Archive for the ‘N’ Category

NAGLFAR / Diabolical

NAGLFAR / Diabolical
Release : 1998
Label : Toy’s Factory

スウェーデン産ブラックメタル・バンド、NAGLFAR の 2nd アルバム。


#1、メロディアスなリフをかき鳴らしながらも疾走する。バッキングがあまりにも単調なのが気になるが、勢いで押しに押してるので問題ない。 #2、開始1秒から怒涛のブラストが炸裂。後半でキーボードが入るのが美味しいなぁ、と。 #3、メロディアスなリフがカッコイイ。しかもギターソロがハンパない慟哭さを放っていてイイ。 #4、中間の、ストリングスとピアノパートがいいね。疲れを癒す一時の休息っていうか、そんな感じで。 #5、アグレッシヴさとメランコリックさが半々に登場するのがいいね。 #6、絶妙なタイミングで入るブレイクがカッコイイ佳曲。サビのギターもいいし、ブラストの使い方もいいタイミング。 #7、メロディアス過ぎるんじゃ、と思えるほどのリフが美味い。セカンド・リフもメロデス風で堪らない。 #8、メランコリックなピアノを配したインスト。 #9、ギターメロが凄まじくカッコイイ。5分半くらいで終わって、その後良く判らん台詞が入ってる。 #10、ボートラ。てか、こっちの方がいいなぁ。追加されてるパートもいい。 #11、ボートラ。軽い音なんだけどな。聴きやすいのはいい事だよ。


ブラック・メタルのお手本みたいなアルバム。同郷の DISSECTION と比べると、確かに独自の色が欲しいな、と思うけどね。後は、ブラスト・ビート独特の “スネアの音圧が低い” のはどうにか改善して欲しいなぁ。

評価:57

NAUTILUZ / Leaving All Behind

NAUTILUZ / Leaving All Behind
Release : 2013
Label : Spiritual Beast

ペルー産メロディック・パワー・メタル・バンド NAUTILUZ の 1st アルイバム。


クサメタルの王道を突っ走る、凄まじいクサメロを撒き散らす #2. Under the Moonlight,どこかイタリアン・パワー・メタルを彷彿させる #3. The Mirror,感動的なメロディを持つバラード #6. Unwritten SerenadeSTRATOVARIUS 風の #7. Eden’s LairRHAPSODYDRAGONFORCE を足して2で割ったような疾走曲 #9. Chasing the Light,冒頭のシャウトから怒涛のクサメロ疾走を聴かせる #11. Leaving All Behind

ここまで王道ど真ん中なメロパワ・メロスピなアルバムは久しぶり。Vo は Tobias Sammet をいくらか細く爽やかにしたような声質で、このキラキラ・メロパワな音楽性に非常にマッチしている。ネオ=クラシカルなシュレッド・ギターでガンガン攻め、アルバムの半分がツーバスドコドコの疾走曲というのも、あの懐かしきB級メロスピ黄金時代を思い起こさせる。

OPERA MAGNAGOLDEN RESURRECTION に歓喜した方々は必聴だ。

評価:87

NICKELBACK / Dark Horse

NICKELBACK / Dark Horse
Release : 2008
Label : Roadrunner

カナダ産 Monster HardRock Band、NICKELBACK の 6th アルバム。


#1:意外性のある展開がアレ。アメリカナイズされてきたかな・・・。 #2:ライブで盛り上がりそうな曲だね。DEEP PURPLE みたいなリズムのリフが面白い。 #3:終始キャッチーな曲。映画やドラマの主題歌になってもいいくらい。ここまでやってくれると嬉しいよ。 #4:名曲 “Someday” を彷彿させる曲。 #5:これまたキャッチーだね。メガホン・マイク風のエフェクトはアレ。 #6:キャッチーなサビメロが美味しい。 #7:哀愁ある歌メロが耳を引くバラード。 #8:地味。 #9:こういうストレートなタイトルは嫌いじゃない (笑) ライブで盛り上がりそうでいいね。 #10:煮え切らない唄メロがアレ。 #11:#10 に同じ。


