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BLIND GUARDIAN / At the Edge of Time

BLIND GUARDIAN / At the Edge of Time
Release : 2010
Label : Nuclear Blast

BLIND GUARDIAN の 9th アルバム。


生オーケストラを導入した #1. Sacred Worlds,初期を彷彿させる #2. Tanelorn,インパクトのあるサビメロが美味しい #4. Ride Into Obsession,彼らのケルティック・サイドが遺憾なく発揮された #8. War of the Thrones,アルバム中最高の “サビメロをシンガロングしたい度” を持つ #9. A Voice in the Dark,”グリーグ/山の魔王の宮殿にて” 風のメロディも楽しめる圧巻の大曲 #10. Wheel of Time

メタリックさは減衰するけど、生オケが入ると曲の壮大さは増すね。RHAPSODY OF FIRE は生オケよりもパワー・メタルらしさがあった方が良いように思えたけど、BLIND GUARDIAN は断然生オケがいいね。いやぁ、ここ数作の中ではダントツでいい出来だ。

評価:77

GEFF / Land of the Free

GEFF / Land of the Free
Release : 2009
Label : Metal Heaven

スウェーデンのギタリスト Ralf Jedestedt のメロハープロジェクト GEFF の 1st アルバム。メンバーは Goran Edman, Anders Johansson, Par Stadin (ex-Silver Mountain), Mats Olausson。そして Jens Johansson がゲスト参加。


#1:キャッチーな唄メロが美味しい様式美ハードロック。 #2:AOR 風味の強い曲。ハモンドの音がいいね。 #3:#2 に同じく AOR 気味。Goran の細い声に合ったいい曲だ。 #4:北欧メタルの理想的な形だな、この曲は。輝きを放つ Jens のソロも素晴らしい。 #5:落ち着いた深みのあるロック。 #6:バラード。愁いのあるギターソロがいいね。 #7:#3 に同じ。 #8:クッサーい (笑) 80s な音な上に様式美でクサいって、最高過ぎるだろ。(当事者じゃないけどね。) #9:退屈。リフは面白いんだけどね。 #10:これまた 80s 。ギターソロ以外退屈。


北欧メタルの代表が勢ぞろいの凄いメンツだが、このメンツで考えられるような音楽性 ( Yngwie Malmsteen タイプ ) ではなく ( まぁその要素もあるっちゃあるが… ) かなりメロハー or AOR 寄り。#1,4,8 などはメタル・ファンにも通用するハードロックな曲でかなりいい出来だし、単発プロジェクトで終わらず次作を作ってくれることを期待したいね。てか、どこかのレーベルは日本盤出してあげて…。

評価:77

GOTTHARD / Need to Believe

GOTTHARD / Need to Believe
Release : 2009
Label : Nuclear Blast

スイスの国民的ハード・ロック・バンド GOTTHARD の 9th アルバム。


#1:東洋風のメロディが美味しい曲。 #2:耳に残るキャッチーなコーラスが印象的な佳曲。 #3:#2 に同じ。 #4:爽やかな唄メロがいいね。 #5:80’s なリフが絶妙な Rock’n’Roll を出してる曲。 #6:3拍子の曲。哀愁のある唄メロがいいね。 #7:夕焼け空の下のドライヴに合いそうな曲。 #8:ライブで聴きたい曲だね。やはり「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」は美味しいな (笑) #9:グルーヴ感のある重いリズムがいいね。 #10:リズム隊とギターが一体となって生み出す強力なリフが美味しい。それでいて唄メロはキャッチーだってのが罪だよね~ (笑) #11:パワーバラード。キーボードの音が無駄にゴージャスじゃないのがあくまで “ロック・バラード” って感じでいいね。


相変わらず “これといったキラーチューンはないが全ての曲で高品質” なアルバムだ。枚数を重ねてもこの方向性を失わないのは素晴らしいね。FAIR WARNING に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだ。

評価:77

IRON SAVIOR / Rise of the Hero

IRON SAVIOR / Rise of the Hero
Release : 2014
Label : Afm

Piet Sielck (Vo,Gt) 率いる IRON SAVIOR の 8th アルバム。


シンガロング必至のキャッチーなメロディが素晴らしい #2. Last Hero#3. Revenge of the Bridge,ヒロイックに疾走するリーダートラック #4. From Far Beyond Time,オーソドックスなリフとライブ映えしそうなコーラスが楽しい #5. Burning HeartHELLOWEEN / Ride the Sky みたいなリフと僅かな起伏のみでひたすら疾走する #6. Thunder from the Mountains,スウェーデンのバンド、MANDO DIAO のカバー #9. Dance With Somebody,クサすぎるギターメロが堪らない #10. FirestormFREEDOM CALL みたいなコーラスのアレンジが新鮮な #12. Fistraiser 。

