HELLOWEEN / Unarmed: Best of 25th Anniversary

HELLOWEEN / Unarmed: Best of 25th Anniversary
Release : 2009
Label : Steamhammer

メロディック・パワーメタルの権化 HELLOWEEN の25周年記念アコースティック・ベストアルバム。


いきなりホーンセクションで驚かせてくれる #1. Dr.Stein から始まり、シンプルなアレンジの #2. Future World,あのイントロのピアノメロすら排除した #3. If I Could Fly,唄メロのアレンジが大人過ぎな #4. Where the Rain Grows,そして何故か疾走するドラムの上に (ティンパニにすれば良かったのに…) 重厚なオーケストラアレンジがのる #5. The Keeper’s Trilogy ( Halloween~The Keeper of the Seven Keys~The King for a 1000 Years ),遊び心が出過ぎちゃった感の強い “永遠の名曲/アルプス一万弱” #6. Eagle Fly Free,原曲のイメージをあまり変えずに “コレは成功かな” と思える #7. Perfect Gentleman,シンプルなピアノの伴奏のみにする事で曲の魅力を最高に引き出せたであろう #8. Forever and One,アコースティックと言うよりハードポップ・アレンジされ ( Michael Shenker へのオマージュ・ソロも残った ) #9. I Want Out,唯一最新作からの選曲となった #10. Fallen to Piaces,そして最後は Waikath が元恋人への恨み節を見事に表現した曲だってのに、素晴らしく壮大なオーケストラ・アレンジで感動的にすら聴こえるバンド史上最高のバラード #11. A Tale That Wasn’t Right。と、想像してた以上になかなか楽しめる。

Michael KiskePast in Different Ways で表現した生真面目なアレンジとは違ってドイツ人らしい非常に遊び心に溢れた内容になっている。ある意味で迷作と言われた(個人的には好きだけど)アルバム、Chameleon にも近い雰囲気があると思う。

唯一の誤算は Keeper 時代の名曲を、アレンジしたとはいえ唄いこなせていない Andi Deris がアレ。特に A Tale That Wasn’t Right なんて Kiske が唄ってたら、それはそれは悶絶どころじゃ済まない素晴らしい名曲に生まれ変わっていただろう。まぁ、Andi も良くやったと思うけどね。

評価:65


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