- 1980.04.14 : IRON MAIDEN / Iron Maiden
- 1982.03.29 : IRON MAIDEN / The Number of the Beast
- 1983.05.16 : IRON MAIDEN / Piece of Mind
- 1984.09.03 : IRON MAIDEN / Powerslave
- 1986.09.29 : IRON MAIDEN / Somewhere in Time
- 1988.04.11 : IRON MAIDEN / Seventh Son of a Seventh Son
- 1990.10.01 : IRON MAIDEN / No Prayer for the Dying
- 1992.05.11 : IRON MAIDEN / Fear of the Dark
- 2000.05.29 : IRON MAIDEN / Brave New World
- 2003.09.08 : IRON MAIDEN / Dance of Death
- 2006.08.28 : IRON MAIDEN / A Matter of Life and Death
- 2010.08.16 : IRON MAIDEN / The Final Frontier
Search for ‘IRON MAIDEN’
IRON MAIDEN / Iron Maiden
Release : 1980
Label : EMI
IRON MAIDEN の記念すべき 1st アルバム。
#1、NWOBHM の息吹を感じられるリフが好印象。疾走するギターソロ、その裏のベースが素晴らしいね。 #2、リフとユニゾンするベースがいいね。 #3、”SCORPIONS / Yellow Raven” を彷彿させるイントロが好き。 #4、KISS 風なメロディが印象深い。 #5、このスタイルは随分変わらないなぁ。中間辺りのコミカルなバッキングが面白いね。 #6、インスト。 #7、クリーントーン + コーラス (多分) のギターが美味しい。 #8、中間のミドル・テンポに落ち着くところが好き。 #9、彼らの代名詞ともなる曲だが、いまいちインパクトがないような気もする。Bruce Dickinson 加入後のライブ版を聴こう。
初期 NWOBHM 風味がまんべんなく感じられる。名盤とは言えないかもしれないが、最近のアルバムと聴き比べてみると殆ど変わってない事が判る。HR/HM の歴史を振り返るにはもってこいだね。Paul Dianno の Vo は後追いファンにはきついかもしれないが・・・。
評価:52
IRON MAIDEN / The Number of the Beast
Release : 1982
Label : EMI
IRON MAIDEN の Mr. HM Vocalist Bruce Dickinson が加入しての 3rd アルバム。
#1、確かなスピードに乗る MAIDEN 節のメロディが最高の緊張感の中でドライヴする名曲。 #2、イントロのチンチカ・ライドで悶死。 #3、キャッチーなメロディが心地よい。ギターソロが特に好き。 #4、プログレッシヴな一面を見せる名曲。 #5、IRON MAIDEN と言えばコレ。666。 #6、IRON MAIDEN と言えばコレ Pt.2 。名曲揃いの当アルバムの中でもかなり好き。 #7、疾走曲。王道的なコード進行が美味しい。 #8、IRON MAIDEN がこの世に出した名曲 TOP3 に入る神曲。ドラマチックな展開美は流石。
捨て曲なし、というか全曲が名曲レベルな名盤。HR/HM ファンなら是非とも聴いておきたい。
評価:97
IRON MAIDEN / Piece of Mind
Release : 1983
Label : EMI
IRON MAIDEN の 4th アルバム。
#1、リズミカルなメロディが印象的ではあるが・・・前作ほどのインパクトはない。 #2、唄メロはいまいちだが、ギターソロがカッコ良過ぎ。メロディアスなベースもいい。 #3、うーん、微妙。 #4、KISS みたいなリフが面白い。ソロ裏のベースは凄くいいね。 #5、当アルバムのトリ。3rd のキャッチーさが戻ってきた感じ。 #6、静かに始まる、MAIDEN の十八番。Aメロ裏のバッキングがいいね。 #7、ミドル・テンポでじっくり聴かせてくれる佳曲。 #8、破壊力のあるキャッチーなメロディが美味い。これこそ IRON MAIDEN 節って感じでね。 #9、イントロですでに悶絶ぎみなのを見事に裏切ってくれるAメロが・・・。最後のソロからは凄く好きなんだけどねぇ。
個々の曲は上手く引き締まってはいるものの、前作にあったキャッチーさが影を潜めている。#8 がなかったら厳しかったかも。
評価:63
IRON MAIDEN / Powerslave
Release : 1984
Label : EMI
IRON MAIDEN の 5th アルバム。
