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DREAM THEATER / Images and Words

DREAM THEATER / Images and Words
Release : 1992
Label : Warner

Vo を James LaBrie にチェンジして作られた2ndアルバム。初期 DREAM THEATER の最高傑作。


#1、スリリングな展開美が光る。唄メロも非常に魅力的。 #2、キャッチーで優しいメロディが心を打つ珠玉のバラード。 #3、アップテンポかつキャッチーなイントロ、Hendrix 的古典的ロックを彷彿とさせるメロディから飛翔感のあるメロディまで難なくこなす。 #4、聴き易いメロディと哀愁のある唄メロが魅力的な曲。ラストも良い感じ。 #5、”世界に誇れる神曲”。怪しメロでさまざまな金物を駆使しているイントロが良い。エモーショナルなVoも素晴らしいし、なんといってもソロ。生殺しにされそうな長い溜め、そして訪れる奇怪なメロディを持つユニゾン。これはヤヴァイ。生唾ゴックン、体震え、握り締めた拳・・・。そして強烈な飛翔メロを伴う最後の唄メロ、これを神曲と言わずになんだという。 #6、アルバム中最も疾走感を感じるスピードチューン。ヘヴィなギターリフも素晴らしい。 #7、悲壮感を感じる曲。哀愁を感じさせるピアノもいい感じ。 #8、宇宙の神秘を感じる(笑)キーボードメロが斬新さを醸し出している。


メンバー全員の科学が起こした奇跡。Metropolis Pt.1 を筆頭に捨てパートさえ探る事を許さない楽曲郡たち。それほど素晴らしいアルバム。

評価:95

KEEP OF KALESSIN / Kolossus

KEEP OF KALESSIN / Kolossus
Release : 2008
Label : Nuclear Blast

ノルウェー産 Black Metal Band、KEEP OF KALESSIN の 4th アルバム。


#1:インスト。 #2:キレ味のあるリフと爆走するドラムが爽快な佳曲。 #3:センスのあるリフが印象的な曲。 #4:サビ裏のキャッチーな展開が素晴らしい。アコースティックで美しい展開も最高。 #5:メロデス風の曲。マジでこのギター、センス抜群だな。Black Metal にここまでキャッチーなリフがくるなんて微塵も思わないって。 #6:ちゃんとメロディを追いかけてる唄メロがいいね。ソロも文句なしに素晴らしい。 #7:叙情的なメロディが神々しい・・・。素晴らしい曲だ。何も言うことないよ。悶絶。 #8:まさに怒涛。そんな中でも叙情パート忘れてないってのがいいね。 #9:神曲・悶死。1秒の捨てパートすらない Black Metal 界最高クラスの名曲だ。


EMPEROR の 1st, 2nd に次ぐ素晴らしい名盤が生まれた。疾風怒濤のドラムにデス声なのに唄える Vo、そして上で何度も書いたが素晴らしいセンスを持つギター・・・。全く隙が無いよ。あぁ、お願いだから来日してくれ・・・。

評価:95

MANOWAR / Gods of War

MANOWAR / Gods of War
Release : 2007
Label : Avalon

鋼鉄の王 MANOWAR の 戦神 Odin をコンセプトにした 10th アルバム。


#1、まるで時代劇のようなクサメロを乱舞させるインスト。こりゃやヴぁいわ。 #2、#1 につづくインスト。おっさんの語りがいいねぇ。 #3、シンプルなメタル。このシンプルさがいいのよね。 #4、ちょっとした小曲。 #5、最初のコーラスで悶絶してしまったのは言うまでもない。サビメロの高揚感は素晴らしいとしか言いようがないね。 #6、#5 からのつながりが素晴らしいね。まぁシンプル過ぎる気もするけど。 #7、いつもの大仰なバラード。Eric、やっぱ上手いな。 #8、大仰なインスト。 #9、SE。 #10、Hail ! Gods of War !!! #11、”The Warriors Prayer” のおっさん!!! Hail!Hail!Hail! “Blood of the Kings” の感動再び・・・。 #12、これこそ究極の Symphonic Opera Metal じゃないか? #13、#4 の繰り返しみたいなもんかな。 #14、凄まじい威厳を感じられる曲。内臓に響く重低音がまさに王の凄みを表しているかのようだ。 #15、神々の戦いを回想するアウトロ。・・・素晴らしい。 #16、ボートラ。コンセプトの大仰さを排除した極めてシンプルな HeavyMetal 。歌詞も素晴らしいね。 #17、日本盤ボートラ。レーベルは「コンセプトアルバムにライヴの曲を入れるのは・・・」と閣下に逆らってでもこの曲を収録すべきではなかった・・・。


