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ADAGIO / Underworld

ADAGIO / Underworld
Release : 2003
Label : Marquee

Stephan Forte 率いる ADAGIO の 2nd アルバム。Key が Richard Andersson からクラシック畑出身の Kevin Codfert に変わっている。


#1、これぞプログレ!なイントロが素晴らしいね。続くピアノも素晴らしい。ただこの曲 DREAM THEATER を意識しすぎたせいか唄メロが・・・。 #2、イントロの緊張感のあるクワイアが素晴らしいね。まるでファンタジー映画の BGM みたいだ。やっぱ唄メロ少ないんだよな・・・。David Readman、結構好みの Vo なのになぁ。 #3、バッキングが半端なくつまらないのは気のせいだろうか。ピアノのパートは好きだよ。 #4、ブラストがカッコ良過ぎ、一瞬だけどさ。・・・これもプログレ臭が強いな。 #5、前半のインストが素晴らしい。後半は・・・・・・。 #6、哀愁のバラード。ちょっとだけ ELTON JOHN みたいな感じがあるな。いやぁ、素晴らしいバラード、御馳走様です。 #7、この曲も DREAM THEATER 意識しすぎ。インストパートばっかり手が込んでて唄メロがおざなりだよ。 #8、オケインスト。 #9、この曲が一番好きかも。ちょっとクラシック過ぎだけど、唄メロがキャッチーでいいよ。ギターソロも半端なくカッコいいしね。


クラシックとメタルの融合、と言えばまず第一に ANGRA が挙げられるが、それよりもさらにクラシックさを推し進めるとこうなるのだろう。完成度はかなり高い。しかし、インストに頼りきった楽曲は一人の逸材の力を使えていない。これじゃ流石の David Readman も脱退するよ。その代わりといっちゃ悪いが、新キーボーディストの Kevin Codfert は大正解かもね。

評価:46

AS I LAY DYING / The Powerless Rise

AS I LAY DYING / The Powerless Rise
Release : 2010
Label : Metalblade

米産 メタルバンド、AS I LAY DYING の 5th アルバム。


デス・メタルではあるが、サビになるとクリーントーンでメロディを唄い出すという所謂 SOILWORK タイプ。

確かに、時折見せるキャッチーなサビは彼ら本来のアグレッションに明白な彩りを与えてて美味しいんだけど、Vo が弱いせいか他のクリーン・パートがない曲の方が魅力的に聴こえるんだよね。まぁ、そういうキャッチーなパートがある方が受けはいいんだろうけどね。

個人的なベスト・チューンは怒涛のブラスト・ビートと MEGADETH 風のソロが楽しい #3. Without Conclusion だね。クリーン・パートがある曲で選ぶなら、米産とは思えないメロデス風の #6. Anger and Apathy かな。

そういや、LOUD PARK’07 の時は完全にスルーでメシ&休憩タイムだったな。

評価:46

ASTRAL DOORS / New Revelation

ASTRAL DOORS / New Revelation
Release : 2007
Label : King

“虹” の魂を受け継いでいる ( Vo が似てるだけだろ ) らしい ASTRAL DOORS の 4th アルバム。


#1、クサメロ炸裂のサビが美味しすぎる佳曲。 #2、いい曲だが #1 のインパクトに押されすぎて影が薄いね。 #3、どことなく “Kill the King” っぽいリフが気になる。 #4、哀愁のギターソロが美味しい曲。 #5、退屈。 #6、退屈。 #7、退屈。 #8、唄メロが微妙だってば。 #9、#8に同じ。オルガンはもう少し自己主張してもいいんじゃないかな。 #10、トランスっぽいシンセだけが印象的。 #11、オルガンのイントロが素敵。


Nils Patrik Johansson の熱血教師風 Ronnie James Dio 歌唱がなかったらと思うと…。入手してから #1 ばかりでほかの曲を聴いてなかった (汗) #1 だけでいいねこのアルバム。もっと様式美な曲書いてくれないかなぁ。( その辺は WUTHERING HEIGHTS の担当か… )

