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ACCEPT / Blood of the Nations

ACCEPT / Blood of the Nations
Release : 2010
Label : Nuclear Blast

Mark Tornillo (Vo) が迎えて再結成(3度目?)したジャーマン・メタルの最老舗 ACCEPT の 12th アルバム。


ドイツ人らしい土臭くもメロディックなメロディが美味しい #1. Beat The Bastards,正統派なリフが一手に曲を牽引する #9. Rolling Thunder,シンプルな曲調ながらギターソロの展開美で魅せる #12. No Shelter

ミドルテンポの曲はライブ受けを狙った感じの曲が多いが、疾走曲はどれも素晴らしいね。過去の名曲に比べたら見劣りするけど、ここまでやってくれれば十分でしょ。それもこれも ( Udo のモノマネを含めて ) Mark Tornillo の力あってのものかもね。

LOUDPARK’10 では他の若いバンドを遥かに超える熱く煮え滾ったステージを見せてくれたし、もし次があればちゃんと予習して行かないとな。

評価:65

ANDI DERIS / Come in from the Rain

ANDI DERIS / Come in from the Rain
Release : 1997
Label : Victor

PINK CREAM69 の Vo 、現 HELLOWEEN のフロントマンである Andi Deris の 1st ソロアルバム。


HELLOWEEN とは違った方向性の曲が大半を占め、それは PINK CREAM69 時代に達成できなかったものなのかどうかなんて、もはやどうせもいい。そんなことより、”今となって半分デス声状態の彼が HELLOWEEN 時代、綺麗なクリーントーンを出していたという確かな証拠品” としてなら非常に価値のあるアルバムなんじゃないかと。
The Time of the Oath の後に製作されたアルバムだが、どう考えても HELLOWEEN での唄い方よりこっちの方がいい。出し惜しみか?

評価:65

AVANTASIA / Lost in Space Part 1 [EP]

AVANTASIA / Lost in Space Part 1 [EP]
Release : 2007
Label : Nuclear Blast

Tobias Sammet (EDGUY/Vo) 主宰の All Star Project, AVANTASIA の 3rd アルバムからの先行シングルその 1 。


#1、3rd アルバムの最後の曲でモロに DEF LEPPARD を彷彿させる曲。KAMELOT のクワイア隊にも参加している Amanda Somerville がゲスト。 #2ABBA のカバー。”HELLOWEEN / Metal Jukebox” のよりも100倍はいいな。 #3、Tobias が 歌鬼 Jorn Lande に勝てるはずもなく…。まぁ、凄くいい曲なんでその辺は目を逸らしておくか。 #4Bob Catley (MAGNUM/Vo) がゲストの佳曲。ライブのエンドロールとかに流れたら最高だろうな。 #5、”The Metal Opera Part 1 / #1 Prelude” 。アレンジが前より少し豪華。 #6LUCIFER’S FRIEND のカバー。Eric Singer (KISS/Vo,Ds) が唄ってます。


なぜ本編に収録されないのか理解不能な名曲 The Story Ain’t Over をはじめ、EP にしては曲が揃ってるね。ただ、Tobi は Jorn に押されすぎだ (笑)

評価:65

DEF LEPPARD / Songs from the Sparkle Lounge

DEF LEPPARD / Songs from the Sparkle Lounge
Release : 2008
Label : Universal

英国を代表する Hard Rock バンド DEF LEPPARD の 9th アルバム。


#1:雰囲気がアメリカでも受けそうな現代的な感じ。 #2:カントリーロック。こういうのも悪くはない。Tim McGraw さんが参加。 #3:かもんかもん。よくあるパーティ・ロックかな。 #4:湿っぽいバラード。#2 よりこっちの方がシングル・ヒットを飛ばせそうだけどなぁ・・・。 #5:夕焼け空の下でのドライブ ( コンバーチブル必須/笑 ) する時に聴きたいね。 #6:グラム・ロックっぽい音。 #7:爽やかだなぁ。まだこういう曲が書けたんだね。 #8:タイトルを見たときは IRON MAIDEN のカバーかと思ったよ。 #9:オールドスクールなロックンロール。中々いいね。 #10:唄メロの弱さが気になるな。 #11:#10 に同じ。 #12:#4 のアコースティック・バージョン。元の曲がいいだけにこれも素晴らしいアレンジだ。 #13:#2 の DEF LEPPARD・バージョン。