神盤。確かに Louder Than Hell のようなシンプルなアルバムではないが、昨今の MANOWAR の大仰さを極限まで追求した過去最高クラスの Symphonic Opera Metal だ。あぁ、お願いだから来日してください。

評価:95

PRIDE OF LIONS / The Roaring of Dreams

PRIDE OF LIONS / The Roaring of Dreams
Release : 2007
Label : King

SURVIVORJim Peterik , Toby Hitchcock 両氏によるプロジェクト PRIDE OF LIONS の 3rd アルバム。


#1、爽やかなイントロから飛翔感のあるサビへ。もう素晴らしいとしか言いようがないね。 #2、リフのカッコよさが異常。ZENO を彷彿させるキーボードアレンジもいいね。 #3、哀愁のサビ、その裏で鳴くギター・・・。これはヤバイ。悶死。完璧。 #4、Jim、Toby の 掛け合い? Vo が素晴らしい。 #5、サビが、どっかで聴いたことあるような気が・・・。”I Surrender” かな? それでも十二分にいい曲。 #6、アコースティックなバラード。哀愁のメロディが堪らん。 #7、この曲のカッコよさも異常。最高級のサビメロを含め 0.1 秒の隙もない。神曲。ソロも神懸かってる。 #8、微妙なアメリカ風味が美味しい。 #9QUEEN 。哀愁のギターメロが良過ぎ。 #10、感動のバラード。泣いていいですか? #11、爽やかな風が体を通り抜けていくかのような曲。大活躍のホルンがいい感じだね。 #12Gary Moore が弾いてるのかと勘違いしそうな程の哀愁ギターが最高。タイプの違うスタイルの Vo なのに、全く違和感がない掛け合いも素晴らしいの一言。エインディング・ソロの哀愁が・・・・・・。 #13、ボーナストラック。これ、マジでボートラでいいのか?おかしいだろ、どういう感性してんだ。サビメロが最高。


神盤。これこそメロディアス・ハードの神髄。こんないいアルバム、滅多に出ないと思う。

評価:95

STONE SOUR / House of Gold & Bones Part 1

STONE SOUR / House of Gold & Bones Part 1
Release : 2012
Label : Roadrunner

STONE SOUR の 4th アルバムにして、2部作からなるコンセプト・アルバムの前編。


幾分ソフトになった前作と 2nd との中間くらいのサウンドで、さらにメロディアスにメタルしている。曲毎には一貫性が感じられ、そこは流石にコンセプト・アルバムだと思える堅実なつくりだ。ただ、普通のアルバムとして聴いても素晴らしい出来。曲配置のバランスも絶妙だし、どの曲を抜き出して聴いても素晴らしさは変わらない。捨て曲はないし、どの曲もそれぞれの色があって素晴らしい。”PINK FLOYDALICE IN CHAINS が混ざり合い、そこにヘヴィなブラストまで含まれている” という Cory の言葉には、そこまで言うかと思ったが、全くその通りだ。恐れ入ったよ。

役を演じ、語り手でもある Cory Tayler の歌唱は完ぺきに聴き手の心をつかんでくる。元々かなり上手い人だが。さらにレベル・アップした印象だ。若干まったりとした雰囲気の中でスリリングなギターを聴かせてくれる Jim RootJosh Rand も言わずもがな素晴らしい。ベースの交代はある意味いい結果をもたらしたかもね。音量は若干抑え目だけど。

間違いなく HR/HM の歴史的コンセプト・アルバムに肩を並べるアルバムだね。当然ながら曲は良いし音質も文句なし。早くも Part 2 が待ち遠しい。

評価:95

STONE SOUR / House of Gold & Bones Part 2

STONE SOUR / House of Gold & Bones Part 2
Release : 2013
Label : Roadrunner

STONE SOUR の 5th アルバムにして、前作から続くコンセプトの後編。


Part 1 は 「PINK FLOYD + ALICE IN CHAINS」の後者が強めだったが、この Part 2 は 前者が強い印象。前半の鬱々とした感じは The Wall 以降の PINK FLOYD のイメージそのもの。

