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ELECTRIC SUN / Beyond the Astral Skies

ELECTRIC SUN / Beyond the Astral Skies
Release : 1985
Label : Spv

Uli Jon Roth 率いる ELECTRIC SUN の 3rd アルバム。


#1、メロディアスな唄メロは勿論、泣きのギターソロが凄まじい。名曲。 #2Michael Flexig の歌唱が光る名曲。 #3、ドラマチックな展開が魅力的な名曲。キャッチーなスカイ・ソロが素晴らしいね。 #4、とにかくソロが凄まじい名曲。これは Uli にしか作れない世界だろうな。 #5、極めて Hendrix 風のギターにオペラ風の Vo が乗る名曲。 #6、展開・メロディ・ソロ、と3拍子そろった名曲。 #7、Sky Guitar のお披露目とばかりに弾きまくる。民謡調のメロディが美味しすぎる名曲。それにしても、この曲のソロは神がかってるな。 #8、これまた Hendrix 風の名曲。Vo がアレだが・・・。 #9、これこそ Rock Opera。Mozart / Requiem を彷彿させる名曲。後半の変拍子ソロは素晴らしい、というか壮絶。 #10、アルバムの最後を飾るのに相応しい ファンファーレのような曲。当然これも名曲。


全部名曲。個人的には、過去このレベルに到達したギタリストは Uli Jon Roth 以外いないと思う。このアルバムと Sky of Avalon は未来永劫、生まれ変わっても私の記憶から消されることはないろう。

評価:99

EMPEROR / Anthems to the Welkin at Dusk

Anthems to the Welkin at Dusk
Release : 1997
Label : Candlelight

メンバーの投獄 ( 教会放火とか ) により活動停止を余儀なくされた EMPEROR が、その鬱憤を晴らすが如くリリースした 2nd アルバム。


#1、緊張感を誘うインスト。後半のブラスから #2 へ続くまでは鳥肌モノ。 #2、メンバーの投獄で音楽活動が出来なかったストレスを全てぶつけたかのような曲。間違いなく EMPEROR 史上TOP3 に入る名曲。 #3、凄まじいテンションのリズム隊に加えクラシカルなストリングスが交差する。それは皇帝だけが唯一作り出せる暗黒美・・・。 #4、怪奇なリフとシンセが心地よいまでに融合している。もう素晴らしいとしか言いようがない。 #5、何このぶち切れたテンション。ファストテンポからミドルへの変化も巧みに使いこなしている。 #6、凄まじい衝撃に襲われているにも関わらず、手も頭も反応できない。じわじわと心拍数が上がるにつれて自分が出せる最高の力を込めてガッツポーズするまでに 2:43 もかかった (汗) #7、リフが切り込んできた時点で、この曲が素晴らしい事が認知できた。8:17 という比較的長い曲だが、一瞬たりとも聴き逃せない名曲だ。 #8、アルバムの最後を飾るに相応しい、哀愁とも狂気とも言えるメロディが心を打つインスト。最高だ。 #9、日本盤ボートラ。首を絞められているかのような Vo が印象に残る。– 今日ちゃんと寝れるかな — (笑) #10、日本盤ボートラ。インスト。クラシックの影響を色濃く受ける Ihsahn らしい曲だ。


ここまで完成度の高い “Classical Black Metal” は初めて聴いた。完璧な音の調和に加え、全身の毛が逆立つような恐ろしさを醸し出す美、そして暴虐性。まさに “闇の賛美歌” だ ( ここまで的を得た邦題も珍しいな / 笑 ) 。・・・何を疑うこともなく言い切れる。これは EMPEROR の最高傑作である、と。