過去の歴史的名盤と比較しないという条件下なら、いいアルバムと言えるんじゃないかな。

評価:65

FAIR WARNING / Sundancer

FAIR WARNING / Sundancer
Release : 2013
Label : Avalon

Rainmaker」と対をなすらしい FAIR WARNING の 7th アルバム。


出だしのドラムとベースが Burning Heart と同じでいかにも Ule が書きそうな #1. Troubled Love,シンプルなリフで引っ張るロック・ナンバーで天空を駆け巡るソロが堪らない #2. Keep It in the Dark,盛り上がりに欠けるものの、彼ららしいアレンジが聴ける #3. Real Love,#2 と同じくシンプルなリフが先導し、サビメロが Forever の焼き直しな #4. Hit And Run,出だしが #1 の使いまわし? な #5. Man in the Mirror,妙なスウィング感のある #6. Natural High,レイドバックしたメロディが印象深い #7. Jealous Heart,彼ららしい曲だが、どこか決め手にかける #8. Touch My Soul,#2 や 4 と同じ方向性の曲で唄メロが DREAMTIDE っぽい #11. Get Real,ルーツにでも戻ったかのようなオールドテイストな #13. Living on the Streets,縦ノリ感の強いシンプルなロック・チューン #14. Cool

巷の評価がよろしくないようだけど、再結成以降の彼らに18年前の Rainmaker みたいなアルバムが作れると思うほうが間違っているし、Aura を考えれば幾らかマシだし想定内な内容だ。確かにメロディの即効性は落ちたが、メロディアスであることに変わりはなく、十分に彼ららしいものだと思える。まぁ、ちょっとレイドバックしすぎではあるし、Helge には「その手のリフに目覚めたのか」と問い詰めたくなるが!(笑)

そもそも、再結成以降( というか DREAMTIDE の 2nd から )のアルバムは音作りが低音寄りになっていて、ギターとベース、ドラムの音域がぶつかってるような気がするんだよね。勿論、聴く環境にもよるが、実際イコライザーで低音域を絞ったら凄くクリアで聴きやすくなった。で、そうして聴くとそんなに悪くないように聞こえるんだよね。なので、あまりいい印象ではなかった人には是非聴きこんで貰いたいね。

評価:65

FIRST SIGNAL / First Signal

FIRST SIGNAL / First Signal
Release : 2010
Label : Frontiers

Frontiers の Harry Hess (Vo/HAREM SCAREM) プロジェクト、FIRST SIGNAL の 1st アルバム。


メロハーのお手本のような #1. The City を筆頭に、ファンなら誰もが求めていたであろう “初期 HAREM SCAREM” を彷彿させる曲が詰っている。

他のシンガー・プロジェクトと同様、余裕の平均点超えなんだけど、裏方メンバーがいつもの Frontiers メンバーなので、どうしても他との区別がしにくいってのがなぁ…。

評価:65

GOTTHARD / Firebirth

GOTTHARD / Firebirth
Release : 2012
Label : Nuclear Blast

不慮の事故により他界した Steve Lee の後任に Nic Maeder を迎えた GOTTHARD の 10th アルバム。


ブルージーかつキャッチーな #1.Starlight,北米的メロディの #2. Give Me Real,シンガロングを誘う哀愁のバラード #3. Remenber It’s MeNICKELBACK 風のバラード #6. Tell Me,勢いのあるリフで押すアップテンポな #12.I CanSteve Lee に捧げた泣けるバラード #13. Where You Are,むしろこっちのアレンジの方が曲に合ってる気がする #14. Starlight (Acoustic Version)

