- 2005.09.19 : ALLEN ・ LANDE / The Battle
- 2010.08.11 : ANGRA / Aqua
- 2004.06.23 : EYES OF SHIVA / Eyes of Soul
- 1993.08.18 : FORTUNE / Making Gold
- 2014.02.24 : FREEDOM CALL / Beyond
- 2006.10.11 : I AM GHOST / Lover’s Requiem
- 2012.05.23 : JADED HEART / Common Destiny
- 1984.07.05 : MANOWAR / Hail to England
- 2007.10.31 : NORTHERN KINGS / Reborn
- 2003.02.21 : SONATA ARCTICA / Winterheart’s Guild
- 2009.08.21 : STRYPER / Murder by Pride
Search for ‘61’
ALLEN ・ LANDE / The Battle
Release : 2005
Label : Frontiers
Magnus Karlsson ( Gt / LAST TRIBE ) が HR/HM を代表する2人の歌鬼、Russel Allen, Jorn Lande の首根っこを掴んでバトルさせた 1st アルバム。
#1、ミッドテンポでアルバムの出だしとしてはどうかと思うが、悪くはない。 #2、流れるようなメロディ展開のギターソロが素晴らしい。 #3、雲り空が一気に晴れたような爽快感のあるサビメロが凄くいいね。 #4、哀愁のあるバラード。 #5、キャッチーでいいんでないの。 #6、#5 に同じ。 #7、#5 に同じ。 #8、リフの Back to the Furture? っぽさが好き。 #9、地味。 #10、キャッチーなサビメロが美味しい。 #11、A,B メロまでは凄くいいのに、サビが惜しい・・・。 #12、アルバムの最後を飾るバラード。
確かに Russel Allen と Jorn Lande の共演はおいしいが、声質の似たこの二人が果たして必要だったのか? と問われれば閉口せざるを得ない。もし Michael Kiske が唄っていれば・・・ (信者) 。
Frontires の社長さん、Dennis Ward に頼んでる場合じゃないだろ。Kiske をこっちにも引っ張ってください。
評価:61
ANGRA / Aqua
Release : 2010
Label : Victor
ブラジルの至宝 ANGRA の 7th アルバム。
相変わらずの馬鹿テクソロから幕を開ける疾走曲 #2. Arising Thunder,ブラジル産らしいリフからキャッチーなサビへの移行が美味しい #3. Awake from Darkness,”HELLOWEEN / Dark Ride” なサビメロがアレな #5. The Rage of the Waters,メロウな唄メロが心地よい #6. Spirit of the Air,美しいメロディが素晴らしい #11. Lease of Life [Remixed Version] 。
低音過多。とにかくベースが良く聴こえる。唄メロが低い #4. Lease of Life ではベースが Vo をかき消してるほど。ギターも恐らく Bass 多めで、音の密度は感じられるものの殆ど抜けてこない。前作は凄くいい音だったし、元々こういう音作りをするバンドじゃないと思ってたんだが、予算の問題もあるかもな…。
そして、最大の問題は Edu だ。高音域どころか中音域すら必死に声を出してるような感じがある。これで Carry On とか Nova Era 唄えんの? これ以上唄えなくなったら ANGRA というブランド・ネームの価値を下げかねない気もするが…。
評価:61
EYES OF SHIVA / Eyes of Soul
Release : 2004
Label : Victor
ブラジル産、メタル・バンド EYES OF SHIVA の 1st アルバム 。Kiko Loureiro がゲスト参加。