評価:99

IHSAHN / AngL

IHSAHN / AngL
Release : 2008
Label : Candlelight

闇の皇帝の一角 Ihsahn のソロ 2nd アルバム。


#1:前作の延長上にある印象。華麗なギターソロも聴ける。 #2:プログレッシヴな展開が素晴らしい曲。ピアノをバックに唄う中間のパートは鳥肌モノ。 #3Mikael Akerfeldt ( OPETH / Vo, Gt ) がゲスト参加。これはまさに “OPETH / Damnation” のあの雰囲気。やヴぁいな・・・。 #4:哀愁という土台の上で開放された暗黒の美旋律が絶妙なバランスで絡み合いながらも、すれ違いざまにフワッと感じる香水のようなクサメロすら放出する・・・。名曲・名演・悶死。 #5:後期 EMPEROR を彷彿させる。ギターソロが入るあたり、やはり彼もギタリストなんだね・・・。個人的には理想的な Black Metal の形だと思う。 #6:メロディアスなギターメロがやば過ぎる。流石だ。 #7:この陰鬱さ、堪らないね。ホント、深海の闇の中で彷徨っているような雰囲気は Ihsahn にしか出せないわ。 #8:キタよ、超 “OPETH / Damnation” タイプ。素晴らしいとしか言いようがない。 #9:EMEPROR で表現しきれていなかったクラシカルな要素とプログレッシヴな側面が見事に融合した名曲。


完璧だ。彼のキャリアの中でも最高傑作かと。本当なら 100 を付けたいが、音が軽すぎるんだよね。まぁ、そんなのは問題にならないほど曲がいいんだけどね。

評価:99

IRON MAIDEN / Seventh Son of a Seventh Son

IRON MAIDEN / Seventh Son of a Seventh Son
Release : 1988
Label : EMI

IRON MAIDEN の 7th アルバム。7番目の息子の7番目の息子は超能力者、とかいうコンセプト。


#1、ミドルからスピードアップする、もはや彼らの十八番とも言えるイントロが好印象。サビ裏のギターが素晴らしいね。 #2、ドラマチックでプログレッシヴな展開が素晴らしい名曲。 #3、大衆受けするであろうキャッチーな名曲。 #4、最初から最後まで、一切隙のないアレンジとメロディで構成された “究極の” 名曲。IRON MAIDEN の曲の中で一番好き。 #5、10分近くあるタイトル・チューン。手に汗握る中間の間奏パートが ( 長いけど ) 素晴らしい。 #6、IRON MAIDEN らしかぬ最後のアコースティック・エンディングが最高。 #7、”The Number of the Beast” を彷彿とさせるイントロが美味しい。キャッチーなギターメロもいいねぇ。 #8、カッコ良過ぎなイントロで悶絶。強調されたベース→リフの繋がりが好き。終わり方も素晴らしいね。


究極の名盤、”The Evil That Men Do” を筆頭にいい曲尽くめ。

評価:99

JUDAS PRIEST / Painkiller

JUDAS PRIEST / Painkiller
Release : 1990
Label : Sony

JUDAS PRIEST の 12th アルバム。


#1、後期 PRIEST の代表曲。ある意味 The Hellion – Electric Eye より有名。まぁ、素晴らしい出来なのは今更言うまでもないよね。 #2、曲名はアレだが、内容は素晴らしい。 #3、ここから本格的に濁声を使い出したね。緊張感のあるソロが好き。 #4、キャッチーな唄メロにバス連打疾走。流石 God です。#5、裏打ち疾走です。妖艶な唄メロが堪りません。流石 PRIEST。格が違うわ。 #6、典型的 Metal Tune。耳に残る唄メロがいいね。 #7、王道リフだが、ここまでサマになるのは彼らだけかもしれないな。 #8、キーボードの使い方が斬新な曲。なかなか面白い曲だな。唄メロはキャッチーでいいしね。 #9、インスト。The Hellion には遠く及ばないものの、いいメロディ作るな・・・。 #10、#9 から繋がる名曲。F1 のテーマみたいなギターが面白いね。てか、かなり IRON MAIDEN っぽいな。


捨て曲なし。名盤。衝撃の #1 から最後まで一切ダレることなく #10 を迎える。そして、1周した後でもまた最初から聴きたくなる。そう、何回でも・・・。未だHR/HM の世界の頂点に君臨する究極の Metal Album ではなかろうか。

