- 1998.08.25 : LABYRINTH / Return to Heaven Denied
- 2003.06.25 : LABYRINTH / Labyrinth
- 2005.04.06 : LABYRINTH / Freeman
- 2010.06.23 : LABYRINTH / Return to Heaven Denied Pt. II ~ A Midnight Autum’s Dream ~
- 2006.08.29 : LACRIMAS PROFUNDERE / Filthy Notes for Frozen Hearts
- 2009.04.21 : LACUNA COIL / Shallow Life
- 2006.08.23 : LAMB OF GOD / Sacrament
- 2005.12.16 : LAST AUTUMN’S DREAM / Winter in Paradise
- 2006.12.20 : LAST AUTUMN’S DREAM / Saturn Skyline
- 2007.12.19 : LAST AUTUMN’S DREAM / Hunting Shadows
- 2009.01.26 : LAST AUTUMN’S DREAM / Dreamcatcher
- 2010.01.22 : LAST AUTUMN’S DREAM / A Touch of Heaven
- 2011.01.21 : LAST AUTUMN’S DREAM / Yes
- 2012.02.13 : LAST AUTUMN’S DREAM / Nine Lives
- 2013.02.25 : LAST AUTUMN’S DREAM / Ten Tangerine Tales
- 2012.03.07 : LAVETT / Find Your Purpose
- 2009.09.29 : LEAVES’ EYES / Njord
- 2013.05.28 : LEPROUS / Coal
- 2009.04.23 : LION’S SHARE / Darkest Hours
- 2011.06.20 : LIONVILLE / Lionville
- 2013.01.15 : LIONVILLE / Lionville II
- 2009.12.16 : LIV MOON / Double Moon
- 2010.06.23 : LIV MOON / Covers ~ Scream As A Woman ~
- 2011.03.16 : LIV MOON / Golden Moon
- 2012.01.18 : LIV MOON / Symphonic Moon
- 2012.09.26 : LIV MOON / The End of the Beginning
- 2007.01.24 : LORDI / The Arockalypse
- 2007.07.06 : LOS ANGELES / Los Angeles
- 2001.03.23 : LOST HORIZON / Awakening the World
- 2003.01.22 : LOST HORIZON / A Flame to the Ground Beneath
- 1983.01.27 : LOUDNESS / The Law of Devil’s Land
- 1989.09.17 : LOUDNESS / Soldier of Fortune
- 2012.08.27 : LOVERBOY / Rock ‘N’ Roll Revival
- 2006.03.01 : LOVEX / Divine Insanity
- 1999.09.22 : LUCA TURILLI / King of the Nordic Twilight
- 2002.11.07 : LUCA TURILLI / Prophet of the Last Eclipse
- 2006.05.29 : LUCA TURILLI / The Infinite Wonders of Creation
- 2012.08.20 : LUCA TURILLI’S RHAPSODY / Ascending to Infinity
- 2003.10.22 : LUCIFERION / The Apostate
- 2004.09.22 : LUNATICA / Fables & Dreams
- 2006.07.26 : LUNATICA / The Edge of Infinity
- 2009.03.03 : LUNATICA / New Shores
- 2012.09.24 : PRIDE OF LIONS / Immortal
Archive for the ‘L’ Category
LABYRINTH / Return to Heaven Denied
Release : 1998
Label : Metal Blade
このアルバムから RHAPSODY と双璧を成すメタルバンドと謳われる。Vo をイタリアのもう一人の秘宝 Rob Tyrant へと切り替えた名盤 2nd アルバム。
#1、LABYRINTH 入魂の名曲。なんと言ってもサビメロでしょう。後ろのナヨファルセットが気になるものの衝撃の一曲ですな。そして悶絶必死のギターソロ。もう私はこの曲の虜です。 #2、巧みなアレンジが心地よい佳曲。国内盤ではこの曲が1曲目。 #3、安定したミドルチューン。これまたキーボードアレンジが素晴らしいの一言。 #4、伝統的ともいえるリフが好印象。コーラスのナヨさがなければなぁ。 #5、メロディアスで聴き易いミドルテンポの曲。他の曲と比べたらつまんないかも。 #6、アコースティックな一面が聴ける。キーボードアレンジがいい。 #7、曲名がモロだな(笑)疾走してるし。堅実にキメてくるキーボードが好きです。メロディも申し分ない。 #8、インスト。Olaf Thorsen の独壇場? #9、地味。サビメロは良し。 #10、エモーショナルなギターが冴えるバラード。後半のダレを露呈するかのような・・・。 #11、裏のナヨいファルセットがなければな。Rob、いいVoなのは確実だが、ハイトーンになると線が極端に細くなるな。
疾走曲が多いし、クサーいメロディも多い為に名盤とされている。#1 なんかの悶絶チューンもあるので聴いておいて損はないと思われる。今は迷走道を突き進む彼らの、まさに良質な頃を伺えるいいアルバムだろう。ちなみに、所有しているのは輸入盤なのでトラックリストの順が若干違います。
評価:71
LABYRINTH / Labyrinth
Release : 2003
Label : King
“必死早弾き” ギタリスト の Olaf Thorsen が脱退し、作曲面での安心と不安が入り交ざっていた LABYRONTH が セルフタイトルを冠してリリースした 4th アルバム。
#1、1曲目としての掴みは OK 。悶絶必死のドラムワークが美味し過ぎるイントロから最後まで 2nd に通じる展開。ただ、唄メロが少々弱いか。 #2、なかなか面白いキーボードソロが聴ける。それ以外はなんとも言えない煮え切らなさ。 #3、某シュミレーションゲームの BGM に似まくりなわけですが、えぇ誰も知りませんね。 #4、イントロのドラムいいねぇ。Mattia Stancioiu 、なかなか良いセンスをお持ちだ。 #5、イントロは「おっ良質なバラードがきたか」と思ったんだけど、唄メロは煮え切らない。所々いいメロディを使ってくるんだけどね。残念だ。 #6、疾走したり減速したり忙しい曲だな。相変わらず唄メロがつまらん。ドラムは素晴らしいね。 #7、つまらん。 #8、1st の方向性を彷彿とさせる曲調だな、LABYRINTH っぽいと言うか・・・。 #9、これも彼ららしい曲。唄メロは相変わらず面白くないけど。 #10、なかなか印象深い曲だね。Roberto Tiranti の声質にも合ったいい曲だ。 #11、デモバージョン。こんなボートラいらんだろ。ドラムの音がパスパス。 #12、デモバージョン。こんなボートラいら (以下略。
バンドのブレインでメインコンポーザーであった Olaf Thorsen の脱退は厳しいかとも思われたが、まぁ、無難に作ってきた。決して名盤とは言えないものの #1,#10 などは代表曲になる気がする。後は、1st でみられた “サイバートランス” 風のアプローチが戻ってきたか。
評価:50
LABYRINTH / Freeman
Release : 2005
Label : King
LABYRINTH 、メンバーチェンジを乗り越えて作られた前作。そんで、これは 5th アルバム。