#1、お決まりのインストです。 #2、サビでの飛翔感も素晴らしいの一言!ただどうせならスネア裏打ちして欲しかったな。 #3、Holy Land 型。ピアノメロはなかなかツボを押さえているしサビでまたもや飛翔メロ。 #4、イントロの壮大さがAメロで打ち消されるのが非常に残念。で、#3 と同じように中間からアップテンポへ。 #5、ちょこっと Vo スタイルがマイケル・キスクに似てるね。アコギパートが壺過ぎ。 #6、#3 と同じような笛を使ってます、サビメロにいまいち高揚感が足りないが許せる範囲。 #7、ANGRA の Edo みたいな唄い方。 #8、”ANGRA / Temple Of Shadow“ に入ってもいいかもしれないような・・・。ソロは Kiko Loureiro だし、特に文句はないです。 #9、ありきたりなメロのバラード。 #10、ここで初めてのスネア裏打ちの疾走曲。独自のプログレッシヴさは忘れていないみたいだ。ストリングスがいい感じに融合しててヨカデス。 #11、国内盤のボートラ。ブラジル的なメロディの際どいミドルテンポ曲。
ANGRA の様な Power Metal に少々のプログレパートを加えたような曲が多い。サビメロが全体的にキャッチーで聴きやすく、それがこのバンドの武器なんでしょう。#1-2が個人的に超壺なので次回作にはもう1曲くらい同系列の曲を入れてください。
評価:61
FORTUNE / Making Gold
Release : 1993
Label : Zero
スウェーデン産メロディック・メタル・バンド FORTUNE の 1st アルバム。
鍵盤連打系のありがちなリフと気だるい唄メロ、Yngwie Malmsteen よろしくなペダルトーンのソロがB級感を漂わせる #1. Eyes of Ice,ツボを心得たメロディックなソロが素敵な #2. Anonymous Lover,これでもかという程に哀愁メロディを聴かせる #4. Renegade,シンプルなアレンジの哀愁バラード #5. Life Goes On,北欧産らしい透明感のある哀愁ハードロック #10. Make Your Move …。
Vo の Benny Söderberg さんは “線を細くして気力を失った Klaus Meine (Vo/SCORPIONS)” に近い声質で哀愁メロをさらに悲壮的に聴かせてくれるが、その歌メロが、ここまでキメを外す必要があるのかと思うほど。結構いろんなところでこのアルバムが北欧メタルの名盤だとか言われてたりするけど、他の北欧メタルの名盤とは雲泥の差。EUROPE とか ALIEN とかとくらべてはダメ。
ちなみに、ギターの Henrik Bergqvist さん、今は THE POODLES で頑張ってます。
今はなきゼロ・コーポレーションのリリースなので、安く手に入れたい人は中古を探せば結構簡単に見つかるかと。リマスター盤も出るようです。
評価:61
FREEDOM CALL / Beyond
Release : 2014
Label : Steamhammer
ジャーマン・クサ・メタルの至宝 FREEDOM CALL の 8th アルバム。
初期の作風を思わせる、どこを取っても超予定調和のクッサクサなメロディーを持つ #1. Union of the Strong,#2. Knights of Taragon,ハッピーでロックンロールなノリの #4. Come On Home,エピカルなイントロからドラマチックに展開する #5. Beyond,シンプルなメロディック・スピード・メタル #7. Edge of the Ocean,ラテン系の雰囲気と Africa Africa〜 というバックコーラスが面白い #10. Dance Off the Devil,アニメソングと紙一重な #12. Follow Your Heart,バグパイプが印象的で行進曲風の #14. Beyond Eternity 。
