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AGNES / When the Night Falls

AGNES / When the Night Falls
Release : 2007
Label : BMG

フィンランドから現れた女性 Vo のホープ、AGNES の 1st アルバム。大物ゲストが多数参加してたり。


#1、イントロからキテるねぇ。高音がフェイクなのが気になるものの、キャッチーなサビメロは美味しいね。 #2、北欧らしい透明感のある佳曲。 #3、産業ロッククラスのキャッチーさを持つ曲。 #4Joey Tempest, Luke Mmorley が書いた曲。哀愁のメロディがいいね。 #5、B級ホラー映画風のキーボードがいいね。 #6Mr.Lordi 作曲の ” まんま LORDI ” な曲。 #7Tony Kakko 作曲のアルバム中一番微妙な? 曲。SONATA ARCTICA っぽくはあるが・・・。 #8、キャッチー。 #9、70’s HR。泣きのギターメロが堪らんね。 #10、ゴシカルな雰囲気は面白いんだけどね。 #11、アルバムの最後を飾るバラード。定石。


女性らしいというよりもハスキーで若干男らしい歌唱が印象深い。ライブ動画を見た限りでは、高音がかなりキツそうだったので、元々音域が狭いのだろう。70~80’s HR/HM が好きらしいんで是非そのへんで頑張って欲しい。ヘタにスピード感のあるメタルは唄わない方がいいのかも。

評価:57

FREEDOM CALL / Dimensions

FREEDOM CALL / Dimensions
Release : 2007
Label : SPV

地味に活動を続けてる FREEDOM CALL の 5th アルバム。


#1、定番のインスト。#2、明るくてクサいめろすぴ。#3、GAMMA RAY / Wings of Destiny 。#4、へろーみすたーいぼー。おーおーおー。#5、明るくてクサいめろすぴ。#6、明るくてクサいめろすぴ。#7、中途半端にドラマチックなバラード。#8、地味な曲。最近の Rhapsody みたい。#9、ギターソロが素敵。#10、明るくてクサいめろすぴ。#11、明るくてクサいめろすぴ。#12、お祭りメロディック・メタル。


この人たち、いい意味でも悪い意味でも全然変わらないな。前作の地味さに肩すかしをくらった人は安心して買っていいと思う。”明るいめろすぴ” がアルバムの大半を占めるしね。

評価:57

GAMMA RAY / No World Order

GAMMA RAY / No World Order
Release : 2001
Label : Victor

Kai Hansen 率いる GAMMA RAY の 7th アルバム。


#1、K1 だかプロレスだがのテーマ曲にもなったそれっぽい感じを醸し出すインスト。 #2、冒頭の「アーライ」が全てを物語っている彼らの新アンセム。 Daniel いい曲書くね。 #3JUDAS PRIEST / METAL MELTDOWN か? #4I Want Out 直系のタイトルシャウトチューン。キャッチーで聴き易く、宜しい。 #5HALFORD / Made In Hell に I Want Out のメロディがパクられたが、それを丸々パクり返ししたギターソロがあまりにも面白い。 #6、この曲も、いかにも IRON MAIDENJUDAS PRIEST を参考にしましたって感じ。 #7、これも (笑) JUDAS PRIEST / Rapid Fire のモロパクリ。 #8、メロディアスなメロディでいいんだけど後1歩何かが欲しいトコロ。ドラムのオカズを増やすだけでも変わるハズ。 #9、曲の入り方が#4と一緒。しかもリフが Eagle Fly Free っぽい。そればっか気になるからどうしょもない。 #10、掃除機の音みたいな効果音はいらない。唄メロは Somewhere Out In Space の焼き直し。ネタ切れた? #11、なかなか面白いメロディ展開。GAMMA RAY っぽくない曲で新鮮味がある。 #12、曲の入り方が #10 と一緒。Jaebreaker みたいな唄メロ。


今作はとことんオマージュだらけ。前作で最高級の名盤を作ってしまいネタもついに切れたか!とも思わせられる。まだまだ頑張れるよね! GAMMA RAY の皆さん!

評価:57

GOTTHARD / Bang!

