- 2013.04.30 : AMORPHIS / Circle
- 2010.07.27 : AVENGED SEVENFOLD / Nightmare
- 1997.09.23 : DREAM THEATER / Falling into Infinity
- 2002.07.02 : FREEDOM CALL / Eternity
- 2008.11.23 : GUNS N’ ROSES / Chinese Democracy
- 1983.05.16 : IRON MAIDEN / Piece of Mind
- 2003.02.19 : KAMELOT / Epica
- 2012.02.13 : LAST AUTUMN’S DREAM / Nine Lives
- 2004.09.22 : LUNATICA / Fables & Dreams
- 1986.10.30 : MEGADETH / Peace Sells…But Who’s Buying?
- 2008.01.23 : PAUL GILBERT / Silence Followed by a Deafening Roar
- 2000.11.01 : PRETTY MAIDS / Carpe Diem
- 1976.05.17 : RAINBOW / Rising
- 2014.01.27 : RING OF FIRE / Battle of Leningrad
- 2007.11.26 : SEBASTIAN BACH / Angel Down
- 2009.02.15 : SIRENIA / The 13th Floor
- 2005.03.24 : STARBREAKER / Starbreaker
- 2009.05.25 : TIM ‘RIPPER’ OWENS / Play My Game
- 2003.08.21 : TWILIGHTNING / Delirium Veil
- 1988.04.14 : X / Vanishing Vision
Search for ‘63’
AMORPHIS / Circle
Release : 2013
Label : Nuclear Blast
叙情詩カレワラから離れた AMORPHIS の 11th アルバム。
エスニックなリフと牧歌的なメロディが彼ららしい #1. Shade of Gray,テンポを落としたヴァイキング・メタルみたいな #2. Mission,怒涛の如く哀愁を振りまく #3. The Wanderer,メロウな3連の #4. Narrowpath,哀愁力の高いバッキングにキャッチーな唄メロが乗る #7. Into the Abyss,牧歌的メロディのインスト・パートが堪らない #9. A New Day 。
ボートラの Dead Man’s Dream は本編にはない疾走感とデス・メタリックな曲調が素晴らしいそうなんで、そっちがどうしても聴きたい方は限定盤 or 国内盤を。
今回、彼らの音楽性の要でもあった『カレワラ』から離れたわけだが、その点においての不安要素は全くない。サウンド的にはよりメロウに、より抒情的に、よりメロディックになっている。だが、その分テンポは減衰しパワーも落ちたようにも思える。ギターが前に出てきて、他の楽器隊が後ろに引っ込み気味なのもそう感じる要因の一つかも。
評価:63
AVENGED SEVENFOLD / Nightmare
Release : 2010
Label : Warner
急逝した The Rev の代役として Mike Portnoy (Ds/ex-DREAM THEATER) を迎えて製作された AVENGED SEVENFOLD の 5th アルバム。
メンバーの悲しみが伝わってくるようなダークなアルバムだ。まぁ元々能天気な曲を作るようなバンドではないが、特にこのアルバムは感傷的なものを感じる。
しかし、ゲスト参加の Mike Portnoy はらしさを殆ど出さずにサポートに徹しているとは。意外にも程があるぞ。
曲は A7X 節全開の #1. Nightmare,#3. Danger Line,慟哭すら感じるピアノが印象的な #10. Fiction が良かったな。
評価:63
DREAM THEATER / Falling into Infinity
