- 1983.08.21 : ALCATRAZZ / No Parole from Rock’n’roll
- 2007.09.19 : ARCH ENEMY / Rise of the Tyrant
- 2012.01.24 : BLESSED BY A BROKEN HEART / Feel the Power
- 2000.02.23 : FAIR WARNING / Four
- 2011.05.31 : HELL / Human Remains
- 1979.10.11 : JUDAS PRIEST / Unleashed in the East [Live]
- 2005.02.28 : JUDAS PRIEST / Angel of Retribution
- 2003.01.22 : LOST HORIZON / A Flame to the Ground Beneath
- 1996.05.08 : MANOWAR / Louder Than Hell
- 2005.09.28 : NOCTURNAL RITES / Grand Illusion
- 1974.03.08 : QUEEN / Queen II
- 1978.04.09 : RAINBOW / Long Live Rock ‘n’ Roll
- 1995.10.25 : VALENTINE / Valentine
- 2006.08.02 : STONE SOUR / Come What ( Ever ) May
- 2008.08.18 : SYMPHONITY / Voice from the Silence
- 1988.03.13 : TALK OF THE TOWN / Talk of the Town
- 2011.11.07 : THE MAGNIFICENT / The Magnificent
Search for ‘90’
ALCATRAZZ / No Parole from Rock’n’roll
Release : 1983
Label : Universal
RAINBOW,MSG をクビになった Graham Bonnet が、のちの王者 Yngwie Malmsteen を発掘して作った ALCATRAZZ の 1st アルバム。
#1、応援歌のような明るいイントロが楽しい爽やか HR 。Yngwie の正確なピッキングが聴けるソロがいいねぇ。 #2、Ritchie Blackmore 風のリフが古典的な匂いを出してるな。そんで、恐らく当時としては相当斬新だったであろう Yngwie のギターソロ。今じゃこんなの聴けないもんなぁ。 #3、彼らしいリフだな。少し Rising Force っぽいか。あぁ、いいなぁこのソロ。昔の Yngwie はよかった・・・。Graham Bonnet の Vo も冴えてる。 #4、DEEP PURPLE みたいなリフがかっこいいな。しかもフィンガリングが綺麗でいい。 #5、冒頭のリフでやられた。明らかにこれは Yngwie のアイディアだろうな。素晴らしいわ。 #6、繊細かつ美しいテクニックが疲労されるインスト。 #7、キャッチーな唄メロが印象的な佳曲。最後のギターは凄く正確で、お手本みたいだ。 #8、怪しメロ。ここでもまた、素晴らしいギターテクが聴ける。同時に、現在大量に使いまわされてるフレーズも。 #9、またもや素晴らしいメロディラインを持つリフがいいね。 #10、最後を締めくくるバラード。もうね、Yngwie の哀愁ギタープレイしか耳に入りませんよ。
ネオクラシカルという言葉を引き合いに出すときには必要不可欠になるであろう名盤。Yngwie Malmsteen のメジャーデビュー作であり、今では絶対に聴けないであろう繊細かつ正確で味のあるギターが聴ける。Yngwie ファンなら必聴でしょうな。
評価:90
ARCH ENEMY / Rise of the Tyrant
Release : 2007
Label : Toy’s Factory
ARCH ENEMY の 7th アルバム。前作リリースと同時に脱退した Chris が帰ってきました。
#1、ハイゲインの強烈なリフが素晴らしい。Michael のキャッチーなソロが最高。 #2、哀愁のサビ裏ギターが素晴らしい。Chris のクラシカル且つテクニカルなソロもいいね。 #3、シンセメロが斬新な曲。 #4、蛍の墓からインスピレーションを得たらしい曲。アグレッシヴなリフがいいね。メロディの質もいい。 #5、ソロで逝った。 #6、Chris のアーミング多用しまくりなソロが美味しい。 #7、アルバム中一番聴きやすい曲だね。キャッチーなリフが素晴らしい。 #8、前作の “Nemesis” に似たコード進行のインスト。Michael 節炸裂、といったところか。まるで演歌。 #9、3連。Beethoven 的なフレーズをもつギターソロが堪らなくいい。 #10、Fredrik Nordstrom の手腕が発揮された素晴らしい曲だね。 #11、悶絶。これだよ、これを待ってた。もう言うことないわ。最高。 #12、KISS のカバー。まぁ、何とか原型を留めてるね。
