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ANDRE MATOS / Time to be Free

ANDRE MATOS / Time to be Free
Release : 2007
Label : Marquee

Symphonic Metal の創始者であり、ブラジルを代表するマエストロ ANDRE MATOS の 1st アルバム。


#1、インスト。バッハ風。 #2、#1 からの繋がりがすでに素晴らしい。唄メロ、若干プログレッシヴな展開、ソロと一切の隙なし。完璧だね。 #3、非常にキャッチーな唄メロを持つ佳曲。 #4、哀愁のあるクリーミーなサビメロが美味し過ぎる。 #5、キャッチーでアップテンポな HR のお手本のような曲。まさか Andre がこういう曲で来るとは・・・。 #6ANGRA / Holy Land に収録されていてもいいような印象の曲。 #7SENTENCED 風の雰囲気があるパワーバラード。 #8、プログレッシヴな展開が美味しい曲。 #9、微妙な唄メロだが、それを補うアレンジが素晴らしい。 #10VIPER 時代の名曲 Moonlight の新バージョン。ただのバラードだった原曲より曲の幅が広がってるのがいいね。 #11、ハモンドオルガンのソロで悶絶。ストリングスのアレンジも素晴らしい。しつこいエンディングも個人的には大好き。アルバム本編を飾るに相応しい曲だね。 #12JOURNEY のカバー。ベッタベタな選曲だが、以外にハマってるのでアリ。


捨て曲なしの名盤。Andre Matos の Singer としての集大成のように感じられる。多少難解な唄メロもただの唄メロではなく Classic のリード楽器のように必要不可欠なメロディに思える。ここまで完成度の高い Symphonic Metal を聴いたのは久しぶりだ。・・・とはいえ、初見ではイマイチな印象もあったので、スルメ効果のあるアルバムでもあるんじゃないかと。
評価は、よく考えたがこれ以上は下げられん。

評価:98

ANDRE MATOS / Mentalize

ANDRE MATOS / Mentalize
Release : 2009
Label : Avalon

シンフォニック・メタル・マエストロ、ANDRE “まとやん” MATOS の 2nd アルバム。


#1:キャッチーな Matos らしい唄メロが印象的な曲。 #2:メジャーキーの爽やかなメロハー風味の曲。曲構成も見事。 #3:ドゥーミーに始まるギターソロは鳥肌モノ。SHAMAN 風味。 #4EDGUY タイプの疾走曲。声が似てるってのもあるね。 #5:まとやん節パワーバラード。感動的。 #6:突発力のある唄メロで一気に駆け抜ける疾走曲。 #7:ギャロップ・ビートが微笑ましい。 #8:静と動のコントラストが程よいプログレ感を出してる。唄メロを追うギターも美味。 #9:Carry On っぽい。これは意図的だろうな (笑) #10EDGUY タイプの疾走曲、その弐。 #11:まとやんの歌唱が堪能できるバラード。 #12:アルバムを締めくくる疾走曲。パワーストリームって…。 #13:これがボートラって、まとやん どうかしてんじゃないの? #14QUEEN のカバー。個人的にも大好きな曲だ。原曲に忠実でよく出来てると思う。


まとやん に死角なし。完璧なアルバムだ。一撃必殺の曲はないものの、どの曲も綿密に練りこまれていて、聴くたびに新たな発見が出来る芸術的な側面もある。ただ、シンガーのソロ名義なこともあってか、Andre “Zaza” HernandesMariutti 兄弟Eloy 君は (絶妙なフィルイン、小技で何気に自己主張してるが) 完全に裏方。それを踏まえてもなお曲の魅力を損なわないのはやはり天才 Andre Matos のなせる業なんだろうね。歌詞も深くて聴きごたえがあるよ。

評価:97

ANDRE MATOS / The Turn of the Lights

ANDRE MATOS / The Turn of the Lights
Release : 2012
Label : Marquee/Avalon

Andre Matos の 3rd アルバム。通常盤を購入し、ボートラは itunes で入手。


SYNFONIA でシンプルなメロディック・パワー・メタルをやった反動か、パワー・メタルではあるがどこか落ち着いた雰囲気のある作風となっている。勿論どの曲も優れたメロディだと思うし、プログレッシヴ寄りの展開が多いのも悪くはない。シンフォニックで静と動の展開美が秀逸な #2. Course of Life,1st に収録されても違和感のなさそうな彼らしい #3. The Turn of the Lights,7色の展開を聴かせる #10. Light-Years,ピアノとオーケストレーションでシンプルに歌われる #4. Gaza#11. Sometimes などはアルバムのハイライトとして申し分ない。

ただ、残念ながらどの曲も決め手に欠け、メロディック・パワー・メタルの醍醐味が感じられるのはボーナストラックの #12. Wings of Reality (ANGRA Cover) だけ。この手のジャンルのお約束的なキメをあえて外してるんじゃないかと思えるほど。まぁ、それを分かっての Wings of RealityAt Least a Chance なのかもしれないけど…。

ちなみに、Spacial Edition のボートラ4曲はハードコアなマトス・ファン以外にはアルバムの煮え切らなさを加速させるだけなような気がする。まぁ、もし来日するようなことがあれば「氷雨」は1コーラスくらい聴きいてみたい(笑)

評価:68


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