Release : 1997
Label : Warner
新 Key に Derek Sherinian を加入させた DREAM THEATER の 4th アルバム。
#1、1曲目にしてはインパクトの薄いこと・・・。キーボードが目立ちすぎなのも気になるな。 #2、キャッチーで哀愁のある唄メロはいいが・・・。 #3、アグレッシヴな後半のインストパートが凄い。 #4、イントロで悶死。まさか、こう来るとは。 #5、このバンドにしては珍しいストレートな曲。ま、たまには悪くないか。 #6、Petrucci もそろそろネタ切れか。なインスト。 #7、Derek のピアノは面白いね。 #8、#4 といい、この曲といい、意外性を狙ってるのか?この作曲センスには感服しますわ。 #9、キーボードとベースのユニゾン→定位を弄ったキーボソロがいいね。ラストのフレーズも鳥肌モノ。 #10、素晴らしいバラードだ。QUEEN っぽいコーラスもいいね。 #11、13分の大曲。Derek の自己主張が強いな。
悪い内容だとは思わないけど、今までで一番 DREAM THEATER っぽくないな。
評価:63
FREEDOM CALL / Eternity
Release : 2002
Label : SPV
全然音楽性の変化が見れない FREEDOM CALL の 3rd アルバム。残念ながら国内盤はありません。ちなみに、Sasha (Gt) が抜けて HELLOWEEN へ。後任は Cedric Dupont とかいう人です。
#1、サビの途中で表打ちから裏打ちに変える辺りがいいね。 #2、左右のギターの音が段々と上がってくイントロがステキ過ぎ。 #3、初めて、初めて彼らのアルバムで3曲目までまともに続けて聴ける。 #4、インスト。 #5、”EUROPE / The Final Countdown” を彷彿とさせる。曲がなかなか良いだけに、疑問が残る。 #6、”俺たちは光から生まれた戦士なんだぜっ!” だってさ。楽しそうですね。 #7、いつも以上にシンセが乱舞する疾走曲。シンセの音圧のわりにギターが薄っぺらい。 #8、メロディが弱い気がしないでもないが・・・。すごーく微妙。 #9、EUROPE / The Final Countdown。パクリッシュ・メトゥ。 #10、#9 のモロパクリでも萎えたが、これもなんか聴いた事あるメロディだ。 #11、たぶんバンド史上最高のバラード。耳につくシンセもストリングスで押さえてる辺りがいいよ。
前作までに培ってきた F・C のセンスを的確にメロディック・メタルに消化したのが当作。恐らく、過去最高傑作。なんで日本盤を出さないんだ? とひたすら疑問。
評価:63
GUNS N’ ROSES / Chinese Democracy
Release : 2008
Label : Geffen
14年ぶり、制作費14億円かかったらしい GUNS N’ ROSES の 4th アルバム。
#1:それなりにキャッチーで聴きやすい。イントロが長いのがアレ。 #2:ノイジーなリフと妙なサンプリングがアレな曲。 #3:#2 に同じ。 #4:November Rain を彷彿させる美しいバラード。 #5:不思議な音楽性だな。まぁ面白くはあるが・・・。 #6:ギターソロはいいね。 #7:#4 に同じく美しいメロディが耳に残る。 #8:唄メロに説得力がないな。リフは面白くていいと思う。 #9:#5 に同じ。 #10:退屈。 #11:退屈。 #12:退屈。 #13:7色の声色を駆使したあまりにも美しい曲。この曲の為にアルバムを買ってもいいくらいだ。 #14:退屈。最後の曲なりのアレンジがされているが・・・。
これが14年と14億の音なのかと思うと疑問符を投げかけざるを得ない。ただ、時たま「おっ」と思わせる瞬間もあるので、全体的な印象としては “煮え切らない” だな。ただ、#13 は年間ベストクラスのバラードなんで、ホント、この曲の為にCDを買ったのだとしか思えない。
1st のファンとして考えてしまうのはやはり、あの2人のギターが欲しいって事なんだよな。奇抜なアイディアでも何でもなくブルージーでロックなあの色が足りないんだ。まぁそんな俺はいつまでも 1st 聴いてろよ、って事なんだろう (笑)
