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ANNIHILATOR / Metal

ANNIHILATOR / Metal
Release : 2007
Label : SPV

Jeff Waters 率いる ANNIHILATOR の何とも男らしいタイトル + 豪華ゲストを迎えた (たぶん) 12th アルバム。


#1、Guest : Jeff Loomis ( NEVERMORE )。 キャッチーな唄メロにヲーヲーコーラスが美味しい曲。#2、Guest : Danko Jones ( DANKO JONES ) & Angela Gossow ( ARCH ENEMY )。お姉様は居なくても良かったと思う。#3、Guest : Steve Kudlow ( ANVIL )。#4、Guest : Alexi Laiho ( CHILDREN OF BODOM )。ははは、こりゃライホ君だわ。それに対抗して弾きまくる Jeff も凄いな。#5、Guest : Anders Bjorler ( THE HAUNTED )。#6、Guest : Michael Amott ( ARCH ENEMY )。Michael、自分の色出しすぎ。即座に判るな(笑)。#7、Guest : Jesper Stromblad ( IN FLAMES )。あんたら弾きすぎ。#8、Guest : Corey Beaulieu ( TRIVIUM )。Matthew じゃないのか・・・。(スマン。)#9、Guest : Jacob Lynam ( LYNAM )。
#10、Guest : William Adler ( LAMB OF GOD )。


曲云々よりもゲストと Jeff のギターを聴き比べるのが楽しい1枚。

評価:50

BAD HABIT / Atmosphere

BAD HABIT / Atmosphere
Release : 2011
Label : AOR Heaven

スウェーデン産 Melodious Hard、BAD HABIT の 6th アルバム。


前作同様メロディアスで十分に高品質なアルバムなんだけど、全体的に纏まりすぎてる感があり、カタルシスを感じることなくさらっと聴き流せてしまう。どの曲も哀愁と爽快の中間みたいな感じなのもその原因の一つかもしれない。

これで前作の Just A Heartbeat AwayMy Confession みたいな一撃必殺のキラーチューンがあればもう少し引き締まったアルバムになったんだけどね。

評価:50

BALANCE OF POWER / Heathen Machine

BALANCE OF POWER / Heathen Machine
Release : 2003
Label : Marquee

新 Vo、 John K を迎えた英国産メタルバンド、BALANCE OF POWER の 5th アルバム。


#1、新 Vo John K ( Bruce Dickinson + Geoff Tate って感じ ) の実力お披露目曲。 #2、1曲目としての掴みはバッチリ。ギターとキーボードのソロバトルが堪らんです。 #3、ちょっとメロディに面白みがないようにも思える。 #4、予定調和にならない上手な音運びなんだけど、なんだか物足りないような・・・。DP みたいなイントロと間奏部はかなり好きだけどね。 #5、安定し過ぎててちょっとね。 #6、#5 に同じ。イントロは凄くいいと思うよ。 #7、上質なバラード、ではあるんだけど、やっぱ何か足りない気がする。 #8、プログレッシヴな展開と、ハイトーンを駆使する唄メロがいいね。ちょっとハードポップ的でもあって美味しいよ。 #9Gates of Babylon みたいな曲。面白い曲ではあるけど、どこか平坦だ。


巧い Vo が入って、演奏陣も安定している。けど、アルバム全体にどこか煮え切らない雰囲気が漂っている。中途半端って言うのが一番合ってるかも。

評価:50

BLACK SABBATH / The Dio Years [BEST]

BLACK SABBATH / The Dio Years [BEST]
Release : 2007
Label : Warner

HeavyMetal の父 BLACK SABBATHRonnie James Dio 期 ベスト・アルバム。HEAVEN AND HELL の新曲を3曲収録。


過去の名曲群の素晴らしさは言うことないので、コメントは割愛。アルバム制作をしないのは残念だが、LOUDPARK ’07 の大トリで来日してくれるってそれだけでも凄い事だし多望はしません。

で、問題は3つの新曲・・・・・・
#14、夜の墓場にいるかのような気分にさせてくれる、いかにも BLACK SABBATH なミドルテンポの曲。唄メロが少々弱いような・・・。 #15、”BLACK SABBATH / Black Sabbath” を彷彿させる曲。 #16、上記2曲に比べると速い曲だが、いまいち魅力に欠ける。


このベスト盤自体が HEAVEN AND HELL の活動促進およびプロモーション的なものだろうし、その役割は十分以上に果たしていると思う。BLACK SABBATH の Dio 期ファンのオジサンがライブの予習をするのと新米 HR/HM ファンがルーツを探るのにはちょうどいいんじゃないかな。