文句なしの過去最高傑作。Angela 御姉様 の Vo に多少の人間味が出てきたのは大きい。また、それ以上にギターの主張度が ( リズム隊が聴こえないくらいに ) 高いのが素晴らしいね。
Burning Bridge 以降の足りなかった何かが戻ってきた。後は Vo を変え……。
評価:90
BLESSED BY A BROKEN HEART / Feel the Power
Release : 2012
Label : Tooth & Nail Records
カナダ産グラムメタル?・バンド BLESSED BY A BROKEN HEART の 3rd アルバム。
前作のムビョバディーこと Move Your Body のような衝撃的な曲こそないものの、She Wolf 路線をさらに突き詰めた、いい意味でのグラム・ポップ・メタルへと進化している。さらに、作曲能力も開花したようで、捨て曲らしい曲が全く見つからない。特にアルバム前半は怒濤の勢いで良曲を連発したかと思えば、#6. Holdin’ Back for Nothin’ でトドメを刺しに来ると言う、まさにキラーな構成…。さらに #7. I’ve Got You は映画のエンデイングにも使えそうな哀愁のバラード…。後半1曲目の #8. Rockin’ All Night はこれまたいい感じのロックンロールだし、その後も前半に匹敵する良曲が並ぶ。
「ハデにヲーヲー・コーラス入れてピロピロすりゃいいってもんじゃないぞ」なんて思ったりもするが、ここまで強力なアルバムだとそんな金太郎雨的な側面は殆ど気にならなくなるね。
評価:90
FAIR WARNING / Four
Release : 2000
Label : Marquee
ドイツ、メロディアス・ハードの王者、FAIR WARNING の、その名の通り 4th アルバム。
#1、On The Run シリーズ (笑) イントロから Helge Engelke のハイフレット・ギターが泣く。 #2、左右のピコピコキーボードが楽しい佳曲。 #3、定番のアコースティックな曲。 #4、ヘヴィなリフが印象的な Metal Tune 。 #5、感動的なバラード。ほどよいバランスのクワイアがいいね。 #6、アレンジがコーラス以外面白くなく感じるけど、これはきっと他の曲が素晴らしすぎるからであろう。 #7、メロディアスなリフがかっこいいね~。シンガロング必須のサビメロも堪らんよ。 #8、QUEEN の影響大。 #9、焼き直しのようにも聴こえるなぁ。でもまぁ、いい曲尽くめなんでいいアクセントになってるね。 #10、QUEEN コーラスがキタ。ノリのいいロックンロールでまさに俺好み。味好み。このアルバムで2番目に好きな曲。 #11、メロディが前作のボートラ Rain Song のまんま。 #12、1st の方向性を若干彷彿とさせる。 #13、素晴らしいボートラ。 #14、最後にまた、面白い方向性できたな。こういうのは是非ライブのエンドロールで唄いたいね。
FAIR WARNING の最高傑作はどのアルバムか? と聴かれたらコンマ1秒で Four ! と言ってジャケの指を体現するでしょうね (笑)。確かに焼き直しやらメロディの使い回しが目立ってきているが、アルバムの完成度で言えば 1st よりこっち。これでドラムが CC だったら最高だったのだが・・・。
評価:90
HELL / Human Remains
Release : 2011
Label : Nuclear Blast
奇跡の再結成・復活を果たした HELL の 1st アルバム。
当時をリアルタイムで知るわけではないので、彼らがどんな歴史を辿ってきたかとか言うよりも全くの新人として聴いているわけだが、正直このレベルのバンドが当時消えてしまっていたなんて本当に勿体ない。しかし、そんなバンドが今になって復活するのだから、何かが一巡したという事なのか…。
復活劇の原動力でもあった Andy Sneap(G) の貢献は勿論のこと、最大の功績は David Bower (Vo) の最高に胡散臭くオカルト・テイストな歌唱だろう。言うなれば、より正統派メタルに特化した King Diamond か…。しかしそこまで人を選ぶ声ではなく、妙な聴きやすさもあわせもっている。この2つの要素がこのアルバムを名盤へと押し上げている要因であるのは間違いないだろう。捨て曲らしい曲も全く見つからないしね。
より NWOBHM で聴きやすく、オカルト風味が強い KING DIAMOND が正解か…。ともかく、これをリアルテイムで聴けてうれしいよ。単独はまだキツそうだから LOUDPARK 辺りで来日はいかがでしょう?