#1、ジャケの内容を表現するかの様なイントロ。ダークだねぇ。怪しめなギターソロは聴き込めば好きになれそう。 #2、おっ、予想してた感じの曲だ。サビメロの微妙な飛翔感がなんとも煮え切らない。 #3、キーボードの左右に乱舞するピョロピョロがなけりゃ・・・。リフもメロディもなかなかいいのに。 #4、ROYAL HUNT みたいなキーボの使い方だな。中盤のトランスみたいなのはどうにかならんもんかな。 #5、煮え切らないな。Roberto Tiranti 渾身のウルトラファルセットも意味をなしてないし。 #6、これもね、メロディは悪くないんだけど、今ひとつ煮え切らない感じだ。 #7、#6と同じ。特に面白い箇所はない。 #8、HELLOWEEN の何の曲か思い出せないけどイントロが少し似てるな。 #9、ソフトシンセにすら入っている電話音が虚しすぎる。もっと良い音使えよと。てか、つまらないにも程がある。 #10、出だしは良いものの、それっきり。
このアルバムが、次作で大傑作を作る為のターニングポイントになるよう祈るのみ。
評価:25
LABYRINTH / Return to Heaven Denied Pt. II ~ A Midnight Autum’s Dream ~
Release : 2010
Label : Marquee
Olaf Thorsen (Gt/VISION DIVINE) を復帰させ、音楽性をパワー・メタルへと戻した LABYRINTH の 7th アルバム。
2nd の名曲 Moonlight を彷彿させる #1. The Shooting Star,哀愁のメロディが疾走する #6. To Where We Belong,そして当アルバム最高の1曲(笑)である #11. You Don’t Remember, I’ll Never Forget 。
Olaf が復帰しおかげで、最近のどのアルバムより良い意味でも悪い意味でも LABYRINTH らしいアルバムになった。速い曲が増えたのは大歓迎だし、またこういう曲をやってくれるのは嬉しいんだけど、何?このしょぼい音質は。
評価:34
LACRIMAS PROFUNDERE / Filthy Notes for Frozen Hearts
Release : 2006
Label : Napalm
独産ゴシック・メタルバンド LACRIMAS PROFUNDERE の 7th アルバム。
#1、陰鬱ゴシックな雰囲気はいいものの、唄メロが面白くないな。 #2、LORDI にも通じるキャッチーなサビメロがいいね。最後にバス連打になるところがお洒落。 #3、普通の音域で歌う箇所もあるが、唄メロが低すぎて取っ付きにくい (笑) #4、キャッチーなサビメロと丁度いい程度の装飾具合がいいね。 #5、他の曲とだいたい同じ。 #6、リフのキーボードが印象的。 #7、勢いのあるイントロは良いが、唄メロが他のと殆ど変わらないじゃん・・・。 #8、OPETH とか PoS 辺りに挟んで聴いたら面白そうだね。 #9、相変わらず唄メロがつまらん。 #10、ドラムの入らないバラード。鬱過ぎ。葬式みたいだ。 #11、唄メロをどうにかすれば結構な良曲になると思うんだけどなぁ。 #12、インストパートは凄くいいのに・・・。 #13、#12 に同じ。
HIM や CHARON などの音楽性に近い。Vo の メロディラインがとにかく低いんで他の楽器に隠れてるのが気になる。低すぎるのもある意味問題だな。渋い歌声が好きならいいのかもしれないけどね。
評価:43
LAMB OF GOD / Sacrament
Release : 2006
Label : Sony
米産ピュア? ・メタルバンド LAMB OF GOD の 4th アルバム。
#1、恐怖感を煽るようなリフが美味しい。 #2、ドラムのライド捌きに拍手 (笑) #3、リフのセンスはいいんだけどね。 #4、曲自体は面白くないが、ドラムがいい。 #5、#4 に同じ。 #6、#4 に同じ。 #7、コード進行は好き。 #8、サビでクリーントーンとデス声の掛け合いになるのがいいね。SLIPKNOT みたいな曲調もいい。 #9、当アルバムで一番キャッチーかな。他の曲との差別感が出てて良い。 #10、#4 に同じ。 #11、ドラムが最高。リフもなかなかいいね。
CONVERGE に KALMAH の Vo が入った感じかな。たまに出てくるキャッチーなメロディがもう少し増えるといいんだけど・・・。まぁ、米産の割にはいい方か。後、音程が低いせいかもしれないけど、Vo がちょっと篭ってるのが気になる。
評価:28
LAST AUTUMN’S DREAM / Winter in Paradise
Release : 2005
Label : Marquee
Andy Malecek と Mikael Erlandsson 率いる LAST AUTUMN’S DREAM の 3rd アルバム。音質は改善されてます。
#1、ストリングスとピアノの綺麗なイントロから、叙情メロ炸裂のリフへの繋がりが素晴らしい佳曲。メロディもキャッチーで高感度は高い。 #2、シンセの使い方から 元FAIR WARNING 。他は特に面白みはないんだが。冬のスキー場とかだと合うかも。 #3、バラード。悪くないんだけど、もう少しソフトに唄ってくれればもっと良かったのかもね。 #4、Mikael のソロアルバムからのセルフカバー。 #5、判りやすいメロディなんだけどね。アレンジが単調でつまらん。 #6、日本のPOPバンド BEAGLE HAT のカバーらしい。原曲を聴いた事がないので比較できないが、QUEEN を彷彿とさせるコーラスが印象的。 #7、寒い夜にコタツに入ってるような微妙な温度を感じる曲。 #8、アルバムの中でも、特に目立つことなくひっそりとしてるバラード #9、80年代初頭をイメージさせるメロディがいい感じ。 #10、THE RUSMAS をちょっと明るみに出したような。またフェードアウトなんですね。 #11、ボートラ。
前作と比べると、音質も曲の質も上がっているので、”II” で落胆しちゃった人も安心していいと思う。
評価:56
LAST AUTUMN’S DREAM / Saturn Skyline
Release : 2006
Label : Marquee
FAIR WARNING との比較はそろそろやめてよ、と言いそうな LAST AUTUMN’S DREAM の 4th アルバム。
#1、いい感じのハードポップ。ギターソロの音が浮いてる気がする。 #2、キャッチーでシンプルな佳曲。ソロ裏のキーボードが耳障りなのがちょっとなぁ。 #3、”It’s Alright” 風の佳曲。 #4、BON JOVI 風。 #5、BACKSTREET BOYS みたいなメロディがアレ。 #6、ピコピコキーボードが・・・。 #7、こういうチャートの上位を狙ったようなバラード、Mikael は得意なんだろうけどね、狙いすぎてて逆に女々しいというか・・・。 #8、面白みのないバラード。 #9、POPS。ヘヴィでないリズムギターに動き回るベース、定番なドラム …etc 。 #10、イントロの哀愁ピアノまでは凄く良かったのに・・・。 #11、哀愁メロ盛り沢山でいいね。てか、この QUEEN 風のアレンジはいつになったら卒業するんでようね。 #12、無駄なボートラ。が、Andy Malecek のソロはこれが一番いいかも。
リードギターでしか参加しない Andy Malecek はゲスト扱いにしたらどうでしょうか? Mikael Erlandsson の新バンドという方がしくっりくる。相変わらずの Mikael の声を中心にした音作りだけど、もう少し Vo をソフトに録音できないかな・・・。Mikael、たまにシンバルと同化するんだよね (笑)
評価:56
LAST AUTUMN’S DREAM / Hunting Shadows
Release : 2007
Label : Marquee
毎秋~冬に必ず新譜を出してくる律儀なバンド LAST AUTUMN’S DREAM の 5th アルバム。またもや Andy Malecek さんは曲作りに参加してません。
#1、特に大したことないメロディアス・ハード。 #2、浮遊感のあるポップでキャッチーな曲。 #3、カッコイイのは確かなんだが、ありきたり過ぎるメロディで萎え。 #4、狙い過ぎてる感が女々しいバラード。 #5、初期 BON JOVI タイプ。悪くない。 #6、Andy のブルージーなソロが美味しい。 #7、#1 に同じ。 #8、唄メロにまとわりつくソロが素敵過ぎ。 #9、#1 に同じ。 #10、#1 に同じ。 #11、日本人受けのよさそうな明快なハードポップ。FIREHOUSE のカバーかと思ってた…。 #12、日本人英国バンド提供のそれっぽい曲。
前作よりもシンバルとの同化が少ない Mikael Erlandsson、ベンベンベンベンやりすぎな Marcel Jacob、印象に残りもしないがソロだけ頑張ってる Andy …。いつもと一緒で安心して聴ける。だが、これは前作と何が違うのか?