GOTTHARD / Bang!
Release : 2014
Label : G Records

GOTTHARD の 11th アルバム。


リズミカルなリフとロック然とした曲調のライブ向きな #2. Bang!,王道メロディアス・ハード系の #3. Feel What I Feel,ストリングスが緊張感を高める #8. I Won’t Look DownTHE POODLES みたいなシンプル且つキャッチーな #12. What You Get,STRATOVARIUS / Maniac Dance に激似のリフをコレでもかと強調する #13. Mr Ticket ManLeo Leoni (Gt) が亡き母に捧げた感動的な大曲 #13. Thank You

前作の延長上にあって、(当然だけど)さらに Nic Maeder がバンドに馴染んできたな、という印象。曲はコンパクトにまとまっていて聴きやすいが、フックが弱く耳に残らずに聞き流せてしまう。Steve Lee が素晴らしいメロディ・メイカーだったことは疑いようのない事実だし、同じレベルを期待するのは酷かもしれないけどね…。#3. Feel What I Feel#12. What You Get タイプの曲があと2曲くらいあればなぁ。

評価:57

MANOWAR / The Lord of Steel

MANOWAR / The Lord of Steel
Release : 2012
Label : Magic Circle Music

鋼鉄の君主 MANOWAR の 11th アルバム。


しつこいエンディングが彼ららしいシンプルなパワー・メタル #1. The Lord of Steel,シンガロングを誘う?暑苦しいサビメロが印象的な #2. Manowarriors,地味にグルーヴィーに攻める #3. Born in a Grave,盛り上がりに欠けるバラード #4. Righteous Glory,元気ないハードロック #5. Touch the Sky,盛り上がることなく淡々としている #7. Expendable,今ひとつ煮え切らないが MANOWAR らしさはある (同名映画のテーマ曲にもなってる) #8. El Gringo,どこか落ち着いててテンションが上がりきらない #9. Annihilation,暑苦しいコーラスと異常なまでにグルーヴィーな #10. Hail Kill and Die,映画のエンディングみたいな勇壮なメロディをドッシリとしたテンポで効かせる #11. The Kingdom of Steel

前作の、これでもかというくらいドラマチックにオーケストレーションで包まれた作風とは違い、Kings of Metal に近いシンプルな印象だが、あれ程の熱さはこのアルバムにはない。Scott Columbus が凄すぎただけにドラムが軽いのは仕方ないが、曲も音も明らかに全体的にパワー不足。原因は Metal Hammer 誌や映画のタイアップとかを狙いすぎた( Expendable は失敗?)から、と思いたい…。

評価:57

NAGLFAR / Diabolical

NAGLFAR / Diabolical
Release : 1998
Label : Toy’s Factory

スウェーデン産ブラックメタル・バンド、NAGLFAR の 2nd アルバム。


#1、メロディアスなリフをかき鳴らしながらも疾走する。バッキングがあまりにも単調なのが気になるが、勢いで押しに押してるので問題ない。 #2、開始1秒から怒涛のブラストが炸裂。後半でキーボードが入るのが美味しいなぁ、と。 #3、メロディアスなリフがカッコイイ。しかもギターソロがハンパない慟哭さを放っていてイイ。 #4、中間の、ストリングスとピアノパートがいいね。疲れを癒す一時の休息っていうか、そんな感じで。 #5、アグレッシヴさとメランコリックさが半々に登場するのがいいね。 #6、絶妙なタイミングで入るブレイクがカッコイイ佳曲。サビのギターもいいし、ブラストの使い方もいいタイミング。 #7、メロディアス過ぎるんじゃ、と思えるほどのリフが美味い。セカンド・リフもメロデス風で堪らない。 #8、メランコリックなピアノを配したインスト。 #9、ギターメロが凄まじくカッコイイ。5分半くらいで終わって、その後良く判らん台詞が入ってる。 #10、ボートラ。てか、こっちの方がいいなぁ。追加されてるパートもいい。 #11、ボートラ。軽い音なんだけどな。聴きやすいのはいい事だよ。


ブラック・メタルのお手本みたいなアルバム。同郷の DISSECTION と比べると、確かに独自の色が欲しいな、と思うけどね。後は、ブラスト・ビート独特の “スネアの音圧が低い” のはどうにか改善して欲しいなぁ。

