- 2003.12.17 : DARK MOOR / Dark Moor
- 2007.05.29 : DARK MOOR / Tarot
- 2008.11.19 : DARK MOOR / Autumnal
- 2010.11.15 : DARK MOOR / Ancestral Romance
- 2013.06.17 : DARK MOOR / Ars Musica
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DARK MOOR / Dark Moor
Release : 2003
Label : Victor
Xametal ワールドカップ、スペイン代表 DARK MOOR の 4th アルバム。
#1、オーケストレーションの厚みが一歩引いた音質がちょっと微妙かな。 #2、安心感のある飛翔メロが印象的な佳曲。しっかし、新 Vo の人、声量ないなぁ・・・。 #3、唄メロが煮え切らない。 #4、唄メロが煮え切らない。いや、Vo が原因かも。 #5、リフやインストパートは悪くないが、唄メロがつまらなすぎ。 #6、唄メロの裏でピロピロしてる笛が面白いね。 #7、インスト。 #8、退屈。 #9、退屈。 #10、インスト。 #11、勢いがあるね。まぁそれだけっちゃそれだけなんだが。 #12、「ダ-ムー、ダ-ムー」なサビが面白いね。バンド名を冠するに相応しい、いい曲だね。 #13、バラード。
新しい Vo、Alfred Romero の線の細さ、声量の無さには正直失望。まぁ、全く唄えてないってわけでもないから、それほど苦にはならないけど・・・。内容は、持ち前のクラシカルな部分は向上してるけど、全体的にメロディの高揚感が皆無。なんて言うか、今までのクサメロが恥ずかしくなってきちゃって、ちょっと大人ぶってる感じがする。
評価:51
DARK MOOR / Tarot
Release : 2007
Label : Scarlet
DARK MOOR の 6th アルバム。
#1、インスト。 #2、巷ではあんまり評判がよくないけど、このアルバムの中で一番好きな曲だったりする。 #3、緊迫感のあるオケアレンジがいいね。 #4、その、あまりに非力な唄回しはどうにかなりませんか?唄メロが悪くないだけに、勿体無い。 #5、ギターソロのクサメロ、その後のブラスがいいね。 #6、アカペラ・パートが面白いが、「デボリンデ・ターワォー」はちょっとしつこい。 #7、相変わらず、オケ・アレンジが上手いね。緊張感のあるストリングスは素晴らしいよ。 #8、Roy Kahn 風の歌唱を披露してくれる Alfred Romero がいいね。この人も 4th から随分成長したんじゃいない? #9、無駄にシンフォニックになるより、こういう曲の方が似合ってる気がする。 #10、古典派の巨匠 Ludwig van Beethoven の 交響曲5番・運命 をアレンジした曲。月光 (第1楽章) から 運命4楽章 に変わった時は思わず失笑。ベタ過ぎだよ。 #11、ボートラ。クラシカルな佳曲。日本盤はトルコ行進曲?
枚数を重ねるごとに KAMELOT っぽくなってくね。ある意味 クサかったのが懐かしい。これで Vo の線の細さが解消できれば尚いいんだけど、これはこれでいいのかも。
評価:71
DARK MOOR / Autumnal
Release : 2008
Label : Marquee
Enrik Garcia 率いる DARK MOOR の 7th アルバム。
#1:チャイコフスキー / 白鳥の湖。 #2:”オペラ座の怪人” のメロディを使った曲。 #3:オペラチックな唄メロとストリングスの綺麗なリフが効果的な曲。 #4:ゴシック・メタル風の佳曲。 #5:緊張感のあるクワイアと疾走感が心地良い。 #6:キャッチーなヲーヲーコーラスが素敵な曲。 #7:ダークな曲調が美味しい曲。サビのクワイアが曲を引き立てているね。 #8:シンフォニックな装飾が色濃い曲。 #9:#3 に同じ。 #10:#3 に同じ。 #11:シンフォニックなインスト。劇的だ。
枚数を重ねる毎に KAMELOT 化が進行。前作での唄メロの充実は何だったのかと思わせる程大仰なアレンジだ。あまりに装飾過多な事もあって Heavy Metal の本来持つ魅力が薄くなってしまっているのも事実で、それが非常に残念なところ。装飾がなくても強力な曲を作り、それを盛り上げるシンフォ・アレンジを施せればそれが理想なんだけどね。
評価:34
DARK MOOR / Ancestral Romance
Release : 2010
Label : Scarlet
スペイン産シンフォニック・メタル・バンド、DARK MOOR の 8th アルバム。
大仰なオーケストレーションが奏でる甘美なメロディがパワフルに行進する #1. Gadir,女性シンガーとの対比、クラシカルなコーラスが見事な #2. Love from the Stone,唄メロは弱いものの、初期の方向性を彷彿させる疾走が美味しい #3. Alaric De Marnac,イントロの元ネタはホルスト? な #4. Mio Cid,中期 QUEEN? な #5. Just Rock,母国語の #7. Cancion Del Pirata,ALCATRAZZ / Jet to Jet なリフが失笑を誘うも、アルバム随一の疾走感が美味しい #9. Ah! Wretched Me,そしてアルバムのラストを飾る泣きのバラード #10. A Music In My Soul 。
アルバムをリリースする度にヘアスタイルが変わってる Alfred Romero (Vo) の成長が著しい。繊細ながらも力強い、Roy Kahn を思わせる魅力が出てきたね。
これといった強力なキラーチューンはないが、全曲水準以上の出来で捨て曲はないし、多彩な曲調を楽しめる。いいアルバムだ。
評価:86
DARK MOOR / Ars Musica
Release : 2013
Label : Scarlet
DARK MOOR の 9th アルバム。
ファンタジー映画のようなインスト #1. Ars Musica,キャッチーでオペラチックなコーラスが印象的な #2. First Lance of Spain,シンフォニック・ポップ・ロック? な甘っとろいメロディの #3. This is My Way,ミュージカル風の #5. Together As Ever,アップテンポだが、コーラスはゴシック・メタルな #6. The City of Peace,感動的なシーンのバックで流れそうなバラード #7. Gara & Jonay,スパニッシュな巻き舌 Vo を織り交ぜながら疾走する RHAPSODY 風の #8. Living in a Nightmare,スペイン語 + 巻き舌で歌われる大仰な唄メロの #9. El Último Rey,IRON MAIDEN も To Time a Land で引用したスペイン組曲のカバー #11. Asturias 。
前作のメロウさをさらに突き詰めて歌劇風にしてきた印象。もう少しメタリックな要素はあった方がいいとは思うが、(アルバムを重ねる度にレベルアップし、後頭部が心配な)Alfred Romero (Vo) の甘っとろい歌唱を聴くと、見事にこの音楽性にマッチしてて、これはこれで良いような。前作もそうだったが、これで1曲でも強力無比なキラー・チューンがあれば完璧なんだけどなぁ。
評価:84