Search for ‘80’

ANGRA / Rebirth

ANGRA / Rebirth
Release : 2001
Label : Victor

Fireworks をリリース後、ギタリスト2人を残し Andre Matos が脱退。もう ANGRA は解散かと思われた。しかし、元 SYMBOLS のVo、Edu Falaschi を向かえ堂々復活。アルバム名も復活の意味の Rebirth 。


#1、何かを予感させるような、そんな期待感を与えてくれえるインスト。 #2、#1から芸術的に繋がる、Carry On クラスの悶絶曲。 ANGRA らしいアレンジが巧みに輝く至高の名曲。新生 ANGRA の代表曲だ。Kiko Loureiro のテクニカルなソロも健在で彼得意のタッピングを使った超絶ギタープレイもこの曲の聴き所だ。 #3、優しいピアノメロをバックに新Voの Edu が歌い上げる。ヴァイオリンの使い方も非常にメロウ且つドラマティックで良い。 #4Rhapsody というまではいかないものの、初?のクワイアを用したオペラティックな曲。生まれ変わったANGRAを象徴するかの様だ。 #5、#2,3と同様聴きこませに入るミドルテンポな曲。 #6、1,2章に分かれた大曲。Holy Land/Carolina4 風でブラジル独特の空気を感じる。これもまさに彼らだからこそ成し得る曲だろう。中盤から疾走も構成美としか言いようがない。ストリングスの入れ方が非常に巧みでついつい聴き入ってしまう。 #7、復活。今作のキーワードとも言える佳曲。メンバーチェンジを経た彼らの新しい可能性を鼓舞するかの様。 #8、何かターミーネーターを彷彿とさせる曲名だが・・・。それっぽさは皆無(笑) キャッチーなイントロが絶妙だがチョーキングさせすぎで妙な違和感があったりなかったり。 曲は#2,3,5と同じようにミドルで聴かせる曲。 #9、#2 と同様新生 ANGRA の代表曲であり、人気も高い。全てにおいてスキのない構成美が光る。そして曲の長さを感じさせない3拍子そろった名曲。 #10、ショパンのプレリュードをアレンジしたドラマティックなバラード。#11、日本版ボートラ。ボートラにしては勿体無く名曲となる資質は十二分にある。


1st 路線を意識したであろう名盤。

評価:86

BLACKMORE’S NIGHT / Winter Carols

BLACKMORE'S NIGHT / Winter Carols
Release : 2006
Label : R and C

Ritchie BlackmoreCandice Night による BLACKMORE’S NIGHT の クリスマス・アルバム。


#1、楽聖の哀愁ソロが素晴らしいね。しかしアレンジ上手いな。後半の賛美歌のアレンジは絶品。 #2、英国の有名なクリスマスソング。 #3、インスト。相変わらず Ritchie のアコースティック・インストは素晴らしいね。 #4、フランスのダンス曲。アップテンポなのが効果大。 #5、ユダヤ教の曲らしい。 #6、東洋的なメロディがいいね。 #7、アレンジモノだと言われなければ間違いなく新曲だと思っちゃうよな・・・。 #8、#7 に同じ。素晴らしいです。 #9、1st アルバムに収録されたカバーの再録 Ver 。1st のよりも良くなってるね。 #10、リコーダーって、こんな叙情的な音が出せたんだね・・・。 #11、唯一のオリジナル曲。数あるクリスマス・ソングの中にあっても全く違和感がないほどの素晴らしい曲。 #12、世界最強 (笑) のクリスマス・ソング。


こういう形でいいメロディを持った曲を紹介してくれるのは凄くいい事だと思う。音楽の間口が広がるしね。しかし賛美歌のアレンジが抜群なのには驚いた。唯一の問題点は、独り身の人 (俺) はコレを聴き続けることによって多少の虚しさを感じてしまうことだろうか・・・ (涙)

評価:80

EMPEROR / Prometheus – The Discipline of Fire & Demise

EMPEROR / Prometheus - The Discipline of Fire & Demise
Release : 2001
Label : Candlelight

