- 2009.03.23 : ANUBIS GATE / The Detached
- 2003.11.06 : AXENSTAR / Far from Heaven
- 2008.07.15 : BLACKMORE’S NIGHT / Secret Voyage
- 1998.12.09 : DC COOPER / DC Cooper
- 2010.10.27 : HELLOWEEN / 7 Sinners
- 2009.09.29 : LEAVES’ EYES / Njord
- 2006.07.26 : LUNATICA / The Edge of Infinity
- 2008.11.18 : NICKELBACK / Dark Horse
- 2004.11.21 : THALION / Another Sun
Search for ‘37’
ANUBIS GATE / The Detached
Release : 2009
Label : Locomotive
デンマーク産 Progressive Power Metal Band、ANUBIS GATE の 4th アルバム。
#1:インスト。 #2:クサメロ炸裂の疾走チューン。緩急を使い分けた投球、じゃなくて展開は見事だ。 #3:透明感のあるサビメロだけはいいんだが…。 #4:リフのギターメロは良いんだけどね…。 #5:退屈。 #6:タイトル通り、エジプトを連想させる雰囲気を持つ曲。 #7:アコースティックなパワーバラード。 #8:退屈。 #9:アコースティックな小曲。 #10:退屈。 #11:唄メロが平坦過ぎるのがアレ。 #12:アウトロ。
Jacob Hansen (Vo/BEYOND TWILIGHT) の透明感のあるハイトーンを軸にした楽曲はそれなりにパワーもあって悪くはないんだが、いかんせん唄メロが面白くない。プログレッシヴ感の薄さにも物足りなさが残る。去年のベスト・アルバムにも選出した SEVENTH WONDER クラスかと期待したが、個人的な結果としては虚しかったとしかいいようがない。
評価:37
AXENSTAR / Far from Heaven
Release : 2003
Label : King
スウェーデンのキラキラメタルバンドの 2nd アルバム。1st ではポスト SONATA ARCTICA という位置づけをされたが今回も変わってなさそうで・・・。
#1、少々ありきたりなインスト。 #2、いきなり凄い勢いでキラキラしまくってる。ここまで機械的にやられると引いてしまうのだが・・・。凄い速さだ。メロディはいまいち説得力に欠ける。Gリフとスネアの音はいいと思った。 #3、SONATA ARCTICA が降臨 ( 笑 ) 最大の売りであるキーボが減退してなんかね・・・。これじゃソナタの2番煎じって言われても仕方ない。 #4、・・・・。なんて危なげなVoなんだ。例えるならべっこう飴か、、柔らかすぎな気がする。曲は・・・つまらない。#2 や #3 の勢いは何処行った?ここでキーボがオケヒットとか入れたらかっこいいのになぁ、と思うところが結構あった。それなのに丁寧にコード弾きってのがマイナス。 #5、サビメロだけ合ってはいるが、それ以外に魅力が感じられない。タイトルトラックなのにね。。 #6、キーボの手抜きが気に入らない。 #7、面白みが皆無。メロディも弱い。 #8、ソナタの2番煎じ。個性ってものを主張しましょうよ。 #9、キャッチーキラキライントロの勢いが旨い。それでも2番煎じ感は否めない。しかも他の曲と似通ったタイプの曲だ。サビメロも弱いしな。 #10、メロディ的に悪くはないんだけど、どうして良く感じないかは不明。曲とVoの声質がマッチしてないのかな・・・。ストリングスの音が良くないってのも原因かな。 #11、煮え切らない。つまらない。
帯文句に書いてある、「白夜を焦がし、天空に向かって一気に疾走してる」のは #2 だけ。トラック数が増える度に面白みが消えていく。それと、その名に相応しいとは到底思えない Vo は、線の細さをどうにか改善する手を打ったほうがよさげだね。
評価:37
BLACKMORE’S NIGHT / Secret Voyage
Release : 2008
Label : SPV