ヒロイックで一歩間違うとアニメソングになってしまいそうなクサメロは健在、というか初期3枚以降では最高のクサさなんじゃないかと。アルバムの前半に疾走曲を集中させて後半はスピードを抑えている配置だが、後半にも疾走曲があればちょっとは引き締まった気がする。ただ、ここ数作ずっと模索してきたであろうハードロック〜メロディアス・ハード路線はいい意味で消化されてるので、あとはどうやってこのマンネリ感を打破するか…。
評価:61
I AM GHOST / Lover’s Requiem
Release : 2006
Label : Sony
カリフォルニア産、男女ツイン Vo のパンクバンド・・・らしい I AM GHOST の 1st アルバム。
#1、インスト。ツイン Vo が綺麗。 #2、デス & クリーン Vo に加え、女性 Vo が加わる事で面白い色が出てるね。 #3、パンク?どこがだよ・・・。キャッチーなサビメロは美味しい “Melodic Metal” 。 #4、ネオクラシカルなリフが好印象。これまたキャッチーでいいよ。 #5、不協和音全開のリフが面白いね。キャッチーなサビメロはここにも。 #6、他の曲と変わらずキャッチー過ぎるサビメロがいいね。後ろのアンサンブルも見事。 #7、天使と悪魔のラブストーリーというコンセプト通りの印象を受ける。ほんの少し “QUEENSRYCHE / O:M” の雰囲気があるね。 #8、キャッチーなメタル。ヴァイオリンパートが巧いね。 #9、MAIDEN リズムのサビ?がいいね。ホントに、どこがパンクなんだか・・・。 #10、ヴァイオリンが活躍するインスト。 #11、憂いのあるバラード。”THALION / The Encounter” に似てる。 #12、男 Vo の唄い方がパンクっぽいのが気になるな。 #13、バラード。冒頭のピアノが印象的。
某所で、エモ (えもってナンデスカ?) ・ パンクってあったけど、アレは何なのだろうか。キャッチーさの激増した BULLET FOR MY VALENTINE タイプにしか聴こえません。
評価:61
JADED HEART / Common Destiny
Release : 2012
Label : Bob Media
ドイツのベテラン・メロディック・メタル・バンド JADED HEART の 10th アルバム。
メロディックなリフで押し切る #1. With You,#4. Buried Alive,ウェット感のあるメロディが美味しい #3. Into Tears,パワー・メタリックな #7. Are We Mental,シングルカットで #8. My Destiny,シンガロングを誘う #10. Life is Beautiful,Markus Großkopf (Ba/HELLOWEEN) がソロを弾く #11. Higher 。
前作で “やってしまった感” のあったネオ・クラシカルなソロはやはり封印。自分たちも気付いたのか、堅実なハード・ロック~メロディック・メタルに戻った。正直なところ、今作もいくつかのソロでやってくれる事を期待してたんだけどね。まぁ、それがなくても十分良質なアルバムなんでそれが救いか。
評価:61
MANOWAR / Hail to England
Release : 1984
Label : Metal Blade
米国の筋肉 METAL 集団、MANOWAR の 3rd アルバム。
#1、伸びのある Eric Adams の Vo が素晴らしいね。コード進行通りのコーラスワークもいいね。 #2、唄メロが弱いなぁ。Bメロからサビはなかなかだけど、なんか平坦だなぁ。 #3、速い (笑) この時代には先進的な曲だったんだろうな。サビメロの歌詞とメロディはヤバイね。 #4、これも歌詞が最高。英国万歳。ドラマチックなエンディングも最高だね。 #5、様式的なオーソドックスな曲。サビ裏のギターメロが堪りません。 #6、Joey DeMaio 閣下のベースソロ。ここまでやるかな、普通。 #7、およそ9分にも及ぶ大曲。クラシカルなイントロがいいね。
ノイズが消しきれていなく、ラフな音質 ( 音が悪いって事ね ) なのだが、それが逆に MANOWAR らしさを出している。楽曲も、いい具合にメディアスで力強い。後追いでこの CD を買ったが、全然変わらない Eric Adams の Vo も素晴らしい。Hail! Hail To MANOWAR!!!
