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GOLDEN RESURRECTION / Glory to My King

GOLDEN RESURRECTION / Glory to My King
Release : 2010
Label : Liljegren Records

Christian Liljegren (Vo/ex-DIVINEFIRE), Tommy Johansson (Gt/REINXEED) 両氏率いる ネオ・クラシカル・メタル・バンド、GOLDEN RESURRECTION の 1st アルバム。


ネオ=クラシカルど真ん中なシュレッド・ギターソロから幕を開け、パワー・メタル・ファンの秘孔を突きまくるクサメロを撒き散らす #1. See My Commands,アップテンポでキャッチーな STRATOVARIUS で言えば Eagleheart 的な #2. Best for Me,シンガロングを誘うサビメロが印象的な3連の #3. Glory to my King,神々しいサビメロが強力な #5. The Final Day,BLACK SABBATH を彷彿させる #6. Proud to Wear the Holy Cross,笑ってしまうくらいネオクラ一直線な #7. Golden Flames,そして “このインストを1曲目にして上手く繋げたら最高だったのに…” な #9. My Creation

日本人の(ネオ・クラシカルな)メロスピ・ファンのみにターゲットを絞ったかのようなアルバム。無機質な音質が気になるが勢いがあるのでそこまでマイナスには感じないかな。王道過ぎて逆につまらないという人も多そうだが、マイアミ在住の本家がアレだからフォロワーはこのくらいやってくれた方が嬉しいね。

個人的にはどうでもいいんだけど、アートワークからバンド名、アルバムタイトルから歌詞まで、何から何までクリスチャン・メタルだね。

評価:88

GOLDEN RESURRECTION / Man With A Mission

GOLDEN RESURRECTION / Man With A Mission
Release : 2011
Label : Liljegren Records

Christian LiljegrenTommy Reinxeed 両氏率いる ネオ・クラシカル・クリスチャン・メタル・バンド、GOLDEN RESURRECTION の 2nd アルバム。


大仰なインスト #1. The Light Overture,期待感を誘うイントロから失速し、緩急の変化が激しい QUEEN ( というより Robby Valentine ) みたいな展開の #2. Man With A MissionABBA 臭全開の #4. Golden Times,イントロで盛り上げた後、なぜ失速させ、段々と順を追って盛り上げていく #5. Finally FreeSCORPIONS / Still Loving You みたいなバラードかと思わせて、ネオクラやったり ABBA っぽかったりする #6. Generation of the Brave,LA METAL っぽくもギターソロではきちんとネオ=クラシカルする #9. Are You Ready for the Power,アルバム中最もストレートなネオ=クラシカル・メタル #10. Flaming Youth と、前作同様のド・ネオ=クラシカル・メタル。

ただ、妙に凝った曲調で「もっとシンプルに疾走した方がいいのに」と思う事もしばしば。ABBA っぽい曲があったり曲間にそれっぽいパートが垣間見れるのは REIN XEEDSwedish Hits Goes Metal を作った影響か…。それと Tommy が Vo を取る場面も多く、暑苦しい Christian だけだと感じられなかった “北欧” の風が感じられるようになった。

それと、どうも気になるのが音質。前作と比べて、まるで REIN XEED のアルバムみたいに軽くなってる。これは Tommy が曲作り以外でも実権を握ったという事なのか、それとも予算的な問題なのか…。

しかし相変わらずリリースのスパン短いなぁ。

評価:71

GOLDEN RESURRECTION / One Voice for the Kingdom

GOLDEN RESURRECTION / One Voice for the Kingdom
Release : 2013
Label : Liljegren

ネオ・クラシカル・メタル・バンド、GOLDEN RESURRECTION の 3rd アルバム。


HELLOWEEN 直系リフの王道パワーメタルな中でネオ=クラシカルなソロが光る #1. The Temple Will Remain,ギターソロに劇的に組み込んだトルコ行進曲が見事な #2. Spirit War,ギャロップ・ビートと 80’s なシンセ・アレンジが印象的な #3. One Voice for the Kingdom,クサメタリックに疾走し、ヴィヴァルディの四季から [夏-2楽章] を引用した劇的なソロを聴かせる #5. Golden Resurrection,唄メロは平凡ながら劇的なギターソロは素晴らしい #6. Can’t Slow Down,ネオクラ全開のインロとハモンドとの掛け合いソロが楽しい #9. Born for the StrangersGary MooreJon Lord に捧げられたインスト。

前作が 1st と比べるとややスピードを抑えたアルバムだった反動なのか、今作はネオ=クラシカルに疾走する割合が増え、さらに劇的に進化。ネオ=クラシカル・メタルが好きな人には堪らないアルバムなんじゃないだろうか…。本家の王者はあんな状態だし、数多のフォロワーも消えてしまった以上、ある意味で彼らが最後の砦のような気もするので、是非ともこの調子で頑張ってほしいね。

前作から続くテンプル騎士団的なアートワークは CHILDREN OF BODOM の死神みたいにシリーズ化?

評価:88


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