ANGRA / Fireworks

ANGRA / Fireworks
Release : 1998
Label : Victor

Andre Matos ( Vo ) の脱退騒動などありながらも METAL の原点に戻ろうと作られた意欲作。3rd アルバム。


#1、1曲目にもってくるにしてはインパクトに欠けるか・・・。後にサビメロを GAMMARAY にパクられてる。中間のオーケストレーションは流石。#2、ジャズっぽい雰囲気を持つ曲。1分半くらいから普通のメタルチューンに。こういう展開は前作の Carolina 4 を彷彿させるな。 #3、ストリングスとハープシコードが絶妙に絡み合うキラーチューン。Carry On とかとは違ってじっくりコトコト煮込んだカレーを味わう様に聴くべき曲。 #4、#3 から繋がっている。疾走してるけど、どうも不完全燃焼ぎみな気がしてならない。 #5、曲名ほど、楽しさみたいなものは感じられない。もしろエデンを追い出されたアダムとイヴを描いている様な雰囲気。 #6、つまらない。2人のギタリストがやりたい放題やってる感じ。 #7、前作の Holy Land のような雰囲気を持つ曲。HR/HM というジャンルから一歩踏み出た曲だな。 #8、リフ主体の JUDAS PRIEST 意識してみました!感がありすぎる曲。たしかに正統派臭はあるが、ANGRA らしさは全く感じられない。 #9、これを聴けば貴方は南国バカンスな気分!?ヤシの実ジュースを飲みながら聴きたい曲 No.1 かも(笑) こういうのも悪くない。てかアルバム中一番気に入った。 #10、#8 同様典型的メタルチューン。やる気マンマンの両ギタリストとは違って、嫌々歌ってる感がある Andre ・・・。だってギターが前に出すぎなんだモノ。 #11、#9 に近い作風。でもこーゆーのはアルバムに2曲もいらない。ボートラだけど・・・。


不完全燃焼。この一言に尽きる。Andre が脱退したがっていたのは有名な話だ。恐らく Kiko , Rafael の向かおうとしていた方向性とは違っていたのだろう。当アルバムはそれが顕著に現れている作品だ。よってメンバーのケミストリーは現れていない。前に出すぎとも取れるギターなどからもそう感じられる。

評価:43


Links of Uranus
Sort
Bands

979 Reviews in Total
Top