Nic Maeder の声質は Steve Lee を若干ソフトにしてアクを抜いた感じで、事前情報がなければ気付かないんじゃないかと思うほど馴染んでいる。そういう意味では素晴らしい人選だと思う。曲は、Nic の個性が出た結果なのかどうかは分からないけど、前作までのメロディアス・ハードというよりもブルージーなハードロック色が強い。これはこれで悪くはないんだけど、次は Domino EffectNeed to Believe みたいなメロハー・アルバムを期待したいね。

評価:65

HELLOWEEN / The Dark Ride

HELLOWEEN / The Dark Ride
Release : 2000
Label : Victor

メロデス風メロディック・メタルの祖 (笑)、 HELLOWEEN がメタル復活屋 Roy Z をプロデューサーに向かえて制作した 9th アルバム。


#1、ダークな雰囲気を醸し出すインスト。 #2、HELLOWEEN らしいキャッチーなメロディを持つ佳曲。だが、サビメロが GAMMARAY / The Guardians of Mankind である事は否定できない。 #3、Uli 作曲の曲。Aメロ~サビという簡単な展開だが、判り易さという点では悪くないと思う。 #4、メロディが煮え切らないというが正直な感想。Andi Deris のAメロの歌唱が、半ばデスヴォイスなのは笑ってしまう。 #5、怪しメロがいい感じの曲。やはり Andi はデスヴォイス風が似合ってるな。 #6、イントロのピアノはもう少し凝ったメロディに出来なかったのか?とひたすら疑問。 #7、単調な唄メロを使った実に HELLOWEEN らしい曲。ただ、サビは何故そんなに弱々しいのか。 #8、Uli 作曲の、#3を遅くした感じの曲。ストリングスの使い方が上手いね。 #9、アレンジが稚拙。ボートラレベル。 Uli のドラムは相変わらず上手いんだけど、それ以外聴き所が見出せない。 #10、Andi の作曲センスをちょっとばかり疑う結果になってしまった。アレンジ不足なのは勿論だが、展開に一貫性がなく全くまとまりを感じない。 #11、なんて言っていいのか迷うけど、こんなんでいいのか、と。 #12、Roland Drapow の作曲能力が一挙に開花。もしくは The Chance 以来の名曲。アルバム中、この曲が最も HELLOWEEN らしく、アルバムのコンセプトに沿っている。アレンジも完成された感がある。 #13、キーボードの使い方が面白いが、あくまでボートラ。なくてもよかったんじゃない。


いかにも 「ダークな感じを出しました」 って感じのアルバム。いろいろな場所で言われている事だが、メンバーの仲間割れを放置した結果として、アレンジの稚拙さが明るみに出てしまった感がある。個々に曲を持ち寄って、吟味もせずに録音したって感じ。いいアルバムだとは思うけど、バンドのケミストリーってモノを一切感じない。ある意味 Chameleon みたいなアルバムだね。

評価:65

HELLOWEEN / Unarmed: Best of 25th Anniversary

HELLOWEEN / Unarmed: Best of 25th Anniversary
Release : 2009
Label : Steamhammer

メロディック・パワーメタルの権化 HELLOWEEN の25周年記念アコースティック・ベストアルバム。


いきなりホーンセクションで驚かせてくれる #1. Dr.Stein から始まり、シンプルなアレンジの #2. Future World,あのイントロのピアノメロすら排除した #3. If I Could Fly,唄メロのアレンジが大人過ぎな #4. Where the Rain Grows,そして何故か疾走するドラムの上に (ティンパニにすれば良かったのに…) 重厚なオーケストラアレンジがのる #5. The Keeper’s Trilogy ( Halloween~The Keeper of the Seven Keys~The King for a 1000 Years ),遊び心が出過ぎちゃった感の強い “永遠の名曲/アルプス一万弱” #6. Eagle Fly Free,原曲のイメージをあまり変えずに “コレは成功かな” と思える #7. Perfect Gentleman,シンプルなピアノの伴奏のみにする事で曲の魅力を最高に引き出せたであろう #8. Forever and One,アコースティックと言うよりハードポップ・アレンジされ ( Michael Shenker へのオマージュ・ソロも残った ) #9. I Want Out,唯一最新作からの選曲となった #10. Fallen to Piaces,そして最後は Waikath が元恋人への恨み節を見事に表現した曲だってのに、素晴らしく壮大なオーケストラ・アレンジで感動的にすら聴こえるバンド史上最高のバラード #11. A Tale That Wasn’t Right。と、想像してた以上になかなか楽しめる。