評価:52
LAST AUTUMN’S DREAM / Dreamcatcher
Release : 2009
Label : Escape Music
毎年恒例 (日本盤は 08 年リリース) LAST AUTUMN’S DREAM の 6th アルバム。
#1:一昔前の SF 映画風なインスト。 #2:哀愁の唄メロが素晴らしい佳曲。 #3:これまた哀愁のメロディが堪らない曲。 #4:後ろのアルペジオをなぞる様な唄メロがいいね。 #5:ヴァース、ブリッジと、溜めに溜めた後のとんでもない哀愁サビメロに昇天。素晴らしい。名曲だ。しかもエンディング・ソロがまた・・・堪らんわコレ。 #6:Burning Heart に通じるリフのメロディが秀才。 #7:韓国ドラマにでも使われそうなくらいの哀愁。まじかよ。 #8:明るいアップテンポの曲。 #9:古臭いシンセ・アレンジがいいね。 #10:これまた Burning Heart っぽいメロディが・・・。ネタ切れか? #11:地味。 #12:地味。 #13:リズミカルな曲。 #14:素晴らしいギターソロが聴けるバラード。ただ、弾いてるのは Andy じゃない・・・。
その生産性からか、同じような曲が詰まったアルバムをリリースしてきた彼らだが、やっと一歩踏み出た感じがする。予定調和とは言え、いいメロディーが多いのは強みだからね。ところで、もう元 Fair Warning の彼はスペシャル・ゲストとかでいいんじゃない?
評価:68
LAST AUTUMN’S DREAM / A Touch of Heaven
Release : 2010
Label : Escape
Marcel Jacob の死を乗り越えて制作された LAST AUTUMN’S DREAM の 7th アルバム。( 国内盤は09年リリース )
ソングライティングの要であった Marcel Jacob がいないにも関わらず、もこの楽曲の充実度は素晴らしい。泣きの哀愁ギターメロが涙を誘う #04. Candle in the Dark は Andy Malecek (Gt/ex-FAIR WARNING) の真骨頂だし、 #07. Last Mistake からは悲しみを吹き飛ばすようなポジティヴなパワーが感じられる。ただ、やはり強力なのは Marcel を思って書かれたであろうアルバム最後の #14. Jenny’s Eyes だろう。QUEEN / The Show Mast Go On を彷彿させる劇的な哀愁メロにバンド史上最高クラスのギターソロ ( Burning Heart の時の Andy が戻ってきた! ) が “Marcel Jacob に捧ぐ” と唄っている。
不幸中の幸いか、今回 Andy も他のメンバーと一緒にレコーディングに参加したのもあってギターの貢献度が大きい。( 彼の起承転結の効いたソロは健在だった。 )
Andy もやっと合流できたことだし、これまで以上にバンドとして頑張ってもらいたいね。Marcel Jacob の為にも…。
評価:54
LAST AUTUMN’S DREAM / Yes
Release : 2011
Label : GMR Music
何だかんだで毎年アルバムをリリースしてる LAST AUTUMN’S DREAM の 8th アルバム。
理想的な哀愁HRの #2. The Sound of a Heartbreak,QUEEN 風のコーラスが魅力的な癒し系バラードの #3. Another Night,ウェット感のあるメロディが心に染みる #5. If I Could Change the World,「やっぱ Andy いいね!」とついつい口走ってしまう良ソロが素晴らしい #9. Still Standin’ Where Ya Left Me,哀しみの中に感じられるポジティヴなエネルギーが印象的な #10. Kissin’ Goodbye My Tears,これぞ、Michael Erlandsson の真骨頂!な哀愁HR、#11. Survivor 。
前作のような強力無比なキラーチューンはないものの、いつも通り高品質な曲が並ぶ。特に #2 や #11 はいかにもな哀愁ナンバー。ファンの期待を裏切らない良いアルバムだ。
評価:73
LAST AUTUMN’S DREAM / Nine Lives
Release : 2012
Label : GMR Music
秋冬の風物詩 LAST AUTUMN’S DREAM の 9th アルバム。
暖かみのあるメロディとハードさが混在したオープニングに相応しい #1. In a Perfect World,ウェットなメロディが胸を締め付ける #2. Nine Lives,爽やかな哀愁メロで軽快にドライヴする #5. Golden Cage,Andy Malecek の見事なエンディング・ソロが聴ける #6. All I Can Think Of,Jeff Scott Soto がゲスト参加し、どう考えても Mikael Erlandsson の存在感を薄めてる #8. The Last to Know,抜群の哀愁メロと絶妙に構築されたソロが素晴らしい #10. We Never Said Goodbye,アルバムのエンディングに相応しい優しいバラード #11. Don’t Let Love Fade Away 。
今回も抜群の安定感。ただ、気になるのはダダ濡れ哀愁ハードロック路線からハード・ポップ路線に変わってきたような…。もしかしたらまだ悲しい曲を書くのに躊躇してるのかとも考えてしまうが、胸を締め付けられるような (Going Home,Silent Dream,Jenny’s Eyes みたいな) 曲が聴きたいんだけどね…。
評価:63
LAST AUTUMN’S DREAM / Ten Tangerine Tales
Release : 2013
Label : Bad Reputation
もはやスタジオ・バンド化してる LAST AUTUMN’S DREAM の 10th アルバム。
キャッチーな唄メロが爽やかな哀愁とともに駆け抜ける #2. Pickin’ Up the Pieces,夕暮れ時のドライブに良さそうな #4. For You,80s アメリカの青春映画みたいな #6. I Will See You Thru,哀愁メロディの染みわたるパワー・バラード #7. When I Found You,ニューヨーカーが雨の中颯爽と歩いているかのような情景を思わせる #9. New York Rain,優しいメロディのバラード #11. My Final Love Song 。
ズブ濡れ哀愁ハードロック路線からほんわか AOR 路線に。優しいメロディが多く、心が温まってしまうアルバムだ。これはこれで良いんだけど、どうも求めてるのとは違う気がするんだよなぁ…。
評価:65
LAVETT / Find Your Purpose
Release : 2012
Label : Victor
Daniel Haimen (ex-LOST HORIZON, HEED) 擁するメロディック・メタル・バンド LAVETT の 1st アルバム。
「煌びやかなシンセ・サウンドに彩られた北欧モダン・ヘヴィ・メタル」とでも言えばいいだろうか…。少なくとも “Daniel Haimen” の名前から期待するようなサウンドではない事は確かだ。
HEED に昨今の IN FLAMES で感じられる “どこかモダンな北欧さ” を加えたような音。(俺は良く知らないのでこれを書く前にちょっと聴いただけだが) DEAD BY APRIL 風。まぁ、その DEAD BY APRIL のメンバーが曲作りに参加してるようだからね…。
