- 2011.02.23 : TURISAS / Stand Up and Fight
- 2013.08.29 : TURISAS / Turisas2013
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TURISAS / Stand Up and Fight
Release : 2011
Label : Victor
フィンランド産バトル・メタラー TURISAS の 3rd アルバム。
大仰なオーケストレーションと Mathias Nygård (Vo) のクリーントーン歌唱の影響か、妙にまったりした戦場に…。剣と楯を装備していざバトル!という泥臭い感じは皆無。むしろ高台から戦線を眺め、戦士たちを鼓舞する指揮官目線な感じ。もしくは、大軍 vs 大軍の様子をおおざっぱにスローモーションで片付ける、よくあるファンタジー映画の BGM 的な感じか。
そんな緊迫感のない中、唯一凄まじいテンションと劇メロを誇っているのが #8. End of an Empire だ。ギャロップ・ビートにド派手でクサメロ全開のクワイヤってだけでも反則スレスレなんだけど、サビの尋常じゃない高揚感には中毒性すら覚える。
そして #9. The Bosphorus Freezes Over は完全に MANOWAR / Gods of War の世界観。
個人的にはどうでもいいんだけど、ヴァイオリンとアコーディオン、鳴ってるのかもしれないけど殆どが分厚いオーケストレーションにかき消されてないか? まぁ、ギターソロもだけど。
評価:72
TURISAS / Turisas2013
Release : 2013
Label : Century Media
フィンランド産バトル・メタラー TURISAS の 4th アルバム。
シンプルだがクサいメロディを着実に聴かせる #2. Ten More Miles,ゲームのバトル・テーマみたいな #3. Piece by Piece,ENSIFERUM みたいな牧歌的メロディが印象的な #4. Into the Free,芝居がかってて、もはやミュージカルな #9. We Ride Together 。
前作がコッテリ味噌ラーメンだとしたら、今作はさっぱり薄味塩ラーメン。メロディのクサさは相変わらずだし、若干パンクっぽいノリもそのままなんだけど、とにかく薄い。音もアレンジもシンプル過ぎて、凄く物足りない。ライブで再現するならこのくらいのシンプルさがいいんだろうけどね。
評価:52