WINTERSUN / Time I

WINTERSUN / Time I
Release : 2012
Label : Nuclear Blast

Jari Mäenpää (Vo,Gt/ex-ENSIFERUM) 率いる WINTERSUN の 2nd アルバム。


まるで CHTHONIC みたいなインスト #1. When Time Fades Away,13分半の大曲。#1 の中華メロ引き継いだ I. Rain of Stars, テクノ系シンセ音でキラキラ具合を演出し、クリーン寄りの声で唄い上げる II. Surround by Darkness, アコースティック・パートの III. Journey Inside a Dream, 装飾過多なヴァイキング・メタル IV. Sons of Winter and Stars の4編に分かれた組曲 #2. Sons of Winter and Stars,大仰なオーケストレーションを纏って牧歌的メロディを奏でる #3. Land of Snow and Sorrow,中華的なメロディを豪華絢爛なシンフォアレンジで包み込むドラマチックな #5. Time

トータルの長さに対する文句は他多くのサイトが書いてるだろうからいいとして、凄まじいアルバムだ。とりあえず、音の詰め込み率がハンパじゃない。一体何トラック使ってるのだろうか。オーケストレーションはリズム・ギターをかき消すくらい分厚く、相当慎重にミックスしたのが伺える。まぁ、どう考えてもやり過ぎでしょ。

曲はもはや 1st とはケタ違いの出来。1st の方向性をよりシンフォニックにエピックに突き詰めた最終形といった印象。根元の音楽性はそう変わってないので全くの別モノでもないが、装飾が尋常じゃないので別モノに聴こえる。個人的には前作みたいなネオ=クラシカルなギターが殆どないのが残念なところ。というかギターソロすら…。

不完全燃焼感はあるけど、それは Time II で一気に消し去ってくれると信じたい。

評価:46


Links of Uranus
Sort
Bands

979 Reviews in Total
Top