曲はそれなりにキャッチーで、全然ダメというわけではないが、”LOST HORIZON の Daniel Haimen” を期待してると肩すかし、どころじゃないダメージをくらうだろうな。個人的には HEED が Nothing 以外ダメって人にはお勧めできない。
Daniel さんは、メイン・バンド: LAVETT でいいとして、完全にお仕事でもプロジェクトでも何でもいいから、ロスホ・ライクなメタルを唄ってほしいよね…。(CAIN’S OFFERING の時みたいに) 上手い事日本主導でできないのかな…。
評価:41
LEPROUS / Coal
Release :2013
Label : Inside Out
IHSAHN の バックバンドも務めるノルウェー産アバンギャルド・メタル・バンド LEPROUS の 3rd アルバム。
シアトリカルな Vo をうまく聞かせる #1. Foe,シンプルな演奏に綺麗なファルセットの Vo が乗る #4. The Cloak,リズミカルなリフが印象的。さらにはラストでテンポ・アップするのがオシャレな #5. The Valley,Ihsahn がグロウルでゲスト参加し、完全にバンドを食ってしまっている #8. Contaminate,爆走する爽やかドタバタ・プログレ・メタル #9. Bury 。
Vo の上手さを活かした曲作りは見事で、たとえそれが Ah- Ah- 言ってるだけでもかなりの形になっているのは凄い。Vo も楽器な感じなのかな。ただ、正直なところライブではアルバムの良さを半分も再現出来てなかったような気がするので、そこは課題だね。
評価:64
LION’S SHARE / Darkest Hours
Release : 2009
Label : Blistering
スウェーデン産、正統派メタル・バンド LION’S SHARE の 6th アルバム。
#1:じゅーぅだす!じゅーぅだす!こういう曲はライブでシンガロングするのが最高なんだよね。 #2:地味な3連の曲。 #3:いい曲なんだけど、地味すぎる…。 #4:彼らのルーツである BLACK SABBATH っぽさが全開。 #5:Nils Patrik Johansson の声はエフェクトと相性が悪いって事が証明されたな。 #6:映画が元ネタかな? サビ裏のギターがいいね。 #7:もう少し曲にフックがあればね…。 #8:キャッチーではあるが、いまいち唄メロが弱い。 #9:ここまで一辺倒だと厳しいな。 #10:#9 に同じ。 #11:これまた SABBATH。Patrik はこういう曲が似合うね。
Nils Patrik Johansson の熱血 Dio 歌唱は相変わらず素晴らしいんだけど、曲がそれを生かせていないような気がしてならない。ライブで聴けば印象が変わるのだろうか?
評価:42
LIONVILLE / Lionville
Release : 2011
Label : Avenue Of Allies
イタリア人ギタリスト、Stefano Lionetti を中心とした AOR プロジェクト LIONVILLE の 1st アルバム。シンガーは Lars Säfsund (WORK OF ART etc..) 。
Frontiers Rec 所属のメロハー・バンド直系の #1. Here By My Side,哀愁のヴァースとブリッジから霧が晴れたかのように突き抜けるメロディーに変わるサビメロが素晴らしいキラー・チューン #2. With You,女性シンガーとのデュエットが印象的な #8. The Chosen Ones,哀愁のメロディーが心を打つ #11. Say Goodbye 。
個人的に好きな曲だけ抜粋して書いたが、それ以外の曲も素晴らしく、捨て曲はない。それどころか、ここ数年に入手してきた AOR, Melodic Rock 系の中でも群を抜いて素晴らしく、普段 HardRock/HeavyMetal を聴かない人にも自信を持って勧められるアルバムだ。
Stefano Lionetti 恐るべし。プロジェクトなんて言わず、次のアルバムも是非願いします。
評価:93
LIONVILLE / Lionville II
Release : 2013
Label : Avenue Of Allies
Stefano Lionetti 率いる AOR プロジェクト LIONVILLE の 2nd アルバム。
爽やかなイントロから透明感のあるメロディを聴かせる #1. All We Need,爽快感のある唄メロとソリッドなサウンドが心地よい #2. The Only Way is Up,哀愁のメロディと 80’s 北欧メタルのようなアレンジが秀逸な #3. Another Day,Bill Champlin (Vo/CHICAGO) もゲストで唄う、突き抜ける泣きの唄メロが素晴らしい #4. Higher,見事なコーワスワークの聴ける北欧ハードポップ #6. All This Time,キャッチーな唄メロとバックのシンセバッキングがいい雰囲気を醸し出す #7. Next to Me,BOY MEETS GIRL’S のカバー #8. Waiting for a Star to Fall,軽快にドライブする #10. One in a Million,哀愁のピアノ・ソロと泣きギター・ソロが素晴らしい #11. Shining Over Me 。
前作同様の爽やか哀愁メロハー(AOR)な立ち位置は変わらず、高品質な曲を量産している。ただ、どの曲も同じようなテンポで同じような展開なので、アルバム1枚をそのまま楽しめた前作とは違い、数曲抜き出して聴くアルバムになってしまっている事と、 (#4. Higher はかなりいい線いってるけど) 前作のキラー・チューン、With You に匹敵する名曲がなかったのは残念なところ。サウンド的には、前作がハードポップか AOR かというくらいリズムギターの比重が少なかったが、ソリッド館のあるギターリフが聴け、よりメロディアス・”ハード” なサウンドに変化したと言える。
アルバムを作るだけのプロジェクトかと思ってたら、ちゃんとライブもやってたようで…。( Lars Säfsund (Vo) は大変そうだけど) WORK OF ART,ECLIPSE あたりと一緒に来日しないかな…。
評価:83
LIV MOON / Double Moon
Release : 2009
Label : Victor
元タカラジェンヌの歌姫 Akane Liv を擁するシンフォニックメタル・バンド LIV MOON の 1st アルバム。
Akane Liv の強力でオペラチックな Vo を軸に聴きやすい唄メロで惹きつけるという点ではほぼ全ての曲で一貫していてその点ではいいと思うんだけど、何?作曲者はホントに Metal を知ってんの?って感じが梅雨時の湿気みたいにジメジメ漂ってる。
クリーンなトーンで聴かせるパートはシンセ主体でそれほど違和感がないんだけど、一転ヘヴィになるパートではよくある J-POP 系のギターの GAIN をただ上げただけの陳腐なサウンドになっている。ギターソロも少ないし…。ついでに、ベースは無駄に音量が大きく音がぼやけてしまい、本来のリズム隊としての役割が全く出来ていない。
(勝手な憶測だけど)これは恐らく普段 Metal を聴いてないから、Metal の音作りが全く判ってないんだろう。さらに、作曲の中心人物である Key は ( #2. 月架 の冒頭で ) 安易な音色チョイスで笑わせてくれるし、#4. The Phantom of the Opera では興味深い ( 褒めてません ) Vo を聴かせてくれる。