NICKELBACK らしさは何も変わってない。地味さもね。まぁ予想通りと言えばそうなのだが、もう一つ何かが欲しいね。

評価:37

NIGHTWISH / Dark Passion Play

NIGHTWISH / Dark Passion Play
Release : 2007
Label : Universal

Vo を Anette Olzon にチェンジして作られた NIGHTWISH の 6th アルバム。


#1、13分の大曲。オーケストレーションが素晴らしい。特に管楽器の音がいいね。 #2、Anette と Marco のコントラストが素晴らしい佳曲。 #3、キャッチーな HR。こういう曲にできるのも Anette のおかげか。 #4、緊張感のあるイントロが素晴らしい。 #5Marco Hietala が大活躍。 #6、感動的なバラード。哀愁のギターソロが堪らん。 #7、ダークな感じが漂う曲。 #8、HR然とした曲。サビ裏のクワイアが好き。 #9、哀愁ギターメロに哀愁の唄メロ。文句なしの名曲。ヴァースの女性的な Vo も ( 当然だがここは他と比べて特にそう感じる ) 素晴らしい。 #10、またもや Marco が大活躍のアコースティックな曲。 #11、#9 から続く民謡調のインスト。 #12、唄メロが微妙だが、インストパートが充実している。 #13、アルバムの最後を飾るバラード。東洋的な笛メロが好き。


この変化をどれだけ待った事か…。Tarja のオペラ度100% の歌唱にずっと違和感を感じてきた俺としては Anette 万歳だ。Vo が変わったことで曲の印象も大きく変わった。ライブで Tarja 期の曲がどう変わるか楽しみだ。

評価:87

NIGHTWISH / Imaginaerum

NIGHTWISH / Imaginaerum
Release : 2012
Label : Roadrunner

フィンランドが誇るシンフォニック・メタルの至宝 NIGHTWISH の 7th アルバム。


Marco がソフトに唄う #1. Taikatalvi,前作の Bye Bye Beautiful に通じるポップな唄メロの #2. Storytime,ロック・オペラ風な曲調の #3. Ghost River,パグパイプの音色でアイリッシュに攻める #5. I Want My Tears Back,シアトリカルで演劇チックな #7. Scaretale,民謡調の唄メロが印象深い #8. Turn Loose The Mermaids,ツイン・ヴォーカルでしっとりと聞かせる #10. The Crow, The Owl And The Dove,民謡調の唄メロをシンフォニックなアレンジで包んだ #11. Last Ride of the Day,壮大なシンフォ・アレンジの前半と物語を締めくくる語りの後半に分かれた #12. Song of Myself,アルバム内のメロディーに紡ぐエンドロール的アウトロ #13. Imaginaerum

まるで一編の映画のようなアルバム。分厚いオーケストレーションとクワイアが一層際立ち、これが本当に Heavy Metal Band のアルバムなのかと思ってしまうほどサントラ風味。まぁ、中心人物の Tuomas Holopainen(Key) が大のディズニー・マニアだそうで「そういう方向性でアルバムを作ったらこうなりました」という事なのだろう。

