- 2008.02.22 : WORK OF ART / Art Work
- 2011.08.29 : WORK OF ART / In Progress
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WORK OF ART / Art Work
Release : 2008
Label : Frontiers
スウェーデン産ハードポップ・バンド WORK OF ART の 1st アルバム。
音は TOTO に北欧らしい清涼感とハードロックなタッチを加えた感じで、AOR の極みと称させるのもわかる素晴らしい出来。捨て曲らしい曲もなく、半分以上の曲がシングルカット出来るんじゃないかと思えるほど。Vo の Lars Säfsund は Michele Luppi (ex-VISION DIVINE) と Fergie Frederiksen (ex-TOTO) を足して2で割ったような、まさにこのテの AOR にはうってつけの声。
他の AOR バンドと違うのは曲が明るい所とアレンジがポップなところだ (その辺も TOTO 譲りという事か・・・) 。これが哀愁をまき散らすタイプとは違ってすがすがしい清涼感を感じさせてくれる。目新しさは全くないけど、HR/HM を普段聴かない人にも自信を持って進められる素晴らしいメロディック・ロック・アルバムだね。
評価:89
WORK OF ART / In Progress
Release : 2011
Label : Frontiers
スウェーデン産メロディック・ロック・バンド WORK OF ART の 2nd アルバム。
Frontiers Records の他プロジェクトの経験がそうさせたのか、前作ほど TOTO っぽくなく、北欧らしい透明感とメロディアスな唄メロはそのままに、ハードロックさの強調されたロックらしい印象が強くなった。(それでもまだキーボード・サウンドの方が主体に聞えるけど・・・)
前作も素晴らしい内容だったが、アルバム全体の出来としてはこちらが上かな。ギターがハードな音になった事によって、前作が “軽過ぎた” と思う(俺みたいな)人には嬉しい進化の仕方だと思うし、殆どの曲がシングル・カット出来そうなくらい高品質なのも変わりないからね。
個人的に残念なのは、同じ年に LIONVILLE / st (2011) のリリースがあった事か。って Lars さん ENBOUND / And She Say Gold (2011) でも唄ってるんだな。
しかし、他のプロジェクトでも名盤クラスのアルバム作ってメイン・バンドでも傑作って・・・ネタ切れにならない事を切に願うよ。
評価:92