#2. On Earth as It is in Hell (PV)
評価:90
JUDAS PRIEST / Unleashed in the East [Live]
Release : 1979
Label : Sony
JUDAS PRIEST の Killing Machine Tour、中野サンプラザでのライブを収録した名作。
セットリストが “今までの名曲を全部持ってきたぜ!” ってくらい素晴らしい。しかも、その曲もスタジオ版よりもいいもんだから・・・。
特に #1 と #12 ( 他の曲も勿論素晴らしいけど・・・、この2曲はそれを凌駕していい。 ) はそれが顕著に現れているので、ファンなら必聴でしょう。バンドの整合性も取れてるし、両ギタリストの時たま聴けるアドリブも美味しい。 もう少しオーディエンスの歓声が入ってたら良かった、ってのは贅沢かな。
スタジオ以上に冴えてる Rob Halford の歌唱には言葉を失うね。両ギタリストのコンビーネーションも素晴らしいし、的確なリズムを叩き出す二人も素晴らしい。HR/HM を代表するライブ・アルバムだね。
評価:90
JUDAS PRIEST / Angel of Retribution
Release : 2005
Label : Sony
“JUDAS PRIEST に METAL GOD が復帰した” そして、その HR/HM の神がシーンに叩きつける 15th アルバム。
#1、美しいツインリードのソロから Rob Halford の超級スクリーム が放たれる。オーバーダブで唄メロがオクターヴ録音されているのが非常に気になるが、声が出ていないと聞いていたのでひとまず安心。不満なのはドラムパターンが単調なトコか。 #2、#1からの繋がりがアルバム、”Painkiller” や “Ram It Down” を彷彿させる。 #3、この曲はシングルとしても出た曲で、一風変わったモダンな曲。バラエティに富んだ内容じゃなきゃアルバムとしても面白くないし、いいアクセントにもなる曲だ。 #4、ミドルテンポで聴きこませる佳曲。優しく歌う Halford にも注目だ。 #5、ちょいと中だるみになってきたかと思う。要は、唄メロが弱いんだな。 #6、#2 と同じ方向性にある曲だが、こちらは少々優しい。 #7、過去の名曲、”死の国の彼方に” や “夜が来たりて” などを彷彿とさせる曲。 #8、スネア裏打ちで疾走してたら最高だったのに、と思わずにいられない。 #9、#7 の方が印象的で隠れてる感がある。まぁ短いし、次の大曲の繋ぎみたいなもんだね。 #10、#7 に匹敵する、いや確実にそれ以上の悶絶チューンをラストに持ってきましたよ。最初の2分の歪みはホント心地よい。
JUDAS PRIEST の名の下に Rob Halford が唄ってくれるだけで、内容云々ではなくこれ程嬉しいとはね・・・。内容も、典型的 JUDAS PRIEST TUNE で安心。
評価:90
LOST HORIZON / A Flame to the Ground Beneath
Release : 2003
Label : Victor
HR/HM 界の “元” 救世主、LOST HORIZON の 2nd アルバム。
#1、インスト。 #2、Daniel Heiman の強烈なハイトーンとキャッチーなリフ、メロディが素晴らしい佳曲。 #3、展開美に優れた3拍子の曲。最後のギターがカッコイイね。8分はちょっと長い気もするが・・・。 #4、彼ららしいキーボードの使い方が良いね。てか、3拍子好きだね。 #5、インスト。 #6、クッサクサなキーボードが素晴らしい。Wojtek Lisicki のソロも凄くいいね。 #7、イントロが神。Daniel のシャウトだけでおなかいっぱいです。 #8、11分の大曲。キャッチーな唄メロと「ナナナーナナナーーー」が最高。 #9、インスト。
