JUDAS PRIEST / Nostradamus
Release : 2008
Label : Sony
JUDAS PRIEST の 16th アルバムにして初のトータル・コンセプト・アルバム。
– DISC 1
#1:期待感をくすぐるインスト。 #2:ミッドテンポでダークな雰囲気のある曲。典型的な JUDAS の “3曲目” ってとこかな。 #3:#4 へのプレリュード。 #4:華麗なギターソロが素晴らしい。 #5:#6 へのプレリュード。オペラっぽい。 #6:壮大でダークな曲調が素晴らしい曲。個人的には DISC 1 の第一のハイライト。 #7:#8 へのプレリュード。 #8:#4 と同じく華麗なツインリードのソロが美しい。 #9:初期の BLACK SABBATH みたいだ。 #10:11 へのプレリュード。 #11:無理のないキャッチーな唄メロの曲。 #12:悲しみの漂うバラード。 #13:いつもの PRIEST 節。この曲が 1 (2) 曲目なら良かったかも。
– DISC 2
#1:インスト。 #2:前作にあったバラードを彷彿させる。 #3:唄メロはなかなかだが、いまいち説得力を感じられないのはスクリームがあるのに遅いからか・・・。 #4:#5 へのプレリュード。 #5:いつもの JUDAS 。Rob のソロにありそうな曲。 #6:#7 へのプレリュード。 #7:優しい音運びが印象的な曲。 #8:#9 へのプレリュード。 #9:当アルバムのリーダー・トラック。冒頭のスクリームからして他とは違う。この曲がなかったら DISC 2 はまずい事になっていただろうな。 #10:アルバムを締めくくる曲。後味はいいが、インパクトに欠ける。
コンセプト・アルバムとしての新しい要素は何もないし、既に数多に存在するコンセプト・アルバムと比べても特筆するようなこともない。だが、ここには JUDAS PRIEST であるからこその説得力があり、不思議と2枚さらっと聴き通せる。曲を抜き出して聴くと言うよりも2枚で1曲と捉えたほうがいいのは言うまでもないだろう。ただ、ここぞというポイントが少ないため、BGM 的な聴き方が合っているような気がする。プレイヤーの前で正座して「さぁ聴くぞー」という感じではない。Painkiller や Angel of Retribution を期待する人には退屈なアルバムなんだろうな・・・。
評価:79