶妙。 #3、日本人受けしそうな唄メロとリフが素晴らしい。思わず顔がにやけるわ、これ。 #4、Aメロのピアノを引きずってるよな・・・と思ったけど、そのアレンジが曲に最高にマッチする。 #5、暗闇の内から湧き出てくる優しさがそのまま表現されたかのよう。まさに Dark Light 。素晴らしい。最高。 #6、サビメロがカッコイイ。これでギターが単調すぎな点を除けば #3 に匹敵する曲になったと思うよ。 #7、感情を込めまくりなVoがいいねぇ。ただ、他の曲と比べるとちょっと見劣りするなぁ。 #8、#7に同じ。コード進行は凄くいいと思うけど、唄メロが少々弱いかな。 #9、#1同様に素晴らしい低音Voを披露する Ville Valo がいいね。サビで優しく唄うところも凄くいいよ。 #10、寂しさを感じるイントロのピアノが強力。Mige Amour (Ba) もいい仕事してるなぁ。 #11、典型的なハードロックナンバー。こういうのも出来るんだね。


同じ北欧で同じ音楽性にあると思われるのが THE RASMUS なわけだが、2005年のコレ系メタルを代表する素晴らしいアルバムだと思う。曲単位では圧倒的に THE RASMUS だけど、総合的には100%こっち。

評価:79

ICED EARTH / Framing Armageddon

ICED EARTH / Framing Armageddon
Release : 2007
Label : Steamhammer

米産 Heavy Metal の大御所 ICED EARTH の 8th アルバムにして 5th “Something Wicked This Way Comes” の続編の前編。


#1、民族調のパーカッションとストリングスのインスト。 #2、クサメロに Ripper の超絶ハイトーンが絡む佳曲。 #3、レーザービームが飛び交う SE 。 #4、#5 のイントロ。 #5、#2 と同様に超ハイトーンでのクサメロが美しい佳曲。 #6、ミッドテンポの落ち着いた曲だが、印象深いサビメロが聴ける。 #7、アコースティックな小曲。 #8、文句なしのキラーチューン。初っ端のシャウト、BLIND GUARDIAN を彷彿させるサビが美味し過ぎる。 #9、#10 のイントロ。 #10、#6 をヌルくした感じ。メロディ自体はキャッチーなので悪くはないが…。#8 のインパクトが強すぎる…。 #11、SE 。 #12、静と動に分かれた IRON MAIDEN タイプの大曲。 #13、大仰な曲だが、いまいち煮え切らない。 #14、ザクザク刻みが印象的だが、記憶に残りそうにない。 #15、#1 の進化版みたいなインスト。 #16、ブチ切れ歌唱を披露する Ripper、最高だ。ハモンドオルガンの装飾もなかなか。 #17、きたきた、これを待ってた。Ripper 名演だな。 #18、クワイアがメインの曲。 #19、聖歌のようなアウトロ。


BLIND GUARDIAN / Nightfall in Middle-Earth” に極めて近い構成 ( 各曲にインストが付く ) でレビューを書くこっちとしては非常にアレ (笑) まぁ、でもそれを踏まえても非常に充実した内容で最高傑作とも言える出来。当然それに一役かっているのが Tim ‘Ripper’ Owens な事はどう考えても明らか。ICED EARTH、前任者が戻るとはいえ、あまりに大きな人材を失ったな…。次作が ( 続編だけに ) 心配でならない。
まぁ、Ripper は Yngwie’s Band で超名演を ( 2枚/笑 ) 残してくれれば。

評価:79

JUDAS PRIEST / Hell Bent for Leather

JUDAS PRIEST / Hell Bent for Leather
Release : Sony
Label : 1978

JUDAS PRIEST の 5th アルバム。Metal God の誕生。


#1、濁声の Vo がいいね。泣きのギターソロも素晴らしい。 #2、曲名はアレだが、前作の “Exciter” を彷彿させる唄メロは好印象。 #3、キャッチーなサビメロが堪らない名曲。叙情的なソロもいいね。 #4、サビメロは大合唱で。カッコ良過ぎて悶絶。 #5、サビは “Let It Be” だけど、かなり好きな曲だな。 #6、要所で聴けるパーカッションがいい効果を出してるね。 #7、唄メロはアレだが、K.K. & Glenn の官能的なソロがいいねぇ。 #8、日本盤のタイトル曲だが、それほど印象深いものではないな。 #9、名曲・名リフ。泣きのエンディング・ソロが最高。 #10、初期 SCORPIONS のような哀愁を感じさせる名バラード。当アルバムの中で一番好き。 #11、旧き良き Rock ‘n Roll だが、#10 で終わらせた方が良かったような気もする。


名曲の詰まった良作。70年代から80年代への移り変わりを上手く表現してるいいアルバムだと思う。リマスター盤のボートラ “Riding on the Wind ( Live Version )” が素晴らし過ぎる・・・。