#1、IRON MAIDEN と言ったらこの曲。と言われるほどの名曲。サビのあのギターは素晴らしいね。ソロもカッコイイ。 #2、”世界終末時計” をコンセプトにした名曲。 #3、キャッチーなギターが印象深いインスト。 #4、全く隙のないアレンジが素晴らしい。唄メロは少々煮え切らないパートがあるが・・・。 #5、綺麗なツインリードのソロはいいんだけどね。 #6、#1 級のスピードとリフは凄くいいものの、唄メロが微妙。おしいな。 #7、Bruce Dickinson のペンによる曲。またしても唄メロが微妙だ (悲) 。 #8、13分半もある大曲。ちょっと退屈。
Aces High がアルバムの印象を底上げしているのは確実で、それ以降の曲がいまいち締まりのない印象だ。Aces High だけが目的なら BEST 版で。
評価:64
IRON MAIDEN / Somewhere in Time
Release : 1986
Label : EMI
IRON MAIDEN の 6th アルバム。
#1、ミドル・テンポのイントロから一挙に疾走するのがいい。7分超えだが、長さを感じさせないのは流石だ。 #2、緊張感のあるイントロとキャッチーなサビメロが素晴らしい名曲。 #3、”束の間の休日” 的なギターソロが美味しすぎる。 #4、ライブを意識した感のある曲。ヲーヲーコーラスが ○。 #5、個人的に IRON MAIDEN で2番目に好きな曲 ( 一位は勿論 “The Evil That Men Do” ) 。リフが “Pet Shop Boys / It’s A Sin” ってのは内緒。キャッチー過ぎとも言えるソロが最高。 #6、地味だが、結構好きな曲。ギターソロ裏のベースが素晴らしい。これこそ Harris って感じでね。 #7、王道リフ。ちょっと JUDAS PRIEST っぽい。ギターソロは神がかってると思う。 #8、練りこまれた展開と構築美が素晴らしい名曲。”Hallowed Be Thy Name” に続く大曲かと。
シンセギター、キーボードで賛否両論あったらしいけど、個人的は “The Number of the Beast” に続く名盤だと思う。
評価:85
IRON MAIDEN / Seventh Son of a Seventh Son
Release : 1988
Label : EMI
IRON MAIDEN の 7th アルバム。7番目の息子の7番目の息子は超能力者、とかいうコンセプト。
#1、ミドルからスピードアップする、もはや彼らの十八番とも言えるイントロが好印象。サビ裏のギターが素晴らしいね。 #2、ドラマチックでプログレッシヴな展開が素晴らしい名曲。 #3、大衆受けするであろうキャッチーな名曲。 #4、最初から最後まで、一切隙のないアレンジとメロディで構成された “究極の” 名曲。IRON MAIDEN の曲の中で一番好き。 #5、10分近くあるタイトル・チューン。手に汗握る中間の間奏パートが ( 長いけど ) 素晴らしい。 #6、IRON MAIDEN らしかぬ最後のアコースティック・エンディングが最高。 #7、”The Number of the Beast” を彷彿とさせるイントロが美味しい。キャッチーなギターメロもいいねぇ。 #8、カッコ良過ぎなイントロで悶絶。強調されたベース→リフの繋がりが好き。終わり方も素晴らしいね。
究極の名盤、”The Evil That Men Do” を筆頭にいい曲尽くめ。
評価:99
IRON MAIDEN / No Prayer for the Dying
Release : 1990
Label : EMI
IRON MAIDEN の 8th アルバム。
#1、Aces High の続編らしい。スピード感とキャッチーさが融合した佳曲。 #2、もはや伝統と化した MAIDEN リフがいい。唄メロはちょっと ??? だが・・・。 #3、静と動が上手く表現された曲。 #4、最初の “プハー” は何なのだろうか ? 左右のギターが交互にリフを引くのが面白い。 #5、アンサンブルはいいものの、唄メロがパッとしない気がする。 #6、いい曲だとは思うが、今ひとつ訴えかけてこないな。 #7、#6 に同じ。 #8、デス声なみにアグレッシヴな歌唱を聴かせてくれるが、微妙・・・。もう少しキャッチーな唄メロだったら、バックの演奏に合ってたんだけどなぁ。 #9、ベニヤドア。ギターソロの変なコーラスは一体・・・。 #10、Alexander the Great を彷彿とさせる大仰さがいいね。
7th と比べるのはアレだが、元気がなくなったようにも思える。十分いいアルバムではあるんだけどね。
評価:76
IRON MAIDEN / Fear of the Dark
Release : 1992
Label : EMI
IRON MAIDEN の 9th アルバム。
#1、JUDAS PRIEST を彷彿させる曲だ。1曲目としてのインパクトはあるが、IRON MAIDEN を聴いている感じではない。 #2、普通の HR/HM としては良質なんだろうけど、うーん・・・、微妙。 #3、後半にスピードアップする IRON MAIDEN 節ではあるんだけど、何コノつまらないメロディは。 #4、つまらな過ぎる、何なんだこれは。 #5、華麗なリフやベンベンいいまくってるベースはいいんだけどねぇ。 #6、唄メロの魅力がなさ過ぎて、裏の演奏すらも良く聞こえない。 #7、いったいどうしたんだ、MEIDEN は・・・。 #8、#7 に同じ。3分とは思えない程長く感じる。 #9、過去最低レベルにつまらない。退屈。 #10、当アルバムの中ではまぁキャッチーな方ではあるんだけど、全然訴えかけてくるもんがないね。 #11、ついに枯渇したんだろうか ? そう思う他ない。 #12、最後の曲にして、やっとまともな IRON MAIDEN が聴ける。
