- 2004.04.21 : AFTER FOREVER / Invisible Circles
- 2010.03.19 : AURAS / New Generation
- 2006.02.14 : BULLET FOR MY VALENTINE / The Poison
- 2003.05.17 : DRAGONFORCE / Valley of the Damned
- 1989.03.06 : DREAM THEATER / When Dream and Day Unite
- 2012.03.07 : LAVETT / Find Your Purpose
- 2007.07.06 : LOS ANGELES / Los Angeles
- 1999.02.26 : NOCTURNAL RITES / The Sacred Talisman
- 2004.03.03 : 陰陽座 / 夢幻泡影
- 2011.09.30 : WHITE WIZZARD / Flying Tigers
Search for ‘41’
AFTER FOREVER / Invisible Circles
Release : 2004
Label : Marquee
オランダのゴシック・メタルバンドの 3rd アルバム。
#1、子供のハシャギ声。 #2、NIGHTWISH 的というよりも EDENBRIDGE に近いかな?暗めなナンバー。高揚感のあるオケとギターワークが絶妙のハーモニーを生み出している。サビメロがキャッチーで聴き易くてGOOD。デス声のタイミングも絶妙なのだが、もう少し捻りが欲しい。 #3、相変わらずデス声のタイミングが巧い。ただの掛け合いに留まらないのが良いね。ただ、メロディがいまいち煮え切らない。 #4、こういう曲の時はデス声が入らないほうがドラマティックでいいのだが、そういうわけにはいきませんよね^^; #5、唄メロが微妙すぎ。ずっとピアノ1色よりも他の楽器を入れて盛り上げて欲しかったかも。 #6、妙にアップテンポ。キーボの入れ方が非常に巧いね。 #7、アラビアァ~ン。Vo の掛け合いが綺麗で良い。アコースティックな場面も後の盛り上がりに一役も二役も買っている。緊張感のあるメロディが聴き手をワクワクさせてくれるね。 #8、最後のセリフパートは何て言ってるんでしょうな。まぁどうでもいいですが、長い。 #9、キャッチーなイントロにやられる。最初の勢いで突っ走って欲しかった、ドラマティックな展開に持っていったのが無理やりっぽく感じた。 #10、クサいオーケストレーションがツボ。 #11、ギターソロがかっこいい。が、しかし男性 Vo、なんとかならんか? #12、煮え切らないメロディが辛い、の一言。#7 の様なアラビアーンなメロも使いどころに若干の不満が残る。
よくある、Vo が入る箇所で楽器隊が手抜きというある種の習慣めいたモノが足枷になっている気もする。もっと #10 に代表されるようなクサいオーケストレーションや #11 のようなキャッチーなギターメロが増えても良いと思う。また、同種の曲が多いように思えるのでもう少し幅広い音楽性を望みたい。
評価:41
BULLET FOR MY VALENTINE / The Poison
Release : 2005
Label : Trustkill
UK がウェールズ生まれのメタルバンド BULLET FOR MY VALENTINE の 1st アルバム。
#1、クラシカルなインスト。 #2、UK ちっくな SlipknoT 。なかなか面白い音楽性ではあるな。 #3、メロデスに新しいジャンルが出てきたのか・・・。しかし、クリーントーン使わないで全部デス声で唄った方がカッコイイと思うのだが・・・。 #4、他の曲と何が違うんだろう。 #5、モロに IRON MAIDEN 型のリフなのがまた・・・。キャッチーなツインリードのソロは気に入った。 #6、中盤のこれまたモロに MAIDEN な曲調にニヤリ (笑) #7、・・・やっと違うタイプの曲だ。この曲が3曲目辺りにあったら印象は変わっていたと思うよ。 #8、ノーマルトーンからデス声に変えるタイミングが他と一緒で面白くない。もう飽きた。曲は悪くないよ。 #9、シンガロング可能なキャッチーな曲。コンパクトにまとめてる点は評価に値するね。 #10、ネタ切れの匂いが香ってきましたよ。 #11、英国産っぽい唄メロだね。 #12、特になし。 #13、ネタ切れ感満載。
期待の新人であることはあながち間違いではないと思う。ただ、リフのパターンがほとんど同じだったり、クリーントーンからデス声になるタイミングが似通っていたり、曲調がどれも似てたり・・・。もう少しカラフルな色を出していかないとすーぐ飽きられちゃうんでないかな? デス・メタルでクリーントーンを使うのなんていまさら全然珍しくもないしね。まぁ、次回作に期待って事で。
評価:41
DRAGONFORCE / Valley of the Damned