9曲中3曲がインスト、3曲が8分以上と言う大作志向だが、それ以上に充実したメロディと展開には驚かされる。個人的にはコンパクトにまとまった前作の方が好みだが、じっくり聴けるこっちも好きだな。しかしあれだ、早く新しい超絶 Vo を探して復活して欲しいものだ。( Daniel が戻ってくれるのが一番いいんだけどね・・・。 )
評価:90
MANOWAR / Louder Than Hell
Release : 1996
Label : Geffen
Kings Of Metaler 、MANOWAR の 8th アルバム。タイトルは音量ギネス記録を持つ彼らのライブにおいて、スタッフが “地獄より酷い” と言ったところから取られている。
#1、正統的なリフで、なかなか好感が持てる。大袈裟さが影を潜めているが、中間部のバイクの音からギターソロへの繋がりは流石。 #2、吐き捨てるような唄い方が良い。バックコーラスがいい仕事してて、”Brothers Of Metal!” と聴くと自然と脳内に友と背中を合わせて戦っている情景が描かれる。 #3、キャッチーなリフが○。しかしなんと言ってもサビメロがカッコ良過ぎ。名曲だね。てか曲名からもうキテるよ。「神の造りしヘヴィメタル」って、ねぇ。 #4、MANOWAR としてはもはや定番のピアノとストリングスを駆使したバラード。涙を誘うマイナー調のメロディが心を打つね。やばい、泣きそうになってきちゃったよ。 #5、正統派メタルのカッコ良さここに極まり。これまた名曲認定。 #6、後半にたたみ掛けるいつもの展開。「やっと来たか」っていう印象。中間の鐘が壺Hit! #7、超ドマラチックなイントロ。このイントロはヤバイ。ピアノの叙情的メロディから究極的タイミングで入るコーラスとティンパニ。4:00 辺りの裏メロを奏でるギターなんてカッコ良すぎ。 #8、これはとあるどっかの族長の事を書いた曲。曲名は「死ぬにはもってこいの日だ!」という意味。 #9、#8 から続くギターインスト。恐らく即興だろうと思う。演奏は荒々しい。 #10、この曲、歌詞で何回「パワー」という言葉を使うだろうか?サビでの「パワー」連呼は凄まじいパワーを感じる。
捨て曲がありません。名盤 “Kings Of Metal” の時よりも音質の面で向上しているのでこっちの方が点が上。当然の評価。MANOWAR がやるべき音楽を不完全燃焼なしで完璧に演っている。
評価:90
NOCTURNAL RITES / Grand Illusion
Release : 2005
Label : Victor
毎作捨て曲のない名盤を聴かせてくれるスウェーデン産メタルバンド、NOCTURNAL RITES の 7th アルバム。
#1、安定した演奏力と正統派メタルとして自信に満ちた演奏を聴かせてくれる。ソロ後の幻想的なフレーズも良い。 #2、Afterlife の頃を彷彿させるデジタル音が印象的。サビメロが堪らん。 #3、キャッチーで厳格の漂うリフが良い。サビに入る直前の駆け上がるストリングスが優雅なサビメロを一段と引き上げている。これは前半のハイライトだね。 #4、リズムの彩が上手く出ていて非常に楽しめる。それでいて彼らの色を失っていないのは素晴らしい事だ。 #5、キャッチーなBメロ~サビがいいね。ただ良いというだけでなく、全てのパートから違った感触を得られる。 #6、Jens Johansson や Kirstoffer Olivius がゲスト参加している。デスヴォイスが曲を一段高いところに持って行っているのは言うまでもない。元々ダークな曲が似合うバンドだったしね。 #7、聴き易いメロディが印象的な曲。#6のインパクトが強すぎて目立たない曲になってしまったようにも思える。 #8、#7 同様に非常にキャッチーなメロディ。聴いた瞬間に当アルバム内で一番キャッチーな曲だと思った。 #9、冷たさを感じるストリングスが印象的。リフも北欧の風を感じる。音楽性を変えてからこれ系の音を彼らから聴くのは久しぶりかも。 #10、アルバムのラストを飾るのに相応しい曲だといえる。面白い運びのギターソロも良い。 #11、単調だが、オーケストレーションが曲を引き立てている。ティンパニが連打させるってのはこのバンドで考えると凄く斬新だ。 #12、バス連打の曲。本編ではあまりないからボートラで入れたのかな。