評価:63
IRON MAIDEN / Piece of Mind
Release : 1983
Label : EMI
IRON MAIDEN の 4th アルバム。
#1、リズミカルなメロディが印象的ではあるが・・・前作ほどのインパクトはない。 #2、唄メロはいまいちだが、ギターソロがカッコ良過ぎ。メロディアスなベースもいい。 #3、うーん、微妙。 #4、KISS みたいなリフが面白い。ソロ裏のベースは凄くいいね。 #5、当アルバムのトリ。3rd のキャッチーさが戻ってきた感じ。 #6、静かに始まる、MAIDEN の十八番。Aメロ裏のバッキングがいいね。 #7、ミドル・テンポでじっくり聴かせてくれる佳曲。 #8、破壊力のあるキャッチーなメロディが美味い。これこそ IRON MAIDEN 節って感じでね。 #9、イントロですでに悶絶ぎみなのを見事に裏切ってくれるAメロが・・・。最後のソロからは凄く好きなんだけどねぇ。
個々の曲は上手く引き締まってはいるものの、前作にあったキャッチーさが影を潜めている。#8 がなかったら厳しかったかも。
評価:63
KAMELOT / Epica
Release : 2003
Label : Pony Canyon
フロリダ産メタルバンド、KAMELOT の 6th アルバム。初の全編コンセプト。 Luca Turilli ( RHAPSODY ) がゲスト参加。
#1、焚き火とか時計とかイヌの遠吠えとか、そんなインスト。 #2、右の泣きギターがいいね。サビメロも高揚感があっていい。定番化した単音ピアノも少々飽きてきた。 #3、サビメロは “おっ” と思うものの、まだまだ。 #4、クワイア入りのちょっとしたインスト。 #5、得意の怪しメロだけど。パッとしない。 #6、予想通りの濡れ濡れの唄を聴かせてくれる Khan。名演。 #7、#6のアウトロ。#8 へのインスト。 #8、ギターソロの前半は Luca が弾いてます。 #9、飲み屋で歌ってます。インスト。 #10、駆け上がるストリングスが、非常に単調だけど、それがよかったり。 #11、パーカッションが生きてないよね。浮いてる感じがする。微妙な印象のバラード。 #12、アコーディオンを使ったちょっと彼らにしては斬新な感じの曲。 #13、ソプラノ Vo を起用した、コンセプト的には重要な位置にある曲。オーケストレーションがいい感じです。 #14、Ian Parry ( ELEGY ) の語り。上手い人なのにチョイ役か・・・。 #15、”DRAGONLAND / Ride For Glory” を遅くした感じ曲。 #16、ソプラノ歌手をのデュエットが別に面白くも何ともない。 #17、日本版ボーナストラック。このあってもなくてもいい曲のせいでアルバムが無駄に長くなっている。
コンセプトアルバムと言う事を念願に置いた上で聴かなければならない。コンセプトを理解しないと、恐らくインスト群や曲構成を理解するのは不可能だろう。曲単体として即効性のあるのは#2、3、6、くらいか。コンセプトを意識しすぎているのか、少々敷居の高いアルバムになってしまったようにも思える。
評価:63
LAST AUTUMN’S DREAM / Nine Lives
Release : 2012
Label : GMR Music
秋冬の風物詩 LAST AUTUMN’S DREAM の 9th アルバム。
暖かみのあるメロディとハードさが混在したオープニングに相応しい #1. In a Perfect World,ウェットなメロディが胸を締め付ける #2. Nine Lives,爽やかな哀愁メロで軽快にドライヴする #5. Golden Cage,Andy Malecek の見事なエンディング・ソロが聴ける #6. All I Can Think Of,Jeff Scott Soto がゲスト参加し、どう考えても Mikael Erlandsson の存在感を薄めてる #8. The Last to Know,抜群の哀愁メロと絶妙に構築されたソロが素晴らしい #10. We Never Said Goodbye,アルバムのエンディングに相応しい優しいバラード #11. Don’t Let Love Fade Away 。
