- 2014.04.01 : V.A. / Ronnie James Dio – This is Your Life
- 2012.02.14 : VAN HALEN / A Different Kind of Truth
- 2005.08.24 : VANISHING POINT / Embrace the Silence
- 2008.01.21 : VINDICTIV / Vindictiv
- 2009.05.28 : VINDICTIV / Ground Zero
- 1999.12.20 : VISION DIVINE / Vision Divine
- 2004.04.21 : VISION DIVINE / Stream of Consciousness
- 2007.10.02 : VISION DIVINE / The 25th Hour
- 2009.01.21 : VISION DIVINE / 9 Degrees West of the Moon
- 2012.09.17 : VISION DIVINE / Destination Set to Nowhere
- 2011.02.28 : VOODOO CIRCLE / Broken Heart Syndrom
Archive for the ‘V’ Category
V.A. / Ronnie James Dio – This is Your Life
Release : 2014
Label : Rhino
Ronnie James Dio が残した楽曲を超豪華アーティスト達がカバーしたトリビュート・アルバム。
原曲に忠実な ANTHRAX による #1. Neon Knights,Corey Taylor は何歌わせても上手いんじゃないかと思わせる #4. Rainbow in the Dark,もはや完全に SCORPIONS の曲なんじゃないかと思ってしまいそうになる #5. The Temple of the King,Rob Halford の全力のスクリームが聴けると思ったら以外と普通に歌っちゃってる #12. Man On the Silver Mountain,そして美味しいところを全て持っていく METALLICA の #13. Ronnie Rising Medley 。〆は DIO / Angry Machines に収録されている(唯一の)名曲 #13. This is Your Life 。
SCORPIONS と METALLICA のカバー聴けるだけでも輸入盤の値段を出す価値があるね。どうも選曲が微妙な気がするけど、あえて取り上げられなかった曲は名曲過ぎて避けてるって事なのかな。
評価:80
VAN HALEN / A Different Kind of Truth
Release : 2012
Label : Interscope Records
VAN HALEN の 14年ぶり 12th アルバム。
ワウ効果が絶妙なバッキングが耳を引く疾走(というより爆走?)チューン #4. China Town,エネルギッシュに疾走し、自身のトレードマークも忘れない #7. As Is、地味さを感じないのはこの2曲くらいか…。
どの曲も VAN HALEN 兄弟の歳を考えれば信じられないくらいにエネルギッシュで、他のバンドには出せない “ロックしてる感” が感じられるんだけど、いかんせん曲が地味過ぎる。そもそも、俺自身、初期の数枚とキーボード導入以降の Jump とか Dreams とかの超グレイテストヒッツくらいしか聴いてないのでそう思うだけかもしれないけど…。
ギターソロだけはどこをどう取っても Eddie Van Halen!! って感じなんだけどね。
評価:33
VANISHING POINT / Embrace the Silence
Release : 2005
Label : Marquee
Made in Australia.3rd アルバム。ずっと、Burning Point と間違えてました。
#1、1曲目から疾走させる事で狙ってきたのかな?サビメロは悪かないんだけど、それ以外が退屈極まりないな。 #2、煮え切らないメロディ。面白みのないバッキング。 #3、しつこいサビメロが嫌い。 #4、Bメロ裏のギターワークはオシャレな感じがするが、それだけ。 #5、優しい匂いがするバラードだが、いかんせんありふれ過ぎていて飽きる。 #6、我慢しなきゃならないほどつまらないんだよね。全体的に煮え切らない。 #7、ストリングスのメロディが美味しい。唄メロの稚拙さをよく補ってる。 #8、清流の様なイントロのピアノがいいね。あとはピアノをバックでのギター。基本的にVoがいるとつまらない。 #9、こういう曲が書けるのはちょっとした強みだね。 #10、#9とのギャップを楽しめる配置。 #11、この曲を#10に持ってくればよかったんじゃないだろうか? #12、サビのバッキングは綺麗。久々にプログレ系メロスピバンドでいいソロ聴いた気がする。 #13、定番コード進行のピアノバラード。どこでギターやらが入ってくるんだ?と期待しまくって待っていたら最後までなかった。
前半のダメダメ具合を後半で巻き返してる。元々プログレバンドだったってのも少しは影響してるのか、それ系の微かな臭いがたまーに感じられるのが不幸中の幸い。今年リリースのAXENSTAR,LABYRINTH,SECRET SPHERE 等々に期待を寄せまくって、結果落胆しちゃったよ。なんて人にお勧めかな
評価:59
VINDICTIV / Vindictiv
Release : 2008
Label : Escape Music
Stefan Lindholm 率いる VINDICTIV の 1st アルバム。Vo は Goran Edman 。