映画化決定らしい。

評価:74

NOCTURNAL RITES / The Sacred Talisman

NOCTURNAL RITES / The Sacred Talisman
Release : 1999
Label : Century Media

スウェーデンのメロディック・メタルバンドの新星 NOCTURNAL RITES の 3rd アルバム。


#1、メロディアスなバッキング、そしてサビ直前のフィルが超効果的。一撃目として文句一つでない名曲だと言える。 #2、ミドルテンポで聴き込ませに入る曲。メロディが相変わらずクサい。 #3、まるでアニメソングの様な曲展開。これでサビメロがタイトル連呼型じゃなければなぁ。 #4、#3 と同じような展開の曲。でも#3よりいいと思う。もう少しフックがあればなお良いんだけどね。 #5、お約束だと言わんばかりにサビ裏でキーボードがキラキラやり始めるあたりにも、B級の匂いがじんわり(笑) #6、サビメロが他の曲と同じ。タイトルを連呼すればいいってもんじゃないでしょ。飽きるって。 #7、上記に同じ。「ヲーヲーヲーヲーヲー」→「タイトル」これの繰り返しだけ。歌詞を書く能力がないのか。 #8、ピアノをフューチャーしたバラード。それなりにドラマチックだが、もう一歩。 #9、少々古典的なイメージがある曲。サビが短かったらもっと良かったのにな。 #10、いまいち面白みのないメロディ。Vo の声を補うように入れられたバッキング Vo が虚しい。 #11、最後になかなかいいメロディの曲を持ってきたな。Aメロ、Bメロは大した事ないものの、サビでの高揚感が凄い。これでギターソロが良かったら #1 を超える曲になったかもしれない。


#1#11 以外にあまり魅力が感じられなかった。一番の問題点は唄メロだと思う。同型のメロディを連続して配置してもいい効果は得られない。というのも当アルバム、所謂タイトル連呼のメロディが多すぎる。メロディアスでクサいのは十分に判るが、これじゃ飽きる。

評価:41

NOCTURNAL RITES / Afterlife

NOCTURNAL RITES / Afterlife
Release : 2000
Label : Century Media

Vocalを Jonny Lindquist にチェンジし、音楽性を正統派パワーメタルへと変えた NOCTURNAL RITES の 4th アルバム。


#1、前作の方向性とは正反対の強烈なリフ。Vo の声も少々ダミ声がかった感じに。メロディは相変わらず聴き易くメロディアス。サイバーチックなキーボードも相まってなかなか格好いい感じに変わったな、という印象。 #2、まるで JUDAS PRIEST の様なアルバム展開にニヤリ(笑) I Want Out 型でこの手のタイプってのは結構多くあるが、他に引けを取らない佳曲だと思う。 #3、唄メロがいいね。前作のメロディセンスにヘヴィメタル本来の重いギターが加わっていい感じですよ。 #4、サビ裏のストリングスに前作までのクサさを感じる。 #5、ちょっと SONATA ARCTICA のアレっぽいがどっちが先なんだろ?調べるの面倒だから割愛。ギターのハーモニーが綺麗で結構好きかも。 #6、ドラムのおかずが微妙にハリキッテる感が出てる(意味わからない?)メロディに煮え切らなさが感じられるようになってきた。 #7、これまた JUDAS PRIEST を彷彿させるリフ。唄メロがつまんないなぁ。 #8、暗~い感じのリフと後ろのコーラスが面白い。サビメロにもう少し魅力があればな。 #9、サビメロ、あともう一歩。 #10、中間のラジオっぽい音の使い方がいいね。それだけ。


アルバムタイトルや曲名からも連想できる通り”死”に焦点を当てたコンセプトなのだろう。確かにその意味は十分に伝わった。終始ダークな雰囲気を持ったアルバムだ。よくあるメロスピの様な曲展開は望まないもののやはりメロディの弱さが目立つ。#5 まではいい印象が持てるが、ちょうど真ん中からだれてくる。まぁこれは曲順の問題かもしれないが・・・。

