EDGUY / Space Police – Defenders of the Crown
Release : 2014
Label : Nuclear Blast
Tobias Sammet 率いる EDGUY の 10th アルバム。
ライブでサビのコーラスをシンガロングしたい欲に駆られる #1. Sabre & Torch,遊び心に溢れたアレンジとアンセム風のサビメロが印象深い #3. Defenders of the Crown,ユーロ・ヴィジョンでいいとこまで行けそうなくらいバンドのポップサイドが全面に出た #4. Love Tyger,FALCO のカバー。最初は違和感があるものの、数を聴くたびにアルバムの流れに必要不可欠になってしまう #6. Rock Me Amadeus,Jens Ludwig(g) のアイディアを元に Tobias が大改造したという #7. Do Me Like A Caveman (Jens と Tobi に意見の相違があったというイントロのピアノは個人的にはなくていい派かなぁ),多彩なアレンジが光る疾走曲 #8. Shadow Eaters,Tobias 十八番のバックコーラスに歌メロを重ねるアレンジが素晴らしい #10. The Eternal Wayfarer 。
限定版ボーナスディスクは Tobias がどれだけ英国が好きかを題材に歌った QUEEN 風バラード #1. England,その名の通り DEF LEPPARD / Hysteria へのオマージュ #2. Aychim in Hysteria,本編の #2 に独特の歌い方に変えた #3. Space Police (Prog Version) に Vo 抜きのカラオケ用インストが4曲。
Tobias Sammet のボーナス・トラックへの本気度とその出来は素晴らしいとしか言いようがない。今回は AVANTASIA との差別化をあまり感じないが、もはや差別化する意味もないと感じているのかもしれない。それにもう、キーパい疾走曲は EDGUY ではやる必要がないのだろう。…けど、そこなんだよ。曲の平均点が高いだけにあとはガツンと来るのが欲しい。
評価:84