- 1995.06.21 : AMORPHIS / Tales from the Thousand Lakes
- 2011.05.30 : AMORPHIS / The Beginning of Times
- 2013.04.30 : AMORPHIS / Circle
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AMORPHIS / Tales from the Thousand Lakes
Release : 1995
Label : Victor
フィンランド産デス・メタルバンド AMORPHIS の 2nd アルバム。
#1、ピアノによるインスト。ダークな雰囲気ながら期待感が感じられる。神聖なほこら、みたいなイメージ。 #2、3分の1がインストパートで多少退屈さが感じられる。サビメロで入るクリーントーンがB級っぽく聴こえてしかたない。 #3、イントロが長い…。曲中、リフの占める割合が多すぎ。退屈極まりない。 #4、中盤以降のスピードアップが吉と出るか凶と出るかなんて判らん。 #5、リフのネタが切れてきた? #6、おっ。何かを振り切ったかようなキャッチーなリフだ。あ・・・最初だけでした。 #7、後半にゲームサントラ的なメロディがあるが、好印象なのはココだけ。 #8、退屈。 #9、爽やか系キーボードが印象的。 #10、哀愁を醸し出すイントロ、それ続く他となんら変わりないメロディ群が…。中盤に多少好印象なメロディがあるがアルバム全体的に見ると気休めにもならない。
イントロ、リフにおいては良いと思えるメロディもあるのだが、それが延々と繰り返されるだけの曲が大半を占めている。他バンドとの違いとも言うべきゴシックメタル風アプローチもクリーントーンの Vo のおかげかB級的にしか聴こえてこない。Vo は無視してインストアルバムとして聴くのが正しい聴き方のハズはありえないだろうが、そうせざるを得ない状況にまで追い込んでくれる貴重なアルバム。
評価:27
AMORPHIS / The Beginning of Times
Release : 2011
Label : Nuclear Blast
フィンランド産メランコリック・メタル・バンド、AMORPHIS の 10th アルバム。
前作同様にフィンランドの抒情詩カレワラがコンセプト。順当に “続編” 的な音でアルバム構成も似たような印象。まぁ、マンネリもここまでくれば究極の個性ということで、前作にも匹敵するいいアルバムだ。
女性シンガーを起用したイントロから哀愁と慟哭を振りまく #2. Mermaid と哀愁・疾走がスピード・メタル・ファンの心を掴んで離さない #5. Song of the Sage は本当に素晴らしい出来。勿論他の曲もいいんだけど、この2曲以外は (過去のアルバムと比べると) どうしても曲に小粒感が漂ってるってのも事実。
水準は保ってるし、安定感があるという意味では素晴らしいんだけどね。もう一つ違うスパイスがあればな…。
評価:84
AMORPHIS / Circle
Release : 2013
Label : Nuclear Blast
叙情詩カレワラから離れた AMORPHIS の 11th アルバム。
エスニックなリフと牧歌的なメロディが彼ららしい #1. Shade of Gray,テンポを落としたヴァイキング・メタルみたいな #2. Mission,怒涛の如く哀愁を振りまく #3. The Wanderer,メロウな3連の #4. Narrowpath,哀愁力の高いバッキングにキャッチーな唄メロが乗る #7. Into the Abyss,牧歌的メロディのインスト・パートが堪らない #9. A New Day 。
ボートラの Dead Man’s Dream は本編にはない疾走感とデス・メタリックな曲調が素晴らしいそうなんで、そっちがどうしても聴きたい方は限定盤 or 国内盤を。
今回、彼らの音楽性の要でもあった『カレワラ』から離れたわけだが、その点においての不安要素は全くない。サウンド的にはよりメロウに、より抒情的に、よりメロディックになっている。だが、その分テンポは減衰しパワーも落ちたようにも思える。ギターが前に出てきて、他の楽器隊が後ろに引っ込み気味なのもそう感じる要因の一つかも。
評価:63