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NOCTURNAL RITES / The Sacred Talisman

NOCTURNAL RITES / The Sacred Talisman
Release : 1999
Label : Century Media

スウェーデンのメロディック・メタルバンドの新星 NOCTURNAL RITES の 3rd アルバム。


#1、メロディアスなバッキング、そしてサビ直前のフィルが超効果的。一撃目として文句一つでない名曲だと言える。 #2、ミドルテンポで聴き込ませに入る曲。メロディが相変わらずクサい。 #3、まるでアニメソングの様な曲展開。これでサビメロがタイトル連呼型じゃなければなぁ。 #4、#3 と同じような展開の曲。でも#3よりいいと思う。もう少しフックがあればなお良いんだけどね。 #5、お約束だと言わんばかりにサビ裏でキーボードがキラキラやり始めるあたりにも、B級の匂いがじんわり(笑) #6、サビメロが他の曲と同じ。タイトルを連呼すればいいってもんじゃないでしょ。飽きるって。 #7、上記に同じ。「ヲーヲーヲーヲーヲー」→「タイトル」これの繰り返しだけ。歌詞を書く能力がないのか。 #8、ピアノをフューチャーしたバラード。それなりにドラマチックだが、もう一歩。 #9、少々古典的なイメージがある曲。サビが短かったらもっと良かったのにな。 #10、いまいち面白みのないメロディ。Vo の声を補うように入れられたバッキング Vo が虚しい。 #11、最後になかなかいいメロディの曲を持ってきたな。Aメロ、Bメロは大した事ないものの、サビでの高揚感が凄い。これでギターソロが良かったら #1 を超える曲になったかもしれない。


#1#11 以外にあまり魅力が感じられなかった。一番の問題点は唄メロだと思う。同型のメロディを連続して配置してもいい効果は得られない。というのも当アルバム、所謂タイトル連呼のメロディが多すぎる。メロディアスでクサいのは十分に判るが、これじゃ飽きる。

評価:41

NOCTURNAL RITES / Afterlife

NOCTURNAL RITES / Afterlife
Release : 2000
Label : Century Media

Vocalを Jonny Lindquist にチェンジし、音楽性を正統派パワーメタルへと変えた NOCTURNAL RITES の 4th アルバム。


#1、前作の方向性とは正反対の強烈なリフ。Vo の声も少々ダミ声がかった感じに。メロディは相変わらず聴き易くメロディアス。サイバーチックなキーボードも相まってなかなか格好いい感じに変わったな、という印象。 #2、まるで JUDAS PRIEST の様なアルバム展開にニヤリ(笑) I Want Out 型でこの手のタイプってのは結構多くあるが、他に引けを取らない佳曲だと思う。 #3、唄メロがいいね。前作のメロディセンスにヘヴィメタル本来の重いギターが加わっていい感じですよ。 #4、サビ裏のストリングスに前作までのクサさを感じる。 #5、ちょっと SONATA ARCTICA のアレっぽいがどっちが先なんだろ?調べるの面倒だから割愛。ギターのハーモニーが綺麗で結構好きかも。 #6、ドラムのおかずが微妙にハリキッテる感が出てる(意味わからない?)メロディに煮え切らなさが感じられるようになってきた。 #7、これまた JUDAS PRIEST を彷彿させるリフ。唄メロがつまんないなぁ。 #8、暗~い感じのリフと後ろのコーラスが面白い。サビメロにもう少し魅力があればな。 #9、サビメロ、あともう一歩。 #10、中間のラジオっぽい音の使い方がいいね。それだけ。


アルバムタイトルや曲名からも連想できる通り”死”に焦点を当てたコンセプトなのだろう。確かにその意味は十分に伝わった。終始ダークな雰囲気を持ったアルバムだ。よくあるメロスピの様な曲展開は望まないもののやはりメロディの弱さが目立つ。#5 まではいい印象が持てるが、ちょうど真ん中からだれてくる。まぁこれは曲順の問題かもしれないが・・・。