この後、Bruce Dickinson が脱退するが、その気持ちも判らなくはない。Fear of the Dark だけが目的なら BEST 版かな。
評価:23
IRON MAIDEN / Brave New World
Release : 2000
Label : EMI
IRON MAIDEN の 12th アルバム。Bruce Dickinson (V) と Adrian Smith (G) が 復帰。ギターが3人って・・・。
#1、原点復帰というわけではないだろうが、ある意味全盛期を彷彿とさせるメロディ・センスに万歳。 #2、リフをなぞるサビメロはいいものの、それ以外が半ライスみたいな中途半端な出来。 #3、自己満足 & 自慰的な早弾きソロがなければ少しはマシだった・・・。 #4、退屈。 #5、当アルバムの中では結構好きな方なんだけど、明らかに精彩を欠いた誰かさんのギターソロはどうにしてもらいたい。 #6、静の前半、動の後半って感じか。俺は前半のが好き。別の曲にすりゃよかったのに。 #7、煮え切らない。唄メロに対してバッキング・ぎたーが合ってない気がする。 #8、どうしてこうもつまらないのか。 #9、リフだけはいいと思いますです。 #10、長いだけで面白みがない。
無駄に大作指向になってしまったせいか、全体的に散漫になってしまったように思える。ギターが3人もいて、毎回3人ともリードを弾いてるってのも大問題だろう。Adrian Smith 大先生 が戻ったんだし、Janick Gers を・・・
評価:36
IRON MAIDEN / Dance of Death
Release : 2003
Label : EMI
IRON MAIDEN の 13th アルバム。CCCD 仕様 ( 最悪 ) 。
#1、言われてるより悪くない。ちょっと微妙な気もするけどね。 #2、浮遊感のある音を使ったリフ、これに尽きるな。前作ほどソロが壊れてないし。 #3、無駄に長いイントロはどうにかならないのか・・・。リフはいいのにな。 #4、ちょっと、こいつぁ厳しいな (笑) 。 #5、長いしつまらないし・・・。 #6、並以下。そのへんの IRON MAIDEN フォロワーのがいい曲書くんじゃね? #7、動きに動いてるベース以外つまらない。唄メロも、何でこうなるのか・・・。 #8、”Mother Russia” を彷彿させるオーケストレーションが聴けるが、それだけ。長いし退屈。 #9、ミキシング、ミスったのか? ドラムの音が明らかにおかしいぞ。それとも、意図的なものか? 曲は相変わらず面白くない。 #10、過去の不採用レベルのデモを掘り起こしてきたのかと思わせるレベル。音質もおかしい。 #11、アコギとオーケストレーションがアレなバラード。
頭3曲は “ギリギリ” 良いと思えるものの、その後が全然繋がらないという・・・。前作で感じた “煮込みすぎて変な味になったシチュー” みたいな感覚をさらに凝縮させたかのよう。CCCD のせいなのか、ミキシングのミスなのか、音が悪いのもアレだ。アレ。CCCD なんで -10 しましたとさ。
評価:20
IRON MAIDEN / A Matter of Life and Death
Release : 2006
Label : EMI
HR/HM の生きる伝説、IRON MAIDEN の 14th アルバム。
#1、” (_´Д`) アイーン ” メロディアスなサビメロは彼ららしいね。 #2、The Wicker Man を劣化させたようなサビがどうも・・・。 #3、いまいちフックに欠けるメロディが 8分も続くという、そういう曲。 #4、聴きやすいメロディで悪くはないんだが、5分耐えるのが辛い。 #5、もはや自慰的としか思えない。The Longest Day って、そのままの曲だな。 #6、退屈すぎる。アルバムの中では短い方なのに、凄く長く感じる。 #7、The Evil That Men Do を彷彿させるイントロに、多少なり期待してしまったのが間違いでした。退屈。 #8、どのパートも退屈で、9分以上の長さも上乗せさせられて全く耳に残らない。 #9、フックのフの字すらない。必死で良い所を探そうとしても、一秒たりとも見つからない。 #10、前半はオーケストレーションを絡ませながらアコースティックに、後半はハードに、という所謂 MAIDEN 節だが、はっきり言ってつまらな過ぎる。
過去のアルバム制作での採用基準に漏れたアイディアを紡ぎ合わせたようにしか聴こえないのは気のせいなのか、否か。 10曲中6曲が7分以上という大作志向なのもマイナス点。 Bruce Dickinson の衰えを知らぬ歌唱は素晴らしいけどね。
評価:10