前作ではストリングスやキーボードが活躍する場面が少なかった ( Key 奏者が脱退したのもその原因だろう ) 。しかし本作ではストリングスでの装飾が全編に渡って聴く事が出来る。これは昨年の EDGUY とのツアーでの経験がそうさせたのであろう。この成長は、ファンとして非常に嬉しい事だ。Shadowland,New World Messiah に続いて、またもや捨て曲なしの名盤を作ってしまった。
評価:90
QUEEN / Queen II
Release : 1974
Label : EMI
White Side と Black Side に分かれた初期 QUEEN の名盤。2nd アルバム。
#1、ギターオーケスレーションのみで作られた壮大なインスト。 #2、#1から繋がる、まさに QUEEN らしい曲。 #3、White Side を代表するバラード。哀愁の漂うメロディと泣きのギターが絡むところが特に素晴らしいね。 #4、Brian May が丸々唄う。この曲からこの方程式が出来上がったと言っても良いであろう。 #5、Roger Taylor 作曲でVoも彼。典型的ロック・シンガーの彼もアルバムに良いアクセントを置いている。 #6、さて、ここからが Black Side 。冒頭のエンディングを逆回転させた演出に驚くも、その後の劇的な展開には恐れ入る。この曲で Freddie の作曲能力が開花したといってもいいだろう。何回聴いても素晴らしすぎる展開に悶絶するばかりだ。 #7、七色の声色を使い分ける Freddie が凄すぎる。まさに歌劇のような曲。 #8、優しいピアノが印象的なバラード。 #9、Bohemian Rhapsody と肩を並べると言ってもいいほど複雑で素晴らしい曲。 #10、#9から直結する曲。無音部分が全てコーラスで埋められており、耳が休まる暇がないよ・・・。 #11、前作の最後に入っていたインストの完全版。
White Side で感じる優雅さを Black Side のドラマチックさで消化する、という何にも変えがたいアルバム展開が見事。 Freddie の作曲能力が爆発している Black Side はやばい。まるでその全てが1つの組曲のように展開される様は、悶絶し、高まる高揚感を沈ませる事無く#11へと繋がっていく。これを名盤と言わず何と言えばいいのだろうか。
評価:90
RAINBOW / Long Live Rock ‘n’ Roll
Release : 1978
Label : Polygram
Ritchie、Ronnie、Cozy の 3 鬼神 ( +2 ) より生み出された RAINBOW の 3rd アルバム。
#1、様式美 HR の原点とも言える展開、メロディが美味しい名曲。 #2、Cozy の特徴のあるハイハットがいい。これだけでお腹いっぱいです。 #3、地味。バックコーラスが素敵です。 #4、HR/HM 史上最もドラマチックな曲。これレベルの曲が出来たのは奇跡だと思う。 #5、RAINBOW の曲の中で一番重要な曲でしょう。3 鬼神が究極の化学反応を起こした結果。 #6、地味。個人的には Cozy の “ラストの” シンバル ? を聴くための曲 (笑) #7、リフが IRON MAIDEN っぽいが、こっちのが先ってことで。 #8、隠れた名曲。フルートとストリングス、Ronnie の Vo が極限のレベルで噛み合ったバラード。ドライヴ中に聴いてはいけません (笑)
個人的には RAINBOW の最高傑作。とりあえず RAINBOW を聴き始めるならコレを聴いとけと言いたい。
評価:90
VALENTINE / Valentine
