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TRICK OR TREAT / Tin Soldiers

TRICK OR TREAT / Tin Soldiers
Release : 2009
Label : Valery

イタリア産のキーパー・メタル・バンド TRICK OR TREAT の 2nd アルバム。M.Kiske, M.Luppi がゲスト参加。


#1:「まみー!るっく!」なインスト。 #2:明るいサビメロが明快に疾走するまさにキーパいメタル。 #3:Luppi、やっぱり上手いね。キーパー色は薄い。 #4:疾走感は #2 以上だが、唄メロが弱いか…。 #5:伝説の人はやはり違うな…。PLACE VENDOME のアルバムに入ってもいいようなミドル・テンポの佳曲。 #6:疾走曲。これまた唄メロが弱い。声が Kiske に似てるだけじゃぁね…。 #7:ポップなメロディと程よい軽快さが美味しい曲。無駄に疾走させないでこういう曲で勝負すればいいのに。 #8:伝説の人再び。全部 Kiske が唄ってればよかったのに…。 #9:曲名から既にしてクサい (笑) Final Destination という曲名に恥じない良い疾走曲だ。 #10:インスト。 #11:”Helloween / Mankind” なノリの曲。変なアウトロ入り。


Vo の高音域が非常に Kiske のソレに似ているので、キーパーい感じはするのだが、いかんせん曲が…演奏力はあるのにね。Kiske がフルで唄ってる #5. Hello Moon は素晴らしい出来なんだけどね。こういうバンドが出てくる度に “キーパー時代の HELLOWEEN はホント、いい曲書いてたんだなぁ” としみじみ思うんだよね。

評価:48

TRICK OR TREAT / Rabbits’ Hill Pt. 1

TRICK OR TREAT / Rabbits' Hill Pt. 1
Release : 2012
Label : Flying Dolphin

イタリアン・キーパー・メタル・バンド、TRICK OR TREAT の 3rd アルバム。


児童文学の物語がコンセプトらしく、馬鹿みたいに疾走したりクサメロの押し売りみたいな曲が減り、かなり真面目にコンセプト・アルバムを作ってきたな、という印象。

キーパいメロディを Andre Matos と唄う #2. Prince with a 1000 Enemies,初期の EDGUY っぽい能天気さを感じる #6. False Paradise,キャッチーな唄メロで疾走させ、Eagle Fly Free みたいなベース→ドラム→ギターの順でソロがあある #8. Rabbits’ Hill 、の3曲は “初期 HELLOWEEN フォロワー” を感じさせるものの、他の曲は取り上げたコンセプトゆえかフォーキーなパートが目立つという結果に。

前作も地味な唄メロの曲はあったけど、スピードに助けられてた。今回はそれがないぶん唄メロの弱さが目立ってしまっているような…。シンガーの Alessandro Conti さんは LUCA TURILLI’S RHAPSODY のメンバーに抜擢された事だし、存分に劇メロを学んでこっちにも生かしてほしいね。

評価:45


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