- 2010.11.08 : ALLEN ・ LANDE / The Showdown
- 1996.02.21 : DARK TRANQUILLITY / The Gallery
- 2010.02.01 : FREEDOM CALL / Legend of the Shadowking
- 2001.02.27 : JESSICA ANDREWS / Who I Am
- 2009.03.25 : KIKO LOUREIRO / Full Blast
- 2009.05.20 : MARTY FRIEDMAN / Tokyo Jukebox
- 2008.09.12 : METALLICA / Death Magnetic
- 1997.04.09 : PRETTY MAIDS / Spooked
- 2012.11.27 : SECRET SPHERE / A Portrait of a Dying Heart
- 2011.09.20 : SINNER / One Bullet Left
- 2009.04.05 : STREET LEGAL / Bite the Bullet
- 2010.09.27 : THAUROROD / Upon Haunted Battlefields
Search for ‘55’
ALLEN ・ LANDE / The Showdown
Release : 2010
Label : Frontiers
Magnus Karlsson の曲を Russel Allen と Jorn Lande が歌うプロジェクト ALLEN ・ LANDE の 3rd アルバム。
相変わらず、Magnus Karlsson はいい曲書くし、両歌鬼も素晴らしいパフォーマンスをしてくれているわけだけど、やはりこの2人は歌唱スタイルが似てて聴き流してるくらいだとどっちが唄ってるのか判らない(笑)まぁよーく聴けば判るんだけれども、それなら一人でいいじゃない、と。
それと、Frontiers の企画モノに立て続けに採用されて過ぎている Magnus の曲にもある意味で飽きが…。実際 1st から順当に地味になってきてるからなぁ。
まぁ、この企画がいつまで続くのかはある意味で見ものではあるけど。
評価:55
DARK TRANQUILLITY / The Gallery
Release : 1996
Label : Toy’s Factory
スウェーデンの老舗メロディック・デス・メタルバンド DARK TRANQUILLITY の 2nd アルバム。
#1、名曲と名高い。アグレッシヴな中で時折見せるメロウなメロディがステキ。 #2、曲が短い (2:36) なわりに聴きドコロを探すのに苦労する。 #3、冒頭のライドのチンチカが非常に印象的な曲。リフは連打じゃなくて鋭いカッティングだったら好きになれた。 #4、#1、3でも凄く気になったんだけど、連打系リフとリズムに妙な違和感を感じる。 #5、アコースティックにキメてくるのかと思いきや、女性 Vo が入ったり、パーカッションが入ったりと、良く判らん方向性の曲です。 #6、一部バッキングが単調でつまらないもののメロディアスなパートが美味しい。 #7、イントロのドラムは好印象。非常に魅力的な曲だが中盤は面白くないな。 #8、哀愁の伺えるギターメロが印象に残るが、如何せんそれ以外がどうも。 #9、ブラストビートは必要ない気がする。#1同様メリハリが感じられない。 #10、今度こそ1曲まるまるアコースティックなデスか?と思いきやインスト。 #11、メロウになるギターソロや、その後のクリーントーン Vo が登場したり。ハイトーンをフェードアウトしながらデスシャウトが入るところで悶絶。こりゃ#1、3に匹敵する名曲。 #12、カバー。原曲を知らないのでなんとも。
名盤と呼ばれるが、個人的にそうは思えない。ソロになると勢いを失って急に軽くなるのが一番の不満点。名曲と名高い Punish My Heaven、Edenspring には惹かれずに … Of Melancholy Burning の方が気に入ってしまった。
評価:55
FREEDOM CALL / Legend of the Shadowking
Release : 2010
Label : SPV
地味な活動を続けるドイツ産パワーメタル・バンド FREEDOM CALL の 6th アルバム。
いつも通りの男臭いクワイアと恥ずかしくなるようなクサメロを多用した Melodic Metal が聴ける。いい意味でも悪い意味でも全然変わらないね。ただ、この手の Metal をやり続けていて、なお且つある程度の知名度も持ち合わせているバンドってもう彼らと HEAVENLY ぐらいしかいないんじゃないかな。そういう点では貴重なのかな?