評価:67

NOCTURNAL RITES / Shadowland

NOCTURNAL RITES / Shadowland
Release : 2002
Label : Victor

前作にて、正統派メタルへと方向性を変えた NOCTURNAL RITES の 5th アルバム。


#1、インストかと思いきや、典型的なパワーメタル。サビメロでは真ノクタ節。程よいクサメロとパワーメタルが融合して、聴きやすいパワーメタルになってます。 #2、モロ HELLOWEEN 直系のイントロから始まる。しかし、サビの高揚感を言えば、HELLOWEEN を上回るとも思える。 #3、非常に正統派チックに始まりますが、やはりサビメロではフックの効いたメロディを作ってます。ミドルテンポでこれだけの聴かせる曲が作れるようになったのはバンドとして大きな成長を迎えたからでしょうね。 #4EDGUY を見本にしたかの様な曲です。これこそノクタ節。 #5、いい感じに、力で押し切る歌唱で引っ張っていく曲です。こういった曲を唄うことによって声質が生かされますね。コーラスも厚すぎず薄すぎずで上手いです。 #6、#3 と同じ系統の曲。 #7、疾走。スネア裏打ち。各メロでテンポを変えてくるのもイイなぁ。 #8、またもやミドルテンポで攻めてきます。 #9、得意のノクタ節。このバンド、、サビメロが常に斬新なメロディじゃないですか? #10、#9と同じ感じで、サビを盛り上げるのが上手すぎる。てか、サビメロ、JUDAS PRIEST 風だ。 #11The Sacred Talisman の #2 のリテイク.Verですね。はっきり言って、前よりいいです。


Vocal の交代、それに伴っての音楽性の方向転換。4th では多少足り感じられた 3rd の呪縛も今作で断ち切った感じ。以前よりも好きになりました。この手のジャンルが苦手でなければ、捨て曲なしの名盤かと。

評価:88

NOCTURNAL RITES / New World Messiah

NOCTURNAL RITES / New World Messiah
Release : 2004
Label : Victor

HAMMERFALL の壁を超えてスウェ-デン・メタルシーンの新たな救世主となった NOCTURNAL RITES の 6th アルバム。


#1、正にノクタ節。前作からの期待を裏切らない超佳曲だ。 #2、4th の流れを組むような若干暗い感じの曲。曲のテンポは速くないものの彼らの魅力を上手く引き出している。 #3、前作では今ひとつ一撃必殺力に欠けていたが、この曲は正に一撃離脱型の超名曲!!! #4、ミドルでも確かなメロディセンスを発揮してくれる。こりゃ脱帽だね。ノクタの魅力が凝縮されてる曲だ。 #5KAMELOT などが得意とするアラビア~ンな曲。 #6、動き回るベースと的を得たリフがかっこいい。サビメロはメロディアスで聴き易くて良い。 #7、典型的なジャーマンメタル風の曲。Bメロのバッキングが奇抜でいい。 #8、これまた KAMELOT 的な怪しさを持っている。もう素晴らしいとしか言いようがない。 #9、Bメロの持つ美しさからパワーのはじけ飛ぶサビへの変わり目がいい!ストリングスが唄メロ追いなのも好き。 #10、奇抜なAメロが物語るように非常にフックに富んでいる。サビメロはとにかく聴きやすいノクタ節が光る。 #11JUDAS PRIEST を彷彿とさせるイントロ。前作の Never Die に近い作風の曲だ。 #12、なんでこれがボートラなんだ?確かにシンプルな曲だが、本編に入っていてもなんら問題はない佳曲だ。


ノクタ節全快の超悶絶チューン Avalon を聴く為だけだけでも購入の価値はある。前作であれほどの名盤を作っておきながら、続けざまにこれだけのアルバムを作り上げた事はかなりの評価に値する。

