- 1984.08.22 : PRETTY MAIDS / Pretty Maids [EP]
- 1984.08.22 : PRETTY MAIDS / Red, Hot And Heavy
- 1987.08.22 : PRETTY MAIDS / Future World
- 1990.05.21 : PRETTY MAIDS / Jump the Gun
- 1990.12.13 : PRETTY MAIDS / In Santa’s Claws [EP]
- 1992.03.26 : PRETTY MAIDS / Sin-Decade
- 1992.09.14 : PRETTY MAIDS / Offside [EP]
- 1993.10.21 : PRETTY MAIDS / Stripped [Unplugged]
- 1994.10.13 : PRETTY MAIDS / Scream
- 1995.11.16 : PRETTY MAIDS / Screamin’ Live
- 1997.04.09 : PRETTY MAIDS / Spooked
- 1998.09.09 : PRETTY MAIDS / The Best of…Back to Back [BEST]
- 1999.02.27 : PRETTY MAIDS / Anything Worth Doing is Worth Overdoing
- 2000.11.01 : PRETTY MAIDS / Carpe Diem
- 2002.03.27 : PRETTY MAIDS / Planet Panic
- 2006.11.29 : PRETTY MAIDS / Wake Up to the Real World
- 2010.05.14 : PRETTY MAIDS / Pandemonium
- 2012.04.10 : PRETTY MAIDS / It Comes Alive ~Made in Switzerland
- 2013.03.25 : PRETTY MAIDS / Motherland
Search for ‘PRETTY MAIDS’
PRETTY MAIDS / Pretty Maids [EP]
Release : 1984
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 1st ミニ・アルバム。
RAINBOW タイプの #1. City Light,MANOWAR を彷彿させるシンプルな中にも様式美なソロが取り入れられた #3. Shelly the Maid など、主に RAINBOW を手本にして JUDAS PRIEST のエッセンスを混ぜたような疾走曲が聴ける。今では当たり前になってしまった音楽性ではあるが、#1 なんて今でも十分に通用するんじゃないかな。
中期以降のアルバムを聴いて「やっぱ 1st みたいなのがいいなぁ」なんて思った時に聴くといいかも。
評価:46
PRETTY MAIDS / Red, Hot And Heavy
Release : 1984
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 1st アルバム。
#1. Fortuna Imperatrix Mundi ( Orff / Carmina Burana ) から #2. Back to Back の流れはホント素晴らしいの一言。若干ハード・ポップっぽい #4. Waitin’ for the Time,後半の1発目にあたる #6. Battle of Pride,そしてシメは Rock’n’Roll な #10. Little Darling と、アルバム構成もなかなか。
このアルバムが HELLOWEEN のデビュー前に出たってのは評価しなければならないな。今となっては “隠れた名盤” みたいになってあまり話に上らないけど JUDAS PRIEST から HELLOWEEN の間を埋める重要なアルバムだからね。
評価:75
PRETTY MAIDS / Sin-Decade
Release : 1992
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 4th アルバム。
突進力のあるリフと判り易い唄メロが美味しい #1. Running Out,バンドの北欧サイドとジャーマン・サイドが融合した名曲 #4. Sin-Decade,シンガロングを誘う #6. Raise Your Flag,これを本編の最後にもってくるのか、な疾走曲 #10 In the Flesh 。
そして、本家よりもハードな音で Vo が上手いのもあってか、アルバムの中でもトップ・クラスの曲になってしまい “バンドの運命を変えてしまった JOHN SYKES のカバー” #11. Please Don’t Leave Me 。
おかげで、ボートラ目当てで買い、聴いてみたらオリジナル曲もかなり良かった。という珍しいタイプのアルバムになってしまった。
評価:74
PRETTY MAIDS / Offside [EP]
Release : 1992
Label : Sony
PRETTY MAIDS が Please Don’t Leave Me のヒットを受けて制作したアコースティック・ミニ・アルバム。
