STRATOVARIUS / Elysium
Release : 2011
Label : Victor
STRATOVARIUS の 13th アルバム。
前作の Deep Unknown にも通ずるプログレッシヴな雰囲気を醸し出す #1. Dark Hours,壮大なイントロと Kotipelto の熱唱が聴ける #3. Infernal Maze,Jens 作曲の “アルバム中最も北欧らしさのある” #7. Move the Mountain,ネオ=クラシカルな疾走曲 #9. Event Horizon,そして、18分の大曲 #10. Elysium …。
加入2作目にしてバンドの音楽面における最重要ポストに就任した Matias Kupiainen は前任の Timo Tolkki とは違ったモダンでプログレッシヴなフレーヴァーや拘り抜いたであろう構築美あふれるフレーズを聴かせてくれてはいるものの、はたしてそれらの要素は唄メロを犠牲にしてでも必要だったのだろうか?
これほど唄メロにパワーのない曲ばかりでは、そう言わざるを得ない。ライヴでこのアルバムの曲を演っても ( 腕組み + 棒立ちの ) 休憩時間になること間違いなし。
やはり、STRATOVARIUS は Timo Tolkki のメロディ・センスあっての STRATOVARIUS だったのだと思い知らされたね。…とは言っても、明らかに枯渇してた Elements Pt.2 の頃よりはマシなのかもしれないが…。
評価:57