評価:57

OBSESSION / Carnival of Lies

OBSESSION / Carnival of Lies
Release : 2006
Label : Marquee

唄うマーシャルアンプ Michael Vescera 率いる OBSESSION の復活第1弾 3rd アルバム。


#1、伝統的な HM の手本とも言える曲。サビメロが弱い気がするな。 #2IRON MAIDEN 直系のリフがいい感じだね。程よい渋さが美味しいわ。 #3、やはり唄メロの魅力が乏しいか・・・。教科書通りで面白くないとも言えるか。 #4、リフがいいね。今、こういうリフを書けるバンドが少ない気がするからね。 #5、厳しいな。ポイントは抑えてるけどもう少し唄メロに高揚感が欲しいところだ。 #6、安心して聴ける正統派 HM だな。いかにも Vescera らしいサビメロは好印象だね。 #7、地味 (笑) 。#3 に同じ。 #8、Aメロが Rising Force みたい。もう少しメロディに華やかさがあればなぁ。 #9、Bメロはなかなかなのにサビがこれじゃ肩透かしを食らったようなものだ。 #10、ギターソロがカッコイイね。サビでもうちょっと声が出てれば良かったのに。 #11、1st Mini の同曲 2006 Ver 。どの新曲よりも良いと思えてしまうのが悲しい。 #12、2nd の同曲 2006 Ver でボートラ。いいねぇ。本編にもコレ級の曲があれば・・・。


やはり Yngwie J. Malmsteen’s Band 時代の Michael Vescera は良かった、素晴らしかった。いや、このアルバムも (俺の) 事前の予想通りで悪いとは思ってないけどね。ちょっと普通すぎるんだよな。

評価:57

ROYAL HUNT / X

ROYAL HUNT / X
Release : 2010
Label : Marquee

デンマーク産メタル・バンド ROYAL HUNT の 10th アルバム。


QUEEN タイプの小曲 #1 から 70’s タイプのハードロック #2. End of the Line への絶妙な繋がりがまず素晴らしい。そして、北欧ハードポップな雰囲気をもつ #3. King for a DayDEEP PURPLE 風味の強い #7. Back to Square OneMarcus Jidell の哀愁のギターソロが光るバラード #9. The Last Leaf,初期を彷彿させるリーダートラック #10. Falling Down,と前作の不甲斐なさをねじ伏せる上々の出来。アウトロへの上手く繋がってアルバムの統一感も感じられる。


アナログ・レコーディングした割には音質への不安もなく、最近良くあるプロツールズで作りました的なものよりもダイナミックさが感じられる。アルバム全体に散りばめられた幅広いシンセの音色も好印象。しかし何より美味しいのはヴィンテージ機材を駆使したであろうギターの音だ。機材の進歩に逆らっただけの事はある個性的なアルバムになったと思うよ。

評価:57

STRATOVARIUS / Elysium

STRATOVARIUS / Elysium
Release : 2011
Label : Victor

STRATOVARIUS の 13th アルバム。


前作の Deep Unknown にも通ずるプログレッシヴな雰囲気を醸し出す #1. Dark Hours,壮大なイントロと Kotipelto の熱唱が聴ける #3. Infernal MazeJens 作曲の “アルバム中最も北欧らしさのある” #7. Move the Mountain,ネオ=クラシカルな疾走曲 #9. Event Horizon,そして、18分の大曲 #10. Elysium …。

加入2作目にしてバンドの音楽面における最重要ポストに就任した Matias Kupiainen は前任の Timo Tolkki とは違ったモダンでプログレッシヴなフレーヴァーや拘り抜いたであろう構築美あふれるフレーズを聴かせてくれてはいるものの、はたしてそれらの要素は唄メロを犠牲にしてでも必要だったのだろうか?