Michael KiskePast in Different Ways で表現した生真面目なアレンジとは違ってドイツ人らしい非常に遊び心に溢れた内容になっている。ある意味で迷作と言われた(個人的には好きだけど)アルバム、Chameleon にも近い雰囲気があると思う。

唯一の誤算は Keeper 時代の名曲を、アレンジしたとはいえ唄いこなせていない Andi Deris がアレ。特に A Tale That Wasn’t Right なんて Kiske が唄ってたら、それはそれは悶絶どころじゃ済まない素晴らしい名曲に生まれ変わっていただろう。まぁ、Andi も良くやったと思うけどね。

評価:65

JOHN PETRUCCI / Suspended Animation

JOHN PETRUCCI / Suspended Animation
Release : 2005
Label : Sound Mind Music

John Petrucci (Gt/DREAM THEATER) の 1st ソロ・アルバム。


重いリフにテクニカル且つメロウなメロディが乗る 6/8 の #1. Jaws of Life,明るいメロディと、そのまま DREAM THEATER の曲に使えそうな展開が美味しい #2. Glasgow Kiss,ドラムのサンプリングとギター・オーケストレーションで奏でる摩訶不思議な音世界が楽しめる #3. Tunnel Vision,美しく儚いメロディが心を打つ #4. Wishful Thinking,アルバム中、最も DREAM THEATER 風味が強い緊張感のあるソロが聴ける #5. Damage Control,いかにも「 Joe Satriani っぽいの書いてみたよ」って感じの #6. Curve,オリエンタルなメロディと後半のベース・ソロが堪らない #7. Lost Without YouVAI っぽさ全開の大曲 #8. Animate-Inanimate

あえてトリオ編成にこだわっただけあって、かなりギターを重ねてるな~という印象。バラード系の曲でも、どこもかしこもギター・オーケストレーションなので、キーボード・サウンドが恋しくなるという(笑)まぁ、それだけペト・サウンドが楽しめるわけでもあるのだが…。

しかし、そんなペト以上に Dave LaRue (b/STEVE MORSE BAND)Dave DiCenso (Ds/Berklee College of Music) 両氏が素晴らしいという…。

当時オフィシャル直販くらいしかまともな入手方法がなかったけど、今は Amazon でも買えるみたいだね。

評価:65

LIV MOON / The End of the Beginning

LIV MOON / The End of the Beginning
Release : 2012
Label : Victor

北欧神話をコンセプトにした LIV MOON の 4th アルバム。


シンフォニックなオーケストレーションが印象深い #2. Free your Soul,スケール感のある唄メロと北欧民謡調のアレンジが美味しい #3. Fountain of my PleasureKee Marcello (Gt/ex-EUROPE) と日本人歌手にも数々の楽曲を提供している Fredrik Hult 作曲の少し浮いた #4. And Forever More,ネオ=クラシカルなアレンジとオーケストレーションはかなりいいのに、なぜか唄メロがその辺の J-POP みたいな #5. Black Fairy,ミュージカル度 100% の #6. The End of the Beginning,ネオ=クラシカルに疾走するインスト #7. Valhalla,歌詞は完全に J-POP ながら、ちゃんとツボを心得たメロディックな展開を聴かせてくれる #8. Midsummer Eve,シンプルなメロディック・メタルな #9. Hell,変拍子を多用したプログレッシヴな #10. 霧の葬送曲,北欧らしいメロディの #12. ImmortalsKiko Loureiro (Gt/ANGRA) が作曲した提供したメロスピ曲を感動的なバラードにアレンジした #13. 黄金の涙,映画のエンディングのような #14. Voyage

