- 2003.11.21 : AINA – The Metal Opera – / Days of Rising Doom
- 2011.03.31 : BLOODBOUND / Unholy Cross
- 2005.06.16 : BRUCE DICKINSON / Tyranny of Souls
- 2009.09.21 : DAWN OF DESTINY / Human Fragility
- 2008.10.15 : EDEN’S CURSE / The Second Coming
- 2012.10.10 : GALNERYUS / Angel of Salvation
- 2010.04.21 : H.E.A.T / Freedom Rock
- 2013.05.01 : H.I.M. / Tears on Tape
- 2006.04.26 : HYDE / Faith
- 2005.04.21 : SECRET SPHERE / Heart & Anger
- 2010.05.03 : STEELWING / Lord of the Wasteland
- 2002.10.23 : TIME REQUIEM / Time Requiem
Search for ‘47’
AINA – The Metal Opera – / Days of Rising Doom
Release : 2003
Label : Marquee
Sascha Paeth、Robert Hunecke Rizzo、Miro を中心に作られた Metal Opera プロジェクト。主なゲストは Michael Kiske、Tobias Sammet、Jens Johansson、T.M.Stevens、Thomas Youngblood など。
– DISC 1 –
#1、インスト。オーケストラとメタルで映画音楽を作ったかのよう。 #2、ジェットサウンドを使ったギターが面白いね。飛翔感抜群のメロディもいいね。 #3、Michael Kiske の名演が光るバラード。オーケストレーションが最高。 #4、中間辺りはドラマ性を持っているが、それ以外は普通のパワーメタル曲。 #5、#4 に同じ。 #6、フランジャーの使い所が面白いね。 #7、疾走曲。後半の Candice Night の Vo パート、サビの「Siege of Aina ーー」が最高。特に後者は凄い高揚感があっていい。 #8、民族音楽的な側面を持ったミドルテンポの曲。Vo は上手いな。 #9、Candice Night が唄う。こういう曲では唄ってないから新鮮でいいね。 #10、ドイツ人らしい暑苦しいコーラスがいいね。曲は短くてつまらないけど。 #11、Michael Kiske の合唱団のコラボレート。素晴らしいね。 #12、インスト。 #13、特に面白みのないスピード・メタル。 #14、オーケストレーションはいいんだけど・・・。 #15、アウトロみたいな。
– DISC 2 –
#1、ストーリーテラーの話に合わせて BGM が変わるという曲。本格的だねぇ。 #2、同曲の Single Version 。 #3、同曲の 仏語? Version 。 #4、同曲の Single Version 。 #5、同曲の Altenate Version 。( Vo が Kiske じゃない。 ) #6、デモ。 #7、同曲の Single Version 。 #8、同曲の Inst Version 。 #9、同曲の Altenate Version 。
DISC 2 は本当に必要だったのか不思議でならない。とりあえず作ったものを詰め込んで金に換えたいのも判るが・・・。しかも、やっているのは RHAPSODY などと同じシンフォニック・メタル。確かに、練りこまれた展開と複雑なオーケストレーションは魅力的なのだが、目新しいことでもなんでもない。
評価:47
BRUCE DICKINSON / Tyranny of Souls
Release : 2005
Label : Victor
IRON MAIDEN のフロントマン、Bruce Dickinson の7年ぶりのソロ 6th アルバム。
#1、意味不明な効果音をバックでアカペラ。ぬるい。 #2、バッキングのオカズメロが美味しいね。ギターがいい仕事してる。 #3、JUDAS PRIEST の曲で Bruce が唄うとこんな感じになるんだろうな。っていう曲。 #4、硬めのスネアが気に入らない。それが他の曲よりもハッキリしちゃってる。メロディもちょっと煮え切らないね。 #5、アコースティックに、軽やかに聴かせる曲だが、Bruce の声質に似合わないんだよね。 #6、#5に同じ。 #7、サビメロが素晴らしい。ただ、良いのはサビだけ。 #8、歌詞は面白い。曲はつまらない。 #9、#3を遅くしてみました。みたいな。 #10、唄メロもつまんないし。よし、次(笑) #11、左の変なシンセ音が不快。