闇の皇帝であり、ブラック・メタル界の奇跡、EMPEROR の 4th アルバムにして最後のアルバム。邦題は「ラスト・エンペラー」。


#1、悪夢を見ているような幻覚に陥るキーボメロはやばいね。 #2、#1から繋がる恐怖のコード進行で、既に冒頭から鳥肌立ちまくり。いつもながらシンセアレンジはもの凄い恐怖感。 #3、中間のデジタル音で形成されるパートがいいね。ラストに怒涛のブラストを絡めてくるあたりも超美味。 #4、ブラストかましながらの殺人的リフがもう、素晴らしいのなんのって。SE裏で囁いてるパートも、どこかに引き込まれそうなくらい。 #5、前半のギターソロの怖泣き、そんで間髪入れずに襲い掛かってくるストリングスの暗黒メロディがいいね。 #6、ブラスト全快でたたみ掛ける。クラシカルなインストパートも見事としか言いようがない。これぞシンフォ・ブラック・メタルの最高峰って感じ。 #7、スピード感はないものの、緊張感のあるギターメロ、タイトなドラミング、キレのあるリズム・ギターなど、速くないなりに耳を傾けるパートが多い。シンフォニックさが少ないので、俺個人としてはちょっと消化不良ぎみだが・・・。 #8、イントロのコード進行万歳 (笑) 手数の多い、というか多すぎる金物捌きが凄い。 Trym グッジョブ。暗黒泣きメロのギターソロも素晴らしい。後半の凄まじい音圧のブラストが最高。これぞ皇帝様だ。 #9、やってくれた!前作の The source of icon E と同レベルの名曲だ。これを人は”有終の美”というのだろうか?


メンバーの音楽性の違い・・・、という解散理由通り Ihsane がよりクラシカルに、ゴシック風味な曲を作るのに他のメンバーが耐えられなかったのだろうか? それを物語るように当アルバムはギターの音も鋭くなく、(以前のアルバムと比べて) 聴き易い音質だ。ブラストの使用率も低下しクリーントーンが増えている。・・・それはそれで凄くカッコイイから問題ないんだけどね。

評価:80

FERGIE FREDERIKSEN / Any Given Moment

FERGIE FREDERIKSEN / Any Given Moment
Release : 2013
Label : Frontiers

Fergie Frederiksen (Vo/ex-TOTO) の 3rd ソロ・アルバム。


Alessandro Del Vecchio の 全く期待を裏切らない王道メロハー #1. Last Battle of My War,エレピ連打系リフの #2. Let GoRobert Sall と共作した、いかにも WORK OF ART#4. I’ll Be The One,普遍的ピアノ・バラード #6. How Many RoadsJim Peterik と共作の #8. Any Given Moment,レーベルメイトの ISSA とデュエットした #9. Not AloneTOTO 時代の名曲セルフ・カバー #11. Angel Don’t Cry

期待を裏切らない高品質なメロハー・アルバム。作曲は Frontiers Records お抱えのソング・ライターたちなので、当然といえば当然なんだが…。Fergie は、流石に昔ほどではないものの、相変わらず抜けのいいハイトーンを披露している。

しかし、克服したと思われていた癌が再発し、闘病生活に入ったらしい。まさか、それを見越しての Angel Don’t Cry なのか、なんて考えてしまう…。もういい歳だし、ゆっくりと静養して欲しい。そして、可能ならまた素晴らしい声を聴かせて欲しいと願うばかりだ。

評価:80

HIBRIA / The Skull Collectors

HIBRIA / The Skull Collectors
Release : 2008
Label : Spiritual Beast

ブラジル産 Pure Metal Band HIBRIA の4年ぶりとなる 2nd アルバム。


#1:タイガーパンチ (笑) パワーメタルのお手本のような曲だな。PRIMAL FEAR 化が著しいな・・。 #2:良く練りこまれたいい曲だね。 #3:爆発的なアグレッションと秀才なメロディが融合した良曲。 #4:一昔前のジャパ・メタのような感触。 #5:唄メロにもうひとパンチ欲しい気がするが、ギターが良い仕事してるからいいか。 #6:#3 に同じく、いい曲だ。 #7:#4 に同じ。練りこみすぎか・・・。まぁ、十分いい曲なんだが。 #8:#7 に同じ。 #9:長さを感じさせないいい曲だね。 #10:#3 のデモ・バージョン。サビメロが違うのでよくあるボートラよりはお徳感があるね。


(アートワークを含めて / 笑) 前作ほどのインパクトはないが、十分いいアルバムなのでこのまま突き進んで欲しいね。願わくば来日公演を!!