ダークかつパワフルに聴かせる哀愁の唄メロが絶妙な #14. Sadist,アレンジが相当ごり押しに感じる #16. Stalemate#3. A Rumor of Skin の メロディが顔を出す #21. Do Me A Favor#2. Absolute Zero と対をなす #23. The House of Gold & Bones などは抜き出して聴きいても強力な名曲だし、もちろん他の曲も素晴らしいのは言うまでもない。

Part 1,2 共に素晴らしいアルバムだ。…というか曲のナンバーもつながってるし、本来2枚組としてあるべきアルバムだろう。Part2は1と比べて失速するので、聴く人によっては評価が下がるかもしれないが、個人的にはどっちがいいかは選べないね。

買ったのは輸入盤なので、もしコミック版が翻訳されたら(というか、翻訳してください)購入したい。

評価:95

ULI JON ROTH / Scorpions-Revisited

ULI JON ROTH / Scorpions Revisited
Release : 2015
Label : Marquee

天空のギター・マイスター、ULI JON ROTH による、SCORPIONS 時代の曲のリ・アレンジ & セミ・ライブ・アルバム。


シンガーは Uli 本人を含めて3人いるが、流石に Klaus Meine のようなメランコリックさは出せていない。その点では完全に別モノと捉えたほうがいいだろう。メインシンガーの Nathan James は英国のオーディション番組 SUPERSTAR でファイナリストにも残った実力者でいかにもロックシンガーなパワフルな歌唱。肝であるギター・サウンドを食うことなく器用に歌えているし、シャウトも良い。Uli 自信も当時からしたらそこそこ上手くなってる気もするけど、彼の歌はそういうテクニカルな面を超えた魅力がある。Hell-Cat を聴けばわかるはず…だ。

そして何より重要なギターサウンドは、これがライブ・レコーディングかと疑う極上のトーン。スカイギター独特の歌う音色が堪能できる。

初期 SCORPIONS の曲が素晴らしいのは言わずもがな。Fly to the Rainbow に加えられた前奏曲 Rainbow Dream Prelude も美しい。

この手の、過去のキャリアを振り返った作品が陥りやすい “オリジナルを越えらない” というジレンマを軽く一蹴し、オリジナルを超えたアレンジと演奏を聴かせてくれるのは素晴らしいの一言。そもそも、一種の集金活動にも思えそうな内容だが、それらとは完成度が違うと言っていい。

Electric Sun-Revisited もいいけど、Symphonic Legend シリーズ、そして中野サンプラザで撮影していた Tokyo Tapes-Revisited の完成を待ち望むばかり。

評価:95

WINTER ROSE / Winter Rose

WINTER ROSE / Winter Rose
Release : 1989 (1997)
Label : InsideOut

DREAM THEATER の Vo James LaBrie が DT 加入前に作った WINTER ROSE の 1st アルバム。


#1、伸びの良いハイトーンが印象的なアップテンポな曲。唄メロが強力。 #2BON JOVI タイプ。左の綺麗なギタートーンがいいね。キャッチーな唄メロ、ギターソロも素晴らしい。ライドのチンチカ具合も最高。 #3、80年代 LA METAL を彷彿させる曲。スネア裏打ちになるが後半が素晴らしいね。 #4、哀愁バラード。ツインリードのソロがいいね。 #5、タイトル連呼型のハードポップ。これまた佳曲。 #6、ライブ映えしそうなロックチューン。アグレッシヴな歌唱が印象的だね。 #7、唄メロに絶妙に絡んでくるギターメロが美味しい。 #8、シンプルな HR 。十分いい曲なんだけど、他と比べたら見劣りしてしまうかもしれない。 #9、アグレッシヴな歌唱で唄うミドルチューン。巧いな・・・。駆け上がるソロがいいね。 #10、#2 に近い、キャッチーな曲。これまた唄メロ裏のギターがいいね。


名盤。LaBrie ファンは聴いておかないと・・・。全編キャッチーなメロディで曲ごとに個性が出てる。中古屋で見かけたら即GET をお勧めしときます。この音楽性から想像するに、もしも Uli Jon Roth , Zeno Roth と組んだらどれだけ素晴らしいものが出来るんだろうかと・・・ ( 例の噂はどうなったんでしょうか ? ) DREAM THEATER じゃ彼の実力を生かしきれていないような気さえしてくる。

評価:95


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