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VISION DIVINE / Vision Divine

VISION DIVINE / Vision Divine
Release : 1999
Label : Victor

LABYRINTH のメインコンポーザーである Olaf Thorsen が旧友 Fabio Lione と組んで作ったバンド、VISION DIVINE の 1st アルバム。


#1、Olaf 得意のリフが程よく聴けるリフが少し虚しい。唄メロは流石だと思う。 #2、冒頭のシャウトがいいね。しかしまぁ、Olaf はどうしてリードギターなんでしょうね。 #3、3拍子の曲。ライナーで強調してるから書いとくよ。ソロで唐突に疾走するのが遺憾ですね。 #4、リフの作り方が他の曲と同じじゃないですか・・・。サビメロが “Eagle Fly Free” だし。 #5、最初の囁き声がちょっと気持ち悪い。左右に響きまくる Vo がちょっとね。 #6、稚拙なギタープレイが全編に渡って堪能できるインスト。 #7、特に面白みのない曲。セルフタイトルを飾るわりに大したことない。 #8、綺麗なピアノメロが素敵ですね。最後のギターと Vo がハモって転調するのが好き。 #9、ドラムのテンションが他と比べて圧倒的に高いね。何かあったんでしょうか? #10、最後はバラードで。っていう事だろうね。女性 Vo がいいね。


Vo が Fabio Lione じゃなかったら駄作。シークレットトラックの選曲が個人的には嬉しいよ。

評価:50

VISION DIVINE / Stream of Consciousness

VISION DIVINE / Stream of Consciousness
Release : 2004
Label : King

VISION DIVINE の 3rd アルバム。Vo が Michele Luppi に。


#1、鼻歌。 #2、なかなか美味しいドラム捌きです。絶妙な溜めがいいです。ピコピコいってるキーボはもう少し音が大きくてもよかったんじゃない。 #3、華麗なサビメロがヨカです。でも Fabio.Ver のが好きです。 #4、「うぅーーー寒い、火でも焚いて暖まりたいなぁ・・・!?ヤヴェ警察だっ!」っていう感じのインスト。 #5、退屈な曲ではあるが、Michele Luppi のおかげで何とか聴けるレベルにある曲。 #6、典型的なメロスピチューンなんで人気は高くなりそうだね。 #7、どうも唄メロが煮え切らない。展開は非常に面白いんだがなぁ。 #8、Olaf のギターが入らない時は凄く良く思えるのに・・・。 #9、キーボードの使い方が非常に上手くて好き、唄メロも申し分ない。 #10、いつもの非知的ギターソロがいらん。 #11、アコギとピアノの為のインスト。 #12、トランステクノ風に疾走し始める後半が私は苦手です。 #13、メロディの使いまわしが出てきた。 #14、#1 で後ろの方で流れてた曲。しかしまぁ、9分以上も待たせるのはどうかと思うよ。


新 Vo の Michele Luppi さんはハイトーンの伸び、ビヴラートなどは弱いものの、ピッチのコントロールが非常に上手い。曲については、個々にいいところは存在するが、それと同時に同じくらいの垢があるって事が大きな問題。Fabio Lione が「あいつら俺の曲を使いやがった」って言ってたけど確かに全く変わってないからねぇ…。

評価:52

VISION DIVINE / The 25th Hour

VISION DIVINE / The 25th Hour
Release : 2007
Label : Scarlet

VISION DIVINE の 5th アルバム。


#1Luppi のハモリが素晴らしい。#2、疾走曲。ギターソロがアレ。
#3、キャッチーなサビだけが美味しい曲。#4、退屈。#5、イントロのまま哀愁バラードになっていたらと思うと…。#6、退屈。#7、インスト。#8、退屈。#9、退屈。#10Luppi が書いた曲。退屈。#11、退屈。


Michele Luppi はさっさと他のバンドに行った方がいい。
しかしアレだ。一昔前のイタリア産メロディック・メタルってホント良かったよね。

Another Day : そつなくこなしてる感じ。めちゃくちゃ上手いのは事実だけど LaBrie には遠く及ばないな。

評価:11

VISION DIVINE / 9 Degrees West of the Moon

VISION DIVINE / 9 Degrees West of the Moon
Release : 2009
Label : King

Michele Luppi を解雇し Fabio Lione (Vo/RHAPSODY OF FIRE) を再加入させた VISION DIVINE の 6th アルバム。


#1:地味な上に長いメロディック・メタル。 #2KAMELOT を彷彿させるピアノ単音メロが印象的な曲。 #3:1st の頃の方向性を匂わせる曲。 #4:どうにもこうにも煮え切らない唄メロがアレ。 #5:Fabio 様お得意のデス声が冴えてる曲。 #6:シングル・カットできそうなキャッチーで聴きやすい曲。適度に浮遊感のある唄メロが良い。シンセソロからギターソロへの流れもいいね。 #7Magnus Karlsson が書きそうなメロハーちっくな曲。 #8:どことなく DREAM THEATER 的な雰囲気が感じられる。 #9:晩年の Timo 期 STRATOVARIUS を彷彿させる中途半端さがアレ。 #10JUDAS PRIEST の名曲カバー。Fabio のモノマネは見事。 #11:デモ・バージョン。


Fabio が戻ったことの功績は大きい (と思う)。Luppi じゃこの大仰さは出せないしね。ただ、あの透明感のあるハイトーンがあればなぁ、と感じる事も多い。特に #3 は Luppi の声で化ける気がする。まぁ、個人的には理解しがたい方向へ進んでしまった今の LABYRYNTH よりも何倍も魅力的なのは事実。Luppi の今後に期待。

評価:57

VISION DIVINE / Destination Set to Nowhere

VISION DIVINE / Destination Set to Nowhere
Release : 2012
Label : Earmusic

VISION DIVINE の 7th アルバム。


SF風のインスト #1. S’ I Fosse Foco,プログレ・ハードっぽい #2. The Dream Maker,北欧メタルっぽいシンセを纏いながらアップテンポでドライヴする #3. Beyond The Sun and Far Away,初期を彷彿させるメロディの #5. Mermaids from Their Moons#6. The LighthouseFabio のイケメン過ぎるグロウルが聴ける #10. Here We Die,SF?コンセプトを締めくくるバラード #11. Destination Set to Nowhere

Fabio が復帰した前作でも感じたけど Fabio + Olaf Thorsen だと 1st~2nd に凄く近い方向性になるんだな。まぁ、あそこまで疾走してはいないけど、メロディの方向性が全然変わってないので、これが (Fabio が歌っていたと仮定した場合の) 3rd アルバムの次のアルバムとしてリリースされてたとしても違和感ないかも。

さて、このアルバムの最大の特典と言えば、ボーナス・ディスクだ。日本盤はどうだかは知らないけど、EarMusic から出てる Limited Edition には過去の曲のリ・レコーディング・ベスト的な音源が付いてくる。1st、2nd の曲はさらに磨きがかかり、3rd はそもそも Fabio が歌うハズだった曲だし見事にマッチ。Luppi 期の曲は、オリジナルで感じられた爽やかさが勇壮に変化。…アルバム本編よりボーナス・ディスクの方が重要って人も少なくない気がする。

(評価はボーナス・ディスクの内容は含まず)

評価:69


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