- 2011.08.23 : BLACK TIDE / Post Mortem
- 2006.05.30 : CORI YARCKIN / Ringing in My Head
- 2008.09.10 : GALNERYUS / Reincarnation
- 2006.02.27 : MIND’S EYE / Walking On H20
- 2009.10.26 : SAVAGE CIRCUS / Of Doom and Death
- 2013.12.13 : SILENT FORCE / Rising from Ashes
- 2010.03.26 : SINBREED / When Worlds Collide
- 1995.02.08 : STRATOVARIUS / Fourth Dimension
- 1998.02.25 : SYMPHONY X / Twilight in Olympus
Search for ‘49’
BLACK TIDE / Post Mortem
Release : 2011
Label : Universal
BLACK TIDE の 2nd アルバム。
前作はと言えば、10代そこそこの少年たちが何故か 80’s なメタルをやってて、それなりのクオリティもあって、将来が楽しみだな~なんて印象だった。しかし、3年と言う月日は彼らには長過ぎたのか、それとも若者の好みは変わりやすいのか、あるいは悪い?大人に影響されてしまったのか…。80’s の懐かしさすら漂わせたサウンドは影を潜め、モダンなメタルコアに姿を変えた。
声変わりを経た Gabriel Garcia (Vo,G) くんの声質は #2. Bury Me のイントロを聴けば判る通りそう悪い変化はしてないものの、Matt Tuck (Vo/BULLET FOR MY VALENTINE) っぽい、いかにもソレな感じに…なんて思ってたら #1. Ashes でゲスト参加してるらしい、どのパートか区別付かんのだが…。
そんなこんなで、少しウンザリしてたのだが、 #10. Into the Sky が唯一 “最近のメタルコアっぽくない曲で” 気に入ったかな。
てか、まだ10代なんだな…。
評価:49
CORI YARCKIN / Ringing in My Head
Release : 2006
Label : See Why
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カリフォルニア生まれのビーチ育ち、な CORI YARCKIN の 1st アルバム。
#1、意外とヘヴィなギターが印象的な、ハードロック。少々 Avril Lavigne 色があるかも。 #2、よくあるアメリカン・ポップロック。Britney Spears のロック色を強くした感じかな。 #3、FAIR WARNING かと。ヴァースのリズムが好き。 #4、ポップロック。よくある Girl’s Rock 。 #5、アップテンポでノリノリな曲。ドライブにいいんじゃない? #6、こういう少しでも歪みのあるギターを使う曲を増やしてくれ・・・ってのは HR/HM ファンだからの欲求か・・・。 #7、遅いけど、スネア裏打ちのブリッジがいい感じかと。 #8、これまた FAIR WARNING 風の哀愁ソング。リフが堪らなくいいね。 #9、眠りを誘うバラード。ホント寝る前とか、凄く良さそう。 #10、なんでサビで裏打ちしないのか (笑)
アメリカの TV 番組で何かの賞を取ったというワリに結構 Hard? Rock な内容。Avril Lavigne 好きにはお勧めできるかもしれないが、Metal 好きには・・・だろうなぁ。
評価:49
GALNERYUS / Reincarnation
Release : 2008
Label : VAP
GALNERYUS の 5th アルバム。YAMA-B がこのアルバムツアーを最後に脱退。
#1:1曲目が日本語詞ってのは・・・。サウンド自体は Metal なんだけどね・・・。 #2:唄メロの説得力が少ないな。 #3:くっさー。 #4:アニソン街道まっしぐら。 #5:イントロの劇メロが唄メロに使われないのは惜しいとしか言いようがないな。 #6:ギターの音作りが・・・。ミュートがゴシゴシって聴こえるし。DREAM THEATER コピーも程々に。 #7:また安易なサビメロなこと。 #8:メロディのルーツ丸出しなのか、それとも偶然か・・・。 #9:GALNERYUS 流の Black Diamond か? #10:リフはいいんだけどね・・・。 #11:退屈。メインのメロディが生きてない気がする。 #12:Flag シリーズ。過去シリーズと比べるのは・・・ダメか。
曲はいいとして (笑) ギターの音、特にリズムが・・・。もっとナチュラルに刻んだほうがいいんだけどなぁ・・・。( 聴きなおしてみたら前作も同じだわ・・・ ) ソロは我らが天空の師 Uli の影響が少しあって好きなんだけどね。
評価:49
MIND’S EYE / Walking On H20
Release : 2006
Label : Lion Music
スウェーデンのプログレ・バンド MIND’S EYE の 4th 。ジャケの通り、人類の歴史という壮大すぎるコンセプトアルバム。
#1、壮大なオーケストレーションが際立つイントロ。このイントロで既にキテるんですけど。 #2、カウントダウンの後、”今俺は宇宙にいる” 的な音が堪らない。その後は特にプログレというわけでもないメロハータッチな曲になってしまうのだが。 #3、聴きやすい唄メロがいいね。 #4、QUEEN 風のコーラスが印象的。 #5、民俗音楽のような独特のパーカッションが面白い。最後のキーボがピロピロいうサビメロが素敵です。 #6、普通のメロディアス・ハードなんじゃないか・・・? 技巧的なソロとかあればいいのに。 #7、Jens Johansson みたいなキーボ捌きのイントロが印象的。 #8、5分なのに凄く長さを感じるな。 #9、ピコピコキーボードは面白いものの、物足りたさ抜群かも。 #10、キーボード奏者が主役のインスト。ギターがどうも煮え切らない。 #11、インストパートは凄くいいのに・・・。 #12、#11と同じようなピアノメロを配している美しいバラード。 #13、11分の大曲。Vo の出番が多いにも関わらず唄メロが弱いってのが厳しい。 #14、ボートラ。コンセプトアルバムなんだし、余計なボートラはいらないんじゃないの?