評価:80

JUDAS PRIEST / Rising in the East [Live DVD]

JUDAS PRIEST / Rising in the East
Release : 2005
Label : Warner

JUDAS PRIEST の 2005年 Angel of Retribution Tour の日本武道館公演を収録した LIVE DVD。邦題 : ライブアット武道館・・・。


Rob Halford の衰えが激しく、キー下げまくりだわ、床に倒れて死にそうだわ、ある意味散々な内容だが、JUDAS PRIEST の復活を記憶するためにもファンなら是非とも観ておきたい DVD だ。

The Hellion – Electric Eye という鋼鉄の黄金比から始まるライブ、そして過去の名曲の数々が ( 衰えてはいるものの ) 本来の Vo に唄われる事による感動。その全てがこの一枚の DISC に入っている。

涙で顔がクシャクシャになっているオヤジ達、声が出なくなるほどの歓声を送るオーディエンス。・・・等々。

いくら年月が過ぎ去りようとも、決して錆びれることのない Metal God = JUDAS PRIEST の魂がそこに刻まれている。

Rob、衰えているとは言っても、年の割にはかなり唄えてると思う。あの年でぶっ続けでコレだけ唄えりゃ十分神だよ。


黄金期のラインナップで観れるってのは嬉しい事だよね。次があったら、絶対に参戦しなくちゃ。( 生 Breaking The Law 観たら俺も号泣かも。 )

評価:80

MANOWAR / The Dawn of Battle [Single]

MANOWAR / The Dawn of Battle
Release : 2002
Label : Nuclear Blast

超筋肉メタル集団、 MANOWAR の MCD 。


#1、いつも通りの MANOWAR で安心。まぁ、彼らに音楽性での不安なんてものは全くないのだが・・・。Bメロ裏のクワイア、シャウト系のサビなど、ライブでも人気が出そうな曲だ。中盤のドラマチックな演出も、最近の彼らならでわ。後半バス連打の疾走 ( と言っても2,4拍スネアだが・・・ ) も後半たたみ掛けるという MANOWAR 方程式でGOOD! (笑) #2、ミドルテンポの、相変わらず大袈裟なクワイアが入る曲。これもライブで合唱したくなるような曲だ。 #3、9thアルバム、 Warriors of the World の1曲目。何か変わっていないか聴き比べて見たが、同じ曲のようだ。


収録曲は3曲で16分しかないが、エンハンスド仕様になっていて、PCで開くとライブのドキュメント映像などを見ることができて、そこでもちょっとした映像などを観る事ができる。まぁ、ファン用のコレクターズアイテムっていうのが正しいかな。

評価:80

RAINBOW / Down to Earth

RAINBOW / Down to Earth
Release : 1979
Label : Polygram

RAINBOW の 4th アルバム。Roniie が脱退し、”HR/HM Vo の中で最も逃げ足の速い男” Graham Bonnet が加入。


#1、キャッチーなメロディと年代を感じさせるリフが印象的な名曲。 #2、”Gustav Holst / The Planet” からの引用フレーズを配したイントロがいいね。 #3、Graham のパワフルな Vo がいいね。相変わらず Cozy のフィルはいいわ・・・。 #4、地味。毎回こういう目立たない曲があるよな・・・。 #5、Russ Ballad 作曲の明るいポップな曲。コーマーシャル的過ぎる気もするが。 #6、”Gates of Babylon” を彷彿させるが、そこまではいかなかった模様。 #7、”Gates of Babylon” を彷彿させるソロはいいね。 #8、本作の大トリ。個人的に Rainbow で一番好きな曲。サビが最高。短いけど・・・。Kill the King に次ぐ名曲だと思う。


Long Live Rock ‘n’ Roll の次にお勧めしたいアルバム。多少ポップになってきてはいるものの、Lost in Hollywood が素晴らしすぎるからね。

評価:80

SAXON / Call to Arms

SAXON / Call to Arms
Release : 2011
Label : EMI

SAXON の 19th アルバム。


キレ味のあるリフが印象的な #1. Hammer of the Gods,いかにも NWOBHM な #3. Surviving Against the Odds,現代的メロディック・メタルな #4. Mists of Avalon,還暦間近とは思えないアグレッションを聴かせてくれるキラー・チューン #7. Afterburner,SAXON 流 EPIC METAL #8. When Doomsday Comes

ここ数作で感じられなかった唄メロの明瞭さが復活。まるで初期のアルバムを現代のサウンドで聴いているような、(個人的には) まさに求めていた SAXON 。60歳 という年齢をものともせず、さらにパワーを増す Biff Byford の歌唱も見事!

