- 2010.10.13 : ALDIOUS / Deep Exceed
- 2002.10.02 : AXENSTAR / Perpetual Twilight
- 1992.06.29 : BLIND GUARDIAN / Somewhere for Beyond
- 2013.02.12 : BULLET FOR MY VALENTINE / Temper Temper
- 2009.12.07 : DISARMONIA MUNDI / The Isolation Game
- 2010.03.19 : RECKLESS LOVE / Reckless Love
- 2012.11.17 : TRICK OR TREAT / Rabbits’ Hill Pt. 1
- 2011.03.29 : WHITESNAKE / Forevermore
- 2004.11.25 : WITHIN TEMPTATION / The Silent Force
Search for ‘45’
ALDIOUS / Deep Exceed
Release : 2010
Label : Bright Star Records
国産ガールズ・メタル・バンド ALDIOUS の 1st アルバム。
サビの女性的なメロディが印象的な #2. Luft,どう考えても J-POP です本当にあり (以下略)…な #7. Across,バンド名を冠した #8. Ultimate Melodious,他の曲と違ってハイトーンがキツそうな #9. Eversince ...と、意外にも曲はちゃんとメタルしてるし歌謡曲みたいな唄メロも耳にすんなり入ってくる。レコード会社(他)が必死になって宣伝するのも判るわ。
でも正直なところ ALDIOUS (=ULTIMATE MELODIOUS)という名の割には唄メロの弱さを感じるってのはいかがなものか…。
それと、「ギターの音が GALNERYUS みたいだな。」と思ったらプロデューサーが同じ人なのか。この安っぽくて人工的な音まで似せなくてもいいのに。…そのへんの音質云々も含めて、イロモノ・バンドで終わらない為にも次のアルバムは重要なんじゃないかな。勿論、いつまでキャバ嬢スタイルを続けるのかもね…。
近くに来たら観てみたい気もするが… まぁ、来なそうだ。
評価:45
AXENSTAR / Perpetual Twilight
Release : 2002
Label : King
スウェーデン産、ポスト SONATA ARCTICA メタルバンド、AXENSTAR の 1st アルバム。
#1、Sun Sebastion みたいなリフの疾走曲。まぁ、掴みは O.K. だな。 #2、勢いだけはあるんだけどね、煮え切らないわ。 #3、北欧らしい清涼感があるねー。Xametalic なリフとか凄くいいよ。ギターソロは第9みたいだな。 #4、ソロだけはいいね。それ以外はちょっと厳しめ。 #5、唄メロが煮え切らない。高揚感がなさすぎ。 #6、Vo 変えてくれませんか? #7、インスト。 #8、疾走してます。ただ速いだけでメロディがつまらん。 #9、#8 に毛が生えたような曲。 #10、他の曲と何が違うんだ?特にイントロ、他の曲となんら変わらんじゃないか?
デビューアルバムにしては音質が良すぎる。そのわりに内容が・・・。ジャケは綺麗なんだけどねー。残念だ。ってか、Vo を変えてみてはいかがでしょうか?それか、シンガロングできるような唄メロの曲を作るとかね・・・。
評価:45
BLIND GUARDIAN / Somewhere for Beyond
Release : 1992
Label : Victor
ドイツのベテラン BLIND GUARDIAN の 4th アルバム。
#1、必殺仕事人のテーマをアコースティックアレンジしたかのようなイントロ。 #2、ジャーマンメタル全盛期に量産されたであろう連打系リフ。個人的には少々退屈な曲だなぁ。 #3、1分位のちょっとしたピアノのバラード。 #4、クサい!クサい!けど「・・・なんでそこでギターソロに入るんですか?」イントロの壮大なイメージをぐんぐん引き継いが劇メロチューンだと思ったのに。残念だ。 #5、#1 のイントロに近いアコギパートから、なんとも微妙なミドルに・・・。サビメロだけは緩やか系飛翔感があっていいんだけどね。 #6、サビメロが典型的なブラガの曲。裏を返せば面白みがな言って事。 #7、Pt.1 は平淡。Pt.2 も平淡。 #8、アラビア系、インド系、コブラ派。インストだが、最後の方はうざったく感じました。15秒位ならいいのに。 #9、Aメロ後のギターメロが良い。その後サビまで面白くない。民謡調メロが面白くて良いかな。 #10、Hansi、こういう曲くらい吐き捨てる唄い方やめればいいのに。 #11、煮え切らない唄メロが印象的。ギターメロのセンスがいいだけに勿体無い感じがする。 #12、本編のよりも全然いい!なんでこっちを本編に入れなかったのか!?謎杉。