評価:87

NOCTURNAL RITES / Grand Illusion

NOCTURNAL RITES / Grand Illusion
Release : 2005
Label : Victor

毎作捨て曲のない名盤を聴かせてくれるスウェーデン産メタルバンド、NOCTURNAL RITES の 7th アルバム。


#1、安定した演奏力と正統派メタルとして自信に満ちた演奏を聴かせてくれる。ソロ後の幻想的なフレーズも良い。 #2Afterlife の頃を彷彿させるデジタル音が印象的。サビメロが堪らん。 #3、キャッチーで厳格の漂うリフが良い。サビに入る直前の駆け上がるストリングスが優雅なサビメロを一段と引き上げている。これは前半のハイライトだね。 #4、リズムの彩が上手く出ていて非常に楽しめる。それでいて彼らの色を失っていないのは素晴らしい事だ。 #5、キャッチーなBメロ~サビがいいね。ただ良いというだけでなく、全てのパートから違った感触を得られる。 #6Jens JohanssonKirstoffer Olivius がゲスト参加している。デスヴォイスが曲を一段高いところに持って行っているのは言うまでもない。元々ダークな曲が似合うバンドだったしね。 #7、聴き易いメロディが印象的な曲。#6のインパクトが強すぎて目立たない曲になってしまったようにも思える。 #8、#7 同様に非常にキャッチーなメロディ。聴いた瞬間に当アルバム内で一番キャッチーな曲だと思った。 #9、冷たさを感じるストリングスが印象的。リフも北欧の風を感じる。音楽性を変えてからこれ系の音を彼らから聴くのは久しぶりかも。 #10、アルバムのラストを飾るのに相応しい曲だといえる。面白い運びのギターソロも良い。 #11、単調だが、オーケストレーションが曲を引き立てている。ティンパニが連打させるってのはこのバンドで考えると凄く斬新だ。 #12、バス連打の曲。本編ではあまりないからボートラで入れたのかな。


前作ではストリングスやキーボードが活躍する場面が少なかった ( Key 奏者が脱退したのもその原因だろう ) 。しかし本作ではストリングスでの装飾が全編に渡って聴く事が出来る。これは昨年の EDGUY とのツアーでの経験がそうさせたのであろう。この成長は、ファンとして非常に嬉しい事だ。Shadowland,New World Messiah に続いて、またもや捨て曲なしの名盤を作ってしまった。

評価:90

NOCTURNAL RITES / The 8th Sin

NOCTURNAL RITES / The 8th Sin
Release : 2007
Label : Victor

北欧メタルの権化、NOCTURNAL RITES の 8th アルバム。


#1、疾走こそしないものの、いつものノクタ節。唄メロがキャッチーでいいね。 #2、切なさのある唄メロが素晴らしい。 #3、キーボードの絶妙なアレンジが素晴らしい効果を出してるね。あぁライヴで聴きたい。 #4、サビ裏で地味に鳴ってるストリングスがいいねぇ。キメのサビメロも素晴らしい。 #5、前作の Still Alive に通じる曲。いやぁ、もう最高だとしか・・・。ギターソロ最後のアーム技に悶絶。 #6、Bメロがないタイプ。こういうコンパクトな曲もいいね。 #7、地味な曲だけど、この曲順だとすごく良く聴ける。 #8、これまたシンプル且つコンパクトな曲。Virgin Killer ( Uli Roth ) 風のソロもいいね。 #9、ピアノと唄のみのバラード。Jonny 、流石だ・・・。 #10、日本盤ボートラ。最後にボートラっぽく収録しなかったのは GJ Victor だね。てか、これがボートラってのは勿体無い。 #11、シンフォニックな味付けが素晴らしい曲。しかし、Jonny、上手いな。 #12Nils Norberg による渾身のインスト。名演。


最高傑作。アルバムを出す度にそのアルバムが最高傑作になるバンドってなかなかいないよ。早くも来日に期待。是非とも単独で!!!

評価:92

NORTHER / Dreams of Endless War

NORTHER / Dreams of Endless War
Release : 2002
Label : Marquee

フィンランド産、キラキラ・デス・メタルバンド NORTHER の 1st アルバム。


#1、少々哀愁のあるメロディが印象的な曲だ。緩急の付け方も上手いね。 #2、ギターソロのリバーヴ具合が好き。ブレイクの入れ方もなかなか。 #3、入り方が#2と同じじゃないか・・・。はやくもマンネリ化ですか?ブラスト入れてもねぇ。 #4、3拍子。EUROPE を彷彿とさせるストリングスの使い方が好感もてるね。 #5、これ系バンドの命とも言えるギターメロだとかリフだとかにもう少し捻りがほしいね。 #6、唄メロがはっきりしてて良いね。ただギターメロが #4 に似てるか…。 #7、マンネリ化してるよ。引き出しが少ないのかな?最後のどんどん低音に落ちていくキーボードはいいかも。 #8、風の音とピアノのインスト。なんでここでインスト持って来るのか理解不能。 #9EUROPE のカバー。 #10SKID ROW のカバー。