曲の半数を外部委託しているとはいえ、1年に2枚はやり過ぎな気がする。それだけ予算があるならもっと曲やサウンドに時間をかけてもっといいアルバムを作ってほしいと思う人は少なくないハズ。ドラムの音もギターの音もシンセの音も安っぽいし…。その点、海外ゲストのサウンドは良い音(というか普通の音)なのが悲しすぎる。それに、各曲のサウンドの方向性がバラバラなのもいかがなものか…。

彼らが本物のバンドではないのなんて最初から分かってるんだけどね。でも一度でいいから外も内も本当にメタル畑を理解してる人たちと “これぞ日本のシンフォニック・メタルだ” というアルバムを作ってほしいね。

評価:65

MARTY FRIEDMAN / Dragon’s Kiss

MARTY FRIEDMAN / Dragon's Kiss
Release : 1988
Label : Shrapnel

変な日本語を常用する元 MEGADETH の変人ギタリスト MARTY FRIEDMAN の 1st アルバム。


#1、プログレッシヴな展開が面白いね。 #2、オリエンタルなメロディが印象深い佳曲。ワビサビが効いてる。 #3、キャッチーなメロディはいいが、バッキングが手抜き過ぎやしないか ? #4、泣きメロにやられた・・・。お見事。 #5、一つの曲のソロ・パートならかなりいい線行ってるんだけど、これだけだと物足りない感じ。 #6、演歌。 #7、一番 MEGADETH っぽいかな。泣きのソロに入った途端に演歌になるけど・・・。 #8、曲名が曲名なのに、モロ J-POP・演歌・童謡じゃぁありませんか。


演歌。ピロピロしてるだけのパートも多いんで飽きやすいかもね。

評価:65

MEGADETH / Th1rt3en

MEGADETH / Th1rt3en
Release : 2011
Label : Roadrunner

David Ellefson(B) が復帰した MEGADETH の 13th アルバム。


メロウな唄メロからスリリングなソロ・バトルが展開される #1. Sudden Death,キャッチーなリフを主体にポップ・センスの光る唄メロが光る #2. Public Enemy No.1,小気味悪いイントロから捻くれたリフが聴けるも、どこかハード・ロックな雰囲気の #6. Never Dead,哀愁のあるギターソロが印象的な捻くれバラード #11. Millennium of the BlindDREAM THEATER みたいな雰囲気の #13. 13 。

前作は初期に近く「Rust in Peace の再来かも」なんて思えた、まさにインテレクチュアル・スラッシュなアルバムだったけど、このアルバムはポップさが増してきた Youthanasia から Cryptic Writings に近い感じ。スピーディーで攻撃的な曲は #1 くらいだし、ギターソロもテクニカルではあるんだけど曲調優先で抑えめな感じがどうも煮え切らないんだよな…。

この流れで次が Risk みたいなアルバムにならないよう願うよ。

再録音の #7. New World Order#9. Black Swan は限定盤ボートラとかで良かったんじゃないか?

評価:65

PAUL STANLEY / Live to Win

PAUL STANLEY / Live to Win
Release : 2006
Label : Universal

KISS の Vo, PAUL STANLEY の約28年ぶりのソロ 2nd アルバム。


#1、キャッチーなサビメロが素敵過ぎな佳曲。 #2、哀愁のある唄メロがいいね。 #3、良質なメロディアス・ロック。LINKINPARK に影響を受けてそうな音だね。 #4、なんとも面白みのないバラード。 #5、ちょっと SURVIVOR 風。悪くはないけど、ありきたりだなぁ。 #6、サビメロのはっちゃけ具合がいいねぇ。ちょっと時代錯誤な気がしないでもないけど・・・。Have A Nice Day? #7、キャッチーなメロディだけど、今ひとつ何かが足りないバラード。 #8、ギターソロが微妙なのを除けば、ほぼ完璧。 #9、特に筆頭すべき点が見つからないバラード。 #10、最後でやっと KISS っぽい曲