オリジナル曲は #1. Heartbeat From Heaven, #3. In the Minds of the Young の2曲。#2. Please Don’t Leave Me は前作のボーナス・トラックで JOHN SYKES のカバー(アコースティック・バージョン)。#4. 39 は QUEEN,#5. Fly Away は WILD HORSES のカバー。
ちょっとした休憩中とかに聴くのにならいいんじゃない?ってとこ。
評価:29
PRETTY MAIDS / Scream
Release : 1994
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 6th アルバム。
ソリッドなサウンドが強く魅力的な音ではあるものの、どこかモダンで耳に残らない。ポップなリフが印象的な #1. Rise,産業ロックかと突っ込みたくなるくらいメロウな #4. This Love なんかは悪くはないんだけどね。
アルバム後半は BON JOVI みたいな曲が多い。Please Don’t Leave Me が ( 恐らく彼らの想像をはるかに超えて ) ヒットし過ぎたので ” 今度はオリジナル曲でのヒットを ” 狙ってきたのかな、と。PRETTY MAIDS である事を意識しなければいいアルバムだとは思うよ。
評価:56
PRETTY MAIDS / Screamin’ Live
Release : 1995
Label : Sony
PRETTY MAIDS 初のライヴ・アルバム。
セットリストは悪くないし、音も良い。以前の EP でも素晴らしいライヴ・パフォーマンスが収録されていたのを思い出すが、安定した演奏で安心して聴ける。ただ、予想通り一番盛り上がっている曲は #10. Please Don’t Leave Me だってのが悲しい。#12. Future World , #13. Back to Back のライヴならではのハイ・テンションな演奏の方が個人的には数倍魅力的だと思うんだけどね。
そんな素晴らしい演奏だけでも十分にいいアルバムだと言えるのだが、ボーナス・トラックに収録された未発表曲 #15. When It All Comes Down が Back to Back に並ぶ名曲なのだ。こんな良い曲をライブ・アルバムのボートラにしてしまう彼らって…。
評価:73
PRETTY MAIDS / Spooked
Release : 1997
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 7th アルバム。
#1. Resurrection (Intro) ~ Freakshow のイントロ部分がある意味で RHAPSODY 辺りを彷彿させるもので、初期の感じが戻ってきたかと期待感が膨らむもののいまいち煮え切らない。キャッチーな #2. Dead or Alive,VAN HALEN っぽいキーボードが印象的な #5. Live Until It Hurts,ツインリードのイントロが素晴らしいものの、イントロが終わると同時に AOR 風に変わってしまう #11. Hard Luck Woman なんかは凄く良いと思うんだけどね。
前作と比べて速い曲は増えたけど、結局のところ Scream 路線を踏襲してるのかな。
評価:55
PRETTY MAIDS / The Best of…Back to Back [BEST]
Release : 1998
Label : Sony
PRETTY MAIDS のベスト・アルバム。未発表曲2曲を収録。
既存の名曲がリマスターされて収録されているので、それらの曲を抜き出して個別に聴いている人向け。大ヒットし ( てしまっ ) た JOHN SYLES のカバー Please Don’t Leave Me は勿論のこと、ライヴ盤のボーナス・トラックで “隠れた名曲” とも言われる When It All Comes Down も収録されている。
未発表曲のバラード、#6. Forever and Eternal と彼らの地元デンマークの伝説的バンド GASOLIN のカバー #17. Det Bedste Til Mig Og Mine Venner もなかなかの出来だ。
評価:70
PRETTY MAIDS / Anything Worth Doing is Worth Overdoing
Release : 1999
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 8th アルバム。
1st アルバムを彷彿させる緊張感を持つ #1. Snakes in Eden,面白いリフの展開とキャッチーなメロディが素晴らしい #2. Destination Paradise,シングル・ヒットを狙えそうな JOURNEY 風の #3. Hell On High Heels,この頭3曲が群を抜いて素晴らしい。それ以外にも、ストレートなパワー・メタル #6. Only in America,哀愁のバラード #7. With Theese Eyes などはここ数作では感じられなかった ” 考え抜かれたアルバム構成 ” を演出している。
これで前作並みにふっ切れたアグレッシヴさがあればなぁ…。
評価:58
PRETTY MAIDS / Carpe Diem
Release : 2000
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 9th アルバム。