#1、インパクトに欠ける。ピロリロすればいいってものではない。 #2、魅力のない唄メロ ( Goran のおかげでギリギリ聴ける ) に流れを無視するソロ…。 #3、キャッチーで優しい唄メロが素敵です。ギターソロはなくていいな (笑) #4、難解なのかメロディの流れを考えてないのか、唄メロがつまらないなんてもんじゃない。 #5、退屈。 #6、凄いのは分かったからその無意味な速弾きをやめてください。 #7、#6 に同じ。 #8、退屈なバラード。 #9、キメフレーズ以外の唄メロ、練り込み過ぎてわけわかんなくなったのか? #10、無駄にプログレッシヴな曲。退屈。
Yngwie J. Malmsteen の登場後に無数の Yngwie フォロワーが現れ、そして消えていったが、この Stefan さんも同じでそのうち消えていきそうな。ま、曲云々よりもテクニック重視のピロピロ・ギター・キッズには受けるかもわからん。
そんなことより、最近の Goran Edman って上手い Kai Hansen に聴こえるな。
評価:10
VINDICTIV / Ground Zero
Release : 2009
Label : Escape
Stefan Lindholm 率いる VINDICTIV の 2nd アルバム。Oliver Hartmann, Mark Boals がゲスト参加。
#1,4,8,10:煮え切らない退屈なメロディと必要性のなさそうなプログレッシヴ・アレンジからスケール練習のようなソロ…。退屈だ。 #2:#1 を DREAM THEATER のフィルターに通してみました、って曲。 #3:いくら Oliver Hartmann が唄ってもこの程度のメロディじゃなぁ…。 #5:Mr. Neo=Classical Metal Singer、Mark Boals 登場・・・したものの、唄メロが悲惨。 #6:爽やかな唄メロを一挙に台無しにするピロピロ・ソロがアレ。 #7:#3 よりはマシなメロディだが、何回聴いても Stefan のソロが蛇足。 #9:キャッチーで一撃必殺力のある唄メロが秀逸。この曲がコンパクトにまとまっていたらどれほど素晴らしかっただろうか…。 #11:#10 と同じ曲を Oliver のメロディ・バージョンで。どっちもどっち。
全ての唄メロを担当シンガーに丸投げしてるのが災いしたのか、それとも元々の曲がアレなのか、曲と唄メロとの一体感みたいなものが皆無。それに加えて、曲調を無視して狂ったように ( どの曲でも同じようなフレーズをしつこく ) 弾きまくった挙句、自己酔狂してるような自慰的なソロがアレ。この人、何がしたいんだろう? ってそんな感じのアルバム。
評価:11
VISION DIVINE / Vision Divine
Release : 1999
Label : Victor
LABYRINTH のメインコンポーザーである Olaf Thorsen が旧友 Fabio Lione と組んで作ったバンド、VISION DIVINE の 1st アルバム。
#1、Olaf 得意のリフが程よく聴けるリフが少し虚しい。唄メロは流石だと思う。 #2、冒頭のシャウトがいいね。しかしまぁ、Olaf はどうしてリードギターなんでしょうね。 #3、3拍子の曲。ライナーで強調してるから書いとくよ。ソロで唐突に疾走するのが遺憾ですね。 #4、リフの作り方が他の曲と同じじゃないですか・・・。サビメロが “Eagle Fly Free” だし。 #5、最初の囁き声がちょっと気持ち悪い。左右に響きまくる Vo がちょっとね。 #6、稚拙なギタープレイが全編に渡って堪能できるインスト。 #7、特に面白みのない曲。セルフタイトルを飾るわりに大したことない。 #8、綺麗なピアノメロが素敵ですね。最後のギターと Vo がハモって転調するのが好き。 #9、ドラムのテンションが他と比べて圧倒的に高いね。何かあったんでしょうか? #10、最後はバラードで。っていう事だろうね。女性 Vo がいいね。
Vo が Fabio Lione じゃなかったら駄作。シークレットトラックの選曲が個人的には嬉しいよ。
評価:50
VISION DIVINE / Stream of Consciousness
Release : 2004
Label : King
VISION DIVINE の 3rd アルバム。Vo が Michele Luppi に。
#1、鼻歌。 #2、なかなか美味しいドラム捌きです。絶妙な溜めがいいです。ピコピコいってるキーボはもう少し音が大きくてもよかったんじゃない。 #3、華麗なサビメロがヨカです。でも Fabio.Ver のが好きです。 #4、「うぅーーー寒い、火でも焚いて暖まりたいなぁ・・・!?ヤヴェ警察だっ!」っていう感じのインスト。 #5、退屈な曲ではあるが、Michele Luppi のおかげで何とか聴けるレベルにある曲。 #6、典型的なメロスピチューンなんで人気は高くなりそうだね。 #7、どうも唄メロが煮え切らない。展開は非常に面白いんだがなぁ。 #8、Olaf のギターが入らない時は凄く良く思えるのに・・・。 #9、キーボードの使い方が非常に上手くて好き、唄メロも申し分ない。 #10、いつもの非知的ギターソロがいらん。 #11、アコギとピアノの為のインスト。 #12、トランステクノ風に疾走し始める後半が私は苦手です。 #13、メロディの使いまわしが出てきた。 #14、#1 で後ろの方で流れてた曲。しかしまぁ、9分以上も待たせるのはどうかと思うよ。
