- 2012.10.02 : AXEWOUND / Vultures
- 1995.08.23 : BRAZEN ABBOT / Live and Learn
- 2000.12.20 : CHILDREN OF BODOM / Follow the Reaper
- 2003.02.05 : CHILDREN OF BODOM / Hate Crew Deathroll
- 2013.03.26 : DGM / Momentum
- 2011.11.21 : IRON SAVIOR / The Landing
- 2011.03.16 : LIV MOON / Golden Moon
- 2013.06.13 : MASTERPLAN / Novum Initium
- 2009.09.09 : 陰陽座 / 金剛九尾
- 1984.08.22 : PRETTY MAIDS / Red, Hot And Heavy
- 2010.04.20 : RATT / Infestation
- 1988.06.29 : RIOT / Thundersteel
- 2005.09.22 : ROB ROCK / Holy Hell
- 1977.11.28 : SCORPIONS / Taken by Force
- 2005.07.21 : SENTENCED / The Funeral Album
- 1996.04.24 : STRATOVARIUS / Episode
- 2009.10.13 : W.A.S.P. / Babylon
Search for ‘75’
AXEWOUND / Vultures
Release : 2012
Label : Search & Destroy
Matthew Tuck (Vo,Gt/BULLET FOR MY VALENTINE) と Liam Cormier (Vo/CACER BATS) が組んだブルータル・メタル・バンド、AXEWOUND の 1st アルバム。
モダンなリフの中でメロディアスなソロを奏でる Synyster Gates(Gt/AVENGED SEVENFOLD) が印象的な #1. Vultures,METALLICA 風のリフや SLIPKNOT 風のリフで攻め立てる #2. Post Apocalyptic Party,Matt のクリーン Vo が目立つ #4. Cold,アルバム中最も BULLET FOR MY VALENTINE っぽい #6. Exochrist,ゴシック・メタル風の #7. Collide,キャッチーなリフと流れるようなリズムが素敵な #8. Destroy,ブルータルに疾走しつつクラシカルなアルペジオでもキメる #10. Church Nothing 。
音はメタル・コア寄りの DESTRUCTION に時折 BULLET FOR MY VALENTINE って感じだね。どの曲も地味だが、それぞれ耳を引くフレーズが盛り込まれてて、尚且つコンパクトにまとまってて聴きやすい。そして何より、ドラムがカッコ良過ぎ。プロダクション的なものもあるだろうけど、主役?の二人を完全に喰ってるね。メカニカルなんだけど、パワフルで豪快。2012年の Drumer of the Year は Jason Bowld さんに変えないと…。
#4. Cold と #6. Exochrist は Matt の Vo が目立つキャッチーな曲で、PV にもなってるけど、この2曲はアルバムの中では浮いている方なので注意かも…。
評価:75
BRAZEN ABBOT / Live and Learn
Release : 1995
Label : Victor
ブルガリア人ギタリスト Nikolo Kotzev によるメロディック・メタル・プロジェクト、BRAZEN ABBOT の 1st アルバム。
初期 RAINBOW を思わせるアップテンンポの #1. Extraordinary Child,ポップかつキャッチーな唄メロが美味しい #2. No Way Out of Nowhere,Glenn Hughes が歌う不変的な王道ハードロック・バラード #3. Live and Learn,70s 風の雰囲気を持つ #4. Russian Roulette,哀愁のメロディが心に沁みるバラード #7. Miracle,ハードにスウィングする #8. Big Time Blues,これまた RAINBOW 風のアレンジの #10. Children of Today,後のボーカル・マスター、Thomas Vikstrom が歌う珠玉のパワー・バラード #11. Shadows of Moon 。
EUROPE や YNGWIE MALMSTEEN に在籍したメンバーが名を連ねるものの、その編から予想されるよりもロック~ハード・ロック路線の方向性だ。Ritchie Blackmore からの影響を大いに感じさせるのは、それらしい曲があるので間違いないわけだが、そこで多数のフォロワーの一つに埋まってしまわない理由は、明らかに曲が良いということだ。さらにシンガーが Glenn Hughes、Thomas Vikstrom、Golan Edman という実力者だということもこのアルバムのレベルを押し上げる要因になっている。