Children Of Bodom と比較されるのは当然なのだが、その比較にも十分耐えうる実力があるバンドだと思う。ただ、小奇麗にまとまった内容よりもいろいろなパターンの曲を入れた方がアルバムを通して聴くには面白いかな。若さで突っ走ってるのはいいんだけどね。1曲スローな曲が入れば随分違っていたんじゃないかとも思える。

評価:62

NORTHER / N

NORTHER / N
Release : 2008
Label : Marquee

何かと C.O.B と比較される難儀なフィンランド産メロデス・バンド、NORTHER の 5th アルバム。


#1:曲名が素敵 (笑) ただ、メロディも展開も何もかもが微妙。 #2:北欧らしい音色のキーボードとギターソロがいいね。クリーン Vo のサビメロで若干 SOILWORK っぽいのがアレ。 #3:これは面白いリフ…。 #4:ギターソロはいいね。 #5:シンプルな構成の曲。面白い要素は皆無。 #6:ギターソロはいいが、それ以外がつまらない。 #7:こういう曲を待ってたんだ。凍てつく感のあるキーボードにキャッチーなメロ…だが、何かあと一歩足りない。 #8:悪くはないが、なぜこうも煮え切らないのか。 #9:ギターソロ以外退屈。 #10:クリーントーンを使うパートがもっと印象深ければいいんだが…。 #11:これこれ (笑) これで寒々しいキーボ・メロがあれば良かったな。 #12:退屈。 #13:ボートラ。


聴かせる要素があまりに少なくて、どこをどう聴いて欲しいのかまったくわからん。もっとメロディを聴かせてくれないと、他のバンドと何がどう違うのかわからんよ。クリーントーン・パートの必要性も理解できん。ポスト C.O.B ではなくなったかもしれないが、それによって失ったものがあまりにも大きいな。

評価:14

NORTHERN KINGS / Reborn

NORTHERN KINGS / Reborn
Release : 2007
Label : Warner

ARI KOIVUNEN のバック・バンドを務める人たちが北欧を代表する 4 人のシンガー ( Marco Hietala, Jarkko Ahola, Tony Kakko, JP. Leppaluoto ) を起用して作った名曲シンフォニック・メタル・カバー・アルバム。


#1JOURNEY,ギャロップ・ビートと管楽器のアレンジが壮大でいい。原曲崩れ過ぎ (笑) #2TINA TURNER,こっちは #1 ほど崩れてはいない。 #3MR. MISTER,メイン・シンガーがやっと Tony Kakko だ (笑) #4BILLY IDOL,陰鬱なアレンジが JP. Leppaluoto に似合いすぎ。 #5DAVID BOWIE,どうせなら QUEEN と組んだ Under Pressure 辺りをカバーしてくれれば・・・。 #6JETHRO TULL,シンフォ・アレンジと言う割にはシンフォ度低すぎ。 #7CUTTING CRUE,メタル度低すぎ。もっと Heavy でもいい。 #8PETER GABRIEL,知らない曲だ。しかも微妙だってのが…。 #9ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA,原曲を超えた素晴らしいアレンジだな。 #10PHILL COLLINS,微妙。I can’t Stop Loving You の疾走アレンジなら良かったのに。 #11RADIO HEAD,何とも…。原曲よりもいいだろうけどね。 #12LIONEL RICHIE,これはいい。ただ、やはりもっと Heavy な方がいいね。 #13DIRE STRAITS,アルバム最後の曲としてはなかなかなアレンジだ。