今回も抜群の安定感。ただ、気になるのはダダ濡れ哀愁ハードロック路線からハード・ポップ路線に変わってきたような…。もしかしたらまだ悲しい曲を書くのに躊躇してるのかとも考えてしまうが、胸を締め付けられるような (Going Home,Silent Dream,Jenny’s Eyes みたいな) 曲が聴きたいんだけどね…。
評価:63
LUNATICA / Fables & Dreams
Release : 2004
Label : Marquee
スイス産シンフォ・メタルバンド、LUNATICA の 2nd アルバム。
#1、Sasha Paeth の相棒 Miro 作のすんばらしいインスト。 #2、悶絶。ガッツポーズ。笑みが止まりません、誰か助けてください。 #3、なんだこの劇クサな展開は・・・。右のピアノメロが堪らん。変な男声はいらないな。 #4、哀愁メロのバラード。男声は絶対いらないと思う・・・。 #5、なんだこのクサクサなオーケストレーションは! 唄メロがつまんない。 #6、なんだこのクサクサな (以下略/笑) 聴き込むうちにこの糞ラップも慣れてきました。 #7、透明感のあるイントロがいいね。氷河でかき氷食ってるみたいな。オペラチックな Vo もいいね。 #8、聖歌。キャッチーなサビメロが美味しい。 #9、イントロピアノの入り方が #4 と一緒じゃ・・・。ギターソロが RHAPSODY みたいだ。 #10、相変わらずのクサさ。駆け上がるストリングスがいいねぇ。唄メロも非常に分かりやすい。 #11、これまた、面白いリミックスを施したな。まぁ、こういうボートラもアリか。
女性 Vo、Andrea の声がいいね。曲も結構 Xametalic で、その手が好きなら是非是非。
評価:63
MEGADETH / Peace Sells…But Who’s Buying?
Release : 1986
Label : EMI
Mustaine 大佐率いる MEGADETH の 2nd アルバム。
#1、リフだけでここまで展開させる Mustaine 大佐には脱帽。 #2、ホラー映画風のイントロが素晴らしいね。 #3、リフが最高。でもちょっと#2 に似てるな。 #4、リバーヴの効いたスネアがいいね。 #5、大佐、弾きすぎ。イントロのままギターインストなら良かったんだけどなぁ。 #6、相変わらず、イントロが長いのね・・・。後半はまさにスラッシュのお手本の様だ。 #7、・・・。・・・。これもまた一興か。 #8、リフがカッコ良過ぎてやヴぁいですよ、奥さん。ネオクラ気味のソロも素晴らしいですよ、奥さん。Yngwie っぽいですよ、奥さ・・・。
これを最高傑作という人も多い。BLACK SABBATH のような恐怖メロもあって非常に楽しめます。リマスター (リミックス) 盤は音がいいんだが、CCCD なんでアレ。ったく 東○ E○I は・・・。
評価:63
PAUL GILBERT / Silence Followed by a Deafening Roar
Release : 2008
Label : WHD
PAUL GILBERT 校長の 2nd ギターインストアルバム。通産はたぶん 8th 。
#1、バイオリンの弓を使った強烈なトーンが印象的。 #2、バッハのメロディを使ったクラシカルな曲。 #3、キャッチーなリフと唄うギターが心地いい。 #4、Rock ‘n’ Roll な中のクラシカルな速弾きがいいね。 #5、奇麗で優しいトーンが素晴らしい曲。 #6、彼らしい独特のメロディが光る。 #7、和メロが素晴らしい。奥さんのピアノもいいね。他にこういう日本的な曲を書く人と言えば、Marty Friedman くらいだろうな。 #8、当アルバムのキラーチューン。馬鹿テクとそれに比例する極上のメロディが素晴らしい。 #9、Elvis Costello の名曲カバー。元々いい曲なのがさらに良くなっている。流石校長。 #10、Jimi Hendrix 風の曲。 #11、ゴジラとのバトル (笑) 発想が素晴らしいな。
馬鹿テクな中にも印象的なメロディが散りばめられた素晴らしいアルバムだ。同じような曲ばかりではなく多種多様な曲が多いのもいい。これだけのメロディセンスがあるなら歌モノ・アルバムを作ってもいいと思うけど。
評価:63
PRETTY MAIDS / Carpe Diem