多くのプログレ・バンドがインストパートでテクニカルなソロやらを聴かせてくれるが、このバンドの場合は唄メロの割合が多い。しかしその割に唄メロに魅力が乏しい。壮大なコンセプトと、構築された世界観は悪くないと思うんだが、俺にはパートを上手く繋ぎ合わせたメロディアス・ハードにしか聴こえない。
評価:49
SAVAGE CIRCUS / Of Doom and Death
Release : 2009
Label : Dockyard2
Thomen Stauch (Ds) が元職場である BLIND GUARDIAN の初期の音楽性を求めて作ったバンドだったが、その Thomen が脱退。そして、パワーメタル・バンド御用達 Mike Terrana が加入した SAVAGE CIRCUS の 2nd アルバム。
昨今の BLIND GUARDIAN より何倍も魅力的であるものの、当時の本家を超えるには至らず…。とりあえずコレで2枚目だから、次のアルバムで第2の “Lost in the Twilight Hall” を作ってくれることを祈ろうかな。勿論 Kai Hansen のゲストありでね!(笑)
評価:49
SILENT FORCE / Rising from Ashes
Release : 2013
Label : Afm
メンバーを一新した SILENT FORCE の 5th アルバム。
YNGWIE MALMSTEEN タイプの疾走曲 #1. Caught in Their Wicked Game,レース中のBGMに使われそうなシンセが印象的な #5. Before You Run,既視感全開なリフが潔い #10. Kiss of Death 。
メンバーが変わって、D.C. Cooper 在籍時とは違うバンドになった。でも、これなら VOODOO CIRCLE 名義でもいいような…。
中心人物の Alex Beyrodt は Mat Sinner 人脈をフル活用して活動の幅を広げているみたいだが (PRIMAL FEAR, SILENT FORCE, SINNER, VOODOO CIRCLE) 、ただでさえ金太郎飴気味なのに、掛け持ちしすぎて更にネタ切れにならなきゃいいけど…。
評価:49
SINBREED / When Worlds Collide
Release : 2010
Label : Mbm
ドイツ産メロディック・メタル・バンド SINBREED の 1st アルバム。
男臭い Vo と疾走感が否が応でも HIBRIA を思い起こさせる。曲的には初期 BLIND GUARDIAN っぽさもあるかな。この手のジャーマン・メタルをやるバンドが少なくなってきてるだけに、ある意味で貴重かもね。
てか曲云々よりも Frederik Ehmke (Dr/BLIND GUARDIAN) の笑えるほどストレートなドラムが最高だね。今の BLIND GUARDIAN じゃこんなの絶対叩かないだろうし。
ベスト・チューンは “ドイツの HIBRIA” という表現が最も合ってるであろう #5. Infinity’s Call かな。
評価:49
STRATOVARIUS / Fourth Dimension
Release : 1995
Label : Victor
新 Vo に Timo Kotipelto を迎えた STRATOVARIUS の 4th アルバム。
#1、ちょいありきたりな風のあるイントロ。キャッチーなサビメロが良い。 #2、#1 同様にキャッチーなメロが盛りだくさん。 #3、クサいブラスが失笑を駆る。単調なリズム隊が面白いな、この曲。 #4、音の使い方が面白い。Kotipelto は少し辛そうだね。 #5、Tolkki が弾きまくるインスト。 #6、唄メロが煮え切らなくなってきた。曲も単調になってきたし。 #7、数字には何の意味があるんでしょうな。右から聴こえる打ち込みティンパニと男の声が嫌だ。 #8、サビメロがつまんなすぎ。 #9、メロディがいまいち。さらに8分近くも。 #10、ヴァイオリンがなかなかいい味だしてるが、それだけかも。 #11、ナチュラルトーンで攻めるインスト。アルバムの終わりを締めくくるにはいいかな。 #12、前作同曲の Live.Ver。Kotipelto のファルセットが凄いのは判るが・・・。
Kotipelto が加入した事で唄メロの表現力が上がったのは良い。曲も悪くはないのだが、後半ダレすぎ。まだメンバーが溶けてないのかな、と思う。まぁ、次作で加入する2人の鬼才がバンドを底上げしているのでいいかと。
評価:49
SYMPHONY X / Twilight in Olympus
Release : 1998
Label : Zero
Michael Romeo 率いる SYMPHONY X の 4th アルバム。
#1、まんま Yngwie じゃないかとも思えるリフがアレ。 #2、エクソシストのテーマ風のメロディが (俺個人には) 効果大。 #3、繋げ方が無理やり過ぎな悲愴。 #4、リズムカルな刻みが印象的。ソロバトルが素晴らしい。 #5、DREAM THEATER とは違った美しさがある大曲。Russell Allen の歌鬼っぷりが凄い。 #6、普通のネオクラメタル。平凡。 #7、地味。 #8、日本風のイントロが印象深いバラード。泣きのギターソロに泣ける。
いまいち説得力がないのが残念。唄メロなんかはあと一歩だと思うんだけど・・・。それと、DREAM THEATER へのあからさまなオマージュはちょっとねぇ。
評価:49