評価:46

HIBRIA / Silent Revenge

HIBRIA / Silent Revenge
Release : 2013
Label : Afm

ブラジル産パワー・メタラー HIBRIA の 4th アルバム。


スラッシュ・メタルの影響が強く、妙にモダンなサウンドが気になる…。前作の「グルーヴ重視?」な方向性から変わったのは嬉しいが、日本の多くのファンが願うサウンドからは斜め方向に行ってしまった感があるような。#7. The Place That You Belong#8. The Scream of an Angel が今までの正統派寄りなのが救いだけど、これらの曲が良いかと言われると…。

良いバンドだけに「初期だけだった」なんてことにならなきゃいいけど。

評価:46

IMPELLITTERI / Wicked Maiden

IMPELLITTERI / Wicked Maiden
Release : 2009
Label : Victor

Mr.Melodic Metal Singer, Rob Rock が電撃復帰した IMPELLITTERI の 9th アルバム。


#1:P.H. 連発のリフがいいね。幸先のいいオープニング曲だ。 #2:アグレッシヴな曲。メロデス風のリフもいい感じだ。 #3:これまた攻撃的なリフが美味しい。とってつけたようなキーボードはアレだが・・・。 #4IRON MAIDEN みたいなリフの王道メタル。 #5:劇的マイナー調イントロの雰囲気を一気にぶち壊す構成が・・・。 #6:”RAINBOW / I Surrender” 風のピアノが印象的。 #7:なぜここでオールドスクールなロックンロール?六ヶ国協議にサンバカーニバルが迷い込んだのか?ってくらいの違和感がある。 #8:最低なキーボード・アレンジ。 #9:退屈。 #10:どっかで聴いたことのあるような唄メロだけはマシ。


特筆するほどではない、いつもの彼。原点復帰と銘打つ割には近作のメロデスからの影響は濃いし、初期の音楽性と比較するのは不可能。終始確信犯的に登場する最低なキーボード・アレンジが耳に付くのもアレ・・・。第2の Rat Race を作ってくれとは言わないが、それを期待してしまうのは仕方ないことか。

評価:46

KAMELOT / Poetry for the Poisoned

KAMELOT / Poetry for the Poisoned
Release : 2010
Label : Kamelot Media Group

KAMELOT の 9th アルバム。


アートワークを見れば一瞬で想像できるであろう前作のダーク・ゴシック・メタルな音楽性はそのままに、さらに地味さを加速させたとしか思えない。毎回「Forth Legacy みたいな曲を…。」とか書いてるような気がするが、当然ながら今回もそれ系のキラー・チューンはなし。#14. Once Upon A Time はツーバス・ドコドコしてるしキャッチーで気に入ったが、このアルバムだからこそ目立ってるというだけで、逆を言えば浮いてる。

個人的には Khan のダンディな歌唱と、どう聴いても Michael Amott (gt/ARCH ENEMY) にしか聴こえないソロのある #5. Hunter’s Season がお気に入り。

評価:46

KREATOR / Hordes of Chaos

KREATOR / Hordes of Chaos
Release : 2009
Label : SPV

三大ジャーマン・スラッシュの一角、KREATOR の 12th アルバム。


屈強な突進力とアグレッションがアルバムを支配する一方 #4. Amok Run での抒情的ソロや #10. Demon Prince の強力なメロディも曲に花を添えている。

評価:46

PRETTY MAIDS / Pretty Maids [EP]

PRETTY MAIDS / Pretty Maids
Release : 1984
Label : Sony

PRETTY MAIDS の 1st ミニ・アルバム。


RAINBOW タイプの #1. City LightMANOWAR を彷彿させるシンプルな中にも様式美なソロが取り入れられた #3. Shelly the Maid など、主に RAINBOW を手本にして JUDAS PRIEST のエッセンスを混ぜたような疾走曲が聴ける。今では当たり前になってしまった音楽性ではあるが、#1 なんて今でも十分に通用するんじゃないかな。