ゲストで Don Airey (Key/DEEP PURPLE) が弾いてるらしい。調べるまで全く気付かなかった。

評価:80

UNISONIC / For the Kingdom [EP]

UNISONIC / For the Kingdom [EP]
Release : 2014
Label : Ear Music

UNISONIC の 2nd アルバムに先駆けてリリースされた EP 。


Dennis WardMichael Kiske が過去に歌った曲を研究して書いた、まさしく ” Keeper 期 HELLOWEEN!” な #1. For the Kingdom,哀愁メロディを力強く歌い、エンディングでは違ったメロディで聴かせる #2. You Come Undone

#3-6 は Masters of Rock の際のライブ音源だが、Masters of Rock の DVD と殆ど同じ音なのであまり直してるところはなさそう。

#2 はベタなメロディだが、素晴らしい曲だ。これがアルバム未収録になるほど、アルバム用には素晴らしい曲が揃っているということなのか…。そう考えると Light of Dawn が待ち遠しくて仕方ない!

評価:80

V.A. / Ronnie James Dio – This is Your Life

V.A. / Ronnie James Dio - This is Your Life
Release : 2014
Label : Rhino

Ronnie James Dio が残した楽曲を超豪華アーティスト達がカバーしたトリビュート・アルバム。


原曲に忠実な ANTHRAX による #1. Neon KnightsCorey Taylor は何歌わせても上手いんじゃないかと思わせる #4. Rainbow in the Dark,もはや完全に SCORPIONS の曲なんじゃないかと思ってしまいそうになる #5. The Temple of the KingRob Halford の全力のスクリームが聴けると思ったら以外と普通に歌っちゃってる #12. Man On the Silver Mountain,そして美味しいところを全て持っていく METALLICA#13. Ronnie Rising Medley 。〆は DIO / Angry Machines に収録されている(唯一の)名曲 #13. This is Your Life

SCORPIONSMETALLICA のカバー聴けるだけでも輸入盤の値段を出す価値があるね。どうも選曲が微妙な気がするけど、あえて取り上げられなかった曲は名曲過ぎて避けてるって事なのかな。

評価:80

YNGWIE J. MALMSTEEN’S RISING FORCE / Odyssey

YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE / Odyssey
Release : 1988
Label : Universal

Voを Joe Lynn Turner へとチェンジして再び世界制覇への狼煙を上げた 4th アルバム。”神罰”による大事故で半身麻痺を引き起こしたにもかかわらず、奇跡の大復活を遂げた。


#1、世紀の名曲。唄メロは・・・(笑)キーボードとの掛け合いが非常に楽しい曲でもある。 #2、前作では弱かった唄メロも Joe Lynn Turner が唄っているからなのか、凄く魅力的に聴こえるね。 #3、当時のアメリカを意識したポップロックチューン。 #4Joe Lynn Turner の声質と合った曲だね。ギターソロも素晴らしいよ。 #5、弾きまくりのインスト。泣きの極意を判ってるよ。 #6、唄メロが煮え切らないぶんギターとキーボが頑張りを見せている。でも終わり方がなんともいえないなぁ。 #7、無駄な早弾きが多い気がする。まぁ面白いパートが沢山あるから飽きはしないんだけどね。 #8、#7 とは違ってギターソロが素晴らしい。古典的ロックなアレンジも美味い。 #9、キャッチーなイントロがいいですね。産業ロック的なアプローチも非常に上手くいっている気がする。 #10、サビのタイトルコールに凄く違和感が (笑) 悪くないんだけど、煮え切らないなぁ。 #11、なかなか聴きごたえのあるインスト。異常なほどにベンベン言ってるベースが凄いね。 #12、幻想的なスチールギターが印象的なインスト。


RainbowJoe Lynn Turner を入れて成功したのと全く同じ印象。#1 がいいね~。てか、HR/HM好きで #1 を聴いた事がない人はいるのだろうか?

評価:80


Links of Uranus
Sort
Bands

979 Reviews in Total
Top