LIV MOON / The End of the Beginning

LIV MOON / The End of the Beginning
Release : 2012
Label : Victor

北欧神話をコンセプトにした LIV MOON の 4th アルバム。


シンフォニックなオーケストレーションが印象深い #2. Free your Soul,スケール感のある唄メロと北欧民謡調のアレンジが美味しい #3. Fountain of my PleasureKee Marcello (Gt/ex-EUROPE) と日本人歌手にも数々の楽曲を提供している Fredrik Hult 作曲の少し浮いた #4. And Forever More,ネオ=クラシカルなアレンジとオーケストレーションはかなりいいのに、なぜか唄メロがその辺の J-POP みたいな #5. Black Fairy,ミュージカル度 100% の #6. The End of the Beginning,ネオ=クラシカルに疾走するインスト #7. Valhalla,歌詞は完全に J-POP ながら、ちゃんとツボを心得たメロディックな展開を聴かせてくれる #8. Midsummer Eve,シンプルなメロディック・メタルな #9. Hell,変拍子を多用したプログレッシヴな #10. 霧の葬送曲,北欧らしいメロディの #12. ImmortalsKiko Loureiro (Gt/ANGRA) が作曲した提供したメロスピ曲を感動的なバラードにアレンジした #13. 黄金の涙,映画のエンディングのような #14. Voyage

曲の半数を外部委託しているとはいえ、1年に2枚はやり過ぎな気がする。それだけ予算があるならもっと曲やサウンドに時間をかけてもっといいアルバムを作ってほしいと思う人は少なくないハズ。ドラムの音もギターの音もシンセの音も安っぽいし…。その点、海外ゲストのサウンドは良い音(というか普通の音)なのが悲しすぎる。それに、各曲のサウンドの方向性がバラバラなのもいかがなものか…。

彼らが本物のバンドではないのなんて最初から分かってるんだけどね。でも一度でいいから外も内も本当にメタル畑を理解してる人たちと “これぞ日本のシンフォニック・メタルだ” というアルバムを作ってほしいね。

評価:65


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