中期以降のアルバムを聴いて「やっぱ 1st みたいなのがいいなぁ」なんて思った時に聴くといいかも。

評価:46

QUEEN / A Kind of Magic

QUEEN / A Kind of Magic
Release : 1986
Label : EMI

QUEEN の 12th アルバム。


#1、普通の Rock で面白みがないな。 #2、ドラムがこうじゃなきゃなぁ。 #3、魂のこもった Freddie の歌唱は素晴らしいの一言。 #4、シンセの音は QUEEN には似合わない気がするんだけどね・・・。 #5、毎回必ず入っている初期を彷彿させる曲。なかなかキャッチーでいいね。 #6、劇的なストリングス・アレンジが施された良曲。映画のサントラみたいだ。 #7、#6 の雰囲気が一気に興醒め。 #9、初期風の分厚いクワイアがいいねぇ、なんて思ってたら後半が Metal じゃないか。 #11、モロに初期を思わせる音楽性。あぁこれをどれだけ待った事か。 #12、哀愁のピアノインスト。


Hot Space 、 The Works のアレを引き継ぐも、だんだんと初期を思わせる曲が増えている。

評価:46

SEBASTIAN BACH / Kicking & Screaming

SEBASTIAN BACH / Kicking & Screaming
Release : 2011
Label : Frontiers

Sebastian Bach の 2nd アルバム。


全く声が衰えていないのは流石だが、いかんせん曲がつまらない。前作同様、ヘヴィな曲からメロディックな曲まで並んだアルバム構成だが、小奇麗にまとまり過ぎてて全然耳に残らない。

バズがその能力に惚れ込み、全曲の作曲に関わった若きマルチ・プレイヤー Nick Sterling 君だが、恐らくは彼がセオリー通りの秀才タイプなのだろう。決して出来は悪くないのに、なぜか熱くなれる曲がないのだからそう思うのも仕方ない。

「まだ前作の方がマシだったかなぁ」なんて思ったけど、その前作は Roy Z がプロデュースして曲は “Metal” Mike Chlasciak と共作。しかも1曲で Desmond Child という、なんとも豪華で堅実な布陣。

・・・ Nick 君も決してダメなわけじゃないけど、バズと組むにはお行儀が良過ぎるのかもしれないな。

評価:46

WINTERSUN / Time I

WINTERSUN / Time I
Release : 2012
Label : Nuclear Blast

Jari Mäenpää (Vo,Gt/ex-ENSIFERUM) 率いる WINTERSUN の 2nd アルバム。


まるで CHTHONIC みたいなインスト #1. When Time Fades Away,13分半の大曲。#1 の中華メロ引き継いだ I. Rain of Stars, テクノ系シンセ音でキラキラ具合を演出し、クリーン寄りの声で唄い上げる II. Surround by Darkness, アコースティック・パートの III. Journey Inside a Dream, 装飾過多なヴァイキング・メタル IV. Sons of Winter and Stars の4編に分かれた組曲 #2. Sons of Winter and Stars,大仰なオーケストレーションを纏って牧歌的メロディを奏でる #3. Land of Snow and Sorrow,中華的なメロディを豪華絢爛なシンフォアレンジで包み込むドラマチックな #5. Time

トータルの長さに対する文句は他多くのサイトが書いてるだろうからいいとして、凄まじいアルバムだ。とりあえず、音の詰め込み率がハンパじゃない。一体何トラック使ってるのだろうか。オーケストレーションはリズム・ギターをかき消すくらい分厚く、相当慎重にミックスしたのが伺える。まぁ、どう考えてもやり過ぎでしょ。

曲はもはや 1st とはケタ違いの出来。1st の方向性をよりシンフォニックにエピックに突き詰めた最終形といった印象。根元の音楽性はそう変わってないので全くの別モノでもないが、装飾が尋常じゃないので別モノに聴こえる。個人的には前作みたいなネオ=クラシカルなギターが殆どないのが残念なところ。というかギターソロすら…。

不完全燃焼感はあるけど、それは Time II で一気に消し去ってくれると信じたい。

評価:46


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