ヘヴィでファストな疾走曲 #1. Violent Tribe,哀愁のある唄メロが印象的な #2. Carpe Diem,ブリティッシュ・ロック風の #4. Wouldn’t Miss You,落ち着いた大人の魅力が感じられる #5. Clay,アメリカン・ロック・テイストの強いものの、絶妙な哀愁を感じる #8. The Unwritten Pages,ここ数作の中でもトップ・クラスのリフが聴ける #10. They’re All Alikeと、かなりバラエティに富んだ構成で、聴いてて飽きさせないのは流石。
もはや初期の音楽性は全く感じられないものの、トラディショナルなハード・ロック・バンドとしてはかなりいいアルバムかと。ただ、どうしても求めてしまうのは Red, Hot and Heavy ~ Jump the Gun の音なんだよなぁ。
評価:63
PRETTY MAIDS / Planet Panic
Release : 2002
Label : Victor
PRETTY MAIDS の 10th アルバム。
モダンな Nu-Metal 風のヴァース、ブリッジからキャッチーなサビへと移行する新機軸な #1. Virtual Brutality,トラディショナルな Heavy Metal の #2. Playing God,「Stargazer かよ!」とツッコミたくなるドラム・ソロから始まり、過去最高クラスのリフで引っ張る疾走曲 #7. Who’s Gonna Change,古典的リフが以外にも似合ってる #9. There’s Only One Way to Rock などが耳を惹くがなんと地味なアルバムだろうか…。
音も低音を重視したのかベースが強調され過ぎていて無駄に Nu-Metal を意識したかのような印象。
評価:48
PRETTY MAIDS / Pandemonium
Release : 2010
Label : Frontiers
PRETTY MAIDS の 12th アルバム。
キーボードを使ったリフが初期を彷彿させる #1. Pandemonium,シングル・ヒットを狙えそうな程メロディアスな #2. I.N.V.U,極上のメロディアス・ロック #3. Little Drops of Heaven,初期を彷彿させるイントロと素晴らしい唄メロを持ったリーダー・トラック #4. One World One Truth,哀愁 AOR な #5. Final Day of Innocence,キャッチーな唄メロがヘッドヴァンギングを誘発する #6. Cielo Drive,映画のサントラにも使えそうなスケールの大きさをもつ #7. It Comes at Night,哀愁のメロディが心にしみる #8. Old Enough to Know,Frontiers Records タイプド真ん中な (笑) #10. Breathless 。と、疾走曲こそないものの、ほぼ全曲いい曲じゃないか。
初期の音楽性が戻ってきたっていうのは100%言い過ぎだと思うけど、ここ数作で模索してきた音楽性はここに来てやっと実を結んだと言ってもいいだろうね。久々の会心作だ。
評価:78
PRETTY MAIDS / It Comes Alive ~Made in Switzerland
Release : 2012
Label : Frontiers
PRETTY MAIDS のデビュー30周年記念ライブ・アルバム。
最近の曲も程よく織り交ぜながら、外せない曲はちゃんとやってるセットだね。久しぶりのライブ・アルバムだけど、Vo も演奏も十分安定してるし最新の彼らのステージを予習するだけでは勿体ないくらいのいいアルバムだ。
それにしても、新譜の Little Drops of Heaven が Back to Back より後で、以外とオーディエンスも唄ってるってのが驚きだね。日本ではなかなかこうもいかないだろうなぁ…。でもやっぱりみんなでシンガロングするのは Please Don’t Leave Me なのね…。
てか、いくら30周年記念だからって、通常の値段でDVDも付けちゃうなんて太っ腹過ぎなんじゃない? (と思ったら日本盤は値段が輸入盤の倍なのか…。) ちなみに、Frontiers の出す DVD はリージョン・フリーなのでライナーとか要らないなら輸入盤の方がお得だね。
そんなわけで、これを聴いて来日公演に備えましょう。
評価:79
PRETTY MAIDS / Motherland
Release : 2013
Label : Frontiers
PRETTY MAIDS の 13th アルバム。
前作の I.N.V.U をアップグレードしたかのような #1. Mother of All Lies,スケール感のあるギターメロが印象的な #2. To Fool A Nation,初期を彷彿させ、ペダルトーンのバロック風ソロがアレな #4. The Iceman,いかにも Frontiers の社長が喜びそうな哀愁メロハーチューンの #5. Sad to See You Suffer,彼ららしいメロディをパワフルに聴かせる疾走曲 #9. Motherland,ライヴ映えしそうなミドルテンポでシンプルな佳曲 #10. I See Ghosts,曲名の印象とは違ってヘヴィでメロディアスな #12. Who What Where When Wahy,無骨な哀愁をまき散らすパワー・バラード #13. Wasted 。
本人たちも自覚したであろう前作での復活。それを意識したかのように前作を踏襲しながらもヘヴィさを増した方向性に。個人的には、前作のメロハー要素強めの路線も好きだったけどね。
評価:76