マーケティングに国内最高の組織(笑)が絡んでるようなのでこのアルバムとライブで稼げたら、次のアルバムではもっとまともな HR/HM を知る人材で作ってほしいね。Vo のパフォーマンスは素晴らしいわけだし、キチンとした Metal 畑の人たち(もしくはプロデューサーと)で制作すればもっと良いものが出来ると思うよ。まぁ、Vo 以外のメンバーを一新するのが理想だけどね…。
評価は、今後への期待を込めたのと音質さえ気にならなければそれなりに良いんじゃないかと思ったから。( Akane Liv が超美人だってのを評価に入れる場合は +10 で ) ただね、あんだけ Symphonic Metal と宣伝しておいてこの程度だってのはちょっとガッカリしたな。
評価:66
LIV MOON / Covers ~ Scream As A Woman ~
Release : 2010
Label : Victor
Akane Liv 率いる LIV MOON のカバー・アルバム。DVD付き。
1st アルバムがあんな音質だったので、正直なところアルバムの内容よりも「この時点でマシな音作りが出来るか否か」を計る意味で入手したといってもいい。彼女の Vo パフォーマンスに限れば何だ不安要素はないわけだしね。
で、その音質だけど、やはり HR/HM を聴いてきた者としては決して満足できるものとは言えない結果となった。特にギターは仕事とはいえ、こんな酷い音で満足しちまうってのが信じられない…。オーケストレーションも無機質だし、本当に残念だ。
曲に関しては、どの曲も歴史に残る名曲なのでそれなりのレベルは保てているが、稚拙なアレンジがどうも肌に合わない。極めて原曲に忠実な #6. The Show Must Go On が一番良かったかな。
DVD で 動いてる Akane Liv が観れるという以外は大した収穫はなかったかも。てか、次のアルバムもこんな音だったなら、レコード会社は本気で HR/HM 専門の外部プロデューサーを勧めた方がいいと思うよ。
評価:39
LIV MOON / Golden Moon
Release : 2011
Label : Victor
Akane Liv 率いる LIV MOON の 2nd アルバム。
ピアノの魔術師 Franz Liszt のカバー #1. 死の舞踏,シンプルなメイン・フレーズを軸にポップさが目立つ #2. Say Goodbye,ヴァースの良さがブリッジ~コーラスに続かないのが残念な #3. Not Game!, バロックなイントロからブラストビート、低~中音域を使った歌唱が魅力的な前半のキラー・チューン #4. Black Ruby, アニメのOPみたいな #8. ドラクロワの女神, 当アルバムの中で最も前作に近い #9. Fly, ミュージカル風の演出 + QUEEN な #10. バレリーナ・シンフォニー, Syu (Gt/GALNERYUS) がゲスト参加した NIGHTWISH っぽい #11. 静かな奇跡, 普遍的バラードだが、ラストのベース・ソロのおかげで一歩抜きんでた #12. 溺れる人魚, アニメソング街道まっしぐらな #13. アマラントスの翼 。
前作に比べてかなりマシな音質に。もし前作と同じような音だったら確実に見限ってたな。
曲は、外部ライターの採用でバラエティに富んだ結果となったがメタル・ファン目線だと明らかに #5. Dance with a Ghost ~ #6. よざくらん の2曲はいらんよね。J-POP のアルバムだと、バンドのイメージとはかけ離れた実験的で理解不能な曲が入ってる事が多いけど、この2曲はそんなイメージ。ついでにあと1曲減らすと丁度いい曲数なんだけどな…。
評価:75
LIV MOON / Symphonic Moon
Release : 2012
Label : Victor
LIV MOON の 3rd アルバム。
清水昭男 (Gt/ANTHEM) 作曲のメタリックで刺激的な歌詞がアレな #1. Amen!,#1 と同じく清水昭男作曲の、3拍子である事を感じさせない #2. 零の天使,明美 #3. Alchemy,クラシカルな間奏が美味しい #4. Kiss Me Kill Me,1st アルバムに入ってそうな雰囲気の #5. 氷の棺,メロディックな唄メロが素晴らしく、Neo=Classical なギターソロも印象的な #7. Black Serenade,バラード調からサビで悶絶必死の疾走パートへ変化するドラマティックな #8. 心月世,パワー・メタルチックな #9. The Last Savior,アルバムのテーマである白と黒の歌唱が生かされた #12. Masquerade 。
まず初めに、このアルバムを聴いて Symphonic だと感じられるところがどれだけあるか…。2,3曲じゃん。そして、声のトーンで白と黒を分ける発想は面白いものの、1曲まるまるだったり曲中で変わったり、判りにくい。どうせやるなら QUEEN みたいにやってくれればいいのに。
Akane Liv の七色の唄声を駆使した歌唱は相変わらず素晴らしいんだけど、全然曲が追いついてない。アルバムの統一感が皆無なのは作曲の大半を外部ライターに委託しているからだろうし、それが Victor の意向なんだろうけど、良くある J-POP のアルバムを聴いているみたいで…。特にリーダー?の西脇氏の曲は “メタルとは何ぞや” が全然判ってない感じなのが残念すぎる。音質は、やっぱり本場の人に任せた方がいいね。1st に比べたら全然マシだけど、まだまだ安っぽい感が否めない。
DVD なんか付けるよりも 1st の Double Moon と Wild Creatures の再録ボートラとかの方が嬉しいと思うんだけどね…。
評価:60
LIV MOON / The End of the Beginning
Release : 2012
Label : Victor
北欧神話をコンセプトにした LIV MOON の 4th アルバム。
シンフォニックなオーケストレーションが印象深い #2. Free your Soul,スケール感のある唄メロと北欧民謡調のアレンジが美味しい #3. Fountain of my Pleasure,Kee Marcello (Gt/ex-EUROPE) と日本人歌手にも数々の楽曲を提供している Fredrik Hult 作曲の少し浮いた #4. And Forever More,ネオ=クラシカルなアレンジとオーケストレーションはかなりいいのに、なぜか唄メロがその辺の J-POP みたいな #5. Black Fairy,ミュージカル度 100% の #6. The End of the Beginning,ネオ=クラシカルに疾走するインスト #7. Valhalla,歌詞は完全に J-POP ながら、ちゃんとツボを心得たメロディックな展開を聴かせてくれる #8. Midsummer Eve,シンプルなメロディック・メタルな #9. Hell,変拍子を多用したプログレッシヴな #10. 霧の葬送曲,北欧らしいメロディの #12. Immortals,Kiko Loureiro (Gt/ANGRA) が作曲した提供したメロスピ曲を感動的なバラードにアレンジした #13. 黄金の涙,映画のエンディングのような #14. Voyage 。
曲の半数を外部委託しているとはいえ、1年に2枚はやり過ぎな気がする。それだけ予算があるならもっと曲やサウンドに時間をかけてもっといいアルバムを作ってほしいと思う人は少なくないハズ。ドラムの音もギターの音もシンセの音も安っぽいし…。その点、海外ゲストのサウンドは良い音(というか普通の音)なのが悲しすぎる。それに、各曲のサウンドの方向性がバラバラなのもいかがなものか…。