Release : 2003
Label : Victor
デビュー前から相当期待されていた DRAGONFORCE の 1st アルバム。以前は DRAGONHEART と名乗っていました。
#1、よくわからん雑音のインスト。 #2、判りやすいメロディの劇速チューン。ここぞとばかりにワーミーを踏むギターが面白いが、踏みすぎ。 #3、Aメロとサビが面白くないものの、Bメロはまぁまぁ。一言で言ってしまうとちょっとありきたり。 #4、これでもか、と言うくらい明るいメロディで押してくる疾走曲。サビのキメが #2 と一緒。 #5、綺麗なピアノから始まるバラード。つかね、サビメロがまた #2 と同じじゃないか・・・。 #6、シンプルな唄メロで責める。が、キメフレーズが #2 と一緒・・・。 #7、サビでリズムがズレまくりのVoが危険ですね。しかもサビメロは #4 ですか・・・。 #8、唄メロに新鮮感がないね。やっぱ引き出しが少ないのか。考えてるのが誰だかは知らんけど。サビメロを弾く時のギター、そこまでワーミー踏む必要もなかろうに。 #9、面白くない。最後の、判りきった転調も練り込み不足でしょ。 #10、大して面白くもない笛が入ってたり、妙に小技を使うイントロが印象的。
Vo の ZP Theart さんですが、ハイトーンが辛いのは判ります。でもね、リズムはちゃんとドラムの音に合わせてくださいね。ギターのお二人もね。これがなければなかなか良いアルバムだとは思うんですよね、せめてグチャグチャギターソロがなければ・・・。
評価:41
DREAM THEATER / When Dream and Day Unite
Release : 1989
Label : Universal
アメリカ産プログレッシヴメタルバンド DREAM THEATER の記念すべきデビューアルバム。Vo は Charlie Dominici 。
#1、テクニックは冴えてるが、不安定な Vo、中途半端な終わり方がなんとも。 #2、明るいキーボードメロが印象的な曲。軽いドラムや薄っぺらいギターが厳しい。唄メロも面白くない。 #3、中盤からのスリリング展開が素晴らしいインスト。 #4、北欧メタルの様な冷たさを出すキーボードがGJ!Vo も悲愴感を漂わせている。 #5、妙に響く Vo がなんとも。唄メロはなかなか面白い。 #6、疾走曲。プログレというよりも普通のメタル曲。特に変わったパートのない。 #7、不思議なイメージのキーボードが印象的なイントロを過ぎた後はなんの高揚感もない普通のスピードメタル。ソロだけは変拍子ばりばりのプログレ。 #8、キーボードの、聖の雰囲気を醸し出すパートは素晴らしいが、他が全く面白くない。
今ではプログレッシヴ・メタル界の王者になった彼らだが、当アルバムでは音質やVoに青臭さが残り、且つ消化不足の様な印象を受ける。ギターとキーボードの類稀なるセンスは素晴らしいが、それを楽曲に調和できていないと言うのが問題だろう。それに、曲が長い割りに良いと思わせるパートが極めて少ないのも問題だろう。
評価:41
LAVETT / Find Your Purpose
Release : 2012
Label : Victor
Daniel Haimen (ex-LOST HORIZON, HEED) 擁するメロディック・メタル・バンド LAVETT の 1st アルバム。
「煌びやかなシンセ・サウンドに彩られた北欧モダン・ヘヴィ・メタル」とでも言えばいいだろうか…。少なくとも “Daniel Haimen” の名前から期待するようなサウンドではない事は確かだ。
HEED に昨今の IN FLAMES で感じられる “どこかモダンな北欧さ” を加えたような音。(俺は良く知らないのでこれを書く前にちょっと聴いただけだが) DEAD BY APRIL 風。まぁ、その DEAD BY APRIL のメンバーが曲作りに参加してるようだからね…。
曲はそれなりにキャッチーで、全然ダメというわけではないが、”LOST HORIZON の Daniel Haimen” を期待してると肩すかし、どころじゃないダメージをくらうだろうな。個人的には HEED が Nothing 以外ダメって人にはお勧めできない。
Daniel さんは、メイン・バンド: LAVETT でいいとして、完全にお仕事でもプロジェクトでも何でもいいから、ロスホ・ライクなメタルを唄ってほしいよね…。(CAIN’S OFFERING の時みたいに) 上手い事日本主導でできないのかな…。
評価:41
LOS ANGELES / Los Angeles
Release : 2007
Label : Frontiers
Michele Luppi (Vo/VISION DIVINE) の AOR カバープロジェクト、LOS ANGELES の 1st アルバム。( CD 出す度に名義変えるのやめてくれ・・・。 )
#1、CLAY AIKEN のカバー。爽やかなハードポップ。