評価:67

NOCTURNAL RITES / Shadowland

NOCTURNAL RITES / Shadowland
Release : 2002
Label : Victor

前作にて、正統派メタルへと方向性を変えた NOCTURNAL RITES の 5th アルバム。


#1、インストかと思いきや、典型的なパワーメタル。サビメロでは真ノクタ節。程よいクサメロとパワーメタルが融合して、聴きやすいパワーメタルになってます。 #2、モロ HELLOWEEN 直系のイントロから始まる。しかし、サビの高揚感を言えば、HELLOWEEN を上回るとも思える。 #3、非常に正統派チックに始まりますが、やはりサビメロではフックの効いたメロディを作ってます。ミドルテンポでこれだけの聴かせる曲が作れるようになったのはバンドとして大きな成長を迎えたからでしょうね。 #4EDGUY を見本にしたかの様な曲です。これこそノクタ節。 #5、いい感じに、力で押し切る歌唱で引っ張っていく曲です。こういった曲を唄うことによって声質が生かされますね。コーラスも厚すぎず薄すぎずで上手いです。 #6、#3 と同じ系統の曲。 #7、疾走。スネア裏打ち。各メロでテンポを変えてくるのもイイなぁ。 #8、またもやミドルテンポで攻めてきます。 #9、得意のノクタ節。このバンド、、サビメロが常に斬新なメロディじゃないですか? #10、#9と同じ感じで、サビを盛り上げるのが上手すぎる。てか、サビメロ、JUDAS PRIEST 風だ。 #11The Sacred Talisman の #2 のリテイク.Verですね。はっきり言って、前よりいいです。


Vocal の交代、それに伴っての音楽性の方向転換。4th では多少足り感じられた 3rd の呪縛も今作で断ち切った感じ。以前よりも好きになりました。この手のジャンルが苦手でなければ、捨て曲なしの名盤かと。

評価:88

NOCTURNAL RITES / New World Messiah

NOCTURNAL RITES / New World Messiah
Release : 2004
Label : Victor

HAMMERFALL の壁を超えてスウェ-デン・メタルシーンの新たな救世主となった NOCTURNAL RITES の 6th アルバム。


#1、正にノクタ節。前作からの期待を裏切らない超佳曲だ。 #2、4th の流れを組むような若干暗い感じの曲。曲のテンポは速くないものの彼らの魅力を上手く引き出している。 #3、前作では今ひとつ一撃必殺力に欠けていたが、この曲は正に一撃離脱型の超名曲!!! #4、ミドルでも確かなメロディセンスを発揮してくれる。こりゃ脱帽だね。ノクタの魅力が凝縮されてる曲だ。 #5KAMELOT などが得意とするアラビア~ンな曲。 #6、動き回るベースと的を得たリフがかっこいい。サビメロはメロディアスで聴き易くて良い。 #7、典型的なジャーマンメタル風の曲。Bメロのバッキングが奇抜でいい。 #8、これまた KAMELOT 的な怪しさを持っている。もう素晴らしいとしか言いようがない。 #9、Bメロの持つ美しさからパワーのはじけ飛ぶサビへの変わり目がいい!ストリングスが唄メロ追いなのも好き。 #10、奇抜なAメロが物語るように非常にフックに富んでいる。サビメロはとにかく聴きやすいノクタ節が光る。 #11JUDAS PRIEST を彷彿とさせるイントロ。前作の Never Die に近い作風の曲だ。 #12、なんでこれがボートラなんだ?確かにシンプルな曲だが、本編に入っていてもなんら問題はない佳曲だ。


ノクタ節全快の超悶絶チューン Avalon を聴く為だけだけでも購入の価値はある。前作であれほどの名盤を作っておきながら、続けざまにこれだけのアルバムを作り上げた事はかなりの評価に値する。