評価:75
CHILDREN OF BODOM / Follow the Reaper
Release : 2000
Label : Toy’s Factory
メロデスの新星とか言われてた CHILDREN OF BODOM の 3rd アルバム。
#1、毎度おなじみのオケヒット、それ用のリフ書いてるのか、と。てか、サビのギターメロが素晴らしいね。 #2、いかにもライブ映えしそうな曲だな。毎回だが、キーボソロどうにかならんのかい。 #3、サビ右のキャッチーなキーボードがいいよ。音は嫌だけどね。 #4、リズム隊は地に足の着いたしっかりした音なのに、それに比べてリードギターの音が妙に細いような気がしてきた。 #5、Janne Warman ナイス! としか言いようがないイントロが素晴らしいね。 #6、イントロの台詞が面白いなぁ (笑) ヴァイキング・メタル風のフォーキーなギターメロがいいね。 #7、「僕を嫌いになってぇ~」というこの曲は、デス声なのにも関わらずキャッチーな唄メロなのがいい。 #8、悪くはないけどいいとも思えない、中途半端な感じがする。 #9、個人的に彼らの書いてきたリフの中で一番好きなのがこれのイントロ。全体的にキャッチーなのも評価できる。 #10、OZZY OSBOURNE のカバー。 #11、W.A.S.P. のカバー。
前作よりも若干クラシカルな要素が減衰したかな。2nd と 4th を足して2で割ったような音楽性だね。順当。
評価:75
CHILDREN OF BODOM / Hate Crew Deathroll
Release : 2003
Label : Universal
フィンランドの大人気 デス・メタルバンド CHILDREN OF BODOM の 4th アルバム。
#1、イントロのオーケストラヒットが全て・・・な、名曲。Alexi はデス声というか、半分普通声みたいな唄い方してるな。 #2、アメリカのマーケットを意識してか、それともそういう曲に影響を受けてるのか、少々米味の濃いアレンジだ。 #3、ミドルで聴かせるギターソロがいいねぇ。キーボードとのユニゾンも美味しい。ファミコンみたいでな (笑) #4、「デス声でメロディック・メタルやってみたけどさ、どうよ」っていう曲。オーケストラヒットが全て (笑) #5、ストリングスのメロディが恐怖メロから哀愁メロまでカバーしてる。いいねぇ、こういうの好き。 #6、F1 の BGM に最適すぎるこの曲、いかかでしょう、鈴鹿とかで流してみてわ (笑) #7、相変わらずキャッチーなギターメロ。キラデスが苦手になってきた俺としてはこのくらいがいいんだよね。 #8、正統派的疾走する佳曲。全体的にメロディはちょっと面白みに欠けるが、キーボードソロはいいね。 #9、恐らく、このアルバムの方向性を正直に表していると思われる曲。 #10、SLAYER のカバー。ファミコンキーボードソロいいね、笑えるよ。 #11、RAMONES のカバー。カバーの選曲センスいいね。
早弾きが減衰して、正統派な印象が強くなってきた。俺としては、この方向性を維持してくれるのが一番嬉しかったんだけどね~。
評価:75
DGM / Momentum
Release : 2013
Label : Scarlet
DGM の 8th アルバム。
ゲストにで Russell Allen (Vo/SYMPHONY X) が唄う、完全にソレっぽい #1. Reason,リフが ROCK BOTTOM な爽やかプログレ・ハード #2. Trust,パワー・メタリックに攻める #3. Universe,しっとりしたメロディをパワフルに聴かせるバラード #6. Repay,メロディック唄メロとバッキングが印象深い #7. Chaos,雰囲気が初期の SYMPHONY X なパワー・メタル・チューン #9. Overload,シャレたピアノ・ソロからのギターとキーボードのソロ・タイムが鳥肌モノな #10. Void 。
曲のクオリティは前作同様の安定感。サウンドは(極端には変わらないけど)若干失速してプログレ・ハード寄りになった分かなり聴きやすくなった。捨て曲らしい曲もないし、是非この路線のままで次もお願いします。
評価:75
IRON SAVIOR / The Landing
Release : 2011
Label : Afm
Piet Sielck (Vo,Gt) 率いる IRON SAVIOR の 7th アルバム。
#3. Starlight,#6. Moment in Time,#9. Faster Than All という疾走曲を筆頭に、3連の #4. March of Doom、「今更こんな曲名はないだろ」な #5. Heavy Metal Never Dies、哀愁のバワーバラード #10. Before the Pain、そして彼らの信念を唄い上げたであろう #11. No Guts, No Glory 。