BLACKMORE’S NIGHT の “もはや日本盤もでない” 6th アルバム。
#1:ファンタジックなインスト。 #2:核となるメロディはキャッチーかつオリエンタルで悪くないんだけどね・・・アレンジのネタが尽きたのか。 #3:退屈。 #4:KORPIKLAANI から Metal な音を消すとこうなる。 #5:過去の名インストとは比較にならないほど面白みのないインスト。 #6:RAINBOW の素晴らしいバラードの最悪なセルフカバー。これで RAINBOW ファンの心を掴んだとでも? #7:Gates of Babylon みたいな曲調は好きだが、つまらないね。 #8:退屈。 #9:疾走感と Ritchie の素晴らしいトーンが聴ける曲。アルバムの中で一番マシかな・・・。 #10:退屈。 #11:退屈。 #12:退屈。
今までで一番つまらないアルバムだ。日本盤が出ないのも頷ける。いつもの中世ファンタジックな音は何処へやら・・・。#9 みたいな曲をまだ作れることだし、その勢いで虹を・・・。王者からリストラされた彼がいるんだしさ・・・なんて無駄な想像をしてしまう程。
評価:37
DC COOPER / DC Cooper
Release : 1998
Label : Victor
元 ROYAL HUNT の実力派シンガー DC COOPER のソロ 1st アルバム。
#1、良質なメロディアス・ハードロック。流石 Dennis Ward がプロデュースしただけあるな。DC Cooper の声に合ったいい曲だ。 #2、これは、KISS ? #3、ROYAL HUNT 時代を彷彿させる棒読みだな (笑) #4、パーカッションが印象的なアコーステイック・バラード。 #5、様式美メタル。バスドラの音が変。 #6、爽やかな曲調がいいね。唄メロはつまらんけど。 #7、マイナーキーのピアノが素晴らしい。インスト。これ、ベストチューンじゃない? (笑) #8、唄メロはつまらんわ、ギターはワウ踏みすぎだわ・・・。 #9、このドラムパターンは好きだよ。 #10、怪メロ。こいうの大好物なんだけど、やっぱ唄メロがつまらないのよねぇ、奥さん。 #11、中間の独特なリズムになるところ”だけ”好き。唄い方が Rob Halford っぽいな。 #12、8分強の大曲。これはいいな。大曲だから力入れて作ったのかな?
最初と最後以外微妙。自分のソロアルバムなんだし、もう少し心を込めて唄ったらどうでしょうか? Cooper さん。実力は十分にあるのに、バラードでも疾走曲でも同じ唄い方だなんてねぇ。
評価:37
HELLOWEEN / 7 Sinners
Release : 2010
Label : Victor
HELLOWEEN のバンド史上最もファストでヘヴィな 13th アルバム。
笛ソロのインパクトが絶大な #4. Raise the Noise,もはやバンド1のコンポーザーになってしまった Markus 作曲の #5. World of Fantasy,アルバム中最も HELLOWEEN らしい #10. The Sage, The Fool, The Sinner,…通して聴いてもこの3曲以外は殆ど耳に残らないな。
確かに速くてヘヴィだ。それなりに唄メロもキャッチーだけど、これじゃ流石に HELLOWEEN らしさが薄すぎやしないか? アコースティック・アルバムの反動だってのは判らなくもないけど、1つに固執し過ぎるのもね。前作が良かっただけに非常に残念だ。
そんな事より、Andi はライブで Are You Metal? 唄えんのかな? あぁ、肝心なところはオーディエンスにマイク向けるんだな(笑)The Sage, The Fool, The Sinner はライブ受け良さそうだね。
評価:37
LUNATICA / The Edge of Infinity
Release : 2006
Label : Marquee
スイス産 シンフォニック・”Angel”・メタルバンド、LUNATICA の 3rd アルバム。