これほど唄メロにパワーのない曲ばかりでは、そう言わざるを得ない。ライヴでこのアルバムの曲を演っても ( 腕組み + 棒立ちの ) 休憩時間になること間違いなし。

やはり、STRATOVARIUSTimo Tolkki のメロディ・センスあっての STRATOVARIUS だったのだと思い知らされたね。…とは言っても、明らかに枯渇してた Elements Pt.2 の頃よりはマシなのかもしれないが…。

評価:57

TERASBETONI / Myrskyntuoja

TERASBETONI / Myrskyntuoja
Release : 2008
Label : Warner

Finland の MANOWAR と呼ばれてるらしい TERASBETONI の 3rd アルバム。


#1:キャッチーなメロディとシンプルな展開が印象的な佳曲。 #2:フィンランド産とは思えないほど MANOWAR だ。北欧特有の透明感なんて皆無 (笑) #3:ユーロヴィジョンで22位になったらしい。J.Ahola の超熱血歌唱が素晴らしい。 #4:初期 MANOWAR だな。絶妙な量のオルガンがいいね。 #5:暑苦しい。後半のマーチ風のアレンジは素晴らしいよ。 #6:#1 に同じ。 #7:パワーバラード。 #8:キャッチーで非常に Metalic (笑) な疾走曲。Metallin Voima ってどういう意味なんだろう? #9:#8 に同じ。 #10:#1 に同じ。 #11:哀愁ある歌メロが印象的な曲。 #12:#1 に同じ。エンディングの展開は見事。


現地語 & 巻き舌が大好きな人には堪らないアルバム。相変わらず J.Ahola は上手いがどことなく唄メロが煮え切らないのが惜しいところ。でもまぁ、フィンランド版 MANOWAR の役目は十分果たしているんじゃないかな。

評価:57

VISION DIVINE / 9 Degrees West of the Moon

VISION DIVINE / 9 Degrees West of the Moon
Release : 2009
Label : King

Michele Luppi を解雇し Fabio Lione (Vo/RHAPSODY OF FIRE) を再加入させた VISION DIVINE の 6th アルバム。


#1:地味な上に長いメロディック・メタル。 #2KAMELOT を彷彿させるピアノ単音メロが印象的な曲。 #3:1st の頃の方向性を匂わせる曲。 #4:どうにもこうにも煮え切らない唄メロがアレ。 #5:Fabio 様お得意のデス声が冴えてる曲。 #6:シングル・カットできそうなキャッチーで聴きやすい曲。適度に浮遊感のある唄メロが良い。シンセソロからギターソロへの流れもいいね。 #7Magnus Karlsson が書きそうなメロハーちっくな曲。 #8:どことなく DREAM THEATER 的な雰囲気が感じられる。 #9:晩年の Timo 期 STRATOVARIUS を彷彿させる中途半端さがアレ。 #10JUDAS PRIEST の名曲カバー。Fabio のモノマネは見事。 #11:デモ・バージョン。


Fabio が戻ったことの功績は大きい (と思う)。Luppi じゃこの大仰さは出せないしね。ただ、あの透明感のあるハイトーンがあればなぁ、と感じる事も多い。特に #3 は Luppi の声で化ける気がする。まぁ、個人的には理解しがたい方向へ進んでしまった今の LABYRYNTH よりも何倍も魅力的なのは事実。Luppi の今後に期待。

評価:57

X / Jealousy

X / Jealousy
Release : 1991
Label : Sony

奇跡の日の丸メタル・バンド X の 3rd アルバム。


#1、美しいピアノインスト。 #2、我が国を代表するメタル曲 国産 HM で最も美しいシンフォニック・スピード・メタルだと思う。全てのメロディに死角がないうえに全編に響き渡るオケアレンジが最高。特にサビ裏のストリングス。そしてなんと言ってもベース→ギター→ピアノ→ギターソロの究極とも言える美メロ連打。ガッツポーズが止まりません (笑) ホントに、この曲は何回聴いても骨抜きにされるわ。最高。悶絶。悶死。 #3、前作 Celebration にも通じる Hide の曲。 #4Taiji 作曲のパーティメタル曲。 #5、アコースティックなインスト。 #6、クラシックギターやフルートが印象的な名曲。X っぽさはないが、素晴らしい曲だ。 #7、X 史上最速を誇る曲。得ろ生かし。 #8Hide の作る独特の世界観が感じられるインスト。 #9、これも #3 や Celebration に通じる曲。ストーリー仕立ての歌詞が面白い。 #10Yoshiki 節のバラード。メロディが素晴らしいのは言わずと明らかなので特に言う事はない。


悶絶必死の Silent Jealouasy が入っているが、それ以外の曲が平淡な印象。作曲にメンバー全員が関わるのはいい事だとは思うが、どこか散漫になって精彩を欠いてしまっている様に思える。

評価:57


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