小細工なしにパワフルに攻めてくる不器用な German Metal 。いつもに増して今作は曲がいいね。
どう見ても超低予算な PV [Burning Heart] がバンドの今の状況を映し出しているような気がするのは悲しいが、この手のジャーマン・メタル・バンドが殆どいなくなってきているだけに、少しでも長く活動してほしいと願うばかりだ。

評価:77

KISS / Monster

KISS / Monster
Release : 2012
Label : Universal

地獄の獣神、KISS の 20th アルバム。


KISS に求めていた音そのもの、な #1. Hell or Hallelujah,初期の雰囲気を醸し出すポップな #4. Back to the Stone Age,彼ららしいコーラスとハンドクラップが絶妙に合う #5. Shout Mercy,80’s を感じさせる #7. Eat Your Heart Out#9. Outta This World,ロックへの愛が滲み出た #10. All for the Love of Rock & Roll

前作が「どこをどう取っても KISS なんだけど、どこか煮え切らない」という微妙なアルバムで、国内盤がリリースされないという状況だったが、今回は国内盤も出た模様。しかも今作は “らしさ” を保ちつつ、ちゃーんとシングル・ヒットを狙える曲が数曲あるってのが素晴らしい。

もうね、CDをセットして Play ボタンを押したら #1 のリフが聴けるってだけで十分満足。

評価:77

MASTERPLAN / Mk II

MASTERPLAN / Mk II
Release : 2007
Label : Afm

Jorn Lande , Uli Kusch の脱退後、Mike DiMeo (RIOT) , Mike Terrana (ex-RAGE) を加入させた MASTERPLAN の 3rd アルバム。


#1、シンフォニックなインスト。 #2、彼ららしいメロディが好印象。ソロが Black in the Burn なのは Grapow の怠慢か ? #3、最後のサビ直前の流れるようなキーボードのアレンジが最高。けど短いな。 #4、キャッチーメロディが素晴らしい名曲。アルバム発売前、この曲のサンプルばかり聴いてたな。 #5、たまに出てくる3連バスは Uli に影響受けてたのかな?それとも Terrana が Uli っぽくしたのか・・・。 #6、リフの上に上手くサビメロを乗せたね。そう来るとは思わなかった。 #7、あぁ、この曲は Jorn が歌ってれば・・・。 #8、ダークな曲調が Mike Dimeo にあってていいね。ソロはちょっとワウ踏みすぎ。 #9、地味だけどカッコイイね。 #10、当アルバム唯一 Uli の曲。まーす・たー・ぷらーん。 #11、#4 には及ばないものの、なかりキャッチーな唄メロが魅力。 #12、・・・これまた地味だ。


2人のカリスマが抜けた穴を見事に埋めてきたね。序盤の畳み掛けは凄いよ。まぁね、正直 Uli の手数が多いドラムが聴けないのは残念・・・。てか、Mike Terrana が RAGE から抜けた方がショックなんですけど。

評価:77

MILLENIUM / Hourglass

MILLENIUM / Hourglass
Release : 2000
Label : Nippon Crown

Rhlph Santolla を中心としたメロハーバンドの 3rd アルバム。Vo の Todd Plant が脱退し、歌鬼 Jorn Lande が加入。


#1、歌鬼のアカペラに始まる超級メロディアスチューン。ハードポップにも通じる爽快感が堪らない。Bメロのコーラス、ピアノソロからギターソロに移るところなんか思わず顔がにやけますよ。名曲!名演! #2、#1 の爽快感を受け継ぐハードロックナンバー。#1 には劣るもののなかなかの佳曲。 #3、細かい事を言うと、もう少しディレイを下げた方が好みだが、やはり歌鬼。鳥肌が立つような歌唱を聴かせてくれる。 #4、切ないサビが心を打つ名バラードです。てか、Jorn 上手すぎ。これ反則だろ。 #5、これまた聴きやすい曲調。コーラスがいいね。 #6、よき時代のRockを感じる。HR/HMを聴かない人にも自信をもって薦められる曲だね。 #7、Jorn流濡れ歌唱。こういう曲も作れる当たり相当の評価に値するな。 #8FAIR WARNING に同じような曲が合ったような気がする。 #9、細かいアレンジが上手だ。ただ、ちょっとマンネリ化? #10、聴きやすいサビメロが○。歌鬼先生のハイトーンが聴ける曲。