Release : 2000
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 9th アルバム。
ヘヴィでファストな疾走曲 #1. Violent Tribe,哀愁のある唄メロが印象的な #2. Carpe Diem,ブリティッシュ・ロック風の #4. Wouldn’t Miss You,落ち着いた大人の魅力が感じられる #5. Clay,アメリカン・ロック・テイストの強いものの、絶妙な哀愁を感じる #8. The Unwritten Pages,ここ数作の中でもトップ・クラスのリフが聴ける #10. They’re All Alikeと、かなりバラエティに富んだ構成で、聴いてて飽きさせないのは流石。
もはや初期の音楽性は全く感じられないものの、トラディショナルなハード・ロック・バンドとしてはかなりいいアルバムかと。ただ、どうしても求めてしまうのは Red, Hot and Heavy ~ Jump the Gun の音なんだよなぁ。
評価:63
RAINBOW / Rising
Release : 1976
Label : Polygram
Ritchie、Ronnie、Cozy の 3 鬼神 ( +2 ) より生み出された RAINBOW の 2nd アルバム。
#1、正直そんなに印象深い曲ではない・・・。いい曲だけど。多分イントロが長いからだ (笑) #2、DEEP PURPLE の延長上。 #3、Ritchie 節なリフが耳に残る名曲。 #4、ハンドクラップが印象的だが、曲はそうでもないような・・・。 #5、イントロの Cozy のドラムが名演。ドラマチックな展開も素晴らしい。 #6、様式美 HR の素晴らしさを全て詰め込んだかのような曲。名曲。ソロが長すぎる気がしないでもないが・・・。
巷では RAINBOW の最高傑作という評価が多いようで・・・。(某誌とか・・・。) 確かに #5、6 は HR/HM 界の最重要レベルの名曲なんだけどね。
評価:63
RING OF FIRE / Battle of Leningrad
Release : 2014
Label : Frontiers
RING OF FIRE の 4th アルバム。
要所要所で顔を出すネオ=クラシカルなギターが美味しい #1. Mother Russia,ド真ん中のネオクラシカル・メタル #2. They’re Calling Your Name,プログレ・ハード みたいな #3. Empire,静と動に分かれたドラマチック…というよりツギハギな感じの方が目立ってしまっている #5. Firewind,アルバム中最もシンプルなネオクラ疾走曲 #6. Where Angels Play,アルバムのアートワークをイメージさせる #7. Battle of Leningrad,いかにも戦闘中なクサメロを持った疾走曲 #8. No Way Out,映画的でドラマチックなメロディをしっとりと歌うパワー・バラード #9. Our World (‘Til Everything’s Gone),哀愁の唄メロを妙にテクニカルなプレグレパートで挟む構成の #10. Rain 。
バンド結成時は DREAM THEATER にも匹敵するスーパー・テクニカル集団だったのに、リズム隊が Timo Tolkki (Ba) Jami Houvinen (Ds/誰?) という本職じゃない人と新人に代わる、なんとも微妙な人事。そして “いつも通りの音質の悪さ” がどう考えてもいい方向には向いていない。出来の良くないアルバムだとは思わないが、細かい粗がハッキリしすぎている。10年ぶりにバンドを復活させた割には…。
評価:63
SEBASTIAN BACH / Angel Down
Release : 2007
Label : Caroline Music
Sebastian Bach ( ex- SKID ROW ) の ソロ 1st アルバム。盟友 W. Axl Rose がゲスト参加。