サイバーな音質はそのままによりメロディックになった(というよりもメロディが戻ってきた?)印象。前作のレビューではサイバーな音質に疑問符を投げかけたが、今作では中身が伴った事によって強力なアイデンティティーとして復活している。
ビジネス的な問題や (SAVAGE CIRCUS も?) でリリースの間隔が空いてしまったようだが、この手の無骨なジャーマン・メタル・バンドの一角としてまだまだ頑張ってもらいたいところだ。
評価:75
LIV MOON / Golden Moon
Release : 2011
Label : Victor
Akane Liv 率いる LIV MOON の 2nd アルバム。
ピアノの魔術師 Franz Liszt のカバー #1. 死の舞踏,シンプルなメイン・フレーズを軸にポップさが目立つ #2. Say Goodbye,ヴァースの良さがブリッジ~コーラスに続かないのが残念な #3. Not Game!, バロックなイントロからブラストビート、低~中音域を使った歌唱が魅力的な前半のキラー・チューン #4. Black Ruby, アニメのOPみたいな #8. ドラクロワの女神, 当アルバムの中で最も前作に近い #9. Fly, ミュージカル風の演出 + QUEEN な #10. バレリーナ・シンフォニー, Syu (Gt/GALNERYUS) がゲスト参加した NIGHTWISH っぽい #11. 静かな奇跡, 普遍的バラードだが、ラストのベース・ソロのおかげで一歩抜きんでた #12. 溺れる人魚, アニメソング街道まっしぐらな #13. アマラントスの翼 。
前作に比べてかなりマシな音質に。もし前作と同じような音だったら確実に見限ってたな。
曲は、外部ライターの採用でバラエティに富んだ結果となったがメタル・ファン目線だと明らかに #5. Dance with a Ghost ~ #6. よざくらん の2曲はいらんよね。J-POP のアルバムだと、バンドのイメージとはかけ離れた実験的で理解不能な曲が入ってる事が多いけど、この2曲はそんなイメージ。ついでにあと1曲減らすと丁度いい曲数なんだけどな…。
評価:75
MASTERPLAN / Novum Initium
Release : Afm
Label : 2013
Rick Altzi (Vo/AT VANCE),Jari Kainulainen (Ba/ex-STRATOVARIUS),Martin Skaroupka (Dr/CRADLE OF FILTH) を迎えた MASTERPLAN の 5th アルバム。
いかにも彼ららしいパワフルでメロディックなコーラスが素晴らしい #2. The Game,ズッシリとしたリズムの中でピアノが引き立つ #3. Keep Your Dream Alive,STRATVARIUS 風のシンプルなメロディック・メタル #4. Black Night of Magic,北欧メタルを思わせる透明感のあるキーボード・メロが美味しい #7. Pray On My Soul,哀愁のメロディを暑苦しく聴かせる #9. Return From Avalon,スケール感のあるメロディをじっくり聴かせるパワー・バラード #10. Through Your Eyes,様々な展開を見せる10分の大曲 #11. Novum Initium 。
とりあえず、メンバー・チェンジによるマイナス点はなし。Rick Altzi は元々 Jorn Lande タイプだし、SYMFONIA がなくなって丁度ヒマしてた? Jari Kainulainen はソツなくこなし、Martin Skaroupka に関しては、Uli Kusch 期の手数の多さが戻ってきたイメージで、かなりいいスパイスにはなっている。
曲に関してはどれもキャッチーで悪くはないんだけど、あとほんの少し何か足りないような…。
評価:75
陰陽座 / 金剛九尾
Release : 2009
Label : King
妖怪ヘヴィ・メタル・バンド、陰陽座 の九尾の狐をコンセプトに 2009/9/9 にリリースされた 9th アルバム。
#1:映画のエンディングのような爽快感のある曲。飛翔メロが美味しい。 #2:典型的な陰陽座ソング。 #3:ブリッジのハイハットのリズムが印象的。 #4:哀愁のギターメロが曲を引っ張る曲。 #5:LOUDNESS を彷彿させるリフが印象深い疾走曲。サビを中盤まで溜めておくのはズルイよ (笑) #6:Gary Moore かよ…。このギターソロは明らかに Blues サイドの Gary Moore だ。 #7:何かのゲームのテーマソング。キャッチーで一般受けが良さそうだ。 #8:何かのゲームのテーマソング その弐。いつもならシングルのB面に入ってそうな曲。 #9:九尾組曲その壱。和エロ・ソング (笑)。静かに激しいな (笑) 黒猫姉さんのしっとり濡れ濡れ歌唱が堪らん…。 #10:九尾組曲その弐。正体がバレたって感じがちゃんと出てる。 #11:九尾組曲その参。ラストバトル。スラッシュ・メタル気味。 #12:タイトル連呼型。Cry Out に聴こえるのは意図的なものか?
