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PORCUPINE TREE / Deadwing

PORCUPINE TREE / Deadwing
Release : 2006
Label : WHD

英国の Steve Wilson 率いるサイケデリック・ロック・バンド PORCUPINE TREE の 8th アルバム。ゲストに Mikael Åkerfeldt ( OPETH )


#1、サイケな装飾に彩られた音の中で、ヘヴィな部分とアコースティックな部分が絶妙に融合。浮遊感のあるロパートはやば過ぎる。 #2、音の切り替えが上手すぎるな。てか、エンディング・リフがカッコ良過ぎ。 #3、ほわんほわんしたバラード。 #4、サイケデリック・ポップ。結構キャッチー。 #5、12分の大曲。インストパートが多いものの、まったく飽きさせない展開美は凄い。 #6、メロウな前半とヘヴィな後半に分かれた曲。 #7、モダンサイケ。最後アコースティックに終わるのがいいね。 #8、変拍子、鬱メロな曲。最初のベースで逝きそうになりました (笑) #9、心地よい浮遊感に覆われた曲。口から魂が出てきそうなんですけど・・・。 #10、シークレット・トラック。哀愁ギターメロが堪らん。


PINK FLOYD + OPETH 。鬱メロと ( 今にも魂を抜き取りそうな ) 浮遊感がアルバム全体を支配する中、時折 Heavy Metalic なギターが登場する度に顔が歪んでしまいます。落ち込んでる時に聴きたい CD TOP10 に入るなコレ。

評価:76

PORCUPINE TREE / The Incident

PORCUPINE TREE / The Incident
Release : 2009
Label : Roadrunner

Steve Wilson 率いるプログレ・サイケ・ハードロック・バンド PORCUPINE TREE の 10th アルバム。


プログレシヴメタル、プログレッシヴロックの名盤と言えば PINK FLOYD / The Darkside of the MoonKING CRIMSON / In the Court of the Crimson KingDREAM THEATER / Metropolis Pt.2 などが挙げられるが、そこにもう一つこのアルバムを加えたいほどの素晴らしいアルバムだ。
OPETH / Damnation を彷彿させるメロウでダークな曲から爽やか系 HR までカバーし、PINK FLOYD クラスの浮遊感とサイケな雰囲気を持ち合わせ、David Gilmour のようなギターまで聴かせてくれる。素晴らしすぎて文句の付けようがないね。中でも圧巻なのは11分の大曲 #9. Time File だ。PINK FLOYD / The Darkside of the Moon を初めて聴いたときと同じようなトリップ感すら感じさせてくれるこの “70’s プログレな” 音世界はもはや彼らにしか出せない芸当だろう。


前作はやや薄味だったし、前々作はメタル過ぎた。ここにきて “本来の意味でのプログレッシヴ・ロック” に近づいた感があるな。

評価:99


Links of Uranus
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