#1、前作同様 オーケストレーション + おっさんの語りインスト。 #2、サビ直前のフィルが美味しいが、全体的に平坦すぎる気がする。オケは見事なんだけどね。 #3、サイバートランス風味のアレンジ、ギターソロと転調後のサビは凄くいいね。 #4、ロシアの何だったか、に似てるな (意味不明) まぁ悪くないと思うよ。 #5、俺の嫌いな打ち込みトランス・ドラムが入ってる時点でもうダメ。唄メロつまんないし。 #6、THALION / The Encounter に似てるな。てか、男 Vo いらんだろ。 #7、緊張感のあるオーケストレーション “だけ” がいいね。 #8、バラード。作りはいいと思うんだけど、いまいちメロディに説得力がないのよね~。 #9、何だこの単調すぎるドラムは・・・。 #10、大曲。長いわりにいいと思えるパートがない。 #11、#10 の Different Version 男 Vo ( Oliver Heartman ) が出てくるだけ。 #12、#6 の Piano Version 。
アルバム全体に見られるサイバートランス的なアレンジも、上手くオケと合っていていいとは思うが、如何せんメロディが弱すぎる。#3 だけがギリギリ聴ける程度。Andrea の声が持つ神通力も、つまらないメロディのせいか魅力皆無。恐らく、2nd が奇跡だったのだろう。
評価:37
NICKELBACK / Dark Horse
Release : 2008
Label : Roadrunner
カナダ産 Monster HardRock Band、NICKELBACK の 6th アルバム。
#1:意外性のある展開がアレ。アメリカナイズされてきたかな・・・。 #2:ライブで盛り上がりそうな曲だね。DEEP PURPLE みたいなリズムのリフが面白い。 #3:終始キャッチーな曲。映画やドラマの主題歌になってもいいくらい。ここまでやってくれると嬉しいよ。 #4:名曲 “Someday” を彷彿させる曲。 #5:これまたキャッチーだね。メガホン・マイク風のエフェクトはアレ。 #6:キャッチーなサビメロが美味しい。 #7:哀愁ある歌メロが耳を引くバラード。 #8:地味。 #9:こういうストレートなタイトルは嫌いじゃない (笑) ライブで盛り上がりそうでいいね。 #10:煮え切らない唄メロがアレ。 #11:#10 に同じ。
NICKELBACK らしさは何も変わってない。地味さもね。まぁ予想通りと言えばそうなのだが、もう一つ何かが欲しいね。
評価:37
THALION / Another Sun
Release : 2004
Label : Victor
ブラジルのメロディック・プログレッシヴ・メタルバンドの 1st アルバム。 Andre Matos,Michael Kiske がゲスト参加。
#1、今から STARWARS でも始まるのか、ってなインスト。 #2、サビ以外の唄メロがつまらないが、Alexandra Liambos の語尾を強調する唄い方が可愛いいから許す (甘) プログレッシヴなギターソロは、曲に合ってないような。 #3、BLACKMORE’S NIGHT みたいなイントロから、結局パワーメタルに移行する曲。 #4、モロにラジオ向けバラードのイントロがいいね。でだ、その後どうしてバス連打のミドルに変わるのか不思議だ。 #5、キャッチーなメタルなんだかプログレッシヴ・メタルなんだか判らんな。 #6、DREAM THEATER / Metropolis Pt.1 を真似し過ぎなソロがどうしてもなぁ。 #7、煮え切らないメロディの曲。音のバランスをどうにかしろと言いたい。 #8、彼らは DREAM THEATER が大好きなようだな。でもちょっと、ヤリ過ぎじゃないか ? #9、Michael Kiske とデュエットしちゃったワ、なバラード。年齢を増すごとに味が出てくる Kiske の歌声に万歳。 #10、#2 の Andre “まとやん” Matos とデュエットしちゃったわ、なボートラ。やっぱ、Andre の Vo いいわ。Alexandra たんには申し訳ないが、全然こっちのがいいです。
Michael Kiske,Andre Matos がゲスト参加してるというだけで、ある程度の価値があるアルバム。当時18歳の “止まっていれば可愛い” Alexandra Liambos の若さあふれる Vo も悪くないんだけど、もう少し曲の方向性を絞った方がいいかも。
評価:37