#2、BRIDGE 2 FAR のカバー。#1 に同じ。
#3、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#4、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#5、NIGHT RANGER のカバー。選曲がマニアック過ぎ。
#6、TODD SMITH のカバー。#1 に同じ。
#7、MARK WILLS のカバー。#1 に同じ。
#8、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#9、RICHARD MARX のカバー。#1 に同じ。
#10、SEVENTH DAY SLUMBER のカバー。#1 に同じ。
#11、EDWYN COLLINS のカバー。#1 に同じ。
地味で爽やか。他にどう表現したらいいのかわからん。
ただ、るっぴ、こういう曲の方が似合ってるな。
評価:41
NOCTURNAL RITES / The Sacred Talisman
Release : 1999
Label : Century Media
スウェーデンのメロディック・メタルバンドの新星 NOCTURNAL RITES の 3rd アルバム。
#1、メロディアスなバッキング、そしてサビ直前のフィルが超効果的。一撃目として文句一つでない名曲だと言える。 #2、ミドルテンポで聴き込ませに入る曲。メロディが相変わらずクサい。 #3、まるでアニメソングの様な曲展開。これでサビメロがタイトル連呼型じゃなければなぁ。 #4、#3 と同じような展開の曲。でも#3よりいいと思う。もう少しフックがあればなお良いんだけどね。 #5、お約束だと言わんばかりにサビ裏でキーボードがキラキラやり始めるあたりにも、B級の匂いがじんわり(笑) #6、サビメロが他の曲と同じ。タイトルを連呼すればいいってもんじゃないでしょ。飽きるって。 #7、上記に同じ。「ヲーヲーヲーヲーヲー」→「タイトル」これの繰り返しだけ。歌詞を書く能力がないのか。 #8、ピアノをフューチャーしたバラード。それなりにドラマチックだが、もう一歩。 #9、少々古典的なイメージがある曲。サビが短かったらもっと良かったのにな。 #10、いまいち面白みのないメロディ。Vo の声を補うように入れられたバッキング Vo が虚しい。 #11、最後になかなかいいメロディの曲を持ってきたな。Aメロ、Bメロは大した事ないものの、サビでの高揚感が凄い。これでギターソロが良かったら #1 を超える曲になったかもしれない。
#1、#11 以外にあまり魅力が感じられなかった。一番の問題点は唄メロだと思う。同型のメロディを連続して配置してもいい効果は得られない。というのも当アルバム、所謂タイトル連呼のメロディが多すぎる。メロディアスでクサいのは十分に判るが、これじゃ飽きる。
評価:41
陰陽座 / 夢幻泡影
Release : 2004
Label : King
陰陽座 の 5th アルバム。
#1、イントロ。 #2、瞬火と黒猫のツイン Vo が映えるサビメロが素敵な疾走曲。 #3、相変わらずキャッチーなサビメロが美味しい。 #4、そこら辺の J-POP と一緒にオリコンチャートに混ざってても違和感がないくらいだな。 #5、急ぎ足な表打ちが微笑ましい。 #6、これはもはや “演歌” 。 #7、#4 に同じ。 #8、忍法帖シリーズ。他の同シリーズと違って地味だね。台詞パートが B 級っぽい (笑) #9、黒猫作曲の 超・久石譲タイプの名曲。いやはや、もう素晴らしいとしか言いようがないね。 #10、恒例のはっちゃけ曲。前作の “舞い上がる” と比べると何かが足りないよなぁ。
陰陽座節は健在ながらも若干地味な印象を受ける。確かに良い曲も多いのだが・・・。
評価:41
WHITE WIZZARD / Flying Tigers
Release : 2011
Label : Earache
LA 産 NWOTHM バンド、WHITE WIZZARD の 2nd アルバム。
流行?? の NWOTHM 軍勢の一角だが、恐らく当時のサウンドまで再現しているのは彼らくらいだろう。聴いていると、まるで IRON MAIDEN が Bruce Dickinson を加入させず 2nd のメンバーのまま 3rd アルバムを作ったかのような錯覚に陥る。
隙間のある音作りや、強めのリヴァーブ。Bass はまんま Steve Haris みたいな音運びだし、挙句の果てには変なマスコット・キャラクターが Aces High してるジャケ・・・。そこらへんのフォロワーとは一線を画す IRON MAIDEN 愛がモロ見えなとこが、ノスタルジックを感じるのと同時に何故か応援したくなってしまうという、不思議な魔力を持っているんだよね。
中心人物の Jon Leon (b) 以外のメンバーが安定しないようだが、是非とも頑張ってこの音楽性で続けていってほしいね。
評価:41