個人的には、LOUDPARK ’06 に行けなかったのもあって、DIO 御大を生で見れるチャンスが増えただけで嬉しい。てか、新譜出そうよ。

評価:50

GALNERYUS / One for All-All for One

GALNERYUS / One for All-All for One
Release : 2007
Label : VAP

Bass 担当が変わったらしい GALNERYUS の 4th アルバム。


#1、インスト。ENSIFERUM でも意識してるのかと…。#2、異常なまでに動きまくるベースソロがいいね。#3、昨今の STRATOVARIUS みたいな曲だな。#4、退屈。#5、POPer 層(笑)に受けそうな曲。#6、退屈。#7、退屈。#8、#5 に同じ。#9、こういう曲でこそ日本語を使えばいいのに・・・。#10、ギターソロはいいね#11、リフ主体の曲は好きだ。暗い曲調も素敵。#12、インスト。


日本語はおいといて(笑) まぁ随分と Metal 色が薄れてきたね。このまま変なヴィジュアル・バンドみたいにならないことを願うよ。ついでに言ってくとワウを使い過ぎね。

評価:50

HEAVEN & HELL / The Devil You Know

HEAVEN & HELL / The Devil You Know
Release : 2009
Label : Rhino

Dio 期 BLACK SABBATH のメンバーでツアー限定の再結成をし、大成功。その勢いに乗って作った HEAVEN & HELL の 1st アルバム。


#1:後期 Dio SABBATH そのもの。 #2:#1 とどう違うのか? #3:Iomi 特有のドゥーミーなリフが程よい様式 ( 名曲 Heaven & Hell を彷彿させる ) と共に迫ってくる曲。 #4:おどおどしいリフに絡みつくような唄メロが美味しい曲。 #5:展開が他の曲と一緒・・・。 #6:テンポがもっと速ければこの最高のリフが映えたのにな・・・。 #7:アルバムのリーダートラック。アルバム “Heaven & Hell” 路線好きにはこの曲。 #8:#1 に同じ。 #9:せっかくのアップテンポなのに唄メロで損してる感が否めない。 #10:ドゥームさはアルバム中最高。唄メロがしんどい・・・。


HEAVEN & HELL という名義なだけに、名盤 Heaven & Hell 路線を期待してしまうが、出来上がってきたものを聴けば事前の予想 ( The Dio Years 収録の新曲 ) どおり “Dehumanizer” の方向性。もはや第2の Die Young を作ってくれとは言えないし、進化し続ける事を願うのも酷だ。まぁ、アルバムがリリースされただけでも奇跡だということで。

評価:50

INCRAVE / Dead End

INCRAVE / Dead End
Release : 2008
Label : Soundholic

スウェーデン産 Metal バンド INCRAVE の 2nd アルバム。


#1-11:ここ数年の NOCTURNAL RITES の音楽性そのもの。


全曲 NOCTURNAL RITES 。どの曲も似たり寄ったりで変わり映えのないアルバムなのだが、この独特のウェット感はまさに NR 。はっきり言って二番煎じなのだが、NOCTURNAL RITES の次のアルバムが出るまでの繋ぎとしてなら十分以上だ。これだけしっかりした曲が作れてるんだし、もしかしたら化けるかもしれないね。

評価:50

JEFF BECK / Emotion & Commotion

JEFF BECK / Emotion & Commotion
Release : 2010
Label : Rhino

UK3大ギタリストの一人、JEFF BECK の7年ぶりのソロ 14th アルバム。


ハードな音なのは #2. Hammerhead のみでそれ以外はオーケストラとの共演だったりカバーだったり。勿論オリジナルもあるけど10曲中6曲はねぇ…。
ただ、このCDを買った理由でもある #8. Nessun Dorma は素晴らしいの一言。まぁ、最大の賛辞はプッチーニへ、だけど(笑)そして、最も大きな誤算は #10. Elegy for Dunkirk だ。(映画の劇中曲でその映画はアカデミー賞の作曲賞を取ったらしい。)これがまた素晴らしいヒーリング・ミュージックで、ギターがオーケストラの中に完璧に溶け込んでいる。もはや見事としか言いようがないね。オリジナル曲では #3. Never Alone が一番 Beck っぽくていいかな。・・・唄入りの曲はスルーの方向で。

評価:50

JORN / Unlocking the Past

JORN / Unlocking the Past
Release : 2007
Label : Marquee

MASTERPLAN を脱退した Jorn Lande のカバーアルバム。


#1、MSG 。#2、WHITESNAKE 。#3、THIN LIZZY 。#4、BLACK SABBATH のメドレー。#5、DEEP PURPLE 。#6、BAD COMPANY 。#7、RAINBOW 。イントロをカットかよ・・・。#8、DEEP PURPLE 。#9、KISS 。#10、CITY BOY 。#11、BRYAN ADAMS 。