このバンド、ピアノの使い方が上手い。要所に的確に使われてて、その辺のC級バンドがギターソロ前にちょこっと入れるのとはわけが違う。メロディがいいのは言うまでもないが、そういった細かなアレンジも手が込んでていい。ノーマルトーンから少々ガナリの入った唄い方まで一切の隙がない。いやぁ、いい Vo 入れたね。もういないけど。

評価:77

OPETH / Ghost Reveries

OPETH / Ghost Reveries
Release : 2005
Label : Roadrunner

スウェーデンのプログレッシヴ・ゴシック・メタルバンド、OPETH の、Per Wiberg ( SPIRITUAL BEGGARS ) を迎えて制作された 8th アルバム。


#1、恐怖感すら思わせるイントロから一気に切り込んでくる。アコースティックなスリリングさも感じさせる佳曲。 #2、絶妙のタイミングで入ってくるハモンドオルガンに悶絶。メロトロン的な音遣いも素晴らしい。しかも、そういった古典的なアプローチが妙に心地よく感じられる。 #3、どこか異世界に迷い込んだかのように錯覚させられる不思議なイントロが良い。後半の激烈なギターメロは思わずガッツポーズ。 #4、どこかアラビア風のイメージなイントロに、民族音楽風のリズムで楽しませてくれる。 #5、後半、裏メロを見事に奏でるベースに涎が・・・。この暗黒世界は他のどのバンドにも作れないだろうな。 #6、左の伴奏と右からのギターメロが、聴き手の脳内を制圧するかのごとくに構築する哀愁のメロディが、どんどんと “OPETH World” に引き込んでくれる。 #7、これまた絶妙なタイミングで登場するキーボードがやばい。バンドサウンドが消えて、キーボードソロになるところなんて、サブリミナル効果でも入ってんじゃないか?と思うほどに陰鬱になってくる。 #8、アルバムを締めくくるエンディングみたいなイメージ。ホラー映画のエンディングに合いそうだな。


ロードランナーに移籍して、サウンドがそれ系っぽくなっちゃのか・・・と思った人は全く心配はいらない。従来通りのサウンドだよ。

評価:77

RAIN / Stronger

RAIN / Stronger
Release : 2006
Label : Victor

Michael Bormann ( ex-JADED HEART, ZENO ) 率いるメロディアス・ハードロック・バンド RAIN の 2nd アルバム。


#1、HipHop みたいなドラムが多少気になる・・・。ネチッこい歌唱は相変わらずだね。 #2、曇り空の下の路地裏が似合いそうな HR 。彼らしくていいね。 #3、HipHop みたいなドラムが・・・。 #4、キャッチーでコマーシャルな曲。だんだん雨があがってきたって感じでいいね。 #5、哀愁のギターソロが堪らん。 #6、何この哀愁攻め・・・。 #7BON JOVI + Joe 期 RAINBOW みたいな曲。懐かしさを感じれる唄メロが素晴らしいね。 #8、これまた哀愁 HR 。オーケストレーションが他の曲との違いを表してる。 #9、#4 同様キャッチーな曲。哀愁ギターソロがいいね。 #10、BON JOVI 。ラジオ向けバラード。 #11、これまたラジオ向けバラード。ギターソロは Zeno かな ?


曇り空とか小雨の日のドライブに凄く合いそうないいアルバムだ。Zeno Roth がちょっと関わってるらしいけど、#11 のギターソロかな・・・ ( ソロが入るタイミングと音色、そして泣き具合、Vo との絡ませ方は明らかに Zeno だと思う。 ) 。それにしても Michael Bormann は哀愁バラードが似合うねぇ。

評価:77

ROYAL HUNT / Show Me How to Live

ROYAL HUNT / Show Me How to Live
Release : 2011
Label : Frontiers

D.C.Cooper が復帰した ROYAL HUNT の 11th アルバム。


正直なトコロ、D.C. Cooper 期よりも John West 期の方が遥かに好きなので、個人的には “D.C. が復帰!” とか聴いても何も感じなかった。むしろ、また再結成ネタ…なんてという思いでいた。しかし、フタを開けてみれば “これが ROYAL HUNT meets D.C. Cooper のケミストリーなのか!” と思わざるを得ない結果となった。

まんま Paradox のアノ感じの音、そしてそこに Frontiers のメロハー・クオリティに十分耐えうるキャッチーなメロディ…。D.C. 在籍時の過去のアルバムより気に入った。メロディの質だけならバンド史上最高クラスなんじゃないかな。#5. Half Past Loneliness なんて 2011年のベスト・チューン候補に挙がってるくらいだしね。

ただ、やはり俺の耳は John West の方がしっくりくるんだよなぁ。

評価:77


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