SEBASTIAN BACH / Kicking & Screaming
Release : 2011
Label : Frontiers
Sebastian Bach の 2nd アルバム。
全く声が衰えていないのは流石だが、いかんせん曲がつまらない。前作同様、ヘヴィな曲からメロディックな曲まで並んだアルバム構成だが、小奇麗にまとまり過ぎてて全然耳に残らない。
バズがその能力に惚れ込み、全曲の作曲に関わった若きマルチ・プレイヤー Nick Sterling 君だが、恐らくは彼がセオリー通りの秀才タイプなのだろう。決して出来は悪くないのに、なぜか熱くなれる曲がないのだからそう思うのも仕方ない。
「まだ前作の方がマシだったかなぁ」なんて思ったけど、その前作は Roy Z がプロデュースして曲は “Metal” Mike Chlasciak と共作。しかも1曲で Desmond Child という、なんとも豪華で堅実な布陣。
・・・ Nick 君も決してダメなわけじゃないけど、バズと組むにはお行儀が良過ぎるのかもしれないな。
評価:46