楽曲自体はそれほど悪いとは思わないんだけど、全体的に唄メロがつまらなすぎ。もうちょっと魅力的な唄メロができないものか・・・。しかもそれでいて Vo が浮くから上手く聴こえない。もう少し唄メロをデスメタルに近づけるか、曲全体をクワイアで飾り立てるとか。オーケストレーションで粗を隠すのでもいいけどね。とにかくこのままじゃB級なのを隠せないんで、そこが課題なんじゃないかと。
評価:45
BULLET FOR MY VALENTINE / Temper Temper
Release : 2013
Label : Rca
よりポップになった BULLET FOR MY VALENTINE の 4th アルバム。
売れ線に走った前作と事前情報から、大した期待をせずCDを再生すると #1. Breaking Point でいきなりグロウルで始まり、「お、こりゃキタか?」なんて一瞬思ったが、その一瞬以降一気にダレてそのまま終わるという…。アートワークが「なんじゃこりゃー(by ジーパン刑事)」なんで、てっきり前作のキャッチーさは残しつつも、いい感じのモダンヘヴィネスなサウンドかと思った俺が間違いだった。
前作は、唄メロのキャッチーさはソコソコに曲に激しさがあったけど、今作は Mutt Tuck (Vo,Gt) が AXEWOUND でそっちサイドを全部消化してしまったのような腑抜た曲ばかり。#10. Tears Don’t Fall (Part 2) はいくらかマシだけど、何が Part 2 なのか、ただの焼き直し。タイトル・トラックの #3. Temper Temper だけはライブで盛り上がりそうで悪くないかなってくらい。
インタビューとか読んだ感じからすると、次は Don Gilmour はやめたほうがいい気がするね。
評価:45
RECKLESS LOVE / Reckless Love
Release : 2010
Label : Spinefarm
BLESSED BY A BROKEN HEART へのフィンランドからの回答、RECKLESS LOVE の 1st アルバム。
前述した BBABH のような一種のパーティー・ロック。北欧産らしい透明感も兼ね備えているのは一つの強みに……なってるのか?まぁソコは置いといて、BBSBH と比較する大きな要因のもう一つは #8. Back To Paradise の存在だろう。哀愁のディスコ・サウンド・ロックとも言えるユーロビート調の曲だが、これが BBABH / Move Your Baby の対抗馬としてはかなり優秀だ。剛健なメタル・ヘッズには受け入れられないだろうけど(笑)
ただ、#5. Beautiful Bomb,#10. Wild Touch などでは上質な北欧メロディアス・ロックを披露してる辺り、侮れないね。これでもう少し音に重みがあればいいんだが。
評価:45
TRICK OR TREAT / Rabbits’ Hill Pt. 1
Release : 2012
Label : Flying Dolphin
イタリアン・キーパー・メタル・バンド、TRICK OR TREAT の 3rd アルバム。
児童文学の物語がコンセプトらしく、馬鹿みたいに疾走したりクサメロの押し売りみたいな曲が減り、かなり真面目にコンセプト・アルバムを作ってきたな、という印象。
キーパいメロディを Andre Matos と唄う #2. Prince with a 1000 Enemies,初期の EDGUY っぽい能天気さを感じる #6. False Paradise,キャッチーな唄メロで疾走させ、Eagle Fly Free みたいなベース→ドラム→ギターの順でソロがあある #8. Rabbits’ Hill 、の3曲は “初期 HELLOWEEN フォロワー” を感じさせるものの、他の曲は取り上げたコンセプトゆえかフォーキーなパートが目立つという結果に。
前作も地味な唄メロの曲はあったけど、スピードに助けられてた。今回はそれがないぶん唄メロの弱さが目立ってしまっているような…。シンガーの Alessandro Conti さんは LUCA TURILLI’S RHAPSODY のメンバーに抜擢された事だし、存分に劇メロを学んでこっちにも生かしてほしいね。
評価:45
WHITESNAKE / Forevermore
Release : 2011
Label : Frontiers
WHITESNAKE の 11th アルバム。
どこか原点回帰な感じが漂っていた前作をさらに1歩推し進めたようなアルバム。毎度の通り、David Coverdale による強烈な歌声がアルバムを牽引しているわけだが、還暦間近とは思えない信じられない歌唱は相変わらず…。にもかかわらず、曲が地味に感じるのは Coverdale と Doug Aldrich の作曲チームがあれなのか、それともゴリゴリのギター・サウンドがアレなのか…。
Reb Beach は ( #9. Dogs in the Street とか ) 何かと凄まじいソロを弾いてるのに、何故こうも可哀想なくらい影が薄いんだろうな。
評価:45