AVANTASIA / Angel of Babylon
Release : 2010
Label : Marquee
Tobias Sammet 率いるオールスター・メタル・プロジェクト AVANTASIA の 5th アルバム。
大曲。歌鬼 Jorn Lande の熱唱から一気に疾走し始めるという劇的な展開と Michael Kiske の素晴らしい歌唱が 9:30 の長さを全く感じさせないという、アルバムの1曲目にしてキラーチューンでもある #1. Stargazers,Jorn Lande の絶唱と “生ける伝説” Jens Johansson の素晴らしいソロが聴ける #2. Angels of Babylon,Jon Oliva という人選が見事過ぎな #4. Death is Just a Feeling,Sasha Paeth 作のゴシック・メタル調の #8. Symphony of Life,ライナーノーツの Tobi の解説通り、どう考えても VAN HALEN な #9. Alone I Remember,Kiske のパートを Tobias が唄った #10. Promised Land,そして、このトリロジー最後の曲 #11. Journey to Arcadia で幕を閉じる。
The Wicked Symphony がゲストの歌唱に焦点を絞ったアルバムなら、こちらは「完結編」と言ったところか。 全体的にもエンディングへ向かっていく印象もあって落ち着いて聴ける。
ただ、どうも気になるのが焼き直し風の曲が多い事なんだよね。それを Tobias 節と言うのなら、まぁそうなんだろうけど…。正直これなら大量に生産してしまった曲を選りすぐって1枚のアルバムにした方が良かったようにも思える。完成した曲を残しておきたくない気持ちも判るけどね。
願わくば、次の EDGUY のアルバムが AVANTASIA 化してない事を祈るよ。
評価:76