評価:79

JUDAS PRIEST / Nostradamus

JUDAS PRIEST / Nostradamus
Release : 2008
Label : Sony

JUDAS PRIEST の 16th アルバムにして初のトータル・コンセプト・アルバム。


– DISC 1
#1:期待感をくすぐるインスト。 #2:ミッドテンポでダークな雰囲気のある曲。典型的な JUDAS の “3曲目” ってとこかな。 #3:#4 へのプレリュード。 #4:華麗なギターソロが素晴らしい。 #5:#6 へのプレリュード。オペラっぽい。 #6:壮大でダークな曲調が素晴らしい曲。個人的には DISC 1 の第一のハイライト。 #7:#8 へのプレリュード。 #8:#4 と同じく華麗なツインリードのソロが美しい。 #9:初期の BLACK SABBATH みたいだ。 #10:11 へのプレリュード。 #11:無理のないキャッチーな唄メロの曲。 #12:悲しみの漂うバラード。 #13:いつもの PRIEST 節。この曲が 1 (2) 曲目なら良かったかも。
– DISC 2
#1:インスト。 #2:前作にあったバラードを彷彿させる。 #3:唄メロはなかなかだが、いまいち説得力を感じられないのはスクリームがあるのに遅いからか・・・。 #4:#5 へのプレリュード。 #5:いつもの JUDAS 。Rob のソロにありそうな曲。 #6:#7 へのプレリュード。 #7:優しい音運びが印象的な曲。 #8:#9 へのプレリュード。 #9:当アルバムのリーダー・トラック。冒頭のスクリームからして他とは違う。この曲がなかったら DISC 2 はまずい事になっていただろうな。 #10:アルバムを締めくくる曲。後味はいいが、インパクトに欠ける。


コンセプト・アルバムとしての新しい要素は何もないし、既に数多に存在するコンセプト・アルバムと比べても特筆するようなこともない。だが、ここには JUDAS PRIEST であるからこその説得力があり、不思議と2枚さらっと聴き通せる。曲を抜き出して聴くと言うよりも2枚で1曲と捉えたほうがいいのは言うまでもないだろう。ただ、ここぞというポイントが少ないため、BGM 的な聴き方が合っているような気がする。プレイヤーの前で正座して「さぁ聴くぞー」という感じではない。PainkillerAngel of Retribution を期待する人には退屈なアルバムなんだろうな・・・。

評価:79

ORPHANED LAND / All Is One

ORPHANED LAND / All Is One
Release : 2013
Label : Century Media

イスラエル産オリエンタル・メタル・バンド ORPHANED LAND の 5th アルバム。


シンフォニックなアレンジとキャッチーな中東洋的唄メロが見事に調和したオープニング・ナンバー #1. All is One,哀愁メロが程良い民族調アレンジに包まれた #3. BrotherKobi Farhi の色気のある歌唱と中東洋メロをキャッチーに聴かせるギターソロが素晴らしい #4. Let the Truce Be Known,女性シンガーとの対比が美しい #4. Through Fire and Water,語り調とグロウル、DIMMU BORGIR 風のコード進行が聴ける #6. Fall,昭和歌謡みたいな #8. Shama’im,エスニックな中東愛にあふれたプログレッシヴ・チューン #11. Children

前作はイスラエルの OPETH (初期) って感じのアルバムだったけど、このアルバムはそこからさらにメタル度を減衰させ、彼らの生まれ持つ中東の魅力を壮大なアレンジと共に一気に開放したような印象だ。グロウルがあるのは1曲。メタルというよりはハードロックの方が近い。個人的にはこのアルバムと前作との中間あたりの音楽性を探ってほしいところだが…。

評価:79

PRETTY MAIDS / It Comes Alive ~Made in Switzerland

PRETTY MAIDS / It Comes Alive ~Made in Switzerland
Release : 2012
Label : Frontiers

PRETTY MAIDS のデビュー30周年記念ライブ・アルバム。


最近の曲も程よく織り交ぜながら、外せない曲はちゃんとやってるセットだね。久しぶりのライブ・アルバムだけど、Vo も演奏も十分安定してるし最新の彼らのステージを予習するだけでは勿体ないくらいのいいアルバムだ。

それにしても、新譜の Little Drops of HeavenBack to Back より後で、以外とオーディエンスも唄ってるってのが驚きだね。日本ではなかなかこうもいかないだろうなぁ…。でもやっぱりみんなでシンガロングするのは Please Don’t Leave Me なのね…。

てか、いくら30周年記念だからって、通常の値段でDVDも付けちゃうなんて太っ腹過ぎなんじゃない? (と思ったら日本盤は値段が輸入盤の倍なのか…。) ちなみに、Frontiers の出す DVD はリージョン・フリーなのでライナーとか要らないなら輸入盤の方がお得だね。