曲は #4. Legend of the Past と #12. Requiem の Merlin 2部作がキラーチューンかな。哀愁メロで疾走する前者と同じメロディをバラード仕立てでしっとりと聴かせてくれる後者の対比が素晴らしい。
Chris Bay (Vo) と GAMMA RAY でも活躍する Daniel Zimmermann (Dr) の2本柱だったが、Daniel が脱退したらしいので今後が不安かもね。
評価:55
JESSICA ANDREWS / Who I Am
Release : 2001
Label : DreamWorks
アメリカ産 Country , Pop シンガー Jessica Andrews の 2nd アルバム。
#1、打ち込みドラムが拒否反応を誘うものの、サビメロのキャッチー具合にはまったり。 #2、ホームドラマのエンディングなんかにいいんでない? #3、「クックック、クァーマァー」って・・・。哀愁のあるサビメロが堪らんね。サビ裏のギターメロもいいね。 #4、左の笛がいいね。唄メロはそれほど・・・。 #5、ドラマの主題歌になったらしい曲。このカントリー風味はやばいな。草原とかで聴きたいなぁ。 #6、これまた左のピアノアレンジが素晴らしい。 #7、キャッチーなサビメロが光るアップッテンポの曲。 #8、イントロのカントリー具合についつい笑みがこぼれるな。俺ったらこういうのに弱いのね (笑) #9、ギターの人 Good Job! #10、キャッチー唄メロがいいね。 #11、ビルボードチャートの載りそうな曲。こういうのはどうも体に合わん。 #12、Aina Olsen にも近い印象のバラード。女性ソロシンガーはだいたいこういうのを1曲は入れるよなぁ。ワンパターンだ。
Country & Pop ってなジャンルで、このサイトを見ている大多数が無関心だとは思う・・・。たまにはいいのよ、こういうのもね。
評価:55
KIKO LOUREIRO / Full Blast
Release : 2009
Label : Victor
新世代ギターヒーロー Kiko Loureiro のソロ 3rd アルバム。
#1:ワウを効果的に使ったメロディが印象的な曲。 #2:キャッチーなメロディにバカテク・パートも充実した曲。 #3:プログレッシヴな上にどうやって弾いてるのかすら分らないほどテクニカルな曲。 #4:ジャズ・フュージョン風ながらもメロディがしっかりしてるのがいいね。 #5:ブラジリアン・ジャズな中でメタリックな奏法が光る。 #6:シングルコイルの良さが全面的に表れた音が心地よい。これを BGM に水割りなんて最高かも。 #7:#3 に同じ。 #8:いちいち音がクリアで上手い。溜息が出るね。 #9:哀愁のアコ・パートから爆走しさらに哀愁を増す…。最高峰のギターインストだとしか言いようがない。。 #10:ジャズ。速い曲の後にこういうのを入れてくるセンスは流石。 #11:#4 に同じ。リードメロは相変わらず素晴らしい。 #12:アルバムを最後を締める哀愁・ジャズ。
Metal の要度は勿論必要だとは思うが、2nd の密度の高い音に惚れてしまった者からすれば若干物足りない。1st と 2nd の中間に位置するアルバムって事だし仕方ないが、個人的には 2nd の方向性に Metal で養ったキャッチーなメロディセンスをふりかけた、メロディ至上主義者も納得できるようなアダルティな音が欲しいんだよな…。まぁ何はともあれ凄まじいギター・アルバムであることには変わりない。俺のようなヘタレ・ギタリストはこれを聴いてその実力の天文学的な差に目の前が真っ暗になることは間違いない。
評価:55
MARTY FRIEDMAN / Tokyo Jukebox
Release : 2009
Label : Avex
仙神との感動的な共演も記憶に新しいお茶の間メタル・ギタリスト、Marty Friedman が J-POP をカバーしたアルバム。
#1:原曲のメタルっぽさをそのまま引き継いだヘヴィな曲。 #2:ディスコみたいなアレンジがアレ。 #3:コブシの効いた叙情的なメロディが素晴らしい名曲を100% Heavy Metal で再現。最高だとしか言いようがない。 #4:軽い J-POP なメロディが Marty のおかげでマシに聴こえる。 #5:ギターオーケストレーションは見事。 #6:#4 に同じ。 #7:アレンジが素晴らしいね。原曲の Vo もこのくらいエモーショナルに唄えればねぇ…。 #8:#4 に同じ。 #9:原曲無視のヘヴィなアレンジがいいね。( 原曲聴いたことないけど、多分こんな曲じゃないことは確かだ。 ) #10:LoudSpeaker に入ってたヤツ? #11:そこらじゅうのスキー場の BGM 。ここまで哀愁のある曲に変わるとは…。これは普段でもアコ・インストものとして聴きたいね。 #12:中国風の曲。映画のサントラみたいだな。DRAGONFORCE の Gt は少しくらいこの叙情さを見習ってくれ。
シンガーが有名曲をカバーするのが流行ってるが、Marty もその波に乗ったか…。しかし、”天城越え” 以外は全く重要じゃないな、と思ったが全くその通りだった。J-POP も隅々まで聴ける HR/HM ギターファンなら気にいるかもね。俺には天城越えだけでも十分3000円の価値があった。#3 天城越え は2009年度のベストカバーに決定。
評価:55
METALLICA / Death Magnetic
Release : 2008
Label : Universal
METALLICA の 9th アルバム。
#1:St.Anger の曲を今度はちゃんと構築しなおして作りましたよってな曲。 #2:リフはまだいいんだけど、それに乗るメロディがどうも煮え切らない。 #3:#2 に同じ。 #4:#2 に同じ。 #5:いちいちリフがカッコイイ。唄メロもキャッチーで良い。 #6:ギターソロがいいね。ベースを歪ませすぎなのが気になる・・・。 #7:ミドル・テンポの曲。 #8:#2 に同じ。 #9:9分強のインスト。 #10:Master of Puppets を彷彿させるリフがいいね。過去曲のパッチワークと言えど、ここまでやってくれれば満足だよ。
初期のアルバムを彷彿させる音で最近の Metallica のアルバムではダントツで好きだ。だが、全く耳に残らない面白みのないメロディ, とワウで荒隠し ( 隠しきれてないよ ) した Kirk Hammett のソロ・・・等々マイナス面も目立つ。特に後者は・・・。どれだけ James Hetfield がいいリフを書いてもこれじゃぁね。全部 James が弾けばいんだよ (笑)
ジャケットの穴で歌詞が全部読めないのは仕様?国内盤も同じなのかな?
