GAMMA RAY / Insanity and Genius
Release : 1993
Label : Victor
迷いの感じられた前作から一新、己の原点に返ったかの様な変化を遂げた 3rd アルバム。
#1、前作の滞りを一撃で振り払ってくれる強烈なサビメロが良い。やっぱり Kai はこうでなくちゃね。 #2、メロディアスな唄メロが心地よい。まさにKai節炸裂って感じだね。 #3、JUDAS PRIEST の影響が色濃く見える。サビで、左からかすかに聴こえる Kai のバッキングヴォーカルがいい感じ(笑) #4、古典的な70年代 HR を彷彿させるヘヴィなミドルテンポの曲。 #5、イントロのピロピロ具合が面白い。アグレッシヴなVoラインが良い。 #6、BIRTHCONTROL のカバーでバンド名の由来にもなった曲。キーボードが印象的な佳曲。 #7、新ベーシストの Rubch による曲。キーボードを使ったサビメロもフックがあって非常に良い。 #8、Dirk のペンによるドラマチックなスローテンポの曲。 #9、これも Dirk 作曲。リズミカルなサビメロが面白い。アラビアンなイメージのギターソロも良い。 #10、Ralf の綺麗なファルセットが聴ける。 #11、キャッチーで優しさを感じるメロディの曲。唄メロがいまいち煮え切らない。 #12、Bonus Track。上記同曲のロングバージョン。。 #13、Bonus Track。勿論 JUDAS PRIEST のカバー。 #14、Bonus Track。
Kai 節炸裂の前半に比べ、他のメンバーのペン先が目立つ後半はダレを隠しきれない。Kai のワンマンバンドではないし、Dirk もなかなかの曲を提供してくれるけど今一歩何かが足りないんだよな。ボートラの Exciter はその選曲に万々歳。流石 Ralf だ。
評価:66