#1、とにかくヘヴィ。メロディを無視してヘヴィにしたかのよう。 #2、キャッチーなリフが印象的な佳曲。やるな、Roy Z 。 #3、AEROSMITH のカバー。Axl の凄みは勿論、Bach も負けてないのが素晴らしいね。 #4、これまた Axl との掛け合いが素晴らしい。唄メロの印象は薄いけど…。 #5、#4 に同じ。Axl が唄ってなかったら…。 #6、まさに American Metalheads のアンセムになるような曲。 #7、GUNS N’ ROSES をより Metal っぽくした感じの曲。こういうのも悪くない。 #8、曲そのものは悪くないが、唄メロが少しばかり煮え切らないかな。 #9、バラード。もうちょっとシットリしてる方が好みだが、これはこれでいい。 #10、シンプルなロック。ギターソロ時のザクザクが堪んないわ。 #11、退屈。このあたりで Bach の絶叫系シャウトに飽きてくるのかも。 #12、唄メロが煮え切らない。リズム組は凄い頑張ってるんだけどね。 #13、#11 に同じ。 #14、Desmond Child との共作バラード。上手く ( 力ずくで ) 閉めたな、という印象。
印象に残りそうな曲はそう多くないものの、” さっさと Chinese Democracy 出してほしいんですけど ” W. Axl Rose のゲストは大きく、二人の歌バトルを聴いているだけでも楽しめる。#2 みたいな曲がもっとあれば個人的には良かったんだけどね。
評価:63
SIRENIA / The 13th Floor
Release : 2009
Label : Nuclear Blast
ノルウェー産シンフォニック・ゴシック・メタルバンド, SIRENIA の 4th アルバム。
#1:シンフォゴスの王道を行く佳曲。 #2:ピアノメロが効果的なメロディアスな曲。ゴシック・メタルが苦手でも十分に通用するであろういい曲だ。 #3:静と動を使い分けた構成が面白い曲。 #4:アコギソロ前の合唱パートが鳥肌モノ。男 Vo もいい味出してるね。 #5:もっと明確にツイン Vo を強調してくれるともっと良くなると思うんだけどね。 #6:David Gilmour の スティール・ギターを彷彿させるリフのトーンが堪らん。 #7:サビ裏のピアノ・アレンジが極上。 #8:地味。 #9:哀愁のヴァイオリン、これに尽きるな。
Ailyn の (線が細いが) 伸びやかな歌声と完全にマッチしたいい曲が多い。ポスト、NIGHTWISH な位置づけになってしまうのは仕方ないが、少なくともその界隈では軍を抜いていいバンドなんじゃないかと。
評価:63
STARBREAKER / Starbreaker
Release : 2005
Label : King
TNT の Tony Harnell, LAST TRIBE の Magnus Karlsson 率いる多国籍メロハーバンドの 1st アルバム。
#1、なんとも言えない変なリズムが面白いイントロ、その後爽やかに入ってくる Tony いいねぇ。 #2、キャッチーなリフがいい感じ。唄メロも覚えやすくていい。 #3、古典的なサビメロがかっこいい佳曲。 #4、IRON MAIDEN / Aces High を彷彿とさせるイントロがいいね。 #5、綺麗なピアノメロが印象的なパワーバラード。 #6、唄メロはかっこいいけど、あと一歩って感じ。 #7、ちょいモダンな曲作りなミドルテンポチューン。 #8、かっこいいハードロックな事は確かなんだけど。なにかが足りない。 #9、冒頭のピアノメロが STRATOVARIUS / Maniac Dance 、こっちが先なんでなんとも。 #10、唄メロがもう少し判りやすいといいのかな。 #11、Magnus Karlsson が面白い程弾きまくるインスト。 #12、哀愁のあるキーボードメロが堪らないイントロが素晴らしい。 #13、同曲のアコースティックバージョン。こっちのが俺の好みだなぁ。
最初の方はいいんだけど、トラックが進むにつれて煮え切らなくなる。判りやすくいえば後半ダレるって事。最後に巻き返すけどね。まぁ、TNT ファンは買いだと思う。所謂めろすぱーさんにはちょっと微妙かもしれん。
評価:63
TIM ‘RIPPER’ OWENS / Play My Game
Release : 2009
Label : SPV
Tim ‘Ripper’ Owens ( YNGWIE MALMSTEEN, BEYOND FEAR, ex-JUDAS PRIEST, ex-ICED EARTH …しかしすごい経歴だ。) による初のソロ。ゲスト陣も豪華な 1st アルバム。