新 Vo の Michele Luppi さんはハイトーンの伸び、ビヴラートなどは弱いものの、ピッチのコントロールが非常に上手い。曲については、個々にいいところは存在するが、それと同時に同じくらいの垢があるって事が大きな問題。Fabio Lione が「あいつら俺の曲を使いやがった」って言ってたけど確かに全く変わってないからねぇ…。
評価:52
VISION DIVINE / The 25th Hour
Release : 2007
Label : Scarlet
VISION DIVINE の 5th アルバム。
#1、Luppi のハモリが素晴らしい。#2、疾走曲。ギターソロがアレ。
#3、キャッチーなサビだけが美味しい曲。#4、退屈。#5、イントロのまま哀愁バラードになっていたらと思うと…。#6、退屈。#7、インスト。#8、退屈。#9、退屈。#10、Luppi が書いた曲。退屈。#11、退屈。
Michele Luppi はさっさと他のバンドに行った方がいい。
しかしアレだ。一昔前のイタリア産メロディック・メタルってホント良かったよね。
Another Day : そつなくこなしてる感じ。めちゃくちゃ上手いのは事実だけど LaBrie には遠く及ばないな。
評価:11
VISION DIVINE / 9 Degrees West of the Moon
Release : 2009
Label : King
Michele Luppi を解雇し Fabio Lione (Vo/RHAPSODY OF FIRE) を再加入させた VISION DIVINE の 6th アルバム。
#1:地味な上に長いメロディック・メタル。 #2:KAMELOT を彷彿させるピアノ単音メロが印象的な曲。 #3:1st の頃の方向性を匂わせる曲。 #4:どうにもこうにも煮え切らない唄メロがアレ。 #5:Fabio 様お得意のデス声が冴えてる曲。 #6:シングル・カットできそうなキャッチーで聴きやすい曲。適度に浮遊感のある唄メロが良い。シンセソロからギターソロへの流れもいいね。 #7:Magnus Karlsson が書きそうなメロハーちっくな曲。 #8:どことなく DREAM THEATER 的な雰囲気が感じられる。 #9:晩年の Timo 期 STRATOVARIUS を彷彿させる中途半端さがアレ。 #10:JUDAS PRIEST の名曲カバー。Fabio のモノマネは見事。 #11:デモ・バージョン。
Fabio が戻ったことの功績は大きい (と思う)。Luppi じゃこの大仰さは出せないしね。ただ、あの透明感のあるハイトーンがあればなぁ、と感じる事も多い。特に #3 は Luppi の声で化ける気がする。まぁ、個人的には理解しがたい方向へ進んでしまった今の LABYRYNTH よりも何倍も魅力的なのは事実。Luppi の今後に期待。
評価:57
VISION DIVINE / Destination Set to Nowhere
Release : 2012
Label : Earmusic
VISION DIVINE の 7th アルバム。
SF風のインスト #1. S’ I Fosse Foco,プログレ・ハードっぽい #2. The Dream Maker,北欧メタルっぽいシンセを纏いながらアップテンポでドライヴする #3. Beyond The Sun and Far Away,初期を彷彿させるメロディの #5. Mermaids from Their Moons、#6. The Lighthouse,Fabio のイケメン過ぎるグロウルが聴ける #10. Here We Die,SF?コンセプトを締めくくるバラード #11. Destination Set to Nowhere 。
Fabio が復帰した前作でも感じたけど Fabio + Olaf Thorsen だと 1st~2nd に凄く近い方向性になるんだな。まぁ、あそこまで疾走してはいないけど、メロディの方向性が全然変わってないので、これが (Fabio が歌っていたと仮定した場合の) 3rd アルバムの次のアルバムとしてリリースされてたとしても違和感ないかも。
さて、このアルバムの最大の特典と言えば、ボーナス・ディスクだ。日本盤はどうだかは知らないけど、EarMusic から出てる Limited Edition には過去の曲のリ・レコーディング・ベスト的な音源が付いてくる。1st、2nd の曲はさらに磨きがかかり、3rd はそもそも Fabio が歌うハズだった曲だし見事にマッチ。Luppi 期の曲は、オリジナルで感じられた爽やかさが勇壮に変化。…アルバム本編よりボーナス・ディスクの方が重要って人も少なくない気がする。
(評価はボーナス・ディスクの内容は含まず)
評価:69
VOODOO CIRCLE / Broken Heart Syndrom
Release : 2011
Label : Afm
Alex Beyrodt (Gt/SILENT FORCE) 率いる VOODOO CIRCLE の 2nd アルバム。
DEEP PURPLE や RAINBOW を現代的な音で、というコンセプトそのままの音で見事に前作の延長上にあるアルバム。レイドバックし過ぎなんじゃないかと思う曲もあるが、基本的には「もし Ritchie Blackmore がまたハードロック・アルバムを作ったら…」というイメージで聴けばかなり楽しめる内容だ。なりきり度もハンパないくらいだしね(笑)
他の曲もいいんだけど、アップテンポで後期 RAINBOW を彷彿させる #9. The Heavens are Burning,パワーメタル・ファンへのサービス精神全開の疾走曲 #12. Wings of the Fury の2曲はどうしてもリピート回数が増えるな。
アートワークの “レリック・ストラトとヴィンテージ・マーシャル” って組み合わせが最高。
評価:71