最初の3曲は良い。けど、後半ダレまくり。作曲を全て Roy Z に任せたのが原因だとしか。まぁ IRON MAIDEN の新譜よりはマシだと思うけど。
評価:47
DAWN OF DESTINY / Human Fragility
Release : 2009
Label : Shark
DAWN OF DESTINY の 3rd アルバム。
#1:陰鬱なピアノ・インスト。 #2:リフのショボいヴァイオリン音が気になるも Tanja のキャッチーな唄メロがある程度帳消しに。 #3:Ian Parry (Vo/ELEGY) がゲスト参加。Ian が全部唄えばいいのに、 #4:シンフォニックなオカズが盛り沢山。 #5:哀愁の唄メロとメロディアスなギターソロが美味しい。Bass の人は唄わなくていいんだが…。 #6:取って付けたような無駄にプログレッシヴな展開がアレ。 #7:だから全部 Ian Parry が…。 #8:安易で4分音符多用の単調な唄メロがアレ。 #9:アラビアンな曲。雰囲気は出てるが…。 #10:無駄なブラストビートとかがアレ。失笑モノ。 #11:退屈。 #12:曲名通りのダークな雰囲気は出せてるが…。 #13:こういうメロディはもっと遅いテンポの曲で聴かせてくれ。 #14:単調なリズムに乗るリピートの多いサビメロがアレ。 #15:無駄に Heavy にしないで純粋なバラードにすればいいのに。
緩急の使い方がメチャクチャ。プログレッシヴだと言えばそうだが、あまりに急なテンポチェンジが素人臭さすら感じさせてしまう。いくら Tanja の健気な Vo は良くてもカバーしきれない。曲数はいらないからもっと1曲を煮詰めて欲しいね。それか、いい曲を書けるソングライターを…。
でか、ギターの人、どんだけ Yngwie が好きなのかは知らんが、せめてバッキングの時くらいハムバッカー搭載のギターを使ってくれ。ブリッジミュートの音がまんま王者だ。
評価:47
EDEN’S CURSE / The Second Coming
Release : 2008
Label : AFM
多国籍 Melodic Metal Band、EDEN’S CURSE の 2nd アルバム。
#1:ワルツなインスト。 #2:クラシカルなリフと流れるようなギターが切り込んでくるイントロが素晴らしい。終始キャッチーな唄メロもいいね。 #3:QUEENSRYCHE でおなじみの Pamela Moore たんがゲスト参加して素晴らしい歌唱を披露している佳曲。 #4:ミドル・テンポで地味な曲。 #5:唄メロが煮え切らない分、ギターが頑張ってる曲。 #6:#5 に同じ。 #7:#5 に同じ。 #8:#5 に同じ。 #9:ノードラムの綺麗なバラード。唄メロは煮え切らない・・・。 #10:相変わらずギターの貢献度は素晴らしいが、唄メロがなぁ・・・。 #11:退屈。 #12:#5 に同じ #13:#5 に同じ。 #14:#9 に同じ。メロディはこっちのがいいね。
Thorsten Koehne (Gt) の素晴らしいインプットの数々が煮え切らない唄メロを救っている・・・。そこまでダメなわけじゃないのであともう一歩いいメロディを乗せられれば化けると思うんだけどなぁ・・・。ギターのセンスだけが先走ってるのが勿体無い。
評価:47
GALNERYUS / Angel of Salvation
Release : 2012
Label : VAP
J-METAL の至宝 GALNERYUS の 8th アルバム。
しつこく長いインスト #1. Reach to the Sky,小野正利加入後初の Flag 曲 #2. The Promised Flag,クッサーイ唄メロとモダンな展開の対比が面白い #5. Stand Up for the Right,なんかもうアニソン街道まっしぐらな #6. Hunting for Your Dream,イントロのクサいテーマ・メロディが頭にこびり付いて離れない #7. Lament,#9 の昭和歌謡みたいなメロディを踏襲してしっとりと聴かせる極上のインスト #10. Longing 。
凄くテクニカルな事は理解できる。けどそれ以上に何が耳に残るかと言うと、何も…。隅々までギッシリと詰め込んで煮込んで煮込んで、伸びきって膨張した麺、出尽くして濃くなりすぎた出汁、煮詰まりすぎて溶けた具材・・・そんなラーメンのようなアルバムだ。いい状態で水を切っておけばコシのあるいい麺になったのに…。
#9. Angel of Salvation みたいな大曲を書く時、どれだけキツくて、同時にどれだけ楽しいのかが分かる。そして、曲が完成した時の達成感がどれだけ大きいかも…。ただ、確実に言えるのはこれは曲が求めた長さではないということ。Syu (Gt) がクドいほどひっぱる展開が好きなのは分かるけどね。この曲は8分くらい(もしくは11分)のところで切れば良かった。さらに、その後のバック・コーラスが Akane Liv (Vo/LIV MOON) である必要性、ないよね?