#1:いやがおうにも JUDAS PRIEST を彷彿させる曲。哀愁の唄メロがいいね。 #2:BLACK SABBATH クラスのヘヴィなリフが美味しい佳曲。 #3:現存する ( Uli Roth は除く ) 最強の7弦使い Jeff Loomis (Gt/NEVERMORE) がゲスト参加している強烈な曲。 #4:他の曲と比べて音が軽いのが気になる。 #5:3分ない短い曲。ちょっと退屈。 #6:HEAVEN AND HELL の新譜と同じ空気を感じるな…。 #7:スクリームは素晴らしいが唄メロがねぇ…。 #8:#7 に同じ。 #9:#7 に同じ。 #10:唄メロにフックがなさすぎる…。 #11:タイトルを見るからに速そうな曲だが、まさにその通りの素晴らしい曲。 #12:ドゥーミーでヘヴィな曲。後半のブチ切れ歌唱は素晴らしいとしか言いようがない。
これといったリーダートラックがないのが悔やまれる。全曲 Tim が書いたってのも不安材料だったが、それが見事に的中。もっと強烈なスクリーミングを駆使した曲が聴きたかった。Screaming Machine のようなのをね…。Daniel Heiman にしろ Tim にしろ、誰かいいソングライターが必要不可欠だな。てか、Allen-Lande みたいなプロジェクトを Daniel と TIM でやってくれよ。
評価:63
TWILIGHTNING / Delirium Veil
Release : 2003
Label : Universal
フィンランドのメロディックメタルバンド、TWILIGHTNING の 1st アルバム。
#1、メロスピというよりも ROCK 色が強い。EUROPE あたりに近いかな。 #2、Final Countdown だ。カバーかと思ったよ。 #3、北欧的なキーボがいいね。2バス連打してるけど、疾走というほどじゃないな。 #4、唄メロを詰め込みすぎてよく判らなくなるな。サビは飛翔感あっていいんだけど。 #5、滑らかな唄メロで且つキーボが前に出てない。結構気に入ったよ。 #6、サビ以外の唄メロが煮え切らないミドルチューン。緩急の使い方がもう1歩って感じかな。 #7、ツボを得たギターソロがいい!フィルが連打系ばかりなのが不満。もう少し唄メロに飛翔感がほしいね。 #8、Vo が上手い。少々デスがかった声とクリーントーンの使い分けがいい感じだ。 #9、悪い意味で SONATA ARCTICA になっちゃってるわ。ソロの泣きについては文句なし。 #10、日本盤ボートラ。微妙に疾走してる・・・。ユニバーサル、やりやがった(笑) ギターソロの泣き、堪らん。 #11、日本盤ボートラ。微妙に疾走してる・・・。しかもキラキラで(笑) クサメロだね(笑)
ギターセンスが素晴らしい。泣きのタイミングとか「わかってるねー」と言いたくなる。若さなのか、いまいちメロディに洗練された感がない気もする。新人としてはかなり上位にくるバンドだと思うのでこの先大いに期待したい。
評価:63
X / Vanishing Vision
Release : 1988
Label : Extasy Japan
X の、当時メタル・インディーズで最高の売り上げを記録した名盤。
#1、Taiji 作曲のインスト。少々恐怖メロだが、それが心地よい。 #2、怒涛の疾走と綺麗なメロディを持つ大サビが良い。 #3、Taiji のペンによるHRチューン。唄メロがちょっと弱いかな・・・。 #4、Hide らしさが十分に込められている曲。ライブ映えするサビメロが好き。 #5、ベースが主役のインスト曲。この、なんと言うか、蛇の様にうねるベースが美味しい。 #6、これまた大疾走する名曲。ギターソロ直前のシャウトがいいねぇ。これもライブでこそ映える曲。 #7、8分半の大曲。冒頭のピアノパートで Ludwig Van Beethoven の月光を使っている。 #8、日本語.Ver の方が明らかに有名な名曲。 #9、本当に曲が終わらないで終わっちゃう曲。ピアノメロが半端なく綺麗なバラードで、裏メロを奏でるキーボードメロが面白い。
インディーズとは思えないほどの素晴らしいアルバム。音が悪いのが難点だが生音に近いライブ感があるのが救いか。
評価:63