超有名バンドの超有名曲ばかりの選曲に苦笑。もう少しマニアックなトコを狙っても良かったのでは?
しかも Magnus Karlsson , Ralph Santolla , Don Airey という素晴らしいメンバーにも関わらず大したアレンジがされていないのは JORN がこれらの曲を崇拝してるってことなのか・・・。

次回は是非 RAINBOW / Lost In Hollywood をお願いします。

評価:50

KAMELOT / One Cold Winter’s Night

KAMELOT / One Cold Winter's Night
Release : 2006
Label : King

多国籍メタル・バンド KAMELOT の、ノルウェーがオスロで行われたライブを収録した 2nd ライブ・アルバム。


– DISC 1 –
選曲及び曲順に納得がいかな・・・。何故 #2 でいきなり “The Black Halo” なのか。確かに “March of Mephisto” からじゃ勢いがないけど、このバンドにはそういうライブの最初に持って来るべき名曲 “The Fourth Legacy” があるじゃないか・・・。
まぁ、Khan の汁濁歌唱は相変わらず素晴らしいし、堅実に土台を作るリズム隊もなかなか。ちょっと音量が小さめで地味だけどソロを含めてキーボードの人も頑張ってる。所々危なっかしいが Thomas Youngblood も・・・。


– DISC 2 –
疲れが感じられます。寒いからでしょうか。
さて DISC 2 ですが、ドラム・ソロが入っております。”EDGUY / Burning Down the Opera / Solitary Burnny” が大好きな俺としては、この退屈すぎるドラム・ソロには落胆。他の曲は可もなく不可もなくって感じ。


昨年の来日公演に足を運んだ時は全く気にならなかったけど、いざ録音されたものを聴くと、ギターが一人っていうのはなんだか物足りない。でもまぁ、そこそこのパフォーマンスなのでギリギリ楽しめる内容かと。( そういえばあの時も前座の SILENT FORCE に喰われてたっけ・・・。 )

評価:50

KOTIPELTO & LIIMATAINEN / Blackoustic

KOTIPELTO & LIIMATAINEN / Blackoustic
Release : 2012
Label : earMusic

Timo Kotipelto (Vo/STRATOVARIUS)Jani Liimatainen (Gt/CAIN’S OFFERING, ex-SONATA ARCTICA) によるアコースティック・カバー・アルバム。


MICHAEL KISKE / Past in Different Ways みたいに、結構アレンジされてくるのかと思いきや、Timo の声と Jani のギター、コーラスだけの超シンプルな構成。期待してたのとは違うけど、こういうのもたまにはいい。

純粋に Timo Kotipelto の歌唱が好きな人には堪らないアルバムだろうね。STRATOVARIUS の曲や SONATA ARCTICA で Jani が書いた #4. My Selene が全ての肉付けを削ぎ落とした形で聴けるという意味でも興味深い。いいメロディは装飾がなくてもいいということだね。

唯一の新曲 #7. Where My Rainbow Ends はすぐにでもメロスピに変換できそうな Jani らしい綺麗なメロディの曲。CAIN’S OFFERING が完全沈黙してるだけに Jani の動向が気になるが、こういう曲を書いてるならある意味で安心。

評価:50

LABYRINTH / Labyrinth

LABYRINTH / Labyrinth
Release : 2003
Label : King

“必死早弾き” ギタリスト の Olaf Thorsen が脱退し、作曲面での安心と不安が入り交ざっていた LABYRONTH が セルフタイトルを冠してリリースした 4th アルバム。


#1、1曲目としての掴みは OK 。悶絶必死のドラムワークが美味し過ぎるイントロから最後まで 2nd に通じる展開。ただ、唄メロが少々弱いか。 #2、なかなか面白いキーボードソロが聴ける。それ以外はなんとも言えない煮え切らなさ。 #3、某シュミレーションゲームの BGM に似まくりなわけですが、えぇ誰も知りませんね。 #4、イントロのドラムいいねぇ。Mattia Stancioiu 、なかなか良いセンスをお持ちだ。 #5、イントロは「おっ良質なバラードがきたか」と思ったんだけど、唄メロは煮え切らない。所々いいメロディを使ってくるんだけどね。残念だ。 #6、疾走したり減速したり忙しい曲だな。相変わらず唄メロがつまらん。ドラムは素晴らしいね。 #7、つまらん。 #8、1st の方向性を彷彿とさせる曲調だな、LABYRINTH っぽいと言うか・・・。 #9、これも彼ららしい曲。唄メロは相変わらず面白くないけど。 #10、なかなか印象深い曲だね。Roberto Tiranti の声質にも合ったいい曲だ。 #11、デモバージョン。こんなボートラいらんだろ。ドラムの音がパスパス。 #12、デモバージョン。こんなボートラいら (以下略。