前作が “最高傑作の後の生ぬるいアルバム” だっただけに凄くよく聴こえる。曲もいつも通りの金太郎飴状態なのだが、九尾組曲の情景描写力は実に見事。前回の義経組曲のソレをはるかに上回るいい曲だ。てか、#7,8 は収録しなくてもよかったような気がするんだけど。それと、大して評価には影響しないことだが、黒猫姉さんの語尾の母音を無視したビブラートが気になる…。
しかし、アレだ。ジャケの黒猫姐さんが堪らん (笑)
評価:75
PRETTY MAIDS / Red, Hot And Heavy
Release : 1984
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 1st アルバム。
#1. Fortuna Imperatrix Mundi ( Orff / Carmina Burana ) から #2. Back to Back の流れはホント素晴らしいの一言。若干ハード・ポップっぽい #4. Waitin’ for the Time,後半の1発目にあたる #6. Battle of Pride,そしてシメは Rock’n’Roll な #10. Little Darling と、アルバム構成もなかなか。
このアルバムが HELLOWEEN のデビュー前に出たってのは評価しなければならないな。今となっては “隠れた名盤” みたいになってあまり話に上らないけど JUDAS PRIEST から HELLOWEEN の間を埋める重要なアルバムだからね。
評価:75
RIOT / Thundersteel
Release : 1988
Label : Epic
日本好きな RIOT の 6th アルバム。
#1、Kill the King 型の様式美スピードメタル。Tony Moore の 伸びのあるハイトーンと、素晴らしい構築美のギターソロが絶品。 #2、失速するがライブが楽しそうなサビがいいね。 #3、元々の音楽性であるアメリカ産 HR ( Man on the Silver Mountain だけど ) な一面が覗ける曲。 #4、キャッチーなサビメロが魅力の佳曲。 #5、キャッチーなメロディとソロ直前のシャウトが最高な曲。こういう勢いに任せた疾走感もいいね。 #6、#4 に同じ。バスを無駄に連打してるような気がするが・・・。 #7、エンディングの官能的なソロが堪りません。 #8、唄メロ裏でここぞとばかりにギターメロを入れてくるのが素晴らしいね。Mark Reale、いい仕事するね。 #9、静と動を使い分けた IRON MAIDEN 風の曲構成が面白い曲。
“ANGRA / Carry On” , “SONATA ARCTICA / San Sebastian” などと肩を並べる名曲 Thundersteel に尽きる。まぁ、この曲を聴いた事がないめろすぴファンなんていないと思いますけど・・・。
評価:75
ROB ROCK / Holy Hell
Release : 2005
Label : Victor
“Mr.Melodic Metal Voice” の称号を欲しいがままにいている、かどうか知りませんが、そんな Rob Rock の 3rd アルバム。
#1、いきなり始まったんでビビリました。どこかで聴いた事のあるメロディだなぁ。 #2、唄メロ、適当に書いたろ。単調すぎ。Vocalist のソロ作なんだからさ。 #3、イントロからしてカッコイイ。高揚感全開のサビメロもおいし過ぎ。 #4、唄メロがキャッチーでいい。リフもいい。ソロもいい。3拍子そろってるわ。こりゃ。 #5、サビでのスクリームが素晴らしい。メロディは大したことないのに。 #6、IMPELLITTERI 時代のセルフカバー。まぁ、もともと名曲なわけだし。今更言う事はないな。 #7、バッキングが単調で面白くない。唄メロも煮え切らなくなってきた。・・・中だるみか。 #8、左右に揺れまくる&キャッチーなギターソロはいいね。 #9、Tobias Sammet (EDGUY) をゲスト迎えて、ABBA の名曲を。元々この曲は個人的に大好きな曲。やばいやばい。悶絶。・・・もう、これ反則。 #10、Gus G がゲストで弾いてますデス。それよりも、後半のスーパーハイトーンの方が耳に残ります。 #11、Roy Z が好きそうなリフですね。まぁボートラだし。大目に見てあげようか。 #12、エモーショナルなイントロに惹かれるバラード。昨年亡くなった彼の父に捧げた曲。いい曲だね。 #13、Alternative Mix だって。ギターの歪みが #6 より強いみたい。 #14、これも Alternative Mix 。最初の効果音が微妙に違う。