評価:87

NOCTURNAL RITES / Grand Illusion

NOCTURNAL RITES / Grand Illusion
Release : 2005
Label : Victor

毎作捨て曲のない名盤を聴かせてくれるスウェーデン産メタルバンド、NOCTURNAL RITES の 7th アルバム。


#1、安定した演奏力と正統派メタルとして自信に満ちた演奏を聴かせてくれる。ソロ後の幻想的なフレーズも良い。 #2Afterlife の頃を彷彿させるデジタル音が印象的。サビメロが堪らん。 #3、キャッチーで厳格の漂うリフが良い。サビに入る直前の駆け上がるストリングスが優雅なサビメロを一段と引き上げている。これは前半のハイライトだね。 #4、リズムの彩が上手く出ていて非常に楽しめる。それでいて彼らの色を失っていないのは素晴らしい事だ。 #5、キャッチーなBメロ~サビがいいね。ただ良いというだけでなく、全てのパートから違った感触を得られる。 #6Jens JohanssonKirstoffer Olivius がゲスト参加している。デスヴォイスが曲を一段高いところに持って行っているのは言うまでもない。元々ダークな曲が似合うバンドだったしね。 #7、聴き易いメロディが印象的な曲。#6のインパクトが強すぎて目立たない曲になってしまったようにも思える。 #8、#7 同様に非常にキャッチーなメロディ。聴いた瞬間に当アルバム内で一番キャッチーな曲だと思った。 #9、冷たさを感じるストリングスが印象的。リフも北欧の風を感じる。音楽性を変えてからこれ系の音を彼らから聴くのは久しぶりかも。 #10、アルバムのラストを飾るのに相応しい曲だといえる。面白い運びのギターソロも良い。 #11、単調だが、オーケストレーションが曲を引き立てている。ティンパニが連打させるってのはこのバンドで考えると凄く斬新だ。 #12、バス連打の曲。本編ではあまりないからボートラで入れたのかな。


前作ではストリングスやキーボードが活躍する場面が少なかった ( Key 奏者が脱退したのもその原因だろう ) 。しかし本作ではストリングスでの装飾が全編に渡って聴く事が出来る。これは昨年の EDGUY とのツアーでの経験がそうさせたのであろう。この成長は、ファンとして非常に嬉しい事だ。Shadowland,New World Messiah に続いて、またもや捨て曲なしの名盤を作ってしまった。

評価:90

NOCTURNAL RITES / The 8th Sin

NOCTURNAL RITES / The 8th Sin
Release : 2007
Label : Victor

北欧メタルの権化、NOCTURNAL RITES の 8th アルバム。


#1、疾走こそしないものの、いつものノクタ節。唄メロがキャッチーでいいね。 #2、切なさのある唄メロが素晴らしい。 #3、キーボードの絶妙なアレンジが素晴らしい効果を出してるね。あぁライヴで聴きたい。 #4、サビ裏で地味に鳴ってるストリングスがいいねぇ。キメのサビメロも素晴らしい。 #5、前作の Still Alive に通じる曲。いやぁ、もう最高だとしか・・・。ギターソロ最後のアーム技に悶絶。 #6、Bメロがないタイプ。こういうコンパクトな曲もいいね。 #7、地味な曲だけど、この曲順だとすごく良く聴ける。 #8、これまたシンプル且つコンパクトな曲。Virgin Killer ( Uli Roth ) 風のソロもいいね。 #9、ピアノと唄のみのバラード。Jonny 、流石だ・・・。 #10、日本盤ボートラ。最後にボートラっぽく収録しなかったのは GJ Victor だね。てか、これがボートラってのは勿体無い。 #11、シンフォニックな味付けが素晴らしい曲。しかし、Jonny、上手いな。 #12Nils Norberg による渾身のインスト。名演。


最高傑作。アルバムを出す度にそのアルバムが最高傑作になるバンドってなかなかいないよ。早くも来日に期待。是非とも単独で!!!

評価:92


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