彼らが本物のバンドではないのなんて最初から分かってるんだけどね。でも一度でいいから外も内も本当にメタル畑を理解してる人たちと “これぞ日本のシンフォニック・メタルだ” というアルバムを作ってほしいね。
評価:65
LORDI / The Arockalypse
Release : 2007
Label : BMG
フィンランド産、被り物モンスター・ハードロック・バンド LORDI の 3rd アルバム。
#1、「うわぁーモンスターがーー」っていう怪獣映画みたいなインスト。 #2、はいやいやいやい!サビだけはキャッチーでいいね。 #3、Mr. Lordi の声が低すぎてアレ。 #4、カッコ良過ぎ。Bメロが微妙だが、その分サビメロが凄い。B級ホラー映画みたいなコード進行も Good!! #5、北欧らしい冷たさのあるバラード。 #6、曲のノリはいいんだけど、唄メロが微妙かも。 #7、ユーロヴィジョン・コンテストを制した曲。優勝しただけあってかなーりキャッチーだね。Awa たんのコーラスがあんまり巧くないのが個人的に・・・。 #8、ゲスト、Udo Dirkscneider が最高。これ、ベストチューンで。 #9、80年代の風を感じられる曲。 #10、”VEN HALEN / Jump” のパロディだとしか思えん。 #11、キャッチーなんだが、今ひとつ・・・。 #12、曲の展開が他と一緒・・・。流石に飽きてきたわ。 #13、1st アルバムの曲の再録。キャッチーでいいね。 #14、ボートラ。微妙。 #15、ボートラ。
キャッチー唄メロが強力な楽曲が多く結構楽しめるんだけど、そのキャッチーな唄メロがフレーズの繰り返しだけだったりするんで、何回も聴いてると飽きるかもしれない。曲の展開も似たり寄ったりだし。もう少し曲別に個性が欲しいところ。なんとなく WIG WAM と一緒に消えて行きそうな気がするのは気のせいか・・・。
評価:67
LOS ANGELES / Los Angeles
Release : 2007
Label : Frontiers
Michele Luppi (Vo/VISION DIVINE) の AOR カバープロジェクト、LOS ANGELES の 1st アルバム。( CD 出す度に名義変えるのやめてくれ・・・。 )
#1、CLAY AIKEN のカバー。爽やかなハードポップ。
#2、BRIDGE 2 FAR のカバー。#1 に同じ。
#3、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#4、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#5、NIGHT RANGER のカバー。選曲がマニアック過ぎ。
#6、TODD SMITH のカバー。#1 に同じ。
#7、MARK WILLS のカバー。#1 に同じ。
#8、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#9、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#10、SEVENTH DAY SLUMBER のカバー。#1 に同じ。
#11、EDWYN COLLINS のカバー。#1 に同じ。
地味で爽やか。他にどう表現したらいいのかわからん。
ただ、るっぴ、こういう曲の方が似合ってるな。
評価:41
LOST HORIZON / Awakening the World
Release : 2001
Label : Victor
変な衣装に身を包んだ HR/HM 界の救世主、LOST HORIZON の 1st アルバム。
#1、時空の彼方から何かが現れるような感じのインスト。 #2、軽快なタム回しからキャッチーでソリッド感のあるリフ。これこそMETAL。ラストのシャウトには圧巻。 #3、曲も素晴らしいが、なんと言っても Daniel Heiman の歌唱力だろう。そして、超絶なセンスのギターソロ。この2つに限る。ここに新しいメタル・アンセムが生まれた。 #4、「休息」的なイメージのインスト。 #5、神秘的なキーボードメロが楽しい疾走曲。アレンジは凄く練られていて、何回聴いてもそうそう飽きるものではない。 #6、泣きどころを知ってるね。さりげない所でも高音を絡めてくるところがいい。 #7、メロデスの様なイントロ。Voの声質に合った素晴らしい曲だ。メタルの教科書みたい。 #8、サビは勿論部屋コーラスし、最後の大サビで2度目の悶絶。最後の方の、もう何やってるかわけ判らんくらい早いドラムはいったい・・・。(5:22辺り) 早送りか? #9、9分を超える大曲。ただ長いだけの様にも思えるが、楽しめるパートは星の数ほどある。ギターソロでバス連打→流れるタム回し→ダニエル・シャウト→Dメロ?の流れは個人的な超悶絶タイム。終わり方も好き。 #10、#9かた綺麗に繋がる。
声量・音域・音程・・・その全てが超1流の Daniel Heiman が凄い。今までの HR/HM 界で彼ほどの歌唱力を持ったVoがいたか? 確実に彼は Heavy Metal Vocalist の中でもトップクラスに位置する。さらに、素晴らしい楽曲が盛り沢山。正統派HMが好きなら必ず抑えておきたい名盤である。
評価:92
LOST HORIZON / A Flame to the Ground Beneath
Release : 2003
Label : Victor
HR/HM 界の “元” 救世主、LOST HORIZON の 2nd アルバム。
#1、インスト。 #2、Daniel Heiman の強烈なハイトーンとキャッチーなリフ、メロディが素晴らしい佳曲。 #3、展開美に優れた3拍子の曲。最後のギターがカッコイイね。8分はちょっと長い気もするが・・・。 #4、彼ららしいキーボードの使い方が良いね。てか、3拍子好きだね。 #5、インスト。 #6、クッサクサなキーボードが素晴らしい。Wojtek Lisicki のソロも凄くいいね。 #7、イントロが神。Daniel のシャウトだけでおなかいっぱいです。 #8、11分の大曲。キャッチーな唄メロと「ナナナーナナナーーー」が最高。 #9、インスト。
9曲中3曲がインスト、3曲が8分以上と言う大作志向だが、それ以上に充実したメロディと展開には驚かされる。個人的にはコンパクトにまとまった前作の方が好みだが、じっくり聴けるこっちも好きだな。しかしあれだ、早く新しい超絶 Vo を探して復活して欲しいものだ。( Daniel が戻ってくれるのが一番いいんだけどね・・・。 )
評価:90
LOUDNESS / The Law of Devil’s Land
Release : 1983
Label : Columbia
日本が誇る HR/HM バンド LOUDNESS の 3rd アルバム。邦題は “魔界曲章” 。
#1、初期 QUEEN の影響が感じられる。 #2、蚊トンボの如くひ弱な Vo が悲しい。Gt は RAINBOW 万歳? #3、こんどは IRON MAIDEN か。 #4、KISS みたい。 #5、このドラムパターンって昔からあるんだね・・・。 #6、”RAINBOW / Kill the King” 歌詞のダサさに失笑。 #7、インストパートは嫌いじゃない。むしろ Gt は凄いわ。 #8、JUDAS PRIEST 風でしょうか? #9、疾走。”Eagle Fly Free” のソロ合戦のネタ元はまさかここか?