Northern Kings って名前なのに Finland 限定なメンバー。というか、フィン国内だけだとしてもいいシンガーはもう少しいるでしょ。どうせなら北欧オールスターでやってくれれば良かったな。次作は AVANTASIA の北欧版 ( 勿論オリジナル曲 ) でお願いします。

評価:61

NORTHERN KINGS / Rethroned

NORTHERN KINGS / Rethroned
Release : 2009
Label : Warner

フィンランドの名シンガー4人にシンフォニック・アレンジされた 80 年代の名曲を唄わせるプロジェクト、NORTHERN KINGS の 2nd アルバム。


#1:VINCE DICOLA ( Rocky IV ):インスト。
#2:BON JOVI
#3:SEAL
#4:SINEAD O’CONNOR
#5:DURAN,DURAN
#6:FRANK SINATRA
#7:DEPECHE MODE
#8:A-HA
#9:KYLIE MINOGUE:見事なドゥーム・メタル。
#10:SEAL
#11:THIN LIZZY


当然全て有名な曲が選ばれているんだが、そのバンドの曲なら他にも、とどうしてもツッコミたくなる。どうせなら誰もが知る名曲中の名曲を思いっきりアレンジしてくれれば良いんだけど・・・。前作の Don’t Stop Believin’ くらいの衝撃が欲しかったね。

評価:22

NUCLEAR BLAST ALLSTARS / Into the Light

NUCLEAR BLAST ALLSTARS / Into the Light
Release : 2007
Label : Victor

ドイツを本山とする世界最大の Metal Label, NUCLEAR BLAST の創立20周年記念盤。総指揮は Victor Smolski


#1、Vo : Tobias Sammet 。サビがキャッチーで悪くはないのだが、もっと突き抜けるようなハイトーンを強調した曲にして欲しかったな。 #2、Vo : Peavy Wagner 。この曲を RAGE で出さなくて良かった・・・。 #3、Vo : Tony KakkoSONATA ARCTICA の新譜のどの曲よりもいい。 #4、Vo : Mats LevenTHERION っぽい。 #5、Vo : Marcel Schirmer 。スラッシュ。 #6、Vo : Hansi KurschBLIND GUARDIAN というよりも RHAPSODY に近い気がする。 #7、Vo : Andi Deris 。唄メロが微妙。少し Andi に直してもらえばよかったのに。 #8、Vo : Oddleif Stensland 。退屈。 #9、Vo : Marco Hietala 。Victor らしくないという点では一番インパクトがあるね。 #10、Vo : Tarja Turunen 。哀愁のギターソロが素晴らしい。


RAGE の時に感じてる ” Victor の曲は唄メロがつまらない ” という不安が見事に的中。ちなみに DISC2 は普通のサンプラー。RIDE THE SKY の曲が退屈だった以外収穫なし。

評価:39

NUCLEAR BLAST ALLSTARS / Out of the Dark

NUCLEAR BLAST ALLSTARS / Out of the Dark
Release : 2007
Label : Victor

ドイツを本山とする世界最大の Metal Label, NUCLEAR BLAST の創立20周年記念盤。総指揮は Peter Wichers (ex-SOILWORK)


#1、Vo : Anders Friden (IN FLAMES)
#2、Vo : Peter Tägtgren (HYPOCRISY)
#3、Vo : Jari Mäenpää (WINTERSUN)
#4、Vo : Christian Älvestam (SCAR SYMMETRY)
#5、Vo : John Bush (ex-ANTHRAX)
#6、Vo : Bjorn “Speed” Strid (SOILWORK)
#7、Vo : Maurizio Iacono (KATAKLYSM)
#8、Vo : Mark Osegueda (DEATH ANGEL)
#9、Vo : Richard Sjunnesson, Roland Johansson (SONIC SYNDICATE)
#10、Vo : Guillaume Bideau (MNEMIC)


Black Metal な #3 以外は正直微妙。

評価:10


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