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KIKO LOUREIRO / Full Blast

KIKO LOUREIRO / Full Blast
Release : 2009
Label : Victor

新世代ギターヒーロー Kiko Loureiro のソロ 3rd アルバム。


#1:ワウを効果的に使ったメロディが印象的な曲。 #2:キャッチーなメロディにバカテク・パートも充実した曲。 #3:プログレッシヴな上にどうやって弾いてるのかすら分らないほどテクニカルな曲。 #4:ジャズ・フュージョン風ながらもメロディがしっかりしてるのがいいね。 #5:ブラジリアン・ジャズな中でメタリックな奏法が光る。 #6:シングルコイルの良さが全面的に表れた音が心地よい。これを BGM に水割りなんて最高かも。 #7:#3 に同じ。 #8:いちいち音がクリアで上手い。溜息が出るね。 #9:哀愁のアコ・パートから爆走しさらに哀愁を増す…。最高峰のギターインストだとしか言いようがない。。 #10:ジャズ。速い曲の後にこういうのを入れてくるセンスは流石。 #11:#4 に同じ。リードメロは相変わらず素晴らしい。 #12:アルバムを最後を締める哀愁・ジャズ。


Metal の要度は勿論必要だとは思うが、2nd の密度の高い音に惚れてしまった者からすれば若干物足りない。1st と 2nd の中間に位置するアルバムって事だし仕方ないが、個人的には 2nd の方向性に Metal で養ったキャッチーなメロディセンスをふりかけた、メロディ至上主義者も納得できるようなアダルティな音が欲しいんだよな…。まぁ何はともあれ凄まじいギター・アルバムであることには変わりない。俺のようなヘタレ・ギタリストはこれを聴いてその実力の天文学的な差に目の前が真っ暗になることは間違いない。

評価:55

KIKO LOUREIRO / Sounds of Innocence

KIKO LOUREIRO / Sounds of Innocence
Release : 2012
Label : Victor

Kiko Loureiro (Gt/ANGRA) の 4th ソロ・アルバム。


Kiko 印のブリッジミュートを駆使したスタッカート・リフが印象深い #2. Gray Stone Gateway,プログレッシヴなメロディと頻繁にハイ・センスの外したリズムが素晴らしい #3. Conflicted,彼らしいメロディ運びと若干ミニマルな展開が美味しい #4. ReflectiveKiko のギターよりも Virgil Donati (Dr/PLANET X) の常軌を逸した(誉めてる)フィルインが凄まじい #5. El Guajiro,変態曲(←誉めてます)のあとの耳休めに丁度いいメロディアスな #6. Ray of Life,変態リズムとジャズ・フュージョン系のメロディが絶妙な調和を生み出す #7. The Hymn,#5 と同様、もはや Kiko が脇役のようにすら感じる #9. Twisted Horizon,アルバムのラストを飾る優しい音運びの #10. A Perfect Rhyme,そして、なぜこれ(リードギターレス・バージョン)を収録したのか不思議な #11. Conflictd (Playback Version)

Kiko Loureiro のオリジナリティ溢れる “ブラジリアン・ジャズ・フュージョン meets メタル” なメロディは、それだけを抽出するなら複雑さやプログレッシヴさの割には比較的聴きやすく、時に心地よさすら覚えるくらいなのだが、そこに Virgil Donati の超絶変態リズムが加わることでより前衛的に聴こえ、且つ洗練された音の波となって流れてくる。そして聴くたびに新たな発見ができる。

Kiko の超絶プレイが凄いのはわかってたけど Virgil Donati の凄まじさは改めて再確認したわ。ただ、その分このアルバムの敷居も高~くなってるのは間違いないな。

評価:64


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