Release : 1995
Label : Universal
Robby Valentine による、超 QUEEN 型ハードポップバンドの3rdアルバム。やっと VALENTINE と名乗れるようになったみたいね。
#1、浮遊感のあるイントロから、ピアノの伴奏を従えて、バンドサウンドが入るまでが凄まじい哀愁を帯びている。ストリングスが入ってからは天に昇るが如く。中間のピアノソロ後の展開は神としかいいようがない。曲名に恥じぬ名曲だ。 #2、極上のハードポップ。美しいピアノメロが堪りません。 #3、ライブ受けしそうなノリのポップチューン。 #4、爽快な疾走感が楽しめるサビがいいね。 #5、ちょっとしたピアノバラード。悲愴感のある唄メロが胸を打ちます。 #6、これもちょっとしたパーティーなんかの BGM に合いそうな曲。 #7、#6 の延長戦上にあるワルツ。華麗なメロディだね。 #8、いやぁ面白いわ。これ。何て言えばいいんだろうね、プログレポップか? #9、前半の様なハードポップ感を取り戻す。爽やかさがいいね。 #10、それなりに面白い工夫のある曲だね。 #11、流れる様なキーボードが良い感触なハードロックチューン。 #12、哀愁と静かなせせらぎの様なメロディが懐かしさを感じさせる。 #13、バッハを彷彿とさせるイントロ、見事にテンポアップする爽快なサビが素晴らしい。 #14、曲名の意味が判らん!って感じですが、映画のエンディングの様に上下する展開は素晴らしいの一言。 #15、インスト。悲しみのオーラを漂わせる。ここまで悲壮感を味わえる曲も少ないと思う。
中古屋で発見したら是非とも購入する事をお勧めしたい。100円とかで叩き売りされてそうだし、騙されたと思って買っても損はないと思う。
評価:90
STONE SOUR / Come What ( Ever ) May
Release : 2006
Label : Roadrunner
SlipKnoT の Corey Taylor と James Root によるメタル・バンド、STONR SOUR の 2nd アルバム。
#1、洗礼された NWOAHM だね。キャッチーなサビメロはメロディの弱さを感じることもあるけど。 #2、程よいくらいのドライヴ感と色気全開のメロディが美味しいアメリカン・メタル。 #3、俺の好きなドラムパターンだからこれ好き (笑) 。 #4、哀愁振りまく曲。サビメロなんか堪りません。 #5、中間のアグレッシヴな歌唱が全体を引き締めてていいね。 #6、リフがカッコエエ・・・。Bメロのパーカッションも面白いね。後半のだんだん盛り上がってくとこはヤバイッス。 #7、SlipKnoT の 3rd でも聴けた鬱メロがいいねぇ。ラップ調のBメロが少々肌に合わないけどな。 #8、Corey Taylor の伝家の宝刀 “大人の色気声” が聴けるバラード。こりゃ名曲だわ。悶絶。 #9、いいメロディ書くなぁ。唄は上手いし言うこと無いわ。 #10、サビの “チンチカライド” が美味しすぎ。 #11、この曲は他と比べてメロディが弱いな。 #12、この哀愁はやば過ぎる。ギターソロのメロディで昇天。 #13、ボートラ。上に同じようなタイプ曲があるけど、これはこれで結構いいね。
#8 と #12 、久しぶりにいいバラード聴きました。まさかここまでいい内容だと思ってなかった。ちょうどいい POP さと METAL さが融合したいいアルバムだと思う。こりゃ間違いなく 2006 年 BEST ALBUM の上位にランクインだな。
評価:90
SYMPHONITY / Voice from the Silence
Release : 2008
Label : LMP
チェコ産 Symphonic Metal Band, NEMESIS が SYMPHONITY と名を変えての 2nd アルバム。Vo は Olaf Hayer (LUCA TURILLI, ex-DIONYSUS)