評価:55
PRETTY MAIDS / Spooked
Release : 1997
Label : Sony
PRETTY MAIDS の 7th アルバム。
#1. Resurrection (Intro) ~ Freakshow のイントロ部分がある意味で RHAPSODY 辺りを彷彿させるもので、初期の感じが戻ってきたかと期待感が膨らむもののいまいち煮え切らない。キャッチーな #2. Dead or Alive,VAN HALEN っぽいキーボードが印象的な #5. Live Until It Hurts,ツインリードのイントロが素晴らしいものの、イントロが終わると同時に AOR 風に変わってしまう #11. Hard Luck Woman なんかは凄く良いと思うんだけどね。
前作と比べて速い曲は増えたけど、結局のところ Scream 路線を踏襲してるのかな。
評価:55
SECRET SPHERE / A Portrait of a Dying Heart
Release : 2012
Label : Scarlet
新シンガーに Michele Luppi (Vo/KILLING TOUCH,ex-VISION DIVINE) を迎えた SECRET SPHERE の 7th アルバム。
長いインスト #1. Portrait of a Dying Heart,緩急を使い分けた展開が美味な #2. X,(イントロは長いけど)シンプルでキャッチーな3連曲 #3. Wish & Steadiness,落ち着きのあるメロディをしっかりと聴かせる #7. Lie to Me、#8. Secrets Fear,スケール感のあるパワー・バラード #10. Eternity 。
昔のようなB級っぽさはないけど、よくも悪くもイタリン “プログレ” メタル。KILLING TOUCH の時も感じたけど、意図的にメロディックな唄メロを避けてるような気がする。Michele Luppi じゃなかったら相当ヤバかったんじゃないかと思うほど…。
日本盤ボートラの Legend は Vo が Michele Luppi だったら日本盤をだね…。
評価:55
STREET LEGAL / Bite the Bullet
Release : 2009
Label : Frontiers
DA VINCI の Bjorn Boge (B,Vo),CONSEPTION, ARK の Tore Ostby (Gt) によるメロディアス・ハードロックバンド、STREET LEGAL の 2nd アルバム。
#1:ブリティッシュ・ロック。出来ればライブで聴きたい曲。 #2:アクが強いものの爽やかさを感じられるメロディがいいね。 #3:ARK っぽいね。もし Jorn が唄ってたらやヴぁかったね。 #4:アメリカン・ロック風のメロディが美味しい。 #5:哀愁のギターメロが涙腺を上手に刺激する・・・。 #6:#4 に同じ。 #7:ARK と CONSEPTION のいいトコ取り。素晴らしい。そういや、こんなタイトルの映画があったね。 #8:爽やかな ハードロック。 #9:インスト。後半の爽やかなギターメロがいいね。 #10:Michael Sembello のカバー。ソロ直前のパートがすごく良いね。 #11:バラード。
DA VINCI をさらにハードにして ARK の雰囲気を足したような・・・。メンバーの前身バンドの名を聞いてそのまま想像できる音楽性で、それらのバンドが好きなら迷わず気に入るであろうアルバムだと言える。
評価:55
THAUROROD / Upon Haunted Battlefields
Release : 2010
Label : Napalm
フィンランド産ヴァイキング・パワー・メタル・バンド、THAUROROD の 1st アルバム。
ENSIFERUM をよりパワーメタル化した音。ヒロイックなクッサーいメロディを撒き散らす #1. Warrior’s Heart なんてまさにそのもの。キャッチーさを前面に押し出した #3. Shadows and Rain も素晴らしい。#10. Into the Realms of Hidden Me のリフなんて “理想的なクサさ” としか言いようがない。
これでもかと言わんばかりに弾きまくるクラシカルなギターソロは “ソッチ系” が好物な人には堪らないだろうね。ピロピロするだけでなくメロディアスな面も聴かせてくれるのは素晴らしいね。
唯一の課題が、シンガーの声が地味過ぎる事だが、現在、Michale Luppi (ex-VISION DIVINE) が加入したとのとこなんで次のアルバムに超期待。
評価:55