外部ライター、いい仕事してるわ。BON JOVI , NICKELBACK とかの、所謂産業ロックの色を中心にしてる点は、まぁ「当然でしょ」って感じだが、その中にさりげなく Nu Metal 風のアレンジがされてるのが面白い。曲の量よりも質で勝負してるのも好印象。

評価:65

RAGE / Speak of the Dead

RAGE / Speak of the Dead
Release : 2006
Label : Victor

ドイツのベテランバンド RAGE の 18th アルバム。#1-8 がオーケストラと競演して作られた組曲。その後が普通の曲。


#1、管楽器が大活躍のオケインスト曲。RAGE だと思うと拍子抜けしそうだけど、結構いいじゃない。 #2、またインスト。バンドサウンドが入ってくる。厳格さがあってなかなかかと。 #3、思った以上にオケに支配されてなくて丁度いいミックス具合。 #4、インスト。流石オケの勉強した人は違うね~(笑) #5、ギターソロ時の裏オケがいいね。こういう哀愁メロは大好き。 #6、インスト。これは別にオケとか関係ないだろ・・・。 #7、インスト。つなぎの曲か。トラック数稼ぎか? #8、悪くはないんだけどね、最後のはいい。 #9、スラッシュ風味が強いけど普通だなぁ。ギターソロは好き。 #10、シンガロングを誘うサビメロが素晴らしい。どっかのカボチャの同名曲よりも全然いいわ (笑) #11、Bメロのない単調な作りだけどそれが功をなしたいい曲。 #12、唄メロが微妙だけどその分ギターが補ってるね。Victor Smolski いいセンスしてるわ。 #13、#10,11 と比べちゃうと少々平坦に聴こえるな。 #14、なんだこの超メロディアスなサビメロは。自然と頭が縦に揺れてきますよ。うはは。 #15、ヴァースからブリッジ、コーラスに至るまで隙なし。しかもサビが裏打ち疾走ときたか。 #16、ボートラ。#11 の日本語 .Ver 。


Victor Smolski がその全てを作曲した前半部は、確かにバンドの音とオケとが絶妙に絡んでて悪くはないんだけど、もうちょい METAL な感じでも良かったと思う。てか、そーゆーのはソロでやればいいのにな・・・。後半は Peavy Wagner 節炸裂の #10,11 を筆頭にストレートなメロディック・メタルにまとまってる。特にタイトル曲の Speak Of The Dead は RAGE の曲の中でもトップクラスの曲だと思う。前半は聴く人を選ぶかな。後半は安心してどぞ。

評価:65

RAINBOW / Difficult to Cure

RAINBOW / Difficult to Cure
Release : 1981
Label : Polygram

RAINBOW の 5th アルバム。Graham Bonnet をクビにし、ポップな方向性にウンザリした Cozy Powell が脱退。Mr. 哀愁 Vo、Joe Lynn Turner を加入。


#1、前作の Since You Been Gone 同様 Russ Ballad 作曲の明るいポップな曲。 #2、モロ様式美な Ritchie 節。堪りません。 #3、アメリカン・ロック。市場を狙ってるのがよく判るな・・・。 #4、ポップス。まぁ・・・悪くはないが。 #5、クラシカルなギターインスト。いやぁ、こういうのを演ってくれると嬉しいね。 #6、Joe に合ったコマーシャルなポップ・ロック。 #7、#6 に同じ。綺麗なメロディの Cメロがいいね。 #8、ブルース・ロック。初期の様式美が皆無。 #9、第9。また面白い曲をカバーしたもんだ。


Joe Lynn Turner の甘いトーンに合ったポップチューンが顔を見せはじめた。要所でクラシカルなものもあるにはあるが、初期ほど顕著ではない。まぁ、市場を広げるといった点では大成功したアルバムだし、それなりに評価したいね。

評価:65

SCHEEPERS / Scheepers

SCHEEPERS / Scheepers
Release : 2011
Label : Frontiers

Ralf Scheepers ( Vo / PRIMAL FEAR ) のソロ 1st アルバム。Tim ‘Ripper’ OwensKai Hansen‘Metal’ Mike Chlasciak らがゲスト参加。


JUDAS PRIEST 直系の曲から最近の PRIMAL FEAR の少しシンフォニックな味付けな曲まで完璧に予想通りの内容。…というかそれ以外に何が予想できる?

