DREAMTIDE / Dreams For The Daring

DREAMTIDE / Dreams For The Daring
Release : Marquee
Label : 2003

ドイツ、メロハーの立役者にして Uli Jon Roth の愛弟子、Helge Engelke 率いる DREAMTIDE の 2nd アルバム。


#1、面白い音使いなイントロ、でメロディは Helge 節。ただちょっと前作よりもキャッチーさが減衰してるかな・・・。音もMETALでヘヴィでソリッド感が強い。 #2、前作と比べて、Voの高音がしっかりしてきてる。音はやっぱり硬いな。メロディは期待通りでいい。 #3、アプローチは今までの曲と同じなものの音は確実にメタルに近づいてきている。 #4、アコースティックなミディアムテンポの佳曲。唄メロは演歌を彷彿させるなど、日本人の琴線に触れる。 #5、リフはセルフカバー的な臭いがしないでもないが、気にならないので許容範囲。 #6、古典的なリフが好印象。唄メロの使いまわしが目立つがいい曲なんで良し。 #7、いつものクワイアと、ストリングスソロが相まって曲全体の民族調を引き立てている。 #8、東洋メロディ。キーボードアレンジが上手いなぁ。異様に動き回る Ole Hempelmann(B) もいい仕事してる。 #9、メロディは弱いものの、なかなか聴き応えのある曲。左右に振られるVoと中心で何気なく泣きメロを披露するのがオシャレ。 #10、正統派メタル的な曲だな。なかなか面白い曲を作ってくるな。1回目のソロなんか凄く古典的でいいよ。 #11、Bonus Track. 駆け上がるストリングスが綺麗。 #12、このままトランスのリズムが始まるのかと誤解してしまいそうなイントロ。 #13、ブレイク裏でのギターがステキ過ぎ。


全体的に泣きのギターを押さえている。その効果は絶大で、得意の泣きパートが来た瞬間の高揚感といったら・・・。そしてなんといっても Vo の進化だろう。前作では高音部に若干の不満が残ってしまうという結果だったが、それを完璧に改善。高音の通りが良くなって魅力のある中音域が引き立つ結果となっている。

評価:79


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