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MASTERPLAN / Masterplan

MASTERPLAN / Masterplan
Release : 2003
Label : Marquee

HELLOWEEN 脱退組みである Roland DrapowUli Kusch が 歌鬼 Jorn Lande を迎えて結成した MASTERPLAN のデビューアルバム。


#1、 HELLOWEEN では聴けないようなキラキラキーボードアレンジもあるので、なかなか聴き応えがある。 #2、モダンな STRATOVARIUS を彷彿とさせる。Jorn の歌唱も素晴らしい。 #3、モロに HELLOWEEN / Dark Ride 路線の曲だなぁ。 #4、強烈なキャッチーさを持つ曲。アルバムの中では最も浮いた曲。ゲストに ( Michael Kiske / ex-HELLOWEEN ) が参加。 #5、HRバラード。こういう曲も作れるんだね。 #6、Roland の面白みのないバッキングがアレだが、素晴らしいキーボアレンジが光る佳曲。 #7、定位が右寄りなのがちょっと気になるが、アグレッシヴ且つキャッチーな良い曲だと思う。 #8、曲名のわりにあんまりいい印象のない曲。唄メロが煮え切らないんだよな・・・。 #9、イントロ後、疾走するかと思いきや、ミドルなままで拍子抜けをくらってしまった。 #10、キャッチーなメロディが良い佳曲。サビメロのオーバーダブが良い感じ。。勢いで弾いちゃってる感のあるギターソロがちょっとアレだけどね (笑) #11、メロウなギターソロが魅力的な (短いけど) 曲。ラストにしては消化不良気味かな。


同年にリリースされた HELLOWEEN / Rabbit Don’t Come Easy よりは明らかに良いんだけど、どちらかと言えば HELLOWEEN の方がメタルしてるので、ただ単に HELLOWEEN が分割されたという考えは正しくないかもしれないな。

評価:73

MASTERPLAN / Aero Nautics

MASTERPLAN / Aero Nautics
Release : 2005
Label : Marquee

前作で衝撃のデビューを果たした MASTERPLAN の 2nd アルバム。歌鬼 Jorn Lande がバンドに留まっているのも嬉しい限り(笑) ・・・だったが、2006年春に Jorn Lande 脱退。


#1Roland の淡々としたバッキングがアレだけど・・・。唄メロも Jorn に合っていていいね。 #2、哀愁のある唄メロが魅力的。リフの笛が好きだな。Aメロのストリングスもいい感じ。 #3、”Heroes” を彷彿とさせるキャッチーな曲。アルバムに1曲、こういう曲を入れてくれるってのは好感もてるね。 #4、歌鬼のおかげでいい曲ではあるんだけど、このつまらないバッキングはどうにかならんものか。 #5、哀愁のあるソロはいいんだけど・・・。 Uli のドラムも、前作はあまり気にならなかったが、単調だな。 #6、怪しメロの映えるサビがいいね。流石、歌鬼。あ、これボートラ。 #7、哀愁HR。サビの哀愁が素晴らしい。 #8、唄メロがいいね。ただ、リズムが独特、っていうか、そんな独特なわけじゃないけど。 #9、なんとなく、風格が出てきたように思える。 #10、キャッチーなイントロが素晴らしい佳曲。 #11、名曲。是非、感動ものの歌詞と一緒にお楽しみ下さい。何回でもリピートして聴きたくなる曲。強いて言えば “MASTERPLAN 版 Keeper Of The Seven Keys“ サビメロで悶絶悶涙。 #12、ボートラ。


いい意味でサウンドが統一されてる。その為か一方的にしか聴こえないっていう欠点もあるわけだけど、良くまとまってるいいアルバムだと思う。メロディも Jorn Lande を想定したものになっていて、前作よりもバンドのケミストリーを感じるしね。音楽性はちょっと大人になりすぎちゃった感じもするけど、05年、胸を張ってオススメできる名盤だと思う。

評価:86

MASTERPLAN / Mk II

MASTERPLAN / Mk II
Release : 2007
Label : Afm

Jorn Lande , Uli Kusch の脱退後、Mike DiMeo (RIOT) , Mike Terrana (ex-RAGE) を加入させた MASTERPLAN の 3rd アルバム。


