GAMMA RAY / Land of the Free
Release : 1995
Label : Victor
前作まで、脅威の実力で唄ってくれた Ralf Scheepers が脱退。Kai Hansen が再びマイクを持った 4th アルバム。ゲストには Michael Kiske と Hansi Kursch 。
#1、これぞ Kai 節。Kai の Vo も以前よりは格段に聴きやすい。 #2、極上のメロディック・スピード・メタル。もう、Kai は天才かと。 #3、#2 から繋がる。まぁ#2の続きみたいなもんだね。50秒くらいで短いけど中身は良い。 #4、ミドルテンポのメロディック・メタル。#2 にも引けを取らない佳曲だね。 #5、#4のメロディを使ったオーケストラのインスト。 #6、ここでも Kai 節。他に比べてもメロディの弱さは感じない。終わり方が好きじゃないが、なかなかの佳曲だ。 #7、Dirkのペンによるバラード。間奏の後にちょい役で出てくる Hansi がピンポイントで好きだわ。 #8、漢コーラスと明るいリフが楽しい佳曲。Rubach、良い曲書くじゃない。 #9、Michel Kiske がバッキクングヴォーカルをとるタイトルトラック。 #10、#9 から繋がるインスト。 #11、#10 から繋がる。裏のストリングスアレンジがなかなか効果的で良い。唄メロもメロディアスで良い。 #12、Kiske がメイン Vo を勤めるハードロック色が強い曲。バッキングヴォーカルも Kiske。 #13、良い曲だけど、最後を飾るにはちょい力不足、もしくは中途半端なのではないか、とも思う。
Kai の Vo は人を選ぶ気もするが、それを克服できれば、HELLOWEEN / Keeper Of The Seven Keys 並みの名盤となるだろう。Keeper 1,2 よりもコンセプト性に富んでいる点も非常に評価できる。1st から続いた音楽性の爛漫も本作ではまとまりを見せ始めている。しかし、心配なのはこれだけの名盤を作り上げてしまったその後だ。まぁ心配ないんだけど・・・。
評価:89