明らかに IRON MAIDEN , JUDAS PRIEST , RAINBOW の影響下にあって、そーゆーのを作りたいってのは判るんだけど・・・。
流石にこの Vo はちょっと (どころじゃないほど) 厳しいわ。Michael Vescera 加入後のアルバムは聴いてみたい気がするけどね・・・。あと、このアルバムを聴いた限りでは、どうしてアメリカ進出できたのか謎。てか、このアルバム出たとき、俺まだ生まれてないよ・・・。
評価:21
LOUDNESS / Soldier of Fortune
Release : 1989
Label : Warner
二井原を解雇し、Mike Vescera を加入させた第2期 LOUDNESS の 8th アルバム。
#1、曲を支配する哀愁が素晴らしい名曲。LOUDNESS の曲で一番好き。( 勿論、Mike Version ね。 ) #2、単調なリズムがアレ。アリーナ・ロック的なものを感じる。 #3、#2 に同じ。ギターソロは凄くいいね。 #4、日本人らしいメロディがいいね。琴っぽいイントロとアウトロが面白い。 #5、唄メロが #1 と似すぎ。 #6、リズムが面白い。唄メロが #1 と・・・。 #7、哀愁のバラード。 #8、80’s HR。って 89年リリースだった。 #9、キャッチーなギターソロがいいね。 #10、疾走曲。テクニカルなソロパートが美味しい。サビが単調なぶんBメロが素晴らしいね。
個人的には LOUDNESS の最高傑作。アルバム全体の哀愁が凄まじい。On The Prowl もいいが、#1 のインパクトは大きい。まぁ、一番の理由は Mike Vescera が Soldier of Fortune を歌ってるって事かな。二井原 Version が収録させてる BEST 盤も持ってるけど、やっぱ Vescera なのよね。( すいません、Vescera 贔屓で / 笑 )
評価:84
LOVERBOY / Rock ‘N’ Roll Revival
Release : 2012
Label : Frontiers
カナディアン・ロック・バンド LOVERBOY の新曲3曲を追加したリ・レコーディング・アルバム。
オールドスクールなシンセとユルい 80’s なメロディが懐古の情を満たす #1. Rock ‘n’ Roll Revival,哀愁のメロディが心に沁みる #2. No Tomorrow,アップテンポの(リアルで体験したわけじゃないけど)懐かしきあの頃のハードポップ #3. Heartbreaker 。
#4-12 は過去のヒット?曲のリ・レコーディング・バージョン。どうせリ・レコするなら映画「トップガン」でも使われた Heaven in Your Eyes もすれば良かったのに…。
評価:82
LOVEX / Divine Insanity
Release : 2006
Label : EMI
フィンランド産メタルバンド、LOVEX の 1st アルバム。
#1、A、Bメロはそれほどでもないが、問題はサビメロだ。ヘヴィなリフからは全く想像できない超キャッチーなメロディ。まさに一撃離脱型。 #2、リフで落ちました。しかも、何だこの強力すぎるメロディは・・・。 #3、サビはキャッチーでいいが、それ以外は可もなく不可もなく、か。ある意味安心。 #4、初めてソロらしいギターソロが来た。ちょっと微妙だけど。 #5、一撃必殺のキラーチューン。イントロからエンディングまで一切の隙なし。参りました。サビメロの良さは 06 年リリースの作品の中でも TOP3 に入るね。 #6、サビのキャッチーさは流石。 #7、ここまで終始メロディアスな曲が良く書けるなぁ・・・と。 #8、哀愁バラード。北欧らしいメロディが凄くいいね。 #9、相変わらずサビメロが強力だこと・・・。でも #5 と比べちゃうと、もう少しって感じだ。 #10、#5 に続く第2のキラーチューン。サビメロが素晴らしいよ。 #11、アルバムを締めくくるアコースティックな小曲。
まとめ
評価:87
LUCA TURILLI / King of the Nordic Twilight
Release : 1999
Label : Victor
RHAPSODY のメインコンポーザーである Luca Turilli によるソロ 1st アルバム。
#1、RHAPSODY の #1 と同じ。 #2、曲名と歌詞が幼稚な点を除けば、なかなかの北欧風メタル。 #3、#2 と同様非常にメロディが判りやすい。しかし、これでは RHAPSODY と何が違うのか判らん。 #4、一歩間違えればトランスになってしまいそうな曲。唄メロが単調すぎて面白くない。 #5、女性 Vo を起用。 #6、RHAPSODY の 1st にも通じるキャッチーさが魅力。 #7、懐かしさを感じる唄メロがいいね。てか、もうちょっとギターが目立ってもいいんでない? #8、インスト。#1と同じ。 #9、これまた懐かしさを感じる唄メロだね。 #10、サビメロの壮大さがティンパニの音と共に伝わってくる名曲。 #11、いつも通り最後に大曲ってパターン。他の曲と違ってクワイアが前面に出まくる。面白いほどクサいメロディがいいね。 #12、Secret Track。ソプラノソロ。なんだこれ。
RHAPSODY の壮大さを弱くして、ジャーマンメタル風のアプローチをしてみました。っていう作品。基本的に曲の作りやらは本家となんら変わらない。
評価:67
LUCA TURILLI / Prophet of the Last Eclipse
Release : 2002
Label : Victor
Luca Turilli のソロ 2nd 。今度は宇宙がテーマなんだってさ。
#1、いつものインストですが、ピコピコシンセが面白いです。 #2、飛翔する唄メロと左右から攻め込んでくるピコピコ音が楽しい佳曲。クラシカルなヴァイオリンのリフもカッコイイよ。 #3、モロ RHAPSODY なメロディ。前作と同様に、違いが判らん。ピコピコが追加されただけじゃん。 #4、インスト。 #5、判りやすい唄メロで疾走する典型的スピード・メタル。シンセの宇宙っぽい効果音は、確かにそれっぽくはあるんだけどね。 #6、#5 に同じ。 #7、ドラマチックなバラード。曲名と同じような情景が浮かんできそうだ。 #8、ピコピコ。Olaf も Fabio Lione を意識してる、よね。 #9、これじゃ Vo が違うだけ・・・。インストパートは斬新で面白いよ。 #10、当アルバムのイメージを1曲に収縮した曲。最後の不協和音パートが一番好き。
宇宙的ピコピコの効果は素晴らしいアイディアだと思うよ。だが、次のアルバムには、もっと RHAPSODY 色のない音楽性を期待したい。キーボード・オーケストレーションなしのとかね。
評価:83
LUCA TURILLI’S RHAPSODY / Ascending to Infinity
Release : 2012
Label : Nuclear Blast
RHAPSODY OF FIRE を脱退した Luca Turilli 率いる LUCA TURILLI’S RHAPSODY の 1st アルバム。
いつものインスト #1. Quantum X,ネオ=クラシカルなイントロからクサメロや飛翔メロを立て続けに聴かせる #2. Ascending to Infinity,オペラチックなメロディで攻める #3. Dante’s Inferno,サントラ風の展開とあまりにもクサいメロディが絶妙のコンビネーションをみせる #4. Excalibur,Alessandro Conti (Vo/TRICK OR TREAT) のオペラチックな歌唱が印象的な #5. Tormento E Passione,初期 RHAPSODY を彷彿させるヒロイックなクサメロの洪水 #6. Dark Fate of Atlantis,しつこいくらいサビのクサメロを押し付けてくる(笑)#8. Crash of the Titans,ドラマチックな大曲 #9. Of Michael The Archangel And Lucifer’s Fall,アルバムの流れを崩さず始まる #10. March of Time (HELLOWEEN Cover) も見事 。