ドラムが BRUCE DICKINSON / Tyranny Of Souls と同じ音じゃん。それに、曲数多すぎて、1枚聴き通すのに時間が掛かる!ボートラがなければ時間的にちょうど良かったか。まぁ、でもね(俺個人が)悶絶必死のスーパーカバー曲 #9 とメロディック・メタラー汁濁必須な #3 の功績は大きいよ。
評価:75
SCORPIONS / Taken by Force
Release : 1977
Label : EMI
ドイツ産 HR/HM の王 SCORPIONS の Uli Jon Roth 在籍最後のスタジオアルバムにして 5th。
#1、工事の音みたいなのがリズムに使われているのが面白いね。 #2、”Monika Dannnemann” が作詞した事で有名な佳曲。哀愁のあるメロディがいいね。 #3、泣きのギターと縦ノリ感があるな。 #4、ビブラスラップ以降のドラムの金物捌きが美味しい。唄メロを追いかけるギターもいいね。 #5、Uli Jon Roth が “Virgin Killer” とともに SCORPIONS に残した名曲。”RAINBOW / Gates of Babylon” に近い曲調。ソロが美味しすぎる。 #6、Uli に対して Hendrix の影響が凄まじかった事を彷彿とさせる曲。 #7、キャッチーなメロディの HR 。 #8、前作の “Yellow Raven” 程ではないが、彼ららしい湿った哀愁を聞かせてくれるアコースティックなバラード。 #9、ボートラ。#7 のシングル B面。 #10、ボートラ。”Tokyo Tapes” に収録し切れなかった Uli Jon Roth の曲。
Uli Jon Roth の #5 を聴くだけでも ( 俺にとっては ) 価値があるアルバム。Uli が脱退を決めていたのも影響してか Band としての整合性が感じられる曲が少ないのが残念。
評価:75
STRATOVARIUS / Episode
Release : 1996
Label : Victor
前作から加入した Timo Kotipelto に加え、Jens Johansson、RUNNING WILD から Jorg Michael というもはや完璧とも言える布陣で挑んだ 5th アルバム。
#1、正統的に疾走する北欧スピードメタル。透き通ったガラスの様に繊細な Vo も GOOD ! #2、聴きやすいメロディが印象的。#1 の影に隠れてる気がしないでもない。 #3、少々怪しメロでじわじわ。あと2,3後ろにあるべきだったかな、この曲。 #4、キーボードとギターでのインスト。 #5、テクニカルなバッキングとかフレーズとか、Yngwie ・・・。 #6、ミドルテンポでじっくり聴かせる曲。なかなか。 #7、悪くはないんだけど、この後に控える名バラードと比べるとちょっとね。 #8、インスト。Jens 大活躍。てか Yngwie 。 #9、バビロンの塔ってな雰囲気が顕著に表れてていいね。 #10、ありきたりな疾走曲なんだけど、こーゆーの結構好き。HELLOWEEN/I’m Aliveだけど。 #11、中間の激烈疾走の意図が判りません。 #12、バンドのバラードの中でも最高峰に位置する曲。この悲しみに満ちた美しさ。だれが超える事ができようか。 #13、#12 での余韻を見事にはぐらかしてくれる。#12 の前に置いてあれば良かったのに・・・。
新メンバーの功績もあってか、過去にない良作となっている。実際このアルバムを最高傑作に挙げる者も多い。しかし、まだまだパンチ力が足りない気もする。
評価:75
W.A.S.P. / Babylon
Release : 2009
Label : Demolition
Blackie Lawless (Vo,Gt) 率いる W.A.S.P. の 14th アルバム。
哀愁のイントロを従えたキャッチーな唄メロが美味しい #1. Crazy 、若干 STRYPER っぽい #2. Live to Die Another Day 、キャッチーなギターメロが秀才な #3. Babylon’s Burning 、そして何故か DEEP PURPLE のカバー #4. Burn 、クリーンな唄声を聴かせてくれるパワーバラードの #8. Godless Run などを筆頭に充実したアルバム。初期のような危なっかしさや狂気は感じられないが、メロディアスなアメリカン・ハード・ロックとしてはいいアルバムかと。
評価:75