このアルバムで一番気に入った曲は #10. Longing だ。どの曲よりも説得力があるよ。Syu さん、泣きのギター・インスト・アルバム作ってくれないかな…。
評価:47
H.E.A.T / Freedom Rock
Release : 2010
Label : Marquee
スウェーデン産メロディック・ロック・バンド H.E.A.T の 2nd アルバム。
純粋な Rock ‘n’ Roll の #1. Beg Beg Beg,透明感のある #3. Danger Road,ポップな唄メロが大衆受けしそうな #5. We’re Gonna Make It to the End,EUROPE が能天気になったような曲の #12. I Can’t Look the Other Way など前作よりも耳に残る曲が多いのは嬉しいね。
ただ、個人的に求めていたのとは若干違う方向性に行ってしまった…。(まぁ、これはこれで悪くないけどね。)Tobias Sammet がゲストで唄う #2. Black Night はあまりその恩恵を受けてないような。
評価:47
H.I.M. / Tears on Tape
Release : 2013
Label : Universal
フィンランド産ラヴメタル・バンド H.I.M. の 8th アルバム。
哀愁漂う唄メロとヘヴィなリフが交差する彼ららしい #2. All Lips Go Blue,エモーショナルな Vo が素敵な #3. Love Without Tears,憂いのあるメロディのバラード #5. Tears on Tape,シンプルなリフとカラフルなアレンジ、色気のある低音 Vo が美味しい #6. Into the Night,ドゥーミーなリフと低音過ぎる Vo が印象的(というか衝撃的)な #12. W.L.S.T.D 。
前作の哀愁キャッチー路線から一変、バンドのダークな部分を強調したかのようなアルバムに。PV になった #6. Into the Night がリーダー・トラックになるんだろうけど、それでも唄メロが弱い、というより、いったい何があったのかってくらいに暗い。Ville Valo (Vo) の声量が弱いのも気になるところ。
評価:47
HYDE / Faith
Release : 2006
Label : KRE
L’Arc~en~Ciel の Vo、Hyde の ソロ 3rd アルバム。
#1、米インダストリアル的な曲。独特の怪しさを持つサビメロと転調直前のピアノメロがいいね。 #2、アメリカン・ヘヴィ・ロックな音に、いかにも L’Arc~en~Ciel でキャッチーなメロディを付けた曲。 #3、全体的に唄メロが面白くない。ノイズ臭の強いギターもちょっとな。 #4、音作りは面白いんだけど、やっぱりメロディがつまらん。 #5、いかにも L’Arc~en~Ciel 其の弐。ポップ。 #6、ドラムの怠慢さが腹立たしいな。曲そのものも面白くない。 #7、メロディアスなベース “だけ” がいいね。 #8、彼の歌唱を生かし鬱バラード。ハイハットが最悪。 #9、流行モノっぽいロック。つまらん。 #10、AVENGED SEVENFOLD (A7X) からモロに影響を受けてます。って感じの曲。メロディアスなサビメロと、その裏のギターが余計に A7X を思わせる。HR/HM 的にもこれが当アルバムのベストチューンでしょーな。
ニュー・メタル風の音作り ( SlipKnoT 風 ) で L’Arc~en~Ciel やってみました、みたいな感じ。妙に音が分散してるのが気になるケド。ま、宗教観全快の内容はともかく、こういった HR/HM なアルバムをやってくれるってのが好感持てるよ。
評価:47
STEELWING / Lord of the Wasteland
Release : 2010
Label : Napalm
スウェーデン産 NWOTHM バンド、STEELWING の 1st アルバム。
IRON MAIDEN と JUDAS PRIEST が手本なのは疑う余地もないモロ 80’s な音だが、最近の NWOTHM 軍勢の中では珍しく Vo が超ハイトーン駆使タイプ。ちょっと力みすぎな気もするが、気持ちいいくらいにハイトーンを決めてくれるのが美味しいね。
曲は、疾走感のある #2. Headhunter, #3. Roadkill (or Be Killed), #7. Under Scavenger Sun がいいね。ミッドテンポの曲はまだまだかな。
評価:47
TIME REQUIEM / Time Requiem
Release : 2002
Label : Marquee
鍵盤魔人、Richard Andersson 率いる TIME REQUIEM の 1st アルバム。
#1、単調で面白みに欠ける。キーボードソロがむかつくのは俺だけですか? #2、判りやすい唄メロで疾走してるけど、なんかね・・・。代わり映えのないキーボソロが蛇足。 #3、この唄メロは何からパクったんですか?聴いた事あるんだよね。 #4、遅いだけ。 #5、みんな大好き疾走曲。メロディがつまらない。Stratosphere みたいな事になってる。速いだけでつまらん。 #6、コード弾き以外の事やってくれ。唄メロは Rising Force かな? #7、唄メロとユニゾン、どっちか削れよ。ずっとそれじゃつまらなすぎる。 #8、リスナーなめてんのかと。曲数稼ぎか・・・。 #9、説得力なし。キーボソロが特につまんないっす。 #10、明るいタイプでいい感じにキーボがサポートに回ってていいね。キーボが前に出てこないと、曲も良く感じるよ。
魔人と呼ばれるなら、それ相応の事をするべきだ。あと、感情表現豊かな曲が聴きたいね。Vo は、なかなか上手いんでさっさと脱退して他のバンドに入るんだ!(笑)
評価:47