#1、シンフォニックなインスト。 #2、彼ららしいメロディが好印象。ソロが Black in the Burn なのは Grapow の怠慢か ? #3、最後のサビ直前の流れるようなキーボードのアレンジが最高。けど短いな。 #4、キャッチーメロディが素晴らしい名曲。アルバム発売前、この曲のサンプルばかり聴いてたな。 #5、たまに出てくる3連バスは Uli に影響受けてたのかな?それとも Terrana が Uli っぽくしたのか・・・。 #6、リフの上に上手くサビメロを乗せたね。そう来るとは思わなかった。 #7、あぁ、この曲は Jorn が歌ってれば・・・。 #8、ダークな曲調が Mike Dimeo にあってていいね。ソロはちょっとワウ踏みすぎ。 #9、地味だけどカッコイイね。 #10、当アルバム唯一 Uli の曲。まーす・たー・ぷらーん。 #11、#4 には及ばないものの、なかりキャッチーな唄メロが魅力。 #12、・・・これまた地味だ。


2人のカリスマが抜けた穴を見事に埋めてきたね。序盤の畳み掛けは凄いよ。まぁね、正直 Uli の手数が多いドラムが聴けないのは残念・・・。てか、Mike Terrana が RAGE から抜けた方がショックなんですけど。

評価:77

MASTERPLAN / Time to be King

MASTERPLAN / Time to be King
Release : 2010
Label : Victor

Jorn Lande が復帰した MASTERPLAN の 4th アルバム。


このバンドの位置づけとしては HELLOWEENGAMMA RAY に次ぐジャーマン・パワー・メタル・バンド、というのが恐らく一般的だったと思う。しかし、ここに聴ける音にはもはや HELLOWEEN の面影は皆無。#3. Far From the End of the World#9. Blue Europa を除いた殆どの曲がミドル・テンポでじっくり聴かせるタイプ。ただ、前述した2曲以外の曲もそれないりに良い出来なのが惜しいところ。#4. Time to be King とか #7. The Sun is in Your Hands なんて MASTERPLAN らしさを凄く魅力的に伝えてる曲だしね。

もしこれが Jorn のソロ・アルバムだったならもっと高い評価が出来たと思うが、MASTERPLAN の新譜としてだとこのくらいが限界。1曲くらい王道な疾走曲があってもいいと思うんだけどね…。まぁ “求めていた音楽性とは違うけど意外といいアルバム” なのかな。

評価:72

MASTERPLAN / Novum Initium

MASTERPLAN / Novum Initium
Release : Afm
Label : 2013

Rick Altzi (Vo/AT VANCE),Jari Kainulainen (Ba/ex-STRATOVARIUS),Martin Skaroupka (Dr/CRADLE OF FILTH) を迎えた MASTERPLAN の 5th アルバム。


いかにも彼ららしいパワフルでメロディックなコーラスが素晴らしい #2. The Game,ズッシリとしたリズムの中でピアノが引き立つ #3. Keep Your Dream AliveSTRATVARIUS 風のシンプルなメロディック・メタル #4. Black Night of Magic,北欧メタルを思わせる透明感のあるキーボード・メロが美味しい #7. Pray On My Soul,哀愁のメロディを暑苦しく聴かせる #9. Return From Avalon,スケール感のあるメロディをじっくり聴かせるパワー・バラード #10. Through Your Eyes,様々な展開を見せる10分の大曲 #11. Novum Initium

とりあえず、メンバー・チェンジによるマイナス点はなし。Rick Altzi は元々 Jorn Lande タイプだし、SYMFONIA がなくなって丁度ヒマしてた? Jari Kainulainen はソツなくこなし、Martin Skaroupka に関しては、Uli Kusch 期の手数の多さが戻ってきたイメージで、かなりいいスパイスにはなっている。

曲に関してはどれもキャッチーで悪くはないんだけど、あとほんの少し何か足りないような…。

評価:75


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