評価:99

PORCUPINE TREE / The Incident

PORCUPINE TREE / The Incident
Release : 2009
Label : Roadrunner

Steve Wilson 率いるプログレ・サイケ・ハードロック・バンド PORCUPINE TREE の 10th アルバム。


プログレシヴメタル、プログレッシヴロックの名盤と言えば PINK FLOYD / The Darkside of the MoonKING CRIMSON / In the Court of the Crimson KingDREAM THEATER / Metropolis Pt.2 などが挙げられるが、そこにもう一つこのアルバムを加えたいほどの素晴らしいアルバムだ。
OPETH / Damnation を彷彿させるメロウでダークな曲から爽やか系 HR までカバーし、PINK FLOYD クラスの浮遊感とサイケな雰囲気を持ち合わせ、David Gilmour のようなギターまで聴かせてくれる。素晴らしすぎて文句の付けようがないね。中でも圧巻なのは11分の大曲 #9. Time File だ。PINK FLOYD / The Darkside of the Moon を初めて聴いたときと同じようなトリップ感すら感じさせてくれるこの “70’s プログレな” 音世界はもはや彼らにしか出せない芸当だろう。


前作はやや薄味だったし、前々作はメタル過ぎた。ここにきて “本来の意味でのプログレッシヴ・ロック” に近づいた感があるな。

評価:99

聖飢魔II / 悪魔 Nativity “Song of the Sword”

聖飢魔II / 悪魔 Nativity - Song of the Sword
Release : 2009
Label : Avex

地球征服10周年の 聖飢魔II が海外凱旋のために英語詞でリ・レコーディングした大教典。日本盤 (通常盤) 。


#1:インスト。 #2:名疾走曲。デーモン閣下Rob Halford みたいな唄い方に。ギターソロはエース長官の方が良かったかな。 #3:英語詞になったことによって原曲のチープさが改善されて骨太のハードロックに進化。 #4:ネオ=クラシカルな疾走曲。英語詞もアルバム中一番馴染んでる。 #5:最後の大教典に収録された名曲。てか、これリ・レコ何回目? #6:メジャーキーの POP なハードロック。 #7:古典的ロック。またもや閣下が Rob 風に…。 #8:この大教典のために書かれた新曲。アメリカンな風味のあるロック。HIDE (X JAPAN) のソロの曲っぽい感じがある。 #9:クランチ気味のリズムギターが心地よい曲。 #10:三味線のバッキングが用いられた和な曲。 #11:#8 と同様にアメリカン・ロックの雰囲気が強い。 #12:後期聖飢魔IIを代表する疾走曲の一つ。スウェーデン組のコーラスも見事。 #13:悪魔組曲 作品第666番 変二短調 No.1 。インスト。 #14:悪魔組曲 No.2 。JUDAS PRIEST 風の正統派リフが美味しい。 #15:悪魔組曲 No.3 。閣下の唄いとエキセントリックなギターが面白い。 #16:悪魔組曲 No.4 。ネオ=クラシカルなギターインスト。 #17:悪魔組曲 No.5 。Rob ってる閣下の歌唱が素晴らしい。 #18:ポップな曲。E-Bow を使ったソロが面白い。キングギドラ?の声も聴ける (笑)


初期の楽曲が多く、所謂パワーメタルなアルバムだ。日本語だとかバンドのコンセプトが…とかで今まで敬遠していたメタル・ファンに聴いてほしいアルバムでもある。英語詞になることによってそのチープなイメージが払拭されているのも素晴らしい。個人的には一番好きな曲 “地獄の皇太子” のソロのアレンジは悲しいものがあるが、小さい頃好きだった (今も大好きだけど) 曲が新たな息吹を吹き込まれて蘇っているのには何か感銘的なものを感じるね。
評価は (いつもは他のアルバムと比較して付けるけど、ベスト盤だから年間ベストにも入れないし) 完璧に主観的な数値で。

評価:99


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