どの曲も、まるでコッテリな味噌ラーメンのように濃い内容なので、聴き終わる頃には完全にそのクサメロに慣れて毒されてしまう(笑)RHAPSODY OF FIRE からの順当進化というよりは OF FIRE がつく前の RHAPSODY に近い気がする。シンガーの Alessandro Conti さんは Fabio Lione 並みに色々な発声が出来るようで大正解の人選。
さて、Luca’s RHAPSODY がここまでクサいアルバムを作ってしまったとなると、本家 RHAPSODY OF FIRE の新作がどうなるかが気になるね…。
評価:89
LUCIFERION / The Apostate
Release : 2003
Label : Soundholic
LOST HORIZON の Wojtek Lisicki (g) と DARK TRANQUILLITY の Michael Nicklasson (b) が在籍する デス・メタルバンドの 2nd アルバム。
#1、HOST HORIZON でも聴けるような宇宙っぽい音のインスト。語り。 #2、6編に及ぶ組曲。シンセの使い方が EMPEROR に似てるかな。まぁ、本家には遠く及ばないけど。 #3、Vo が、なんか喋ってる感じで・・・こりゃ唄ってるとは言わないだろ。 #4、シンセがモロに EMPEROR のパクり。てか、刻みパートでフランジャー使いすぎ。ワウ踏みすぎ。 #5、なかなか面白いリフだが、LOST HORIZON で使ったメロディの焼き直しの様にも聴こえる。 #6、CELTIC FROST ってバンドのカバー。音が篭りすぎだろ。 #7、1st のデモ。音質が悪いです。つまらない。 #8、1st のデモ。 #9、1st のデモ。リズムギターも大切です。 #10、1st のデモ。#11、1st のデモ。・・・。
SOUNDHOLIC の勇気に敬意を表しても 0.5点 。1点に届きません。2500円入った財布を底無し沼にでも落としたと思えば我慢できるかもしれんませんね。
評価:0
LUNATICA / Fables & Dreams
Release : 2004
Label : Marquee
スイス産シンフォ・メタルバンド、LUNATICA の 2nd アルバム。
#1、Sasha Paeth の相棒 Miro 作のすんばらしいインスト。 #2、悶絶。ガッツポーズ。笑みが止まりません、誰か助けてください。 #3、なんだこの劇クサな展開は・・・。右のピアノメロが堪らん。変な男声はいらないな。 #4、哀愁メロのバラード。男声は絶対いらないと思う・・・。 #5、なんだこのクサクサなオーケストレーションは! 唄メロがつまんない。 #6、なんだこのクサクサな (以下略/笑) 聴き込むうちにこの糞ラップも慣れてきました。 #7、透明感のあるイントロがいいね。氷河でかき氷食ってるみたいな。オペラチックな Vo もいいね。 #8、聖歌。キャッチーなサビメロが美味しい。 #9、イントロピアノの入り方が #4 と一緒じゃ・・・。ギターソロが RHAPSODY みたいだ。 #10、相変わらずのクサさ。駆け上がるストリングスがいいねぇ。唄メロも非常に分かりやすい。 #11、これまた、面白いリミックスを施したな。まぁ、こういうボートラもアリか。
女性 Vo、Andrea の声がいいね。曲も結構 Xametalic で、その手が好きなら是非是非。
評価:63
LUNATICA / The Edge of Infinity
Release : 2006
Label : Marquee
スイス産 シンフォニック・”Angel”・メタルバンド、LUNATICA の 3rd アルバム。
#1、前作同様 オーケストレーション + おっさんの語りインスト。 #2、サビ直前のフィルが美味しいが、全体的に平坦すぎる気がする。オケは見事なんだけどね。 #3、サイバートランス風味のアレンジ、ギターソロと転調後のサビは凄くいいね。 #4、ロシアの何だったか、に似てるな (意味不明) まぁ悪くないと思うよ。 #5、俺の嫌いな打ち込みトランス・ドラムが入ってる時点でもうダメ。唄メロつまんないし。 #6、THALION / The Encounter に似てるな。てか、男 Vo いらんだろ。 #7、緊張感のあるオーケストレーション “だけ” がいいね。 #8、バラード。作りはいいと思うんだけど、いまいちメロディに説得力がないのよね~。 #9、何だこの単調すぎるドラムは・・・。 #10、大曲。長いわりにいいと思えるパートがない。 #11、#10 の Different Version 男 Vo ( Oliver Heartman ) が出てくるだけ。 #12、#6 の Piano Version 。
アルバム全体に見られるサイバートランス的なアレンジも、上手くオケと合っていていいとは思うが、如何せんメロディが弱すぎる。#3 だけがギリギリ聴ける程度。Andrea の声が持つ神通力も、つまらないメロディのせいか魅力皆無。恐らく、2nd が奇跡だったのだろう。
評価:37
LUNATICA / New Shores
Release : 2009
Label : Napalm
もはや、Andrea の声質だけではどうしようもなくなってきた LUNATICA の 4th アルバム。
#1:良くあるゴシックとメロディックなメタルとの間を彷徨ってる感が漂う曲。サビメロ以外つまらない。 #2:哀愁のメロディーが美味しいが、まだまだこんなもんじゃないハズ・・・。 #3:B級サスペンスのエンディングテーマみたい。 #4:もう少し抑揚があればね。 #5:受けそうな曲調ではあるが、唄メロがいまいち。 #6:男シンガー主体のバラード。「なぜお前が歌うんだ?」と嘆きたくなるね。 #7:モダンな曲。つまらない。 #8:Michael Kiske 辺りがゲストでデュエットしたら素晴らしい曲になっていただろうな。 #9:哀愁のある唄メロだけは聴ける。 #10:なんてことないバラード。 #11:退屈。
再び 2nd の奇跡を期待するも、予想どおり。いい意味で期待を裏切って欲しかったが・・・。まぁそれは前作ですでに感じられたことなんだけどね。音楽性は定まっているので、あとはいい曲を書いてくれさえすれば・・・ “Avalon” みたいな劇的な曲をね。
評価:33
PRIDE OF LIONS / Immortal
Release : 2012
Label : Frontiers
PRIDE OF LIONS の 4th アルバム。
一聴して Jim Peterik だとわかる #1. Immortal,落ち着いた曲調と二人のツイン・ボーカルが素晴らしい #2. Delusional,泡やかな風を感じるメロディが秀逸な #4. Shine On,絶妙すぎるオブリガードを隙あれば切り込んでくるギターが素晴らしい #8. Vital Signs,彼ららしさ全開の爽快で熱情的なメロディとツイン・ボーカルの対比が美味すぎる #11. Ask Me Yesterday 。
Jim Peterik と Toby Hitchcock がそれぞれに活発な課外?活動をする中、このプロジェクトが誕生した時ほどの重要性は保てていないような気がするが、ほかの作品が哀愁強めの欧州型メロハーなのに対し暖かくて爽やかな北米型のメロハーだという点で存在感は維持できている感じか。相変わらず曲の出来は高水準で捨て曲らしい曲が全く見当たらないのは流石としか言いようがない。
評価:78