バンドのブレインでメインコンポーザーであった Olaf Thorsen の脱退は厳しいかとも思われたが、まぁ、無難に作ってきた。決して名盤とは言えないものの #1#10 などは代表曲になる気がする。後は、1st でみられた “サイバートランス” 風のアプローチが戻ってきたか。

評価:50

PRETTY MAIDS / In Santa’s Claws [EP]

あああ
Release : 1990
Label : Sony

PRETTY MAIDS の クリスマス・ミニ・アルバム。


ロックなクリスマス・ソングの #1. In Santa’s ClawsIan Gillan がゲスト参加した #2 A Merry Jingle,残りはライブ音源。

ライブ音源が以外と良い。ラストの演出もなかなか面白いね。

評価:50

STORMWARRIOR / Heathen Warrior

STORMWARRIOR / Heathen Warrior
Release : 2011
Label : Massacre

STORMWARRIOR の 4th アルバム。


毎作同じで金太郎飴状態もいいとこだが、もう変わりようがないんだろうな。楽曲の質も大して変ってないので安心して聴けるよ。

Lars Ramcke (Vo,g) の声が Walls of Jericho の頃の Kai Hansen にしか聞こえないのも、もう慣れたはずなのにイチイチ気になるな(笑)

評価:50

STRATOVARIUS / Twilight Time

STRATOVARIUS / Twilight Time
Release : 1992 (1993)
Label : Victor

Timo Tolkki 率いる STRATOVARIUS の 自主制作で作られた 2nd アルバム。


#1、#2 を1曲目に持ってきた方が良かったんじゃないだろうか・・・。微妙すぎ。 #2、後の “EDGUY / Vain Glory Opera” なイントロがいいね。ソロは相変わらずの Yngwie だな。 #3、A メロのドラムパターンは凄く好きなんだけど、いまいち唄メロが響いてこないな。 #4Timo Tolkki の自慰的なインスト。 #5、キャッチーなソロと多彩な展開はいいが、それ以外がちょっとな。 #6、SF 映画みたいな印象の曲。 #7、前向きすぎるイントロのメロディに吹き出しそうになった (笑) いやぁ、クサメタル度が高いわ。 #8、ミドルテンポ。哀愁のギターソロが美味いね。


1st と比べて、Timo Tolkki の Vo は凄く良くなっているし、曲にもオリジナリティが出てる。STRATOVARIUS 初期の名盤ではなかろうか。輸入盤チャートで上位に入ったのも自ずと判る。

評価:50

VISION DIVINE / Vision Divine

VISION DIVINE / Vision Divine
Release : 1999
Label : Victor

LABYRINTH のメインコンポーザーである Olaf Thorsen が旧友 Fabio Lione と組んで作ったバンド、VISION DIVINE の 1st アルバム。


#1、Olaf 得意のリフが程よく聴けるリフが少し虚しい。唄メロは流石だと思う。 #2、冒頭のシャウトがいいね。しかしまぁ、Olaf はどうしてリードギターなんでしょうね。 #3、3拍子の曲。ライナーで強調してるから書いとくよ。ソロで唐突に疾走するのが遺憾ですね。 #4、リフの作り方が他の曲と同じじゃないですか・・・。サビメロが “Eagle Fly Free” だし。 #5、最初の囁き声がちょっと気持ち悪い。左右に響きまくる Vo がちょっとね。 #6、稚拙なギタープレイが全編に渡って堪能できるインスト。 #7、特に面白みのない曲。セルフタイトルを飾るわりに大したことない。 #8、綺麗なピアノメロが素敵ですね。最後のギターと Vo がハモって転調するのが好き。 #9、ドラムのテンションが他と比べて圧倒的に高いね。何かあったんでしょうか? #10、最後はバラードで。っていう事だろうね。女性 Vo がいいね。


Vo が Fabio Lione じゃなかったら駄作。シークレットトラックの選曲が個人的には嬉しいよ。

評価:50

WIG WAM / Non Stop Rock And Roll

WIG WAM / Non Stop Rock And Roll
Release : 2010
Label : Frontiers

ノルウェーの国民的英雄らしい、WIG WAM の 3rd アルバム。


前作、前々作と同様に “北欧の BON JOVI” とも言えそうなキャッチーなハードロックが聴ける。#1. Do Ya Wanna Taste It は勿論のこと、殆ど全ての曲で大衆受けしそうな耳に馴染むメロディが使われ、彼らの作曲能力の高さがうかがえる。だが、予想通り “In My Dream” 級の曲は見当たらない。#3. Wild One が個人的には一番気に入っているが、キラーチューンだと言えるほどじゃないな…。


高品質ではあるけど、一発がないという良くあるタイプのアルバム。

評価:50


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