そんなわけで、これを聴いて来日公演に備えましょう。

評価:79

STORMLORD / The Gorgon Cult

STORMLORD / The Gorgon Cult
Release : 2004
Label : Scarlet Records

イタリア産、シンフォニック・ブラックメタルバンド、STORMLORD の 3rd アルバム。


#1、あの世に連れて行かれそうになるインスト。 #2、即効性のあるクサさが超強力なキラーチューン。ストリングスの入れ方が上手過ぎだよね。ギターも激しくメロディアスで堪らん。 #3、ライドの入れ方が非常にツボなドラムがブラックメタルっぽくなくて良い。 #4、イントロの疾走具合もギターの歪み具合も最高過ぎ。でもこの曲、内容が薄いなぁ。 #5、クサさが・・・凄まじい。当アルバムで随一のキラーチューン!オペラVo、クワイアも最高潮。 #6、ホラー映画チックなストリングスがいいね。こういうのに弱い・・・。 #7、ハリウッドのホラー映画級のインスト。 #8、クサさだけは超1流なんだが、他の曲と同じような展開ですな。 #9IRON MAIDEN のカバー。 #10、ホラー系必殺のオルゴール音。最後で使ってくるとわ。


典型的ブラック・メタルに RHAPSODY みたいなシンフォニックさを付けたってな音楽性は前作とさほど変わらず。音質が良くなっているのは嬉しいが、楽曲に整合性がないのが残念。

評価:79

STRATOVARIUS / Visions

STRATOVARIUS / Visions
Release : 1997
Label : Victor

前作に引き続き、もはや北欧最強とも言える布陣で挑んだ STRATOVARIUS の 6th アルバム。


#1、「お前もソレか!」と言いたくなるイントロはアレだが、Metal ビギナーだった頃は CD が擦り切れる程聴いてたなぁ・・・この曲 (懐) #2、なんで #1 じゃなくてこっちが向こうでシングルになったのか不思議。悪くはないけど。 #3、キャッチーなサビメロが美味しい佳曲。 #4、”Forever” に似てるね。 #5、これまたキャッチーなサビがいいね。Timo Kotipelto , GJ。キーボードとギターのバトルも面白い。 #6、唄メロ煮え切らない。 #7、インスト。キラキラピロピロ。 #8、こういう曲の入り方、大好物なんですけど・・・。サビもキャッチーでいいね。 #9、バラード。前作の “Forever” 程ではないけど、なかなかの哀愁。 #10、大作。STRATOVARIUS 版 Keeper of the Seven Keys といったトコロか・・・。 #11、デモ版。トッカータとフ-ガ色が強い。 #12、ライブ音源。


Infinite と並ぶ STRATOVARIUS の名盤。

評価:79

STURM UND DRANG / Graduation Day

STURM UND DRANG / Graduation Day
Release : 2012
Label : Warner

無事に高校を卒業したであろう STURM UND DRANG の 3rd アルバム。


キャッチーな哀愁メロのオープニング・チューン #1. Your Love Is For Sale,バラード調のイントロから爽やかに疾走する #2. Dark Little Angel of Mine,哀愁の唄メロが秀逸な #3. Molly the Murderer,シンプルにメロディアスに聴かせる #4. LuckyErik Mårtensson (Vo,Gt/ECLIPSE) と共作したパワー・メタリックな #5. Hammer to Fall,親子で共作した 80’s な #6. Goddamn Liar,テクノ風シンセを配したアリーナ・ロック #7. Fatherland,唯一シンガーのアンドレ君が一人で書いた3拍子の #8. I Hunt Myself,エレクトロニカ?風のシンセで包み込んだ 80’s HR #9. Party Like a Rockstar,疾走するギターソロが素敵な #10. Light Years Apart

キャッチーで 80’s 風。曲は Vo のアンドレ君とアンドレ・パパが外部ライターと協力してるという構図は変わらず。毎度のごとくクオリティは高い。クラブ・ミュージック? エレクトニカ? テクノ? エモ? よくわからないが、その当たりのジャンルで多用される打ち込みを上手くアレンジに取り入れていて、それが見事にハマっている。…とりあえず、このアルバムを気に入るかどうかはそのアレンジが許せるかどうかかもね。

しかし、Erik Mårtensson はこんなとこにも出張して、しかもその曲がアルバムのリーダー・トラックになってるってのが素晴らしいわ。

評価:79

TWILIGHTNING / Plague-House Puppet Show

TWILIGHTNING / Plague-House Puppet Show
Release : 2004
Label : Universal

フィンランドの新たなる刺客、TWILIGHTNING の 2nd アルバム。


#1、Vo の歌唱法が1stと比べ、若干の弱みとも思われた線の細さが解消。 #2、爽やかな曲。 #3、イマイチパッとしないメロディに聴こえる。 #4、超爽やか系。溢れ出して来る春風の様なメロディが良し。泣きのギター万歳。 #5、現代風の見方で消化された80年代風HR/HMと言うに相応しい。 #6、F1 のテーマ?で聴いた事のあるようなメロが炸裂してます。 #7、この方向性転換は明らかにGood Job!なんですが・・・。 #8、どっかの “リ” には一生わからなそうな溜めの効いたギターが最高。 #9、時折見せる2バス連打がなんか妙に嬉しくなる。 #10、確かに最後のほうだけは良いのだが・・・。 #11、疾走曲。UNIVERSAL・・・グッジョブ!! #12、終わり方が最悪だけど。まぁボートラだしいいか。


来日時の印象から既に好評価だったのもあるが、とてもいいアルバム作ってくれたと思う。特にギターのセンスは素晴らしいよ。ボートラの2曲はレーベルに無理やり作らされた感があるが、内容は良い。

評価:79


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