#1:クラシカルなインスト。 #2:”めろすぴ” のお手本。哀愁のある唄メロが劇的に疾走する様には歓喜の拳を挙げる他ない。サビメロの裏にリードを重ねているのが素晴らしいね。 #3:前作を彷彿させる聖のイメージな曲。唄メロを追いかけるストリングスが美しい。 #4:ネオ=クラシカルな調べが程よい爽快感でドライヴする佳曲。 #5:これまた “めろすぴ” のお手本のような曲。Olaf はこういう判りやすい唄メロが似合うね。 #6:組曲 The Silence その1。ピアノ主体のインスト。 #7:組曲 The Silence その2。アルバム中唯一のスローテンポの曲。 #8:組曲 The Silence その3。アウトロ。 #9:ミッドテンポのキャッチーな曲。ギターソロがカッコイイ。 #10:クラシカルな要素が詰まった佳曲。モーツァルトの交響曲25番を引用した間奏部が素晴らしい。 #11:ピアノ主体のアウトロ。STORATOVARIUS 直系のキャッチーなシークレット・トラックあり。
ここまで直球の Melodic Speed Metal は久しぶりに聴いた。この手のメロスピ・バンドがアルバムを重ねる毎に音楽性を変えてしまっている中でこの音楽性を突き通す姿は素晴らしいとしか言いようがない。メロスピ・ファンが常に求めている要素が完璧に再現されている。
最近の SONATA ARCTICA やその他(思い浮かばない)の変わりようにウンザリしている人にはうってつけの名盤。
評価:90
TALK OF THE TOWN / Talk of the Town
Release : 1988
Label : Virgin Records
Thomas Vikström 率いるメロディック・ロック・バンド TALK OF THE TOWN の 1st アルバム。
不動の名曲 #1. Free Like An Eagle (後に DIVINEFIRE がカバー) ,北欧の風を存分に味わえるハードポップ #3. Undercover Love などを筆頭に捨て曲なしの名盤である。(ただ、強力な曲が前半に寄っているので人によっては後半ダレると感じるかも…)
初期 EUROPE や 初期 ALIEN を彷彿させるキャッチーさと、これぞ 80’s 北欧メタル!な煌びやかなキーボード・サウンドが特徴的で、そこに “北欧のヴォーカル・マスター” Thomas Vikström の歌が乗る。
ALIEN の 1st アルバムと共に、北欧メロハー好きなら絶対に押さえておきたいアルバムでもある。
評価:90
THE MAGNIFICENT / The Magnificent
Release : 2011
Label : Frontiers
Michael Eriksen (Vo/CIRCUS MAXIMUS) と Torsti Spoof (Gt/LEVERAGE) が組んだメロディアス・ハード・プロジェクト、THE MAGNIFICENT の 1st アルバム。
「BURRN!に『メロディー派は借金してでも買え』なんて書かれたから聴かないわけにはいかんだろ」、というわけで、輸入盤を購入。(ボートラは itunes で購入)
明快なメロディが爽やかにドライヴする #3. Memories,王道バラードな #4. Angel,キャッチーな唄メロが哀愁の風を運ぶ #6. Loves on the Line,80’s 北欧メタルを彷彿させる #7. Bullets,メロディアスな当アルバムの中でもリーダー・トラックになりうる #11. Lost,まるで ZENO が書きそうなバラードの #12. Harvest Moon,ボートラの #13. Drive は、まさに日本人好みの爽やかでキャッチーな曲。…なぜこんないい曲を本編に収録しないんだろう?
見事です。2011年を代表する、いや、Frontiers Records を代表するメロハー・アルバムです。ただ、曲順がいただけないんだよなぁ…。
評価:90