評価:61
NORTHERN KINGS / Reborn
Release : 2007
Label : Warner
ARI KOIVUNEN のバック・バンドを務める人たちが北欧を代表する 4 人のシンガー ( Marco Hietala, Jarkko Ahola, Tony Kakko, JP. Leppaluoto ) を起用して作った名曲シンフォニック・メタル・カバー・アルバム。
#1:JOURNEY,ギャロップ・ビートと管楽器のアレンジが壮大でいい。原曲崩れ過ぎ (笑) #2:TINA TURNER,こっちは #1 ほど崩れてはいない。 #3:MR. MISTER,メイン・シンガーがやっと Tony Kakko だ (笑) #4:BILLY IDOL,陰鬱なアレンジが JP. Leppaluoto に似合いすぎ。 #5:DAVID BOWIE,どうせなら QUEEN と組んだ Under Pressure 辺りをカバーしてくれれば・・・。 #6:JETHRO TULL,シンフォ・アレンジと言う割にはシンフォ度低すぎ。 #7:CUTTING CRUE,メタル度低すぎ。もっと Heavy でもいい。 #8:PETER GABRIEL,知らない曲だ。しかも微妙だってのが…。 #9:ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA,原曲を超えた素晴らしいアレンジだな。 #10:PHILL COLLINS,微妙。I can’t Stop Loving You の疾走アレンジなら良かったのに。 #11:RADIO HEAD,何とも…。原曲よりもいいだろうけどね。 #12:LIONEL RICHIE,これはいい。ただ、やはりもっと Heavy な方がいいね。 #13:DIRE STRAITS,アルバム最後の曲としてはなかなかなアレンジだ。
Northern Kings って名前なのに Finland 限定なメンバー。というか、フィン国内だけだとしてもいいシンガーはもう少しいるでしょ。どうせなら北欧オールスターでやってくれれば良かったな。次作は AVANTASIA の北欧版 ( 勿論オリジナル曲 ) でお願いします。
評価:61
SONATA ARCTICA / Winterheart’s Guild
Release : 2003
Label : Marquee
フィンランドのキラキラメロディックメタルバンド SONATA ARCTICA の 3rd アルバム。
#1、1曲目から怒涛の疾走曲を入れてくる当たり、1stを彷彿とさせる。機械的な16分の連打フィルしか使わないドラム、Bメロから白丸コードのギター。両者の怠慢が溢れ出てます。その辺を気にしない方なら良いかと思われます。 #2、アルバム最長の曲。疾走させたから良いってモノでもありません。 #3、イントロから強烈なユニゾンが聴けるわけですが、しかもギターがちゃんと刻んでる。 #4、こういうミドルだと、ちゃんとギターは仕事してますね。最低ラインだけど。 #5、もうちっと濡れ濡れな歌唱だったらな。なんか普通に唄っちゃってるんでアレ。 #6、San Sebastian の使いまわしみたいなイントロで萎える。 #7、俺たちさー STRATOVARIUS っぽくね!なイントロが故意的っぽくて嫌。 #8、LA.メタルな印象。こういう曲好き。 #9、Blank File を彷彿とさせる。というか、同じ切り込み方だな。こんなボートラ必要いらん。 #10、正直かなりつまらない。 #11、アルバムの最後を締めるには悪くはないのか・・・。てか、最後のはなんだ?
ドラムマシーンみたいに、機械的な連打しかできないドラムはもう少しドラマーとしてのアイディアを曲作り時に出してみてはいかがでしょうか?ギターの人も。明らかにアレンジ不足。せっかく唄メロが良いのに勿体無い。
評価:61
STRYPER / Murder by Pride
Release : 2009
Label : Big3
シマシマ・クリスチャン・メタルバンド STRYPER の 7th アルバム。
#1:キャッチーなメロディが印象的な普遍的メロディアス・ハードロック。 #2:#1 に同じ。Michael Sweet のハイトーンは衰えが伺えるものの、これだけ出れば十分か。 #3:ライブでシンガロングしたくなるようなコーラスが美味しい佳曲。 #4:STRYPER の十八番でもあるバラード。 #5:#1 に同じ。 #6:モダンなコーラスの後に切り込むギターソロが美味しい。 #7-8:退屈。 #9:産業ロック的な曲。 #10:退屈。 #11:唄メロが煮え切らない。Michael Sweet の声だけじゃどうにもならんな。 #12:メロディは良いんだけど、無駄に重い音なのがアレ。アコースティック・アレンジされれば良くなりそうだが…。
復活作である前作 Reborn の延長上にある音楽性。まぁ、いまさら初期の音を期待しても仕方ないのだが…。25周年らしいので、是非来日して過去の名曲たちを聴かせて欲しいものだ。( 現時点ではツアー日程に日本は入ってない。 )
評価:61