初めは「PRIMAL FEAR と一緒じゃん。」と思ったが、よく聴き比べてみたら最近の PRIMAL FEAR の方が遥かにキャッチー。こっちの方がより硬派なジャーマン・メタルって感じだな。

そして、恐らくこのアルバムに期待する要素として最も高いであろう #2. Remission of SinTim ‘Ripper’ Owens との共演だが、AVANTASIA での TobiasKiske くらい違和感がない出来。

曲に派手さがないためか豪華なゲスト・ギタリスト陣も存在感を発揮できていないのが残念。

評価:65

STÉPHAN FORTÉ / The Shadows Compendium

STÉPHAN FORTÉ / The Shadows Compendium
Release : 2011
Label : Listenable Records

Stephan Forte (ADAGIO/Gt) の 1st ソロ・アルバム。


まず、ゲストは以下の通り

#1. Jeff Loomis,#2. Mattias IA Eklundh,#4. Glen Drover,#5. Derek Taylor,#7. Daniele Gottardo

ADAGIO の曲をそのままインストにしたような #1. The Shadows CompendiumJason Becker へのトリビュートらしく、ネオ=クラシカルなリック満載な #2. De Praestigiis Daemonum,ロングトーンとクリーンで聴かせる #3. Spiritual Bliss,バロック風ペダル・フレーズが印象的な #4. Duat,ダークなピアノが曲に華を添える #6. Prophecies of Loki XXI,みんな大好き、ベートーヴェン「月光」第1楽章 #8. Improvisation on Sonata No. 14, C # Minor – Op.27 No.2

アルバムが全体的にシュレッド & テクニカル過ぎて、個性の強い Mattias IA Eklundh 以外のゲストはどこで弾いてるか判りません。まぁ、よ~く聴けば音の違いで気付くかもしれないけどね…。

ギタリストのソロだけに、歪みの少ない音とか、完全なクリーン・トーンとか、HR/HM 以外の要素も欲しかったような気もするが、それは次に、かな?

評価:65

WIG WAM / Hard to Be A Rock’n Roller…In Tokyo

WIG WAM / Hard To Be A Rock'n Roller...In Tokyo
Release : 2006
Label : King

ノルウェーの国民的英雄とまで言われた HR バンド、WIG WAM の 1st アルバム In Tokyo 。


#1、ノルウェーのシーンを制した超キャッチーな HR 。こういう曲はアリーナクラスの会場で生で聴きたいね。 #2、インスト。666 。 #3、タイトル負けしてますよ。 #4、マーイヤァーイヤァーーイ。キャッチーでいいんじゃない。 #5、ノリのいいパーティ・ロック。こーゆーのもいいね。 #6、ゲーム音楽みたいなインスト。 #7、”BON JOVI / Livin’ On A Prayer” 。露骨過ぎる。 #8、映画のエンディングとかになったらいい感じなんじゃないの? なバラード。 #9、どっかで聴いたことのあるようなメロディだな。 #10、オーケストラが後ろを支えるバラード。大仰さが好きかも。 #11、後期 QUEEN をキャッチーにしたかのような曲。 #12、ライブのギターソロ・タイム、でしょうか。 #13、Melanie C とか言う人のカバー。Live.Ver 。 #14、アコースティックなつまらない曲。 #15、”BON JOVI / Livin’ On A Prayer + It’s My Life” 。こりゃ酷い。 #16KISS のカバー。彼ららしい選曲だね。 #17、「ウォホホホ!」なサビが (ネタとして) 面白すぎる。 #18、お茶の間パーティ・ロック。


2nd から遡って聴いてるわけだが、これは 3rd がどうなるかによりけり、だな。なんとなく底が見えてきたような気がする。てか、レコード会社はいつになったら “曲を増やせばいい” という愚かな考えを捨てないのだろうか ( LIVE